オーストラリア政府が「中国旅行で捕まるリスク」を指摘したことを受け、現地の中国大使館の報道官は8日、公式サイト上で「滑稽だ」との態度を表明した。米華字メディア・多維新聞が9日付で伝えた。
記事は、「オーストラリアが頻繁に中国脅威論をあおり立てて来たことで両国関係は落ち込んだ」とした上で、豪政府が7日、中国への渡航に関する警告を更新したと説明。「中国に行けば、思いのままに拘禁されるリスクに直面する可能性がある」という内容だと報じた。
これに対し、中国大使館の報道官は「滑稽で、完全な虚偽情報だ」と一蹴。全ての在中外国人について「法規を守りさえすれば心配する必要は皆無」とした上で、「当然のことながら、薬物の取引やスパイなどの違法活動を行った者は他の国と同様、法に基づく処分を受ける」と表明した。
記事は、覚せい剤を密輸したオーストラリア人の被告に中国の裁判所が死刑判決を出したことに言及。「オーストラリアの中国に対する諜報行為も明るみに出た」とした。また、中国紙・環球時報が先月29日、「オーストラリアの情報安全部門は主に中国本土と香港に派遣した諜報員を通して情報収集を行っている」などと報じたことを伝えた。(翻訳・編集/野谷)
(出典 news.nicovideo.jp)
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