令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    カテゴリ:国内 > 宗教



    その団体は、細かくチェックをしているのかな?

    「父親は『結婚したら入信する』と口約束して…」漫画家・菊池真理子が語る“宗教に救われなかった母”のおもかげ から続く

     自分自身の体験をベースに、毒親や依存症など、さまざまな家庭の問題をマンガで発信してきた菊池真理子さん。

     最新刊である『「神様」のいる家で育ちました~ 宗教2世な私たち~』はもともと、集英社Webメディア「よみタイ」で連載していた作品です。なぜ、突然の公開終了に追い込まれたのでしょうか。「宗教2世」の苦しみについてもお話しいただきました。(全2回の2回目/最初から読む

    ◆◆◆

    ──『「神様」のいる家で育ちました』では、菊池さんをふくむ7人の「宗教2世」のエピソードが描かれています。宗教2世の苦しみの元凶はどこにあるとお考えですか?

    菊池真理子さん(以下、菊池) 何が苦しいかは個人によって違うので、一概には言えません。でも、全般的に言えるのは、自分で選んだわけではないのに一般の常識が通用しない生き方を強いられること。そして、親から条件付きの愛しかもらえないことだと思います。

     本作の取材でお会いした人たちのなかには、家族や地域も捨てないと宗教から離れられない苦しさを抱えた方や、社会に出た時に誰からも理解されずに苦しむ方がいました。それぞれ苦しみは違いますが、「助けて」と言えないことが、苦しみを増している大きな要因のひとつだと感じます。

    信仰の強要が子どもに与える影響

    ──宗教2世子どものなかには、親から愛されたくて宗教活動を行い、親を悲しませたくなくて脱会できない子も多くいるという話も聞きます。

    菊池 宗教を信じる、信じないは個人の自由ですが、信仰を強要したり、信仰しない人を悪し様に言ったりする環境のなかで育つことは、子どもにとってどうなんだろうとは考えます。

     子ども時代に最善の利益が配慮されない状況で育っているのに、それをおかしいと思わず大人になってしまうことで、心身のバランスを崩してしまう人もいますから……。

    ──安倍元首相の銃撃事件によって、「宗教2世」が急に注目されるようになりました。

    菊池 こんな形で注目されることを願った宗教2世はいないと思います。もっと早くからその苦しみが少しでも知られていれば、あのような事件は起きずにすんだのかもしれません。

     だからせめて私たちはこれからも声をあげ続け、そしてその声が少しでも広がっていくよう、活動していけたらいいなと思っています。

    ある宗教団体からクレームが…連載終了の真相

    ──本作は2021年9月に集英社Webメディア「よみタイ」で連載が始まりましたが、2022年2月10日に第5話が突然公開終了となり、そこから全作公開終了となりました。あらためてどういう経緯だったのか、教えていただけますか?

    菊池 連載中に、ある宗教団体から「事実と違う」とクレームが入ったんです。担当さんとは、連載前から「どこかから何か言われるだろう」くらいの覚悟はしていたのですが、いざ抗議が来ると担当さんレベルの話では収まらなくなり、出版社から、抗議された部分だけでなく、すべてにわたって表現を見直すように求められました。

     でも、言われる通りにあそこも、ここも、と直していくと、「宗教2世が苦しんでいることを伝えたい」という当初の目的からは大きくずれてしまいます。なので、私からお願いして、連載を終了させていただきました

    ──横槍を入れられたようで、悔しく感じませんでしたか?

    菊池 悔しいというよりは、「やっぱりこうなるのか」「またダメなのか」という落胆のほうが大きかったですね。

     もし、この作品が私一人だけの体験であれば、また違った対応ができたかもしれません。でも『「神様」のいる家で育ちました』で取材させていただいた方々が伝えたいと願っているのは、毒親の話でも、差別された話でもありません。できるだけ聞いたことを正しく伝えなければ、この連載の意義も半減してしまいます。

     ですから、文藝春秋さんから「個人が本当に苦しんだことをなかったことにしてはいけません。うちで描きませんか?」とお声をかけていただいた時は、本当にうれしかったですね。まさに「捨てる神あれば拾う神あり」だなと思いました。

    「ほかの宗教2世」を取材した理由

    ──ご自身の体験のみならず、ほかの宗教2世の方々の話も聞いてオムニバスストーリーにしたのはなぜでしょうか。

    菊池 私と同じように「ほかの宗教2世ってどうなんだろう」と気になっている人がいるのではないかと思って。

     友人にその話をしたら、たまたま別の宗教2世の方がいて、お会いして話をすることになり、そこからまた別の知り合いからもご紹介いただき……と、つながりが増えていったんです。人によって苦しみ方も悩み方も違うけれど、それを誰にも打ち明けられず苦しんでいる人が、実はたくさんいるんだと気がつきました。

     そこで、宗教2世の問題を知ってもらうためのトークイベントを開催していたところで集英社さんから連載のお話をいただき、ウェブ連載がスタートしました。そして公開終了を経て、文藝春秋さんで書籍化、と進んでいます。

    ──ほかの宗教2世の方々の話を聞いてどのように感じましたか?

    菊池 まずは率直に、自分が選んだわけではない世界で生きることを強いられて、これまで苦しい思いをして生きてきた人がこんなにいるんだということに驚きました。

     ただ、宗教によっても、個人によってもまったく違った体験をみなさんされてきているので、どの宗教が特別つらいとか悪いとかではないんですよね。ここだけは間違えないように描こうと意識しました。

    「もちろん『宗教=悪』ではありませんが…」

    ──書籍化の反響はいかがですか?

    菊池 ウェブで連載していた時は、宗教2世の方が多く読んでくださっていた印象だったのですが、今回書籍化されたことで、それ以外の方にも広く興味を持っていただけているように感じます。

     出版イベントなどもさせてもらったのですが、アンケートTwitterのリプライなどをみても、一般の方が多いように感じますね。

    ──宗教2世をとりまく問題を広く知ってもらうことで、どのような期待をされていますか?

    菊池 もちろん「宗教=悪」ではありませんが、自分で自分の意志を選べない、切り開けないことに苦しみを抱えている宗教2世と言う存在がいることを知ってもらいたいです。

     ムーブメントが起こせるとは思いません。でも、もし「苦しいのに苦しいと言えない」と思っている宗教2世がいたら、「苦しいって言っていいんだよ」と教えてあげたいですし、そう言っている人たちが大勢いることも知ってほしいですね。

     あと欲を言えば、ちょっとだけ社会も変わればいいなと思います。

    宗教2世が差別されない社会へ

    ──宗教2世が差別されない社会の構築も必要ですね。

    菊池 そう思います。「宗教をやらない」という選択肢すら与えられなかった宗教2世が、自分の意志で生き直そうと決めた時に、みんなが普通に受け入れてくれる社会であってほしいと思います。私もそうでしたが、子どもはいいも悪いもなく、親が決めたから入信するというケースがほとんどなんですよ。

     少しずつ、でも息長く私たちも発信していくことで、1ミリずつでも何かが変わっていったらいいなと思います。

    15歳少年が「宗教をやめる」と告げると…壮絶すぎる“母との関係”「神の求めに到達できなくてウツじゃねーか」 へ続く

    (相澤 洋美)

    菊池真理子さん ©文藝春秋


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【宗教2世】「ある宗教団体からクレームが…」漫画家・菊池真理子が明かす「宗教2世」連載が公開終了に追い込まれた“真相”】の続きを読む


    自民党の右派は聞いて、どう思うのかな?

    1 みの ★ :2022/07/31(日) 18:37:48.56ID:rZPGzTqT9
     全国霊感商法対策弁護士連絡会は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合/註)による霊感商法の被害者救済と被害根絶を目指している。結成は1987年と古く、安倍晋三元首相(享年67)が射*れた事件の影響で、再び大きな注目を集めている。(註:以下、「統一教会」と表記)。

     7月11日、統一協会の田中富広会長が会見を開いた。ところが、その内容が「あまりにも事実と反する」として、連絡会も翌12日に会見を開いた。

     テレビや新聞の報道で目にした方も多いだろう。会見には“二世信者”も出席し、苦難に満ちた半生を振り返った。担当記者が言う。

    「この二世信者は女性で、衝立で顔などを隠し、プライバシーを保護して出席しました。女性は信者だった母親から信仰を強要され、“親孝行のため”に受け入れたそうです。そして1995年、21歳の時に合同結婚式に参加し、韓国人男性と結婚させられます」

     ニュースサイト「TBS NEWS DIG」は19日、「【記者会見の全容】『全国霊感商法対策弁護士連絡会』の会見 『夫からの暴力』『自己破産』旧統一教会の二世信者も出席し“苦悩”語る」の記事を配信した。

     女性は統一教会から、どんな国籍の男性であっても、どんなに相手の学歴が低くても、そして、たとえ経済的に難しい事情を持っていたとしても、《全てを神に預けて断っては決していけません》と事前に誓わされたという。

     結婚を強制された男性は韓国人。女性よりも2歳年下で、相手は当時19歳だった。

    …続きはソースで。
    https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07311129/
    2022年7月31日

    前スレ:https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1659255285/
    ★1が立った日時:2022/07/31(日) 16:14:41.03

    【【新潮】統一教会「慰安婦の過去があるから、どんな韓国人と結婚させられても、日本人女性は感謝せよ」】の続きを読む


    かなり入り込んでいる。力がもの凄く強すぎる。

    1 Stargazer ★ :2022/07/30(土) 22:57:12.24ID:CEBROR5j9
    アメリカ統一教会の元幹部が報道特集の取材に応じ、教団が政界に近づいた理由、そして政治家に多額の報酬を出していた実態などを証言した。

    ■『私は文(鮮明)氏の犬だ』

    日本での献金はアメリカでの信者獲得にも使われたという。

    1960年代から70年代にかけてアメリカ統一教会の政治部門の幹部だったアレン・ウッド氏。報道特集の取材に応じ、教団の実態を証言した。

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「文鮮明氏らは権力者たちを支配しようとしていました。信者に“組織が世界を牛耳っている”と信じ込ませるためです。そのために権力者たちのビデオを作成し、若者に見せるのです」

    ウッド氏自身、脱会するまではこうした講演を通して洗脳されていったという。

    1970年に日本武道館でおこなわれた統一教会と関連する政治団体「国際勝共連合」のイベント。ここでウッド氏は司会を務めた。日本からは右翼の大物・笹川良一氏も出席。ウッド氏は笹川氏の発言が忘れられないと話す。

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「彼(笹川)は胸をたたきながら『私は文(鮮明)氏の犬だ』と言いました。驚くべき発言でした。日本で最強の人物が自分を文氏の下に位置づけたのです。あの時、『我々は世界を支配できる』と思いました」

    (略)

    ■1回のスピーチで約1億3千万円

     
    また大物政治家がイベントに出席したり、メッセージを送ったりする際には、多額の報酬が支払われていたことも証言した。

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「ブッシュが大統領の任期を終えて、韓国に講演に行ったときは1回のスピーチにつき100万ドル(約1億3千万円)を支払いました。レーガンにも1回100万ドル支払いました。これは凄いことです。なぜならこの金は洗脳されて奴隷となった若者たちから巻き上げたものだったからです」

    去年9月には、関連団体のイベントにトランプ前大統領もビデオメッセージを送るなど、共和党とのつながりは現在も続いているという。

    選挙協力や多額の報酬によって日本やアメリカの政界とつながりを深めた旧統一教会。ウッド氏は…

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「(文氏は)イデオロギーで心を掴めなければ金で買収するんだと言っていました」

    金平茂紀キャスター
    「普通の教会ではない?」

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「教会ではありません。(統一教会は)政治団体であり、そのゴールは権力を握ることなのです。文氏は言いました。『今は自分にあらがう人も多いが、将来は自分の言葉がほとんど法律のようになるだろうと』」
    https://news.yahoo.co.jp/articles/ca1a233a3552197fb64d57be30cbbfdd7ee72e28

    【【旧統一教会】「笹川良一氏が『私は文鮮明氏の犬だ』と…我々は世界を支配できると思った」米・統一教会元幹部が語った選挙協力と高額報酬】の続きを読む



    今こそ、取り締まるべきです!

    なぜ統一教会は日本で信者を増やせたのか。カルト問題に取り組む弁護士の紀藤正樹さんは「日本はカルトの世界的な吹きだまりになっている。軸となる宗教がなく、信教の自由の幅が大きいために、カルトを規制できず繁栄を許してしまった」という――。

    ※本稿は、紀藤正樹『決定版 マインド・コントロール』(アスコム)の一部を加筆・再編集したものです。

    ■日本にはどのような「カルト」集団があるのか

    社会を混乱させ、社会のルールを乱し、社会のモラルを破壊し、最悪のケースでは殺人すら躊躇しないカルトは、多くはありません。

    カルトという言葉自体に否定的なニュアンスがあり、しばしば差別的な決めつけに使われることもあって、私がメディアなどで日本の宗教団体をカルトと名指しすることは、めったにありません。

    その私が、「カルト」とも評価してよいだろうと思う宗教ないし宗教的集団は、オウム真理教統一教会などです。

    まさに犯罪や反社会的行為という実態をともなっています(した)から、その事実に基づいてカルトと評価してよいと考えます。こうしたカルトが大きくなっていくときは、四つの要素が必要だといわれています。

    第1に「教祖」で、霊能者や超能力者と自称することが多いですが、法規範・社会規範を逸脱することをも気にしないし厭わない、世間的に見れば「異常」とも評価できますが、信者から見ると、ある種のカリスマ性を持つタイプの人が一人必要です。

    第2に、その人は支離滅裂なデタラメをいいますが、それを教典にうまくまとめる「理論家」が必要です。

    第3に、ある程度まとまったおカネをポンと出す「スポンサー」が必要です。おカネは教団を拡大する起爆剤となりますが、この最初の「スポンサー」も被害者であることがしばしばあります。

    第4に、信者を勧誘してくる力のある「営業マン」が加われば、四つの要素がそろいます。このとき、ほんの小さな集団にすぎなかった、いわばカルトの種が、爆発的に芽を吹き出し、本格的なカルトへと膨らみはじめます。

    ■日本のカルト問題の原点

    日本の霊感商法被害の最大は統一教会によるものだ、と本書で申し上げました。とくに、オウム真理教が壊滅した95年以降は、霊感商法問題にとどまらず、日本のカルト問題の多くは、やはり統一教会がらみが多かったと考えてよいでしょう。

    オウム真理教統一教会というカルトになってくると、既存宗教の寺や教会にあたる道場や施設にも信者を住まわせます。こうした施設は修行や祈りの場というだけでなくて、労働や生活の場。親が入信したら、何も知らない幼い子どもまで連れていかれるという世界も現出します。

    ここで、カルトに引き込まれて深いマインド・コントロール状態にある人を、いかにして教団施設から引き離し、取り戻すかが大問題となります。その始まりは日本では、やはり統一教会でした。

    統一教会は、日本と韓国の間に国交がなかった1958年に宣教師を密入国させ、日本で伝道を始めたといわれています。59年に日本統一教会が創立されると、高校生大学生などの若者を中心に「原理運動」が活発におこなわれました。統一教会の学生向け布教団体が原理研究会(「CARP」という言い方もします)です。

    統一教会は、早稲田大学東京大学をはじめとする大学を舞台に、「聖書に興味はありませんか」とサークル活動を装って勧誘を繰り返し、学生たちを原理研に引きずり込んだのです。研修は合宿生活を通じておこなわれるため、家に帰らない学生が増大し、62年には原理運動対策父母の会ができました。

    これが1967年に新聞に取り上げられて社会問題になったのが「親泣かせの『原理運動』」です。これこそが日本のカルト問題の原点といえるでしょう。

    ■統一教会に破壊された親子の関係

    統一教会の大学における勧誘は、今日も続いています。統一教会に入信する学生の多くは、このルートで引きずり込まれた若者たちです。

    親が子どもを探して連れ戻そうとすると、組織的に行方不明にしてしまうことも統一教会の常套手段です。

    たとえば大阪で勧誘された学生の親が猛反対していると、統一教会はその子を東日本にある施設に移し、隠してしまいます。統一教会本部に行って問い合わせると、「知らない」などといいます。信者登録カードがあって信者は管理されていますから、知らないはずはありませんが、居場所はわからないとウソをつくのです。

    移した先の「ホーム」と呼ばれる施設でも、バレないように偽名を使わせたり、外に出て勧誘する仕事ではなく「食当」という食事当番を担当させたりします。統一教会ホームは、最盛期には全国に1000カ所はあり、現在でも数百カ所以上あるのではないかと推測されますが、住所は公開されていません。なお、公にしている教会は約290あり、こちらはホームページをつくるなどして住所を公開しています。

    このような統一教会の家族破壊にあって、子どもが何年も消息不明で悩んでいる親も数多くいます。これは、その子が親のことを何も考えず、親を見捨てて行方不明になったわけではなく、親が地獄に堕ちて苦しまないように、自ら行方不明になっているのです。

    ■マインド・コントロールの恐ろしさ

    どういうことかというと、信者は、統一教会の活動を続けなければ自分は地獄に堕ち、親も死んで地獄に堕ち、先祖もみんな地獄に堕ちて苦しんで二度と這い上がることはできない、と教え込まれているのです。

    自分は磔になったイエスの心をもって捨て石となり、「氏族メシア」として親も含めた氏族全員を救わなければならないと信じ込まされている。だから、親に会いたくないとか親を否定するのではなく、親を救うために、親から隠れて活動を継続する。親も子に会えずに苦しむが、子も苦しみながら姿を隠す。なんとも非人道的で不条理な話だと思いますが、これが現実です。

    統一教会の例を見ていると、もともとが優しく親思いで、生真面目で、悪いことなど微塵もしそうにない、ようするにとても誉められる人格を持っている子どもほど、統一教会の活動に熱中してしまうことがよくわかります

    つねに心底、人のため親のためにやっているので、弱者からなけなしのおカネをだましとっても平気です。カネを持つこと自体が財の因縁にとらわれているから、それを解いてあげればその人の功徳になり地獄に堕ちないですむという発想だからです。オウム真理教のポアと同じです。

    本人は、「自分はこの人をだましておカネを取る」ということはわかっていますが、罪悪感がほとんどありません。罪悪感を持たないようにマインド・コントロールされています。自立した主体的な考えを持たず、教祖と教義に依存するよう仕向けられています。

    信仰というのは本来、依存的なものではなく主体的なものです。どの教会でもお寺でも「依存せずに自立しなさい」というはずです。ところがカルトのやっていることは、まったく逆。信者から主体性を奪い、依存しなければ生きていけない多くの人間を、日々組織的に生み出すのがカルトだ、ともいえます。

    ■弱い者から切り捨てる…カルトは本当の宗教なのか

    統一教会が桜田淳子さんを広告塔として利用できると考えて特別扱いした戦略的、合理的な思考は、まったく逆の方向にも向いています。つまり、カルトは、信者が使い物にならなくなると、情け容赦なくあっさり切り捨ててしまいます。

    ある宗派が、本当に人助けのために信仰を広めているのであれば、あまりおカネのない人からおカネをむしり取るようなことはしないでしょう。そのような宗派は、ちゃんとした宗教に育っていくだろうと思います。

    ところが統一教会のようなカルト違います。比較的おカネのない若い人からも、おカネを取ります。もともと持っている額が少なく、ある程度以上は取れませんから、今度は街に送り出しておカネを集めさせます。

    比較的おカネのある高齢の人からは、もっとおカネを取ります。どんどんおカネを取ってもう取れないとなると、伝道の対象者からははずし、捨ててしまいます。高齢者は労働力としての価値がないからです。

    オウム真理教も、地下鉄サリン事件のあと、高齢の出家信者を追い出していきました。一生面倒を見るからといって、全財産を貢がせて出家させたおじいちゃんおばあちゃんたちを、搾れるだけ搾ったらもう用済みとばかり捨てました。

    つまりは、つねにカルトの教祖や教団が第一で、利他ではなく私利私欲で動いているのです。伝統的な一般の宗教と、この点がまったく異なります。

    宗教は普通は弱い人に手を差し伸べるもので、身障者や精神を病んでいる人、判断能力の減退している人などの弱者に対し、健康な人以上に気をかけ、支援するものですし、そう期待されていると思います。

    ところが統一教会の伝道の実態は、お金があれば別ですが、そういう社会的弱者を最初から救済の対象にしないのです。

    ■日本は「世界的なカルトの吹きだまり」になっている

    統一教会は、世界190カ国以上に進出していると豪語しています。全世界の信者の数は、せいぜい数十万人というところでしょう。

    このうち日本の信者の数はせいぜい数万人規模ですが、それでも日本は世界でも信者数が多い国と思われます。そして出家信者(統一教会では「献身者」と言っています)の数では、ほとんどが日本人ではないかと思います。というのは、韓国にいる信者のうち関連企業などで働く社員は出家信者ではありませんから。

    統一教会というカルトは日本でもっとも繁栄し、霊感商法や献金集めで巨大な収益を上げているわけです。そんな国は、日本以外にはありません。

    オウム真理教は、東京の住民を万人単位で無差別殺傷してよいのだと考えて化学テロを実行し、実際に5500人以上を死傷させました。そんなことができた国も、日本以外にはありません。

    そのうえ、最近、統一教会被害者と思われる容疑者が、安倍元首相を銃撃して殺害するという深刻かつ重大な事件がおこってしましました。世界を騒がせるカルトに関する事件が、たった30年程度の間に2回もおこる国も世界で日本だけです。

    日本が世界の中でもカルトに対する規制が甘いから、統一教会が多くの被害者を生み出し、オウム真理教が数千人を巻き込む無差別テロを実行できたのです。日本という国はカルトの穴場で、カルトの世界的な吹きだまりになっています。これは、きわめて深刻な問題です。

    ■法的規制も、社会的規制も緩すぎる

    日本では多くの家で、キリスト教徒ではないのに、クリスマスにはツリーを飾ってお祝いをします。神道を信仰しているわけではないのに、正月には神社へ初詣にいき「賽銭」という献金をします。

    仏教徒ではないのに、その前日の大晦日にはお寺で除夜の鐘をついたりもします。七五三は神社に行き、結婚式は教会で挙げ、葬式はお寺と、考えてみればムチャクチャです。

    日本人は、宗教にはきわめて寛容で、悪くいえばだらしない感じすらします。

    もちろんこれは、柔軟で融通がきくとか、新しもの好きで好奇心も旺盛だとか、日本人のよいところの表れですから、一概に否定すべき話ではありませんが、それにしても、という印象を受けます。

    結局、日本には宗教のオーソドキシー(正統的な信仰)がない、つまり基準となる背骨のような宗教がなく、信教の自由の幅が大きいために、カルトを問題視したり監視したり批判したりすることが少ないのです。だから、カルトが繁栄してしまいます。

    別の言葉でいうと、世の中の規制に「法的規制」と「社会的規制」があるなかで、日本にはカルトに対する社会的規制がほとんどなく、機能していないわけです。そのうえ均質社会の日本は、以心伝心という言葉があるように、法律やルールはあまり細かく決めなくてもよいという考え方が根強く、法的規制も緩みがちです。このような考えが背景にあり、統一教会政治家との癒着を生んだ可能性があります。

    欧米は、キリスト教が主流ですから、カルトに対して社会的規制が働きます。そのうえ欧米はルール重視の社会ですから、法的規制も厳しく働きます。

    カルトの穴場にも吹きだまりにもなっている現在の日本の状況を、どう変えていけばよいのか。このままでよいとはとても思えません。

    安倍元首相の銃撃事件を契機に、きちんと国政の場で、カルトの発生原因を突き詰め、どうすればカルト被害を防止できるのか、カルトをなくすにはどうすればよいのか、どのような対策が必要なのか、などをきちんと検討し、答えを出すときが来ていると思います。もはやカルトを放置できないと思います。

    ----------

    紀藤 正樹(きとう・まさき)
    弁護士
    1960年山口県生まれ。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程修了。リンク総合法律事務所長。消費者問題や人権問題に積極的に取り組む。著書に『決定版 マインド・コントロール』(アスコム)、『カルト宗教』(共著、アスコム)など多数。

    ----------

    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Valmedia


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【統一教会】日本は世界最悪のカルトの吹き溜まり…統一教会がデタラメな教義で大金を巻き上げられた根本理由】の続きを読む


    旧統一教会を批判している団体なのかな?

    1 七波羅探題 ★ :2022/07/27(水) 14:49:43.23ID:uLqPoJ7g9
    神奈川新聞 | 2022年7月27日(水) 10:20
    https://www.kanaloco.jp/news/social/article-926735.html

     安倍晋三元首相の国葬実施の閣議決定を巡り、日本キリスト教協議会は25日、国葬への国費支出や弔意の強制が「憲法違反」であるとして、「断固反対」する声明を発表した。

    ※以下会員記事

    ★1:2022/07/27(水) 13:25
    前スレ
    【安倍氏】国葬実施は「憲法違反」 日本キリスト教協議会が声明
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1658895915/

    【【安倍氏】国葬実施は「憲法違反」 日本キリスト教協議会が声明】の続きを読む

    このページのトップヘ