令和の社会・ニュース通信所

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    カテゴリ:国内 > 旧統一教会


    解散請求の報復なのかな?このまま、岸田総理はどうするのかな?

    1 おっさん友の会 ★ :2024/02/17(土) 16:17:20.69 ID:kQ5tgvrp9
    まるで宣戦布告だ。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の友好団体が発行する「世界日報」がここ数日、苛烈な岸田政権攻撃を展開している。

    代表例が14日スタートの「検証 家庭連合解散命令請求 暴走した政治とメディア」なる連載コラム。初回は「政府与党の急変」と題し、新たに教団との接点が発覚した盛山文科相を擁護する岸田首相を痛烈批判だ。

    〈岸田氏も、関連団体トップと面会した過去があることが分かっているが、辞任ドミノを恐れるあまり知らぬ顔をして乗り切ろうとしている〉と指摘。教団との接点が次々と発覚した山際元経済再生相を辞任させたことを引き合いに〈以前関係があったとして閣僚を外された議員との整合性が保てない〉とこき下ろし、最後はこう締めくくっている。

    もともと「違法性はない」選挙協力を自ら問題にしたのは、首相ら自民党だ。延命のため世論に踊らされたツケは高く付く〉

    盛山文科相のほか、同じ岸田派の林官房長官も新たな接点が判明。岸田首相もまた、教団関連の冊子を手に笑う自身の写真を今週発売の週刊新潮に報じられた。外相時代の8年前に撮影されたという。まさに岸田派の大臣を狙い撃ち。教団関係者の内部告発を思わせる報道が相次ぐだけに、締めの言葉は不気味に響く。旧統一教会問題を追及するジャーナリストの鈴木エイト氏が言う。

    続きはYahooニュース 日刊ゲンダイ
    Yahooニュース 2024-02-17
    https://news.yahoo.co.jp/articles/d10f257644790901098664508eb65e675b4afb99

    世界日報の記事 2月14日
    https://www.worldtimes.co.jp/japan/20240214-178967/

    【【自民党】旧統一教会“宣戦布告”岸田派を狙い撃ち…世界日報で「ツケは高く付く」と不気味な脅し】の続きを読む


    『必勝千羽鶴』という言葉には何か異様な力が感じられますが、それがどのような活動につながっていたのかはまだ分かりませんね。

    1 おっさん友の会 ★ :2024/02/07(水) 18:36:13.71 ID:7KKKmPl49
    盛山正仁(まさひと)文科相(70)が旧統一教会関連団体から選挙支援を受けていたとする記事を、朝日新聞が2月6日付の紙面に掲載し、岸田政権は新たな火種を抱えることになった。だが、「問題閣僚」は盛山氏だけではない。岸田文雄首相の側近中の側近で、政権ナンバー2の座にある林芳正(よしまさ)官房長官(63)。今回、「週刊新潮」は林氏と教団関連団体のメンバーが一緒に写った「必勝写真」を入手した。

    週刊新潮」が入手した一枚の写真――。林氏がスーツ姿の男性から「祈 必勝」という熨斗(のし)がついた千羽鶴を受け取っており、その左右に3人の男女が並んでいる光景が写されている。撮影されたのは衆院選を翌月に控えていた2021年9月6日、場所は地元の山口県にある林芳正事務所だ。

    よくある「政治家と支援者の記念写真」だが、実はこれはわれわれ国民にとって非常に重い意味を持っている。首相を支える存在であり、政府のスポークスマンでもある林氏が国民に対して「うそ」をついていたことを示す、動かぬ証拠だからだ。

    22年7月8日に安倍晋三元首相が銃撃された事件以来、自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の蜜月関係を追及する動きが盛り上がったことは今さら言うまでもないだろう。多くの自民党議員が役職の辞任などに追い込まれ、厳しい追及の矛先は当然、当時、外務大臣を務めていた林氏らにも向けられた。

    続きはYahooニュース デイリー新潮 2024/02/07 12:53
    https://news.yahoo.co.jp/articles/762400181d14a65f39cc4e600d7433dd432fd4b1

    【【社会】林官房長官も旧統一教会とズブズブだった…決定的証拠写真に写った「必勝千羽鶴」と関連団体幹部たち】の続きを読む


    深刻です。

    統一教会では「献金」をめぐるトラブルが相次いでいる。どこに原因があるのか。ノンフィクションライターの窪田順生さんの新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」取材NG最深部の全貌』(徳間書店)より一部を抜粋して紹介する――。(第3回)

    ■「信仰第一」の1世と、「愛情第一」の2世

    「2世の葛藤」ということでいえば、やはり山上徹也被告の話題を避けることはできない。2世信者の伊藤わかこさんと、合同結婚式によって夫婦となった2世信者の夫は彼についてどう考えているのか。私がそう質問をすると、彼女は言葉をひとつひとつ噛み締めるようにゆっくりと語り始めた。

    「1世信者のお義父さんの前ですが正直に話すと、旦那さんは“山上徹也被告の気持ちはわかる”と言ってました。それは私も否定できません。私の家もかなり信仰熱心なので、信仰を強要するようなところがまったくなかったわけではないので」

    安倍元首相が銃撃された事件が起きてから、わかこさんと夫は、山上徹也被告という人物について書かれた記事などを読んで、2人でいろんな話をしたという。そこで、2人が最終的に出した見解は、「親の愛が足りていなかったのではないか」ということだった。

    「1世信者というのは自分で苦労をして信仰を掴んだ人たちなので『信仰第一』なんですよ。でも、私たちはそういうものがないのでとにかくまずは親から愛されたいという『愛情第一』なんです。だから、信仰第一の親に放っておかれたと思ってしまった2世はすごく傷付く。そこですべてが親や教団への恨みに思ってしまうんじゃないですか」

    わかこさんの話に、義父の伊藤たかしさんは厳しい顔をして黙って耳を傾けていた。自分が育てた長男が、教団を憎み、教団を破壊するために殺人を犯した男の気持ちがわかると言っていたと聞くと、さすがのポジティブシンキングの伊藤さんも思うところがあるようだ。

    ■両親に不満はめちゃくちゃあるが…

    その空気を察して、わかこさんがフォローを入れる。

    「でも、この家はすごく不思議なんですよ。旦那さんも正直、お義父さんとお義母さんには不満はめちゃくちゃあるんですよ。小さい時に外食に連れていってくれなかったとか、欲しいものを買ってくれなかったとか。でも、信仰に関してはまったくブレていないんですよ。やっぱりそれって、お義父さんとお義母さんが信仰に関しては迷いがなかったからでしょうね。親が迷えばやっぱり子どもも迷うんですよ」

    義理の娘からそう評価されて、伊藤さんの表情が柔らかく明るくなった。そして、自分自身の「子育て」についてこう振り返った。

    「やっぱり、小さい時というのは(信仰を)強要してしまうところもあるじゃないですか。でも、そうするとすごく反発もする。それしか方法がないのでやってしまうんですけど、ある時から考えを切り替えて、もうやれるところまででいいかなという感じになりました。それがかえって子どもたちに良かったんじゃないですかね」

    その後、たかしさんのタイ人の妻であるノイさんのお話を聞いた。彼女は定期的にタイへ渡って、地方の村などで伝道活動をしているそうで、最近は少しずつだが信者も増えてきて手応えを感じているという。

    ■1世は「献金するのが当たり前」という感覚

    また、タイでアクセサリー屋を経営しているお母さんは、旧統一教会の教えに理解があることに加えて、韓国の文化も気に入って、韓国ブランドメイド・イン・コリアの電化製品なども購入しているという。韓国で感じたことだが、日本では非常に危険で反社会的な「カルト」と叩かれているのに、海外では「数多とある新興宗教のひとつ」という認識に過ぎないということをあらためて感じた。

    そんな風にいろいろな話をしているうちに、私に対して警戒心を抱かなくなってきたのか、わかこさんが冗談まじりではあるが、義父に対する「本音」を赤裸々に語ってくれた。

    「でも、ひどいんですよ。お義父さんは。さっきは子どもに対して“やれるところまででいいかいう感じになった”とか言ってたじゃないですか、ぜんぜん嘘ですよ。うちの旦那さんに対して、もっと献金をするように言うのなんかかなり厳しいんです。うちもまだ子ども小さいですし、この家のローンもありますからね。でも、お義父さんは本当に絶対信仰なんで、とにかくたくさん献金するのが当たり前という感じですよ」

    わかこさんは笑っていたが、義父のあまりの信仰心の強さに困っているという雰囲気が全面に出ていた。

    ■「収入の10分の3を目指しています」

    しかし、伊藤さんは、そんな嫁のオーラにまったく意に介した様子はなく淡々とした表情で語り始めた。

    「確かに、自分から見たら“ここまで頑張って欲しい”っていうところがありますから、つい息子たちに対していろいろと言いすぎてしまうところもあるのかもしれません。そういうところは、やっぱり親子の間で難しいとこだと思いますね」

    新築マイホームを建てたファミリーがここまで嫌がるというのは、伊藤さんはどれくらいの献金をしているのか。質問をしたところ、伊藤さんは「10分の3を目指しています」と答えた。

    それを聞いて、横にいた鴨野さんが驚いて「え? 本当に10分の3ですか」と聞き返した。伊藤さんが頷くと「これはすごい人ですね」と感心をして、私に信者の「献金事情」を解説した。

    キリスト教では昔から収入の10分の1を神様の教会に献金しなさいという伝統的な教えがありまして、うちの教団でもそうなっています。でもね、実はこの教えを守っている人というのはうちの教会でも大変真面目で優秀な信徒という扱いですね」

    ■「収入の10分の1」の献金もかなり難しい

    「高額献金」「霊感商法」という言葉が世間で飛び交っているので、世間では旧統一教会の信者はみんな家計をかえりみることなくとにかく私財を投げ打って極貧生活を送っている、と誤解をしている人も多いが、実は山上徹也被告の母のように破滅的に献金をする人ばかりではなく、収入の10分の1という目標もクリアできていない信者も大勢いるという。

    「手取りではなく、給与の額面の10分の1をきちんとやっている人がいたら“すごいですね”と尊敬されます。当然ですよね。給料が額面で30万円だったら毎月3万円を献金されるわけですから、家族を養う場合はかなり大変ですよね。でも、それなのにこの伊藤さんは10分の3だとおっしゃっている。私も長いことこの教会にいますけれど、そんな方にはあまり出会えたことがないですよ」

    そんな風に伊藤さんを紹介してくれた鴨野さんが興奮気味に驚いていると、伊藤さんは少し照れながら「本当は3分の1という意識だったんです。タイにいた時からずっとそうしてきたので」と言った。すると、鴨野さんは前のめりになって、さらに目を丸くした。

    「3分の1! いや、それはすごいですね」

    伊藤さんによれば、タイにいる時は収入の3分の1を目指して献金をしていたので、日本に帰ってきてからもその意識が続いているという。しかし、工場勤務や介護の仕事はそれほど高収入ではなく、経済的には厳しい部分があるので10分の3にしているという。

    「できてない部分がほとんどなんですけれどね」と謙遜をしながら笑う伊藤さんを、鴨野さんは目を丸くして驚いている。しかし、伊藤さんの隣で、笑っているわかこさんの表情が、どことなく引きつっていたことを私は見逃さなかった。

    ■「信仰観のズレは感じますよ」

    「こういうすごいお義父さんのいる家に嫁いできていかがですか? とんでもない家にお嫁に来ちゃったなという感じですか?」

    そのように私が冗談っぽく質問を投げかけると、わかこさんも笑って答えた。

    「やっぱり信仰観のズレのようなことは感じますよ。お義父さんはとにかく感謝をして献金をすればいいって人ですけど、私と旦那さんはまだこれから夫婦で子育てもして、信仰心も育ててる段階なので、そういうところはちょっと……本当にね、お義父さんはノアじいさんですよ、黙々と箱舟をつくっている」

    ノア? ノアの箱舟の人か? 私がピンときていないのを察して、隣で鴨野さんが解説をしてくれた。

    「ノアというのは、旧約聖書に出てくるノアの箱舟で知られる人ですね。ご存知のように、ノアは神様から大洪水がくるという啓示を受けて、1人でコツコツと箱舟をつくりますよね。しかも、その箱舟を海岸ではなく山頂に築きました。それは、洪水が大規模なため、神様がそうさせたのです。さらに、その箱舟建造の期間は120年という実に長き期間でした。周囲の人々から気がふれた男と見られ、愚か者扱いされても神様を信じ続けるという信仰心のある人です。そのノアを義理のお父さんに例えるというのは、ある意味で最高の褒め言葉です、そうですよね?」

    わかこさんは、「はい、そうですね」と頷きながらも笑いをこらえて何か言いたげである。

    ■「ああいう人はなかなかいませんよ」

    ただ、そこは長男の嫁である。すぐに義理のお父さんフォローをしていた。

    「でも、なんでも言えるんですよ。お義父さんは本当に優しいし本当に素直な人なんです。ですから私もだいぶワガママを言わせてもらっているので、すごく助かってますよ」

    確かに、さっきからわかこさんは伊藤さんに面と向かって「献金」について文句を言っているし、自分たち夫婦と考え方の違いがあることもストレートに伝えている。それを聞いている伊藤さんも特に不快になっているというわけでもなく、ニコニコと微笑みながら聞いている。ある意味で、「信仰」という共通点があるので、世間一般の「舅と嫁」よりも腹を割ってなんでも言い合えているのかもしれないな、と思った。

    2時間ほどのインタビューを終えて、私たちは伊藤家を後にした。来た時と同じように駅まで伊藤さんに送ってもらった。電車を待っている間、鴨野さんが興奮冷めやらぬ感じで語った。

    「いやあ、ああいう人はなかなかいませんよ。窪田さんが会いたいということで取材を申し込んだだけで、どういう方というのは知らなかったんですけれど、すごい人ですよ。10分の3でも驚きますが、10分の3じゃ足りないから、3分の1を目指したいなんて言っている人に正直、私もあまりお会いしたことがないです」

    「そうなんですね、すごい人にお話が聞けてよかったです」

    ■悲劇を起こす「すごい人」の暴走

    そう頷きながら私はここに問題の根幹があるのではないかという気がしていた。つまり、社会で批判されている「高額献金」や「霊感商法」や「マインドコントロール」などは、伊藤さんのような「すごい人」たちの信仰心が暴走をした結果ではないかと感じたのである。

    伊藤さんの「3分の1献金したい」という思いは、長男やその嫁が文句を言って断れる。「お義父さんはちょっと言い方がひどい」とか「そっちは信仰第一で私たちと違う」と思っていることを告げて、逆らうこともできる。だから、長男もお嫁さんも、自分たちの収入を子育てやローン返済にあてることができる。

    しかし、もしかしたらそういうことができない家庭もあるのではないか。

    わかりやすく言えば、伊藤さんのように敬虔(けいけん)な信者が、「3分の1献金したい」と言ったら、子どもたちなど家族全員がそれに逆らうことができない家庭だ。これがさまざまな「悲劇」を生むのではないか。

    ■なぜ信者は「狂っている」ように見えるのか

    伊藤さんのように「マジメすぎる信者」は、わかこさんが言っていたように「信仰第一」なので、たくさん献金をするのは当たり前だ。諫める人がいなければ当然、家計をかえりみない「高額献金」に走ってしまう。また、家族など身近な人にも自分と同じ水準の献身ぶりを勧めるので、場合によってはそれが「霊感商法」と呼ばれるようなトラブルを引き起こす恐れもある。

    そして、「マジメすぎる信者」の敬虔ぶりというのは、他の信者が驚くほどなので、一般人や信仰を失った「元信者」などから見れば完全に狂っているようにしか見えない。つまり、「マインドコントロールされている」と思われてしまうのだ。

    教団を追及するジャーナリスト弁護士、そして元信者によれば、「高額献金」や「霊感商法」はすべて教団の指示において行われ、これらを実行するために「マインドコントロール」という手法が使われているという。

    だが、果たして本当にそうなのか。これまで多くの現役信者に話を聞いてきたが、みんな好き勝手にいろんな話をして、マインドコントロールで操られているという印象を受けなかった。教会の中に入ってみても、末端の信者まで指示や命令が行き届いているように見えなかった。

    ■「マインドコントロール」とノアの箱舟

    よく言えば、自由。悪く言えば、組織として統率されていない、厳しいガバナンスがあるように思えない。

    しかし、世間的には「高額献金や霊感商法が組織的に行われている団体」と見えている。この表面的なイメージと「実像」のギャップがなぜ生じるのか。これがずっと私の中で疑問として残っていた。

    しかし、この日、伊藤さんに会って話を聞いてなんとなく見えてきた。一般信者が驚くほど、畏敬の念を抱くほどの「マジメすぎる信者」というのは極端な話、「神様」しか見ていないので、浮世のことなどにとらわれない。だから、時に社会の常識やルールを大きく逸脱してしまうような「暴走」をしてしまうのではないか。

    この構造は、まさしく「ノア」がわかりやすい。

    「大洪水がくる」という神様の言葉を信じ箱舟をひとりで黙々とつくる、というのは宗教的エピソードとしては何も間違っていない。信者の鑑だ。しかし、もし現代社会でそれをやられたら、社会常識を大きく逸脱した「暴走」である。

    箱舟をつくっている間は収入ゼロなので、家族は貧しい暮らしを余儀なくされる。そして、「大洪水がくる」とワケのわからないことを言って、痩せほそりながら重労働に没頭するノアや、ノアを信じる家族を見て、社会の人々はこう言うはずだ。

    マインドコントロールされて騙されている」

    ■「信仰」と「現実社会」のバランスを取れるのか

    しかし、ノアからすればこれは「信仰」だ。誰かに騙されているものではなく、あくまで自分の自由意志でそれをやっている。そこで問題は「ノアの家族はどうか?」ということである。

    ノアは自分自身の「信念」でやっているので、どれほど貧しくなろうとも満足だ。しかし、ノアの家族は別に神様から直接啓示を受けたわけではないので、ノアを信じるしかない。だから、信じられなくなったら「悲劇」だ。

    自分の親がある日、突然ワケのわからないことを口にして収入ゼロで箱舟づくりに没頭をする。子どもたちは飢えとネグレクトで心に傷を負う。まさしく、山上徹也被告が訴えているような「悲惨な幼少時代」になるので、ノアを恨むだろう。そして、ノアをそそのかした「神様」への憎みが膨らんでしまうだろう。そういう意味では、旧統一教会の信者は「現代のノア」なのかもしれない。

    ローカル線名古屋駅まで向かう帰路、私の頭の中では、わかこさんが最後に言った「お義父さんはノアじいさんですよ」という言葉がずっとぐるぐると回っていた。

    宗教の信者としては、「ノアじいさん」になることは正しい。俗世間の雑音に惑わされず、神様の言葉をひたすら信じる。しかし、この社会の中で生きる市民として「ノアじいさん」になると、周囲とさまざまなトラブルが起きてしまう。浮世離れした金銭感覚や、理想とする献金のレベル、伝道へかける熱意などが、時に家族や知人によく思われないこともあるのだ。

    この「信仰」と「現実社会」のバランスをどうとっていくのかということこそが、旧統一教会がこれから考えなくてはいけないことなのではないのか。

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    窪田 順生(くぼた・まさき)
    ノンフィクションライター
    1974年生。テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者等を経て現職。報道対策アドバイザーとしても活動。数多くの広報コンサルティングや取材対応トレーニングを行っている。著書に『スピンドクター“モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)、『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)、『潜入旧統一教会 「解散命令請求」取材NG最深部の全貌』(徳間書店)など。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/BrianAJackson


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【旧統一教会】なぜ旧統一教会の信者は狂ったように献金するのか…収入の3分の1を納める現役信者が語る"信仰のリアル"】の続きを読む


    自民党と旧統一教会の関係はますます疑わしいものですね。地方選挙での彼らの活躍がどのような形で行われているのか興味深いです。民主主義の基礎が揺らいでいる可能性があるため、真相を明らかにする必要があります。


    自民党が旧統一教会から受けてきた「選挙支援」とはどんなものだったのか。ノンフィクションライターの窪田順生さんの新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」取材NG最深部の全貌』(徳間書店)より一部を抜粋して紹介する――。(第2回)

    ■“偏向報道”に不満をぶつける人々

    世界平和統一家庭連合の那覇家庭教会は、那覇市内の住宅地の中にあった。

    車がようやくすれ違うことができるほど狭い路地にある、コンクリート造りの白い建物で築年数はかなり古そうだ。周囲にある沖縄特有のコンクリート住宅に溶け込んで違和感がない。

    その正面入口に入ると、15畳ほどの広さのロビーがあって、椅子やテーブルが並んでいる。壁には韓鶴子総裁のポスターや教団関連団体のイベント告知なども貼られていた。それらを横目にエレベーターで2階に上がると、そこにはかなり広いホールがあって長テーブルや椅子が並べられている。

    このホールを私が訪れた日、室内は重い空気に包まれていた。

    マスコミは被害を訴える一部の人たちの主張だけを取り上げて、私たちがこれまで受けてきた拉致監禁などの被害には一切触れていない。そして、我々が詐欺をやっているような偏った報道ばかりです。こういう明らかに事実と異なるデマをやりたい放題やらせていて、本部はいいんですか?」

    「私は学生の頃からいろんな選挙を朝から晩まで手伝ってきました。自民党の先生もたくさん応援してきて、よく知ってますよ。それなのにあの事件以降、みんな私たちとは関係がないなどと言っている。我が身がかわいいというのはわかりますが、やはり青春時代から50年以上も信仰を捧げてきた教会ですから、この裏切りは本当に悔しいですよ。そういう我々の気持ちは、本部はわかってくれているんですか?」

    集まった信者たちが、東京の教会本部からやってきた職員に対して、「悔しさ」や「不満」をぶつけていたのだ。

    ■「本部としてもよくわかっているつもりです」

    この日、那覇家庭教会では「壮年部」の集会があった。この地域にいる旧統一教会信者の中で30代から70代の男性信者たちによって編成されているもので、地域のボランティアなどさまざまな活動をしている。

    そんな壮年部の集会に、本部職員が参加して今のマスコミの報道や岸田政権の対応についての説明をした。その後の「質疑応答」で、信者たちが抱えていた「思い」を吐露し始めたというわけだ。

    20人ほどの男性信者たちの、さまざまな感情を黙って受け止めていた本部職員は、眼鏡をかけて髪をオールバックセットしている紳士然とした70代の細身の男性だった。彼は一通り信者たちの意見に耳を傾けた後で、穏やかな口調でゆっくりと信者たちに語りかけた。

    「これまで信仰に捧げてきたみなさんのお気持ちは、本部としてもよくわかっているつもりです。もちろん、我々としては何もしていないということはありませんし、さすがにこれは看過できないという事実誤認には抗議もしていますし、弁護士先生の協力のもと、名誉毀損(きそん)での訴訟もしています。しかし、マスコミはどんなに私たちがそのような反論をしても、違うんだということを訴えても取り上げてはくれないんです」

    ホール内に深いため息が漏れる。腕を組んで険しい顔をしている人もいれば、納得がいかないという感じで「そんなバカな話があるのか」と呟く人もいれば、「信教の自由はないのか」と声を上げる人もいた。

    ■「人間臭い」信者たち

    厳しい現実に打ちひしがれる人たちの姿を、ホールの壁側から見ていてちょっと意外だった。マスコミ報道や教団問題を扱う弁護士ジャーナリストらの話に登場する旧統一教会の信者というのは、「韓鶴子総裁から洗脳されて自分の意志も関係なく操られる人々」である。

    自分自身の頭で何かを考えたり、マスコミ報道や政治に対して心が乱されることもなく、「真のお母様」である韓鶴子総裁だけを信じて、教会本部の指示に素直に従って、霊感商法したり自民党議員の選挙の応援をする人々だ、というイメージが広がっている。

    しかし、私の目の前にいる信者はそうではない。自分の頭で考えてさまざまな葛藤を抱えて、社会から理解をされないことに悔しさをにじませて、中には教会本部の対応に不満を感じている人もいる。なんというか、非常に「人間臭い」のである。

    ■「政界と教団を結ぶキーマン」と名指しされた男性

    信者への説明を終えて本部職員の男性が、その場を離れて、ホールの壁側にいた私の方にやってきた。「お疲れ様でした。みなさんかなり思うところがあるんですね」と労をねぎらうと、男性はにっこりと微笑んで言った。

    「この1年半、みなさんは本当にいろいろな厳しい目にあってきましたからね。中には、本部の対応に不満がある人もいます。まあ、田中会長を前にしたら、みなさんさすがにあまり厳しいことを言わないでしょうが、私のような下っ端ならばみなさんも安心して“この野郎、もっとしっかりやれ”なんて感じで気軽に言えますでしょ?」

    そんな茶目っ気たっぷりなこの男性の名は、鴨野守さん。教団関連の新聞社「世界日報」で記者や編集委員を長く務めた後、教団本部の広報局長を経て、現在はこの夏、富山県で一般社団法人「富山県平和大使協議会」の代表理事をしている人物だ。

    そんな鴨野さん、実は教団を追及するジャーナリスト弁護士の間では、ちょっとした“有名人”である。富山県マスコミなどからは「政界と教団を結ぶキーマン」と目されているのだ。富山のJNN系列のテレビ局チューリップテレビ」の報道がわかりやすい。

    「政界との接点になった人物が取材で判明しました。県平和大使協議会の事務局長、鴨野守氏。富山県出身、世界平和統一家庭連合の広報局長を務めた幹部の1人で知事選で新田知事の選挙応援を担った中心人物です」(チューリップテレビ 2022年8月8日

    ■選挙を愛する「富山政界のフィクサー」

    ちなみに、チューリップテレビでは、この新田八朗・現知事が当選をした時、選挙事務所に鴨野さんがいて知事と喜び合っている映像を流すとともに、2021年4月の富山市長選、同年7月の高岡市長選でも選挙事務所に鴨野さんがいて勝利を喜んでいる姿を放映して、地方選挙を3連勝に導いた「富山政界に暗躍する旧統一教会フィクサー」だと言わんばかりに取り上げ放題だ。

    「映像を何度も見返して私を見つけたのは素直にご苦労さまと言いたいですが、ここにもいる、あそこにもいるという感じで、この鴨野というのは裏で暗躍するとんでもない人間だという印象を視聴者に与えて、ちょっと悪意を感じるような編集ですよね」

    そう自嘲気味に笑う鴨野さんを、私は個人的に「すごい人」だと思っている。もちろん、信仰については共感できないし、政治思想や主義主張も異なる部分は多い。ただ、「選挙」というものを心から愛して、そして純粋に楽しんでいるところが、素直に尊敬できるのだ。

    そう聞くと、「それは選挙が好きなのではなく、教団の政界工作のために必要だとマインドコントロールされているだけだろ」と冷めた見方をする読者もいるかもしれない。

    ■なぜ統一教会は自民党から頼られるのか

    しかし、私もかれこれ25年以上、政治や選挙の取材をしてきたので、そのあたりの違いくらいはわかる。実際に、選挙の事務所の中に入って、ボランティアとして選挙運動に関わったり、支援者として応援をした経験のある人ならばわかるだろうが、選挙というのは、実は血湧き肉躍る「お祭り」のようなところがあって、その魅力の虜になる人がいる。

    もちろん、選挙を手伝う人たちにはそれぞれ「目的」がある。単純に候補者が友人や知人ということもあれば、目指す政策を実現するためということもある。また、自分が所属している団体が応援しているので「仕事」として応援をするというケースもある。

    鴨野さんも教団の関連団体として応援しているわけだが、そういう「立場」を超えて「選挙」というものが基本的に好きだということは、しゃべっていればわかる。政治や政党の動きなどについて、意見交換をする時も、少年のように目を輝かせている。もともと、新聞記者ということもあるのかもしれないが基本的に「政治」が好きなのだ。

    そんな鴨野さんからある時、旧統一教会の選挙応援について話を伺ったことがある。

    「選挙はやはり後援会の名簿づくりですよ。自民党を支持する宗教団体が多い中で、なぜ私たちがいろいろな政治家の先生から頼りにされるのかというのは、この名簿づくりひとつとっても違うからです」

    ■「朝から晩までかけ回って頑張るんですよ」

    マスコミはあまり報道をしないが、「自民党との蜜月」は旧統一教会だけではない。創価学会はもちろん、神道政治連盟という神道系の政治団体もあるので、神社はもちろん、その候補者の選挙区内にある寺新興宗教などあらゆる団体が、自民党候補者の選挙事務所に「ボランティア」を送り込むのだ。

    では、このように「宗教団体の呉越同舟」という状況の中で、なぜ旧統一教会ばかりが自民党との関係が注目をされるのかというと、頭ひとつ抜けた「応援ぶり」だからだというのだ。

    「例えば、ある団体の選挙ボランティア100人の名簿をつくったとしたら、その間に我々は300人分の名簿をつくる。組織力とか動員力でそれを達成するのではなく、本当に一人ひとりが朝から晩までかけ回って頑張るんですよ。候補者からすれば、自分のためにこんなに頑張ってくれるなんてと感動をしますよね。そこに加えて、私たちは誠心誠意でその候補者を応援します。例えば、ある候補者の先生は教会まできてくれたので、私たちみんなで歌などでお迎えして、頑張ってくださいとエールを送りました。すると、その先生は涙を流して喜んで、“こんな素晴らしい宗教団体とこれまで出会ったことがない”とまで言ってくださいました」

    ■「失恋と失業を一緒に味わうような気持ち」

    そのように語っていた鴨野さんだけに、安倍元首相の銃撃事件後、岸田首相が「関係断絶」を宣言して、多くの自民党議員が手のひら返しで「教団とは知らなかった」「もう関係をもたない」などと言い始めたことはショックだった。

    その複雑な思いについては、チューリップテレビから「政界と教団をつなぐキーマン」と追及された時に受けた「単独インタビュー」でも吐露している。

    「私たちが選挙の時に自民党が推薦をしなかった知事(候補者)とか、ほかの市長(選)でも自民党が推薦しなかった市長候補、そうした先生方を応援してまいりました。そういう先生方から関係を切ると言われて。まあ私は、失恋と失業と一緒に味わっているような非常に残念な気持ちであります」(チューリップテレビ 22年9月28日

    この言葉に象徴されるように、鴨野さんにとって「選挙」とは教団関連団体代表理事という仕事的な立場だけではなく、「恋」のように無償で情熱を傾けられるものだったのだろう。

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    窪田 順生(くぼた・まさき)
    ノンフィクションライター
    1974年生。テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者等を経て現職。報道対策アドバイザーとしても活動。数多くの広報コンサルティングや取材対応トレーニングを行っている。著書に『スピンドクター“モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)、『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)、『潜入旧統一教会 「解散命令請求」取材NG最深部の全貌』(徳間書店)など。

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    世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の日本本部。高額献金などの問題を巡り、文部科学省は教団の解散命令を請求する方針を正式決定した(2023年10月12日、東京都渋谷区) - 写真=時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    統一教会と関係が深い政治家が存在していることは、国民にとって大きな懸念材料です。

    1 少考さん ★ :2023/12/10(日) 12:01:40.18 ID:jC14UXQf9
    統一教会と関係深い「壺議員」を生成AIであぶりだす 2世がDB準備「有権者が監視を」 - 弁護士ドットコム
    https://www.bengo4.com/c_18/n_16872/

    2023年12月10日 09時23分

    壺議員に決別をー。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)2世が、教会への関与が報じられた政治家をデータベース化している。2023年4月の統一地方選では「統一決別」と題し、選挙民に対して独自の情報を発信(https://morusuko.com/touitsuketsubetsu/)。来る解散総選挙に向け、現職衆院議員をリストアップ、年明けのDBリリースの準備に勤しんでいる。

    準備ページはこちら。(https://morusuko.com/giindb/index.html

    2022年夏の安倍晋三元首相銃撃事件で話題となった政治と統一教会の関係。一時は「ズブズブ」「壺議員」などの言葉が舞っていたが、徐々に報道も鳴りをひそめた。男性は「報じられてもすぐ忘れられてしまう危機感があった」といい、自身のプログラミング技術を駆使し、可視化を進めた。

    衆院議員バージョンは、地方議員版から大幅に詳しく、使いやすくなった。その相棒となったのが生成AI。ChatGPTの機能を最大限に生かし、統一教会との関連の濃淡を1~5までで評価している。

    ●関与の度合いは5段階
    運営するのは、VTuberのもるすこちゃん。製造業で技術系会社員として働いており、趣味の将棋でAIの最先端の技術について関心を寄せていた。業務効率化のために十数年前から勉強したというプログラミング技術を生かして、仕組みを構築した。

    「統一決別! 解散総選挙」は統一地方選のDBよりも大幅にグレードアップ。住んでいる地域の郵便番号を入れれば、選挙区の議員、統一教会との関連性が表示される。関与の度合いは以下の5段階。

    1=統一教会との関連報道は現時点では見当たらず
    2=祝電・祝辞を受ける
    3=教団関連イベントに秘書出席・党調査で「接点なし」と書いていたのにあった
    4=教団関連イベントに本人出席・統一教会信者による選挙応援があった
    5=教団関連イベントに本人出席し挨拶・教団幹部と同席写真あり

    (編集部注:2022年8月、岸田首相は自民党所属の全379議員に対し「関係見直し」を指示し、統一教会との接点の有無を調査。何らかの接点があったのは179人だった。しかし、自己申告制にすぎず、被害者らからは「甘い」などの批判もある)

    (略)

    彼が信仰をやめてから十数年たつが、現役信者である両親は、今も選挙が近づけば、協力に応じている。事件後、2世として発信するなかで国会に行くこともあった。政治は投票に行かなければ変わらないと感じている。

    「有権者が壺議員だと知らずに投票することは、政治と宗教の癒着に異議を唱えないということです。選挙支援に至れば、教会に弱みを握られることになり、推し進める政策などに影響する可能性もあります。有権者が監視していく必要があるんです」

    ※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。

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