令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    カテゴリ: 科学


    探査船ちきゅう、ドリル掘削で世界最深記録更新 宮城沖7877m
     海洋研究開発機構は22日、宮城県沖を調査中の地球深部探査船「ちきゅう」が、日本海溝の水深6897・5メートルの地点で海底下を980メートル掘削した…
    (出典:毎日新聞)


    探査船ちきゅうが更新した7877メートルの掘削記録は、海洋探索の新たな一歩を示しています。

    1 牛乳トースト ★ :2024/09/23(月) 14:03:12.29 ID:Ba7Fz8Tk9
    海洋研究開発機構は22日、宮城県沖を調査中の地球深部探査船「ちきゅう」が、日本海溝の水深6897・5メートルの地点で海底下を980メートル掘削したと発表した。海面からの深さは計7877・5メートルとなり、2012年に自らが達成した海洋科学掘削の世界最深記録7753メートルを更新した。

    ちきゅうは、東日本大震災を引き起こした断層を掘って、巨大地震を再び起こす力がどの程度回復しているか探るため、9月6日に静岡市の清水港を出港し、7日に目的地の宮城県沖約200キロに到着した。

    船底に取り付けた6個のスクリューで船の位置を保ちながら、13日から作業に着手。船上にある高さ70メートルのやぐらで1本40メートルのドリルパイプをつないで海底へ下ろしていき、18日からは海底下をドリルで掘り進めていた。21日に海面からの深さ7877・5メートルに達したという。

    ちきゅうは東日本大震災の翌年の12年にも同じ海域に赴き、水深6898メートルの海底下を855メートル掘削。1978年に米国の探査船がマリアナ海溝で達成した当時の最深記録7049・5メートルを塗り替えた。

    今回の調査航海は、巨大地震や津波のメカニズムを探る国際プロジェクトの一環。3カ月間に日米欧など10カ国から地質学や地震学の研究者ら延べ50人以上が乗船する。総運航費は39億円。【垂水友里香】

    2024/9/22 21:25 毎日新聞
    https://mainichi.jp/articles/20240922/k00/00m/040/032000c

    【【海洋】探査船ちきゅう、ドリル掘削で世界最深記録更新 宮城沖7877m】の続きを読む



    すごい発見ですね!古代の人々が彗星の衝突を記録していたとは驚きです。

    トルコ南部に佇む「ギョベクリ・テペ」は、今から約1万2000年前に建てられた非常に古い遺跡です。

    英エディンバラ大学(The University of Edinburgh)の研究者は最近、ギョベクリ・テペの石柱の中に”世界最古のカレンダー”と見られる彫刻を発見したと発表しました。

    さらに別の石柱には、約1万3000年前の彗星の衝突も記録していた可能性があるとのことです。

    この彗星衝突は「ヤンガードリアス」という地球規模の寒冷化を引き起こした要因とも考えられています。

    研究の詳細は2024年7月24日付で学術誌『Time and Mind』に掲載されています。

    目次

    • ギョベクリ・テペに「世界最古のカレンダー」を発見か
    • 1万3000年前の「彗星衝突」が刻まれていた?

    ギョベクリ・テペに「世界最古のカレンダー」を発見か

    ギョベクリ・テペは直径およそ300メートルに及ぶ広さで、そこには200本以上の石柱が円を描くように建造されています。

    これまでの研究によると、ギョベクリ・テペは紀元前8200〜1万年前の期間に建てられたことがわかっています。

    それらは高度な文明が約1万2000年以上前の時点ですでに存在したことを物語っていますが、ギョベクリ・テペ自体は何の目的で建てられ、どのように利用されていたのか、明確にはわかっていません。

    そんな中、研究チームは最近、ギョベクリ・テペの少なくとも一部の石柱は「暦」「天体現象」の記録として使われていた可能性を発見しました。

    ギョベクリ・テペ
    ギョベクリ・テペ / Credit: ja.wikipedia

    チームは以前の研究で、ヴァルチャーストーン(Vulture Stone=ハゲタカ石)と呼ばれる石柱に星座の図形が描かれている可能性があることを報告しています。

    研究主任のマーティン・スウェットマン(Martin Sweatman)氏は今回、さらに一歩踏み込んだ分析を行い、ヴァルチャーストーンに”世界最古のカレンダー”が彫刻されていることを見出しました。

    同氏は徹底的な分析をもとにその理由を述べています(イメージしやすいように下図をご参照ください)。

    氏は石柱に刻まれている数多くの「V字」を数えて、その1つ1つが1日を表していると捉えました。

    またV字が29個か30個ほど描かれており、それが1まとまりで1カ月を示している痕跡が見られたという。

    ヴァルチャーストーンに描きこまれた暦の説明図
    ヴァルチャーストーンに描きこまれた暦の説明図 / Credit: Martin B. Sweatman., Time and Mind(2024)

    その下の列で11カ月をプラスして計354日(太陰暦は29.5日×12カ月で354日)を数え、さらにその下には1太陽年(365日)に帳尻を合わせるように、10日間を足して364日とした記録がありました。

    加えて、ハゲタカの彫刻の首辺りにV字が1つ描きこまれており、スウェットマン氏はこれが「夏至」を表していると指摘。

    この1日を足して、合計が365日となるような暦となっていると説明しました。

    氏の説明が正しければ、これは月の満ち欠けに基づいた354日周期の「太陰暦」と、地球が太陽を1周して365日とする「太陽暦」の両方を考慮した”世界最古のカレンダー”となります。

    しかしスウェットマン氏は、さらに驚くべき発見が別の場所にあったと話しました。

    それによると、約1万3000年前に地球に衝突した彗星が描かれていたというのです。

    1万3000年前の「彗星衝突」が刻まれていた?

    同氏がギョベクリ・テペにある別の石柱を調べていたところ、「おうし座流星群」を描いた可能性が高い彫刻が見つかったというのです。

    おうし座流星群は約1万3000年前(おおよそ紀元前1万850年前とされる)に始まった「ヤンガードリアス」という寒冷化の原因の一つとされるものです。

    彗星はガスや塵などを放出しながら太陽の周りを周回する天体です。そのため彗星の軌跡にはその断片が数多く残っています。そんな彗星の軌跡と地球の軌道が重なると、彗星の断片が地球の大気圏で次々に燃えて流星群という現象を起こします。

    ヤンガードリアスについては、おうし座流星群を発生させる原因天体であるエンケ彗星の大きな断片が地球に落下し、これが空中爆発を起こした際に各地で火災や膨大な塵を上空に広げ、地球規模の寒冷化を引き起こしたという説があります。

    この影響でアメリカ大陸に生息していたサーベルタイガーやマストドンと言った大型動物が絶滅したとされており、人類のライフスタイルが狩猟採集から農耕牧畜に変化するきっかけにもなったとも言われています。

    ヤンガードリアスを引き起こす原因とな彗星衝突を描いたイメージ図
    ヤンガードリアスを引き起こす原因とな彗星衝突を描いたイメージ図 / Credit: UC SANTA BARBARA(2020)

    ただヤンガードリアスの原因は未だ明確ではなく、彗星衝突(おうし座流星群原因説)はあくまでこれを説明する説の1つです。

    ヤンガードリアスが彗星衝突によって起こったことを支持する証拠としては、北米を中心とする当時の年代の地層から特殊なナノダイヤモンドや溶融ガラスが見つかっていることが挙げられます。

    これらはかなりの高温・高圧の条件下でしか形成されないため、彗星衝突で作られた可能性が高いのです。

    その一方で、彗星衝突の説を否定する研究者も多く、火山活動や気候システムの自然な変動からヤンガードリアスが起こったとする意見もあり、議論はいまだに続いています。

    しかし今回、ギョベクリ・テペに見つかった彫刻が本当に「おうし座流星群」を示すものであれば、ヤンガードリアスが彗星衝突で起こったとする説を補強するものとなるでしょう。

    調査中のギョベクリ・テペ
    調査中のギョベクリ・テペ / Credit: Martin B. Sweatman., Time and Mind(2024)

    ただギョベクリ・テペの彫刻は、実際にヤンガードリアスが始まった時期から1000年ほど後の時代になります。

    もしかしたら、当時の人々が祖先から長く言い伝えられてきた「彗星衝突」の出来事を忘れないために石柱に刻んだのかもしれません。

    ヤンガードリアスは人々の生活スタイルをガラリと変革させた重大な出来事でしたから、その原因となった彗星衝突イベントを人々の記憶に刻むためにも、彫刻として残すことは理にかなっているでしょう。

    スウェットマン氏の主張が正しいかどうかは定かありませんが、ギョベクリ・テペの住人たちが高度な知恵と観察力を持っていたことは確かなはずです。

    全ての画像を見る

    参考文献

    Ancient carvings may be world’s oldest calendar
    https://www.ed.ac.uk/news/2024/ancient-carvings-may-be-world-s-oldest-calendar

    Carvings in Ancient Temple of Göbekli Tepe Could Be Earth’s Oldest Calendar
    https://www.sciencealert.com/carvings-in-ancient-temple-of-gbekli-tepe-could-be-earths-oldest-calendar

    元論文

    Representations of calendars and time at Göbekli Tepe and Karahan Tepe support an astronomical interpretation of their symbolism
    https://doi.org/10.1080/1751696X.2024.2373876

    ライター

    大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。

    編集者

    ナゾロジー 編集部

    古代の彗星衝突が記録された「世界最古のカレンダー」を発見!


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【社会】古代の彗星衝突が記録された「世界最古のカレンダー」を発見!】の続きを読む



    やっぱり、正露丸ってすごいんだなと改めて思います。寄生虫アニサキスが死ぬなんて驚きですね。正露丸の効果って本当にすごいですね

    ラッパのマークの正露丸というと、日本では広く知られている一般的な胃腸薬ですが、この正露丸でアニサキス症が解消されるという噂が存在します。

    実際正露丸でアニサキスの活動が抑制したという報告もありますが、ネット上では専門家による否定的な意見も多く、実際の効果は不明確でした。

    高知大学理工学部の研究グループは、正露丸がアニサキスに対する殺虫効果を持つのかどうかを、細胞の生死判定を行うトリパンブルー染色液を使って調査

    結果、正露丸を溶かした液は実際にアニサキスを殺していて、胃液でも分解できる状態にしていることがわかりました。

    アニサキスは基本的に殺虫法がなく、外科的に取り除くしかないとされているため驚きの報告です。

    研究の詳細は、『Open Journal of Pharmacology and Pharmacotherapeutics』へ2021年7月22日に掲載されています。

    目次

    • 刺し身好きにとって恐怖の寄生虫アニサキス
    • 正露丸はアニサキスを確かに殺している

    刺し身好きにとって恐怖の寄生虫アニサキス

    アニサキスは消化管の粘膜に頭部を突き刺して暴れまわり粘膜へ潜り込もうとする
    アニサキスは消化管の粘膜に頭部を突き刺して暴れまわり粘膜へ潜り込もうとする / Credit:canva

    日本人にとっては欠かせない食文化である「お刺身」。

    しかし、サバやカツオといった魚介類にはアニサキスという1~3cmほどの厄介な線虫が寄生しています

    このアニサキスをそのまま食べてしまうと、奴らは胃や腸の粘膜に頭を突き刺して暴れまわり、激しい腹痛やアレルギー症状を起こします

    ひどいときには消化管の壁を食い破って腹腔へ入り込んだ症例も存在しています。

    このアニサキス症の被害は、年々増加傾向にあり、日本では2018年に報告された食中毒の症例の35%がアニサキスによるものだったといいます。(Watari et al.,2021)

    しかも現在、このアニサキスを殺す特効薬は存在しないとされており、体内に入り込まれた場合、病院で内視鏡を使って外科的な方法で摘出してもらうしかありません

    そんな話を聞くと、私たちも安心して「お刺身」が食べられなくなってしまいそうです。

    ところが、実は2011年にドイツの医学雑誌『Hepato-Gastroenterology』に、正露丸でアニサキス症が緩和されたという2つの症例が報告されます。(Sekimoto et al., 2011)

    この論文では、「2つのケースで、正露丸を経口摂取したアニサキス症の患者が、数分で強い上腹部痛を鎮静化した」と報告している他、試験管実験(in vitro研究)でも正露丸に曝露したアニサキスの幼虫が活動を抑制させたと報告していました。

    ただ、この論文では完全にアニサキスに正露丸が効くことを証明できてはいなかったため、世の中では半信半疑に聞いている人がほとんどで、「ひょっとしたら応急処置にはなるのかもね」、というニュアンスで伝えられるだけでした。

    そこで、今回高知大学理工学部の研究グループが、「正露丸がアニサキスを麻痺させているだけなのか、殺虫効果があるのか」という問題を明らかにしようと研究を行ったのです。

    正露丸はアニサキスを確かに殺している

    これまでの研究では、アニサキスが薬剤処理で動きを停止した場合、1~2日経っても再度動かなければ「死んだ」という曖昧な判定をしていました。

    しかし、これでは科学的な証拠とは言いづらいものがあります。

    そこで、今回の研究者たは、死んだ組織に反応して青色に染まるというトリパンブルー染色液を使ってアニサキスの生死判定を行う実験をしたのです。

    研究では通常服用量の正露丸を溶かした液にアニサキスを30分浸し、活動の停止を確認してからトリパンブルー染色を行いました。

    するとアニサキスは濃い青色に染まったのです。

    トリパンブルー染色の様子。(A)正露丸処理なしの生きている線虫。(B)正露丸処理の1日後の不動線虫(1錠/ 10mL)
    トリパンブルー染色の様子。(A)正露丸処理なしの生きている線虫。(B)正露丸処理の1日後の不動線虫(1錠/ 10mL) / Credit:K. Matsuoka et al.,Open J. Pharmacol. Pharmacothr(2021)

    これはすなわち、正露丸によってほとんどのアニサキスが死ぬことを示しています

    また、生きたアニサキスは胃液の消化酵素に分解されることがないため、体に入ると1週間近く生存し続けます。

    しかし、正露丸液に30分浸したアニサキスは、胃液と同じ濃度の消化酵素(ペプシン)に浸した際、24時間以内に分解が始まったのです。

    ペプシンに24時間浸した様子。(A)正露丸処理なしの生きている線虫。(B)30分の正露丸処理直後の不動線虫(1錠/ 10mL)。
    ペプシンに24時間浸した様子。(A)正露丸処理なしの生きている線虫。(B)30分の正露丸処理直後の不動線虫(1錠/ 10mL)。 / Credit:K. Matsuoka et al.,Open J. Pharmacol. Pharmacothr(2021)

    下の動画は研究者がYou Tubeに投稿した、アニサキスが正露丸と胃の消化液で分解される様子です。

    これらの試験管実験(in vitro研究)の結果からは、アニサキスの幼虫が、広く入手可能な胃腸薬である「正露丸」の通常用量を経口摂取するだけで、殺すことができる可能性を示しています

    研究者はこの正露丸のアニサキス殺虫効果は、正露丸の主成分である木クレオソートが、アニサキスのアセチルコリンエステラーゼという酵素を特異的に阻害することでもたらされると予想しています。

    正露丸は、もともとは「征露丸」と表記された日露戦争時代に遠征する兵士に持たせた歴史ある古い薬です。

    1930年代の征露丸の広告
    1930年代の征露丸の広告 / Credit:Wikipedia

    それが現代でもまだ見つかっていなかったアニサキス症にもある程度有効かもしれないというのは、本当に驚きです。

    研究者は論文の最後に、「私たちの知る限り、これはアニサキスの幼虫に対して強い殺線虫活性を持っている薬の最初の報告である」と述べています。

    ただ、これはあくまで試験管試験の報告のため、アニサキス症の応急処置にある程度なる可能性はありますが、アニサキス症は医療機関で外科的に取り除いてもらうことが現在唯一の治療法であることは理解しておきましょう。

    ※この記事は2021年9月公開のものを再掲載しています。
    この研究には、追加の報告があります。

    SNSの実態調査で判明!正露丸は本当にアニサキスの殺虫効果があった!


    全ての画像を見る

    参考文献

    正露丸が寄生虫アニサキスを殺す:世界初の特効薬か(論文navi)
    https://rnavi.org/103492/

    元論文

    Over-the-counter medicine (Seirogan) containing wood creosote kills Anisakis larvae
    https://doi.org/10.17352/ojpp.000017

    ライター

    海沼 賢: ナゾロジーのディレクションを担当。大学では電気電子工学、大学院では知識科学を専攻。科学進歩と共に分断されがちな分野間交流の場、一般の人々が科学知識とふれあう場の創出を目指しています。

    編集者

    やまがしゅんいち: 高等学校での理科教員を経て、現職に就く。ナゾロジーにて「身近な科学」をテーマにディレクションを行っています。アニメ・ゲームなどのインドア系と、登山・サイクリングなどのアウトドア系の趣味を両方嗜むお天気屋。乗り物やワクワクするガジェットも大好き。専門は化学。将来の夢はマッドサイエンティスト……?

    正露丸で実際「寄生虫アニサキス」は死ぬのか?世界で初めて確認した研究


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【社会】正露丸で実際「寄生虫アニサキス」は死ぬのか?世界で初めて確認した研究】の続きを読む



    19世紀の難破船からこんな価値ある品が見つかるなんて、歴史的な発見ですね。きっと今後、このシャンパンの話題で盛り上がること間違いなし!

    カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

    image credit:Tomasz Stachura/Baltictech

     スウェーデン沖のバルト海で発見された19世紀の沈没船に、未開封の高級シャンパンミネラルウォーターなど飲料ボトルが100本以上が積載されていたことがわかった。

     この船は、ロシア皇帝アレクサンドル2世(在位1855~1881年)の宮廷へ向かう途中で難破した可能性があるという。

    【画像】 難破船には未開封の木箱に入ったボトルがぎっしり

     難破船を発見したのは、ポーランドダイビンググループ「バルティックテック」だ。発見地点はバルト海に浮かぶスウェーデン領エーランド島の南37kmの海域だ。

     沈没船探査のために現場の海底を数年にわたり調査していたダイバーチームだが、この船を見つけたのは偶然だったという。チームリーダーのトマシュ・スタフラ氏によると、彼らが2024年7月11日にほとんど目立たない船の残骸がソナーで発見された時、漁船だと思ったという。

     「船には木箱に入ったボトルがぎっしり積まれていました」とスタチュラ氏は語る。

    2_e

    これらのボトルは1850年から1867年の間に製造されたという / image credit:Tomasz Stachura/Baltictech

    [もっと知りたい!→]1717年に沈没した難破船から海賊の骨が発見される。キャプテン・ベラミーの発見に繋がる可能性も

    ミネラルウォーターのボトルに歴史的意義

     大量のシャンパンの発見は話題になるだろうが、実は今回の場合、ミネラルウォーターのほうが歴史的意義が高く重要な意味をもつという。

     19世紀当時、ミネラルウォーターは治療効果が高いとされ、ヨーロッパの富裕層や有名人の間で流行の飲み物だったのだ。運搬には護衛がつくほど貴重なものだったようだ。

     ミネラルウォーターは密封された陶製のボトルに入っていて、この船の歴史について重要な手がかりをもたらしてくれる。

    4_e

    発見された未開封の大量のボトル / image credit:Tomasz Stachura/Baltictech

     封印の形状から、これらボトルは1850~1867年の間にドイツの企業セルターズによって製造されたことが判明した。この会社はフランクフルト北部にあるタウナス山脈の天然水で有名だ。

    「陶製のボトルに刻印されたブランド名から、ドイツのセルターズ社製のものであることがわかりました。現在でも製造されていて、ロゴもまさに同じものです」

     さらに、沈没船に積まれていた陶製ボトルは現在でも存在する工場で作られていて、さらに詳しい情報を得るために同社と連絡をとっている。

    [もっと知りたい!→]170年前に沈んだ難破船から引き上げた海底熟成シャンパン、そのお味は?

     現在スウェーデン当局にこの件を通報し、水中考古学者らとさらなる調査プロジェクトに取り組もうとしているが、行政上の制限があり、回収には時間がかかりそうだ。

    3_e

    難破船を調査するダイバーたち / image credit:Tomasz Stachura/Baltictech

    年代物のシャンパンはうまいのか?

     これらのシャンパンは未開封だったために、まだ飲める可能性がある。はたしておいしいのか?

     19~20世紀始めにかけての沈没船からこうした酒類が見つかった例はほかにもある。

     かつて、フィンランドのオーランド諸島近くで168本のシャンパンを積んだまま1852年に沈没した船が発見された。関係者たちが170年前のシャンパンを試飲したが、そのお味は「獣じみたテイスト」、「濡れた髪みたい」、「安っぽい味」と、あまりそそられる味ではなかったようだ。

     かの有名なタイタニック号にも、もちろんシャンパンのボトルの残骸はあったが、水深3800mのものすごい水圧にもかかわらず、ボトルは破裂することなくそのまま無傷で残っていたそうだ。

     シャンパンのボトル内の圧力はかなり高く、なんらかの作用で海水圧とこの圧力が同じになり、爆縮が起こらなかったのではないかと言われている。

    References:Diving Conference Baltictech / Shipwreck Loaded With 100 Bottles Of Champagne Found In Baltic Sea | IFLScience / written by konohazuku / edited by / parumo

     
    画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

    19世紀の難破船から未開封のシャンパンなどが100本以上発見される


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【社会】19世紀の難破船から未開封のシャンパンなどが100本以上発見される】の続きを読む


    マンモスの復活が近づいてきたんですね!どんな技術を使って染色体を復元しているんでしょうか?本当に興味深い研究ですね。

    1 ごまカンパチ ★ :2024/07/18(木) 21:17:17.55 ID:g7+9Jp+q9
    https://news.yahoo.co.jp/articles/588b9de7ce1e61731dc22d847bf63b41f724eddb
     絶滅したケナガマンモスの復活が現実味を増していることが分かった。
    国際的な専門家グループが今回、2018年にシベリアで発掘された5万2000年前の生物の染色体を復元。
    古代のサンプルからの初めての成功となった。

    今回の復元成功により、ケナガマンモスと現在のゾウのDNAの比較が可能となるため、研究者の間では、ケナガマンモスの「脱絶滅」の可能性が示唆されている。
    ケナガマンモスは北米やユーラシア大陸に生息した哺乳類で、約4000年前に絶滅したとされている。

    この研究の共同著者でコペンハーゲン大学のトーマス・ギルバート教授は
    「今回の結果はケナガマンモスの脱絶滅に向けた現在の取組みに影響を与えることは明らかです」と話した。

    【【社会】マンモス復活に一歩前進!古代生物の染色体を復元、ゾウとのDNA比較可能に 国際的専門グループが研究】の続きを読む

    このページのトップヘ