令和の社会・ニュース通信所

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    カテゴリ:国内 > 教育



    確かに受験戦争は過酷だと思いますが、やはり大学進学が前提となっている以上、受験は避けられないでしょう。しかし、受験に焦点を当てるのではなく、学びや自己成長を大切にする教育制度に変えていくことが必要だと思います。

     突きつけられる選択肢は、“人生の敗北者”or“受験戦争”の2つ……。生きづらい子どもを増やしてしまう、日本の教育制度の欠陥とは?

     日本を代表するラッパーの1人、Kダブシャイン氏の新刊『Kダブシャインの学問のすゝめ』より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)

    ◆◆◆

    アメリカには教室制度が無い

     自分は、高校2年生の時から交換留学制度を使いアメリカに渡り、現地、フロリダ州オーランド市の公立高校に編入した。

     はじめに驚いたのは、アメリカの公立高校は大学と同じシステムになっていたことだ。たとえば、○年○組という決まったクラスはなく、「○年○組の担任」という先生もいない。ホームルーム担当はいるけれど、その先生はホームルームで伝達事項について話すだけだ。

     そもそもアメリカの高校には、出席を取ったり全員に一斉に何か連絡を伝える毎朝の日本で言うホームルームのようなものがなかった。大学と同じように、登校して教科の教室に入ると一時間目の授業がいきなりはじまる。自分の属する教室がないということは、時間割も一人一人違うということだ。毎時間、授業を受ける生徒らがその度に入れ替わるからだ。出席確認はそれぞれの授業ごとにその教科専門の教師が担当していた。

     それから、ホームルーム担当とは別に、生徒一人一人にスクールカウンセラーという職員がついていた。

     カウンセリングルームに行くと、カウンセラーがいつでも進路や勉強の相談に乗ったり、時間割をつくる手伝いをしてくれる。たとえば、「きみは今、数学Ⅱクラスにいるけれど、ちょっとレベルが合っていないみたいだから、ひとつ下の数学Ⅰクラスを受けたほうがいいよ」といったアドバイスをくれる。年齢や学年とは関係なく、それぞれの科目で自分にあったレベルの授業を受講することを推奨してくれるのもここにいるカウンセラーだ。

     日本だと、進級して学年が上がるにつれて自動的に教科のカリキュラムが進んでいくけど、ついてこれない生徒は置いてきぼりになってしまう。日本の教育はそういう意味で、「脱落させる教育」になっている。そしてその最たるものは受験だ。ふるいにかけてトップ層の人材を掬ったら、残りの人たちは「あとは自分たちでうまくやってね」というシステムだ。

    高校受験、さっさとやめるべき

     一般的に、日本の教育過程にはもう長年「高校受験」という大イベントが待ちかまえている。義務教育は中学までだけど、今はほぼ全員が高校に進学するから、ほとんどの子供が受験を経験する。ということで必然的に、公立の学校で中学3年生になると学校授業の主な目的が高校進学のための受験対策になる。

     つまり高校受験は日本に生きていれば、15歳の若者にほぼ必ず訪れるものだ。

     だが15歳というのは、人間として一番大切な成長期ではないか。

     15歳という年齢は身体も精神も子どもから大人になる重要なタイミングで、あらゆることが大きく変化する。誰もがそうだろうが、まず自分の身体の変化にものすごく戸惑いを感じる時期だ。背も伸びるし、体も大きくなるし、毛も生えてくるし、生理的な体験もある。誰にでも来る思春期という成長段階で、他人に対する自分の気持ちや、他人からの視線にとても敏感になり、特に異性のことが気になってくる。

     こういった心身ともに不安定な時期に、「高校受験」という大きな人生の分岐点が強制的に訪れるのは、とてつもない精神的負担になる。思い起こせば、当時の自分もかなりのストレスを感じていた。

     そして不運にもそのようなストレスが学校内のいじめ問題にダイレクトに繫がっている、というのが自分の見解だ。

     子どもたちは、自らの身体や心が変わってきて自分ともっと向き合いたいのに、大人から「今勉強しておかないと人生の敗北者になるぞ」と一方的に脅されて、暗記ばかりの詰め込み受験勉強を強要される。

     ここで抱えるストレスが、「それなら他人を蹴落としてやろう」っていう気持ちにつながったとしてもおかしくはない。普通の人なら、誰でも他人より優越感を持ちたいと思っている。もし「お前、このままじゃ落ちこぼれるよ」と言われたら、「でも誰かより上に立ちたい。じゃあ自分より弱い者を蹴落としてやろう」となるのは一種の動物的本能だろう。先行き不安になることで劣等感が生まれ、それが屈折してしまうことが多くあるのだ。

     今の日本の高校受験は、むしろそれを増長させる結果にしかなってない。

     中学生の頃にいじめをしていた人たちも、こういわれたらハッとするんじゃないだろうか。確かに自分にも心あたりがないわけではない。

     それに、みんなが同じ状況なんだから、受験をストレスと感じちゃいけないという同調圧力のような空気もある。「これは誰もが当然乗り越えるべき試練なのだ」という暗黙の了解だ。「前の年の先輩も、その前も、みんなこの受験を経験してきたんだから、これがこの国では常識なんだ。これを乗り越えられる人だけが立派になれるんだ」というプレッシャーも、それまで経験したことのないストレスになっている。

     そしてそこに輪をかけるのが、日本の教室制度だ。何年間も同じ人が毎日顔を合わせる。すなわち30人くらいいる教室で、いつも同じ顔ぶれがそこで同時に得体の知れないストレスを年単位で受け続けている。冷静に考えるとこれはちょっと異常なことではないか。

     どんな所でも同じ所に同じ人がずっといたら、どうしても人間関係の上でのヒエラルキーができるのは、これもまた人間の本能だ。

     たとえば会社がそうなのだが、そこにはもともと役職やある程度の年功序列があるから納得できるけど、学校の教室はみんな同い年で立場に基本、上下関係はない。

     そしてその中で、色々なタイプの生徒がいる。たとえば、体がデカくて力がありあまっているけど勉強はあんまり得意じゃない子がいたとする。その彼は勉強なんかほどほどにしてもっと楽しく生きたいのに、学校に行くといつもギスギスしていて、たくさん勉強する成績のいい子だけが褒められ、自分は落ちこぼれ扱いだ。

     そんな場面に毎日いたら、「気に入らないから腹いせに誰かをいじめてやろう」となるのはわからなくもない。もちろん力があるからやっていいということではない。でも、成長期の子どもなら過度なストレスのせいで自分で自分を制御できなくなってしまうのも理解できる。この場合のいじめの原因は本当はその子でなく、そういう子を創り出す環境ではないのか。

     今ある日本の受験システムや教室制度による日々のストレスが、子どもの純真な心をゆっくり殺していると言っても過言ではない。だから、一刻も早く受験システムと教室制度を見直すべきなのだ。

    権威主義と虚栄心

     受験や学校の事も含めて、子どもたちの問題についてはけっこう前から危惧している。

     なぜかというと、子ども子どもらしさを失うことの弊害が、どれだけ世の中に影響を及ぼすのかが心配だからだ。

     江戸時代の日本は「鎖国」していたけど、武士が自発的に地元の子に読み書きを教える寺子屋という立派なものがあったり、今より大人が子どものことを考えていたのではないか。

     しかし、それが今の大人はみんな自分のことしか考えなくなってしまった。第3章でまた詳しく書くが、日本の大人の心を蝕む「権威主義」と「虚栄心」が、今の日本人をこじらせてしまったように感じる。

    いまだ「権威主義」から抜け出せない日本人

    「権威主義」は、日本が歴史の長い共同体である以上、存在するのは理解できるが、そこから自分を直視しようとしない「虚栄心」がはびこるのは、どうにかしないといけない。

     自分の知っている限り、アメリカ人は虚栄心というものに敏感だ。虚栄心は英語で「Vanity」というのだけど、わりとネガティブなものとして日常会話にしょっちゅう出てくるワードだ。それは自分を本当の自分より大きく見せるものだから。ビジネスの場面では、時に一種のはったりのため見栄を張ることは良しとされる。

     彼らは基本的に「自分らしさ」や「そのまま」ということに価値を置いているから、背に腹は代えられないとき以外は、ただただぬるま湯に浸かっていたいとか、見栄やステータスを守るために自分を大きく見せようとするのは非難されやすい。そういう人は総じて正直じゃないのが明らかだから完全に信用できないという感覚になるのだ。

     ところが、意外に日本ではこういうものが平気で横行している。

    「虚栄心」と「権威主義」が強迫観念になっている現代の日本人は、すっかり本当の自分を見失っている気がしてならない。

     このしがらみを乗り越えるには、もっと「自由」と「公の精神」を浸透させることだ。(続きを読む)

    「日本人には顔がない、フェイスレスなんだ」と言われたことも…レジェンドラッパー・Kダブシャインが語った、日本がイノベーションを起こせない理由 へ続く

    KDUBSHINEWebオリジナル(外部転載))

    この国の教育制度の欠陥とは? 写真はイメージ ©getty


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【教育】「高校受験、さっさとやめるべき」選択肢は“人生の敗北者”or“受験戦争”の2つ…アメリカ育ちの日本人ラッパーが危惧する「日本の教育制度」の残酷性】の続きを読む



    PTAのベルマーク委員って、結構大変なんですね。

     入学や進級の時期になると、小学生子どもを持つ親たちが頭を悩ませるのがPTAの役員や委員決めではないでしょうか。


     学校によってルールは異なるものの、子どもが在学中に一度は経験するといっても過言ではないPTA委員。あらゆる委員や係があり、親たちの間ではどの委員を希望するか、話題が付きません。


    ママ友の「ラクな委員」という情報を信じ…



    イメージです(以下、同じ)



     首都圏在住の大川幸子さん(仮名・34歳)も、PTA委員の活動で大変な思いをしたと話します。いったいどのような経験をしたのでしょうか。


    「毎年、PTA委員を決める時期になると、ママ友の間で“この委員がラクだった”という情報が出回るんです。保育園で一緒だったママさんは、上の子がいるのでもう委員を経験済みでした。


     先生とクラスをまとめる学級委員や、広報誌を作る広報委員は出席しなければならない集まりが多く、大変と聞いていました。いろいろと聞いた上で、消去法でラクそうなベルマーク委員に立候補したんです」


    ◆意外と人気なベルマーク委員
     しかし、ベルマーク委員になるのもラクではなかったと言います。


    コロナ禍PTA委員を済ませてしまえば、学校で集まることも少ないと思ったママたちの自薦が委員数を上回って抽選になったんです。うちは1年生のときは抽選に漏れたのですが、翌年に選ばれてベルマーク委員になることができました」


     そもそもベルマークとは「PTA・大学・生涯学習グループなどごとに集めて財団に送付すると、1点につき1円として、協力企業の学用品などが購入でき、購入金の1割が僻地や開発途上国被災地などの学校への援助資金となる」(デジタル大辞林より)という運動のこと。


     ベルマーク委員はベルマークを集めて集計したり、学校の備品を購入したりします。活動内容は地味ながら、正確さが求められるそう。


    「大変だと聞いていた学級委員は、コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、茶会と呼ばれる先生との座談会などが中止となって、主な連絡はLINEで行っていました。


     反対に、ベルマークの集計は対面で集まらないとできないため、必ず数ヶ月おきに学校に集まっていました。前年度のベルマーク係は、コロナであまり集まれなかったそうで、PTA室には前年度分のベルマークが未集計のまま袋に残っていました」


    ベルマークの仕分けは重労働



     実際にベルマークの仕分け作業が始まると、想像以上に苦行だったと言います。


    「教室の中でマスクをした状態でベルマークを分類別に仕分けする作業はつらかったです。最初に、ベルマークの集計をしやすくするために、切り取り線よりも大きく切られたベルマークはハサミで切って整えるのですが、薄いビニールに印刷されたベルマークを切るのって面倒くさいんですよ。


     最初に企業ごとにベルマークを仕分けし、今度は企業ごとに数えるのですが、これが1点、0.5点など点数がいろいろ混ざっていてとってもややこしいんです。


     うちの学校では苺や卵の空パックの中にマークを点数別に入れていました。10枚ごとにまとめてセロテープで留めます。単純作業ですが、なかなか終わりが見えず、ついため息が出てしまっていました」


    ◆「ラク」の言葉を信じるんじゃなかった!



     ただ、ベルマーク委員は平日の2~3時間で作業が済むため、パートタイマーのママたちにとって時間を合わせやすいため、密かな人気なんだとか。


    「確かに、運動会などの行事の準備や手伝いでがっつりと時間を取られるような委員より、年に数回、ベルマークを集計すればいいのでラクと言えばラク。ただ、ひたすらマークを数える作業は、細かい作業が苦手だとつらかった。


     ベルマークメンバーグループチャットが作成されて、前もって予定を確認してから日程が決まるので、欠席や遅刻がしづらいんです」


     小学校に通う子どもがいると、避けて通れないPTA活動。1年間の任期を終えて、幸子さんはこう感じたと言います。


    ママ友からの“ベルマーク委員はラク”っていう話を信じなければ良かったです。みんなで集まる作業が好きな人もいるけれど、休みづらい雰囲気もあって気が重かったです。


     ベルマークの集計のような作業は、実際にやってみないと合っているかわからない。本当は、事前にどういう委員なのか、体験できれば良いのですけどね……」


     いよいよコロナによる規制も緩和が進んできて、学校行事なども復活しています。学校活動を円滑に行うために必要なPTA委員も、どんどん効率化されていくことを願います。


    <文/池守りぜね>





    (出典 news.nicovideo.jp)

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    「学校は勉強する場所であって、交際する場所ではない」というのは、確かに正しい考え方だと思います。だからこそ、教師と生徒の交際は絶対に許されないということを、きちんと示す必要があると思いますね。

    1 煮卵オンザライス▲ ★ :2023/06/23(金) 11:35:08.83ID:HWn9lZ5v9
    朝日新聞 2023/6/23(金) 8:00配信
    https://news.yahoo.co.jp/articles/8d0b4027563fb63b11d998f259088436ba3b5fbb

    児童生徒と教員との交際関係は成立しません――。

    後を絶たない教職員による児童生徒への性暴力を受け、東京都教育委員会は校内にこのような警告ポスターを掲示するなど、防止強化に乗り出す。

    自由な時間が増える夏休みを前に、学校で性暴力が起きた際に素早く対応できるよう、全教員を対象にロールプレー形式の訓練も行う。
    22日にあった都教委の会合で報告された。

    昨年4月施行の「教員による性暴力防止法」は、性交やわいせつ行為などを「児童生徒性暴力」と位置づけ、禁止を明示。
    都も法施行に合わせて、児童生徒が電話やメールなどで相談できる「第三者相談窓口」を開設し、防止・抑止策を打ち出した。

    それでも性暴力の根絶にはほど遠く、都教委によると、昨年度は児童生徒にわいせつ行為をした教職員9人、セクハラをした6人を懲戒処分。
    今年度も生徒と性行為に及んだなどとして計3人を懲戒処分にした。

    昨年度1年間に第三者相談窓口に寄せられた235件の相談内容も、性暴力が疑われる事例が半数超の126件に上り、実際に6件が教職員の懲戒処分につながっている。


    ポスター画像

    (出典 tadaup.jp)

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    私学の側からすると、授業料完全無償化の政策は不公平だと思えるかもしれません。

    1 ぐれ ★ :2023/06/22(木) 08:53:40.43ID:9Y+W8KmG9
    ※6/21(水) 14:32配信
    FNNプライムオンライン

    6月19日に開かれた、近畿地方2府4県の私立高校で作る連合会の会議。

    その中で、関係者が「大阪府のやり方について極めて憤りを感じている」と怒りをにじませたのは、2023年4月の大阪府知事選で、吉村知事が少子化対策の一環として公約に掲げていた、所得制限なしの高校授業料の「完全無償化」についてです。

    興国高校 草島葉子校長:
    近畿では一丸となってこれ(授業料完全無償化)には賛成できない。反対であるという姿勢を持っています。

    5月に発表された素案に、兵庫県の名門・灘高校を始め、近畿地方の名だたる私立高校が加盟している「私学連合会」が猛反発する形になりました。

    現在の制度では、私立高校の年間授業料が60万円未満の場合、世帯年収に応じて一定額を各家庭が負担し、残りを国と大阪府が負担しています。
    60万円を超える分については、年収800万円未満の世帯については学校側が負担。
    世帯年収が800万円を超える場合は、各家庭の負担となっています。

    ところが、新たな制度では所得制限を撤廃。60万円未満の授業料については、すべて国と大阪府が負担し、60万円を超える授業料については、全額学校側が負担することになるのです。

    私立高校側は、授業料が60万円を超える学校も少なくないため、教員を減らすなどのコスト削減の結果、教育の質の低下を招くことになるのではと懸念しています。

    さらに、新制度案の対象は、大阪府内に住む高校生となっていますが、仮にこの生徒が府外の学校に通う場合でも、その高校の負担が増える可能性があります。
    その一方で、近隣他県に住んでおり、大阪府の私立高校に通う生徒は、完全無償化の恩恵を受けることはできません。

    兵庫県の灘高校の前校長もこの点に言及。

    続きは↓
    https://news.yahoo.co.jp/articles/f0082ccfc69b3938653afdabc60cb852eb162830
    関連スレ
    大阪府の高校「完全無償化」案 近畿2府4県の私立高校でつくる団体が反対の意向 [はな★]
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1687155846/

    【【社会】名門・灘高前校長も「不公平」と非難 大阪府の高校授業料“完全無償化”に私学反発 そのワケは?】の続きを読む


    私立高校側が反対するのも分かりますが、教育の公的性として全国一律に「完全無償化」を推し進めてほしいですね。教育が受けられる権利があるのなら、私立や公立の差別はなくなるべきです。

    1 はな ★ :2023/06/19(月) 15:24:06.11ID:JCbuZ39U9
    大阪府の高校「完全無償化」案 私立高校の連合会が「反対」で一致 「府外の生徒にとって不公平」 吉村知事は「制度から離脱する私学があるかもしれない」「学校によって意見が違うので丁寧に対応したい」
    6/19(月) 14:12 8カンテレ
    https://news.yahoo.co.jp/articles/3fcaa3b07716f09fdb02fe358817d3e505df71ba


    大阪府が実現を目指す高校授業料の「完全無償化」案について、近畿2府4県の私立高校でつくる団体が反対の意向を示しました。

    大阪府の高校授業料の「完全無償化」については、吉村知事が4月の府知事選で公約に掲げ、5月に制度の素案が発表されました。

    大阪府が示した制度案は、公立・私立ともに所得制限を撤廃し、来年度の高校3年生からスタートして、2026年度には全学年で無償化を実現するというものです。

    現在、実施されている「所得制限あり」の制度では、大阪府は私立高校について年収800万円未満の世帯を対象に補助金の上限60万円を超える授業料について学校が負担する「キャップ制」を適用しています。

    この「キャップ制」は新たな制度案でも適用され、私立高校は全ての生徒の上限額を超える授業料を負担する必要が出てきます。

    府内すべての私立学校でつくる連合会は、この新制度案について、年間で2億円ほど支出が増える私立高校もあり経営破綻や教育の質の低下を招くとして、これまでも賛同しない意向を示していました。

    また、新制度案では、大阪府内在住で府外の高校に通う生徒も対象となります。

    19日、近畿2府4県の私立高校の連合会が会議を開き「大阪府以外の生徒が不公平になる制度は認められない」などとして反対する意向で一致しました。

    会議後の会見で、兵庫県の灘高校の和田孫博前校長は「例えば60万円を個別に各生徒に渡して、それをもって、どこの県の私学に通ってもそれは勝手だと思うんですけども、学校に対して、そういう形の“キャップ”をかけるというのは、私学教育を踏みにじる考え方だと思います」と話しました。

    こうした私立学校側の意見に対して、吉村知事は19日に取材に応じ、以下のように述べました。


    ※全文はリンク先で


    関連スレ
    【大阪】実は学校にとって負担増 大阪府“高校完全無償化”のカラクリ 「学校の特色失われる」懸念の私学も
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1686894980/

    【【社会】大阪府の高校「完全無償化」案 近畿2府4県の私立高校でつくる団体が反対の意向】の続きを読む

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