ナスカの地上絵は儀礼活動に使われた… 山形大学がAI使い新たに303件の地上絵発見 タイプは2種類 …山形大学は24日、ナスカの地上絵の目的が儀礼活動に使われたことが明らかになったと記者会見で発表しました。AIを活用し始めたおととし以降、新たに303… (出典:YBC山形放送) |
山形大学によりますと山形大学ナスカ研究所とIBM研究所の共同プロジェクトは、AIを活用しペルー・ナスカ台地の調査を行ったところ、おととし9月から去年2月までの6か月間で人やラクダ科の家畜など新たに303件の地上絵を発見しました。
詳しく調べた結果、地上絵には巨大で線状に描かれたものと小型で面的に描かれた主に2種類のタイプがあることが分かりました。
巨大で線状の地上絵は主に野生動物が描かれており、直線や台形によって構成された神聖な場所に向かう巡礼路周辺に描かれていました。複数の集落による共同体レベルの儀礼活動に利用されたと考えられています。
小型で面的な地上絵は人間や人間の頭、家畜が多く個人や小規模な集団の儀礼活動に関連しているということです。また、山形大学ナスカ研究所はプロジェクト成果の論文が、アメリカの総合科学誌「米国科学アカデミー紀要」に掲載されることを発表しました。
2024/09/24 11:22 YBC山形放送 https://news.ntv.co.jp/n/ybc/category/society/ybf70e226685cd4bb0a0def30c6cf0a567