タマネギ問題以来の窮地…文在寅大統領の支持率急落 ソウル市長セクハラ自殺が直撃
コロナ禍をめぐる一連の対応で求心力を高めてきた韓国の文在寅大統領の威信が再び揺れている。与党「共に民主党」の次期大統領候補と目されていたソウル市長のセクハラ自殺問題が政権を直撃。支持率が急降下している。
韓国の世論調査会社のリアルメーターが20日に発表した文在寅大統領の支持率は、前週比3・9ポイント減の44・8%にダウン。「疑惑のタマネギ男」と揶揄された側近の曺国元法務部長官の家族らをめぐる一連の不正疑惑が浮上した昨年10月第2週の41・4%以来の低水準に沈んだ。
一方、不支持率は前週比4・5ポイント増の51・0%で、支持率を上回った。不支持率は昨年11月第1週の51・7%以来の高水準だ。
調査が行われたのは、セクハラを告訴されて自殺したソウル市長の朴元淳氏の告別式と、告訴に動いた元秘書の弁護人による記者会見と同じ時期。ソウル市長のセクハラ自殺問題が影響したとみられている。
「弁護人らが会見で明らかにしたセクハラの実態はショッキングなものでした。告発した元秘書はソウル市の現職女性職員です。朴元淳市長の秘書を務めていた4年間、ジョギングから戻った市長が市長室でシャワーを浴びるたびに替えの下着を用意させられ、入れ替わりに汚れた運動着と下着を受け取って自宅に届けるよう強要されていたといいます。市長室内で昼寝をする市長を起こす担当もさせられていたそうです。その理由が男性職員が起こすと、市長の機嫌が悪くなるからだとか。人権派弁護士として知られる朴元淳氏は、韓国初のセクハラ裁判の代理人を務めて勝訴判決に導き、2011年に市長に初当選以降は女性に配慮した政策を実施。セクハラ予防などを主張するなど、クリーンなイメージで人気が高かった。だからこそ、次期大統領候補に名前があがっていたわけで、裏の顔を知った韓国社会には嫌悪感が広がっています」(ソウル特派員)
文在寅大統領にとって頭が痛いのは、支持層離れに直結している点だ。主な支持層とされる女性の支持率は前週比6・6ポイント減の44・1%で、30代の支持率は前週比14・4ポイント減の42・6%に低下。全体の下げ幅を大きく上回っている。この問題、どこまで尾を引くか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
(出典 news.nicovideo.jp)
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