| ロシア軍に近くキューバ人傭兵2万5000人加入か 武器・技術・経験共有する「枢軸」が拡大 …たのに、実際には1週間の訓練後に前線へ送られたと証言している。 ■武器・技術・経験を共有する「枢軸」の形成 こうした外国人戦闘員への依存は、たんなるマ… (出典:Forbes JAPAN) |
ロシアとキューバの関係に新たな動きがある中で、約2万5000人もの傭兵が参加するという事実は、その裏に潜む政治的意図を考えさせられます。
1 きつねうどん ★ :2025/10/13(月) 09:19:15.53 ID:rDksT4x0
ロシアはウクライナでの戦争をますます外部に依存するようになっている。記録的な人的損害と新規兵士の減少を補うため、ロシア政府は国外からマンパワー(人的戦力)を調達している。キューバからも傭兵を採用しており、ウクライナの最高会議(国会)議員によると、その数はいずれ少なくとも2万5000人に達すると見積もられている。ロシア側でこの戦争に参加する外国人兵の数としては、北朝鮮兵を抜いて最多になる見通しだ。
ポーランドの国際ニュース局TVPワールドなどによると、ウクライナ国防省情報総局(HUR)の報道担当者アンドリー・ユソウは9月19日、ロシアがこれまでにキューバ人約2万人を雇い入れたとみられることなどを米議会に伝え、採用の証拠も示した。ユソウはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の政権にとって「キューバ人傭兵の誘致は有益」だと説明した。
ロシアは2022年2月にウクライナに全面侵攻して以降、英国防省の推定で100万人を超える死傷者を出している。ロシア政府は人員不足を補うため、アフリカや中南米、中央アジア諸国から外国人を勧誘、あるいは強制的に駆り集めている。
キューバの100倍の月給
キューバ人がウクライナの戦場に引き付けられる主な理由は金銭的なものだ。ロシア側は月給およそ2000ドル(約30万円)を提示しているとされ、これはキューバ国内の賃金よりも格段に高い。すでに千人単位のキューバ人が前線で勤務する契約に署名したもようだ。
米バージニア大学ミラーセンターのクリスティーナ・ロペス=ゴッタルディ助教授(米キューバ関係)は筆者の取材に、キューバは深刻な経済・エネルギー危機にあると説明した。キューバの平均月収がわずか20ドル(約3000円)程度にすぎないのに対して、ロシアの傭兵として働けばその100倍の給与が得られるとされることに触れ、「経済的な理由だけでも非常に強い誘引がはたらきます」と語った。
キューバ政府は直接の関与を否定しているものの、ロシアによるこれほどの規模のキューバ人兵士募集はキューバ当局の暗黙の承認なしには不可能だと専門家らは指摘している。ロイター通信が入手した米国務省の機密指定なしの10月2日付公電によると、米政府は米国の対キューバ禁輸措置の解除を求める国連決議への反対を各国に働きかける一環で、ロシア軍とともに「ウクライナで戦っているキューバ人が推定1000~5000人にのぼる」ことを伝える方針だった。
政治的な意味合い
ウクライナのオレクサンドラ・ウスチノバ最高会議議員は8月に筆者のインタビューで、キューバからロシアへの兵士派遣は必要性に基づくものではなく、政治的なものだとの見解を示していた。「北朝鮮とキューバによる兵士の供給は政治的なジェスチャーであり、ロシア軍の人員不足を示すものではありません」と彼女は述べ、こう続けた。「ロシアはおよそ2万人のキューバ人を採用していて、すでに1000人あまりがウクライナで戦っています。われわれは40人ほどを殺害しました。キューバ兵のパスポートも証拠として押収しています。これは彼ら(ロシア)が信頼できるパートナーがいると誇示するための動きです」
ドイツの国際放送局ドイチェ・ベレ(DW)によると、北朝鮮の国営メディアは最近、ウクライナで戦い、*だ兵士たちを取り上げたドキュメンタリーを放映した。そのなかでは彼らの死を「英雄的な犠牲」として描き、捕虜になるのを避けるために手榴弾を爆発させて自決した2人の若い兵士を烈士としてたたえた。
ウスチノバは、ロシアの戦略的なパートナー国への依存は世界政治を再編している広範な分断の一環だとみている。「ロシアが追加で1万人の兵士を必要とすれば、パートナー諸国が送ることになります。北朝鮮兵たち自身はたいした見返りを得ておらず、大半は消耗可能な歩兵として使われています」
一方、キューバ側には経済的な動機とイデオロギー的な動機の両方がありそうだ。米ラトガース大学のアレグサンダー・モティル教授(政治学)は筆者の取材に「キューバ人兵士は非常に高い報酬を受け取っています」と話した。「戦*れば未亡人が裕福になり、生きて帰れば本人が裕福な英雄になります。どちらにしても、キューバには切実に必要としているお金がもたらされ、政権はそれを自らの功績にできるわけです」
モティルによると、キューバの政権は公然とロシアに味方することで、自国の革命体制の威信を高めるとともに、「ワシントンへの当てつけ」をしようとしている可能性もある。「これは国内的に受けのいい、象徴的なジェスチャーになります」
つづき
https://forbesjapan.com/articles/detail/83276
ポーランドの国際ニュース局TVPワールドなどによると、ウクライナ国防省情報総局(HUR)の報道担当者アンドリー・ユソウは9月19日、ロシアがこれまでにキューバ人約2万人を雇い入れたとみられることなどを米議会に伝え、採用の証拠も示した。ユソウはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の政権にとって「キューバ人傭兵の誘致は有益」だと説明した。
ロシアは2022年2月にウクライナに全面侵攻して以降、英国防省の推定で100万人を超える死傷者を出している。ロシア政府は人員不足を補うため、アフリカや中南米、中央アジア諸国から外国人を勧誘、あるいは強制的に駆り集めている。
キューバの100倍の月給
キューバ人がウクライナの戦場に引き付けられる主な理由は金銭的なものだ。ロシア側は月給およそ2000ドル(約30万円)を提示しているとされ、これはキューバ国内の賃金よりも格段に高い。すでに千人単位のキューバ人が前線で勤務する契約に署名したもようだ。
米バージニア大学ミラーセンターのクリスティーナ・ロペス=ゴッタルディ助教授(米キューバ関係)は筆者の取材に、キューバは深刻な経済・エネルギー危機にあると説明した。キューバの平均月収がわずか20ドル(約3000円)程度にすぎないのに対して、ロシアの傭兵として働けばその100倍の給与が得られるとされることに触れ、「経済的な理由だけでも非常に強い誘引がはたらきます」と語った。
キューバ政府は直接の関与を否定しているものの、ロシアによるこれほどの規模のキューバ人兵士募集はキューバ当局の暗黙の承認なしには不可能だと専門家らは指摘している。ロイター通信が入手した米国務省の機密指定なしの10月2日付公電によると、米政府は米国の対キューバ禁輸措置の解除を求める国連決議への反対を各国に働きかける一環で、ロシア軍とともに「ウクライナで戦っているキューバ人が推定1000~5000人にのぼる」ことを伝える方針だった。
政治的な意味合い
ウクライナのオレクサンドラ・ウスチノバ最高会議議員は8月に筆者のインタビューで、キューバからロシアへの兵士派遣は必要性に基づくものではなく、政治的なものだとの見解を示していた。「北朝鮮とキューバによる兵士の供給は政治的なジェスチャーであり、ロシア軍の人員不足を示すものではありません」と彼女は述べ、こう続けた。「ロシアはおよそ2万人のキューバ人を採用していて、すでに1000人あまりがウクライナで戦っています。われわれは40人ほどを殺害しました。キューバ兵のパスポートも証拠として押収しています。これは彼ら(ロシア)が信頼できるパートナーがいると誇示するための動きです」
ドイツの国際放送局ドイチェ・ベレ(DW)によると、北朝鮮の国営メディアは最近、ウクライナで戦い、*だ兵士たちを取り上げたドキュメンタリーを放映した。そのなかでは彼らの死を「英雄的な犠牲」として描き、捕虜になるのを避けるために手榴弾を爆発させて自決した2人の若い兵士を烈士としてたたえた。
ウスチノバは、ロシアの戦略的なパートナー国への依存は世界政治を再編している広範な分断の一環だとみている。「ロシアが追加で1万人の兵士を必要とすれば、パートナー諸国が送ることになります。北朝鮮兵たち自身はたいした見返りを得ておらず、大半は消耗可能な歩兵として使われています」
一方、キューバ側には経済的な動機とイデオロギー的な動機の両方がありそうだ。米ラトガース大学のアレグサンダー・モティル教授(政治学)は筆者の取材に「キューバ人兵士は非常に高い報酬を受け取っています」と話した。「戦*れば未亡人が裕福になり、生きて帰れば本人が裕福な英雄になります。どちらにしても、キューバには切実に必要としているお金がもたらされ、政権はそれを自らの功績にできるわけです」
モティルによると、キューバの政権は公然とロシアに味方することで、自国の革命体制の威信を高めるとともに、「ワシントンへの当てつけ」をしようとしている可能性もある。「これは国内的に受けのいい、象徴的なジェスチャーになります」
つづき
https://forbesjapan.com/articles/detail/83276


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