災害時の備えとして防災用品を普段から意識的に購入する必要性を感じています。私たちが日常の中で防災意識を高め、必要なアイテムを揃えることで、いざという時に適切な対処ができるようになります。カインズの取り組みは、その重要性を私たちに再認識させるもので、とても参考になります。

 ホームセンター大手のカインズが防災用品売り場を強化している。普段はあまり売れないが、災害時にお客が店頭に殺到してたちまち在庫切れになってしまう事態を防ぐためだ。どういった取り組みをしているのか、9月25日に都内で開催された商品発表会で担当者に聞いた。

【画像】カインズのユニークな防災用品計(計5枚)

 最近、カインズの店頭に「Mr.ジョージ・ストック」というキャラクターが登場している。カインズの防災部長という肩書で、年齢は48歳。好きな言葉は「備えあれば憂いなし」、口癖は「ストックしてますか?」となっている。「防災用品を、ジョージ(常時)ストックしてほしい」という願いが名前に込められているという。

 ジョージ・ストックは同社が店頭で無償配布している『防災BOOK』にも登場する。この冊子は毎年更新しているもので、単に防災用品を紹介するだけでなく、具体的な収納方法や利用シーンなどを提案しているのが特徴だ。

 カインズがアピールする商品の一つが「どこでもごはん12袋セット」だ。A4サイズの箱に長期保存食が入っており、本棚にも並べられるようにしている。担当者は「災害用の保存食は見えない場所に収納されることも多く、いざというときに『どこにしまったかな?』となりがちです。すぐ取り出せる場所に置いてほしいと思い、開発しました」と説明する。この商品の売れ行きが好調だったため、今年は同じコンセプトの「どこでもごはんとスープセット」を発売した。

 ちょっとユニークなアイテムとしては、持ち運びできる防災収納スツールがある。普段は椅子として玄関などに置けるが、非常時にはリュックとしてすぐに持ち出せるようになっている。防災用品を収納する箱を日常生活に溶け込ませようという工夫だ。

 なぜ、こうしたユニークな防災用品を開発しているのか。担当者によると、日ごろから防災用品を購入してもらうための工夫だという。防災グッズは平常時にはあまり売れないが、どこかで大規模な災害が発生するとすぐにお客が店頭に殺到して売り切れるという傾向がある。8月上旬に発表された南海トラフ地震臨時情報を受け、カインズではかつてないほどの防災用品が売れたという。

 防災用品を日常的に購入してもらう作戦は、どこまでお客の支持を得られるか。

防災用品を平時にも買ってもらう作戦とは?


(出典 news.nicovideo.jp)

バロス

バロス

カルビーがローリングストックとかいう防災備蓄方法を掲げてたな。休日の昼食とかでお手軽に消費できて”美味しい”長期保存食糧を提案してみたらどうか?