東スポWEB2023年1月20日 14:42
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ロシアから奪った戦車で砲弾を発射するウクライナ兵(ロイター)
クレムリンの内情に詳しいとされる謎のブロガー「ジェネラルSVR」がロシアのSNS「テレグラム」とユーチューブチャンネルで20日までに、「ロシア指導部が中国に移動式火葬場を21個も発注した。5月1日までにロシア兵の死者が22万人を超えるため、死者数を隠す必要があるからだ」と告発した。
ジェネラルSVRによると、1月14日の時点で、11万5000人以上が戦死したという。それでもプーチン大統領はまだまだ動員を続ける見込みだそう。戦場に放置されている死体が多く、他国の人工衛星などで数えられないよう、死者数を隠すために移動式火葬場を発注し、第三国経由でロシアに運ばれるという。「プーチン大統領は大きな損失を恥じていないが、国民を不安にさせないために死者数を隠す」としている。
この情報について英紙デイリー・メールは情報筋の話として、「ジェネラルSVRは死者数を正確に反映している。ロシアの最前線の兵士は10%強しか生き残っていない」と報じた。
ロシア国防相は局地的な死者数を発表したことがあっても、全体の死者数を公式発表していない。同紙は「ロシア正規軍の損失を避けるため、最前線には〝大砲の餌食〟としてロシアの貧しい地域から徴兵し、兵士は装備が不十分で訓練が不十分なまま送り込まれている」と伝えた。ウクライナの砲弾を消費させるための〝大砲の餌食〟だというだけに、その残酷さに国民やクレムリン内からプーチン氏に対しての非難の声が出ているという。