令和の社会・ニュース通信所

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    2022年11月


    危機的状況

    1 蚤の市 ★ :2022/10/31(月) 08:34:54.68ID:stI8gSSt9
     防衛省が、ミサイルを含む弾薬や航空機などの部品不足に危機感を募らせている。弾薬の充足率を公表する異例の対応で世論に訴える。弾薬などの不足は有事の際に戦闘を続ける継戦能力の低下につながる恐れがあり、同省は問題解決のため予算増額を求めている。
     岸田文雄首相は今月6日の衆院本会議で、「自衛隊の継戦能力、装備品の可動数は必ずしも十分ではない。十分な数量の弾薬の確保や装備品の可動数の増加が重要だ」と認めた。防衛省は年末に改定する安全保障関連3文書に、弾薬などの予算確保を担保する文言を盛り込みたい考えだ。
     防衛省は21日、ミサイル防衛(MD)で使う迎撃ミサイルの保有数が必要と試算する数量の約6割しか確保できていないと公表。弾道ミサイルが日本に向けて発射された際には、海上のイージス艦と地上の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の2段階で迎撃することになっている。
     弾薬不足の背景には、迎撃ミサイル技術の高度化で、1発当たり数億円以上と価格上昇が続いているにもかかわらず、弾薬購入全体の予算額が増えていないことがある。毎年2000億~2500億円とほぼ横ばいで推移しており、製造業者の撤退が相次いでいることも影響している。同省幹部は「新しい装備品の購入を優先し、弾薬などの手当ては後手後手だった」と認める。
     航空機などの部品不足も深刻だ。可動しない機体から部品を取り外し、他の機体に転用する「共食い整備」が行われており、2021年度は約3400件に上る。このため、使用可能な航空機などの割合が低下し、パイロットの訓練時間が少なくなる影響も出ている。
     防衛省はこうした現状を訴え、23年度予算編成を手始めに必要な予算の確保を目指す考え。ただ、自民党の国防族からは「計画的な予算配分を怠ってきた防衛省の責任は大きい」と厳しい指摘も出ている。

    時事通信 2022年10月31日07時12分
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2022103000271&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

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    アメリカは分断している。

    カナダ出身、人種差別主義の「陰謀論者」

     米下院の議長を延べ19年間務めてきたナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州選出=82)のサンフランシスコ市の私邸に10月28日未明(午前2時半過ぎ)、暴漢が侵入、議長は不在だったものの、夫のポール氏(82)が負傷した。

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     凶器は銃ではなく、ハンマーだった。

     ポール氏は頭部と右手をハンマーで殴られた。命に別状はないというが、高齢だけに心配だ。急遽病院に搬送された。

     同氏によると、容疑者は「ナンシーはどこだ」「ナンシーはどこだ」と叫びながら家中を捜し回っていたという。

     どうやら警備体制は敷かれていなかったようだ。急行したサンフランシスコ市警の警官に取り押さえられた。

     ペロシ氏は、2021年1月6日の暴徒化したドナルド・トランプ支持者が米議事堂に乱入した際にも下院議長のオフィスを標的にされたことがある。

     政治的動機による暴力が中間選挙の最中、顕在化してきた。一部トランプ支持者の行動が先鋭化しだした。

     ジョー・バイデン大統領はじめミッチ・マコーネル上院共和党院内総務、マイク・ペンス前副大統領ら与野党主要政治家が「米民主主義に対する挑戦だ」と激しく非難した。

     ところが、ドナルド・トランプ大統領だけは10月30日午前現在、一切コメントしていない。

    https://news.yahoo.com/trump-spent-day-complaining-social-203536925.html

     中間選挙を10日後に控え、民主、共和両党の上下両院、州知事候補たちは選挙戦で駆けずり回っている。ペロシ氏も再選を目指して遊説中だった。

     25日には、アリゾナ州知事選に出馬しているケイティ・ホブズ前同州商務長官(民主党)の選挙事務所に強盗が入る事件が起きている。

    https://www.reuters.com/world/us/arrest-made-break-in-arizona-democratic-governor-candidates-office-2022-10-27/

     米主要紙ベテラン政治記者はこう呟く。

    「暗殺されたJ・F・ケネディ大統領といい、ロバートケネディ司法長官といい、狙われるのはリベラル派の民主党政治家ばかり。狙うのは過激派右翼分子が圧倒的に多い」

     選挙運動中の政治家が街頭で暗殺されるケースはこれまでに何度もあった。だが未明の私邸が狙われるのは珍しい。

     トランプ氏は2020年大統領選挙を「不正選挙だ」と決めつけ、いまだに「あの選挙は民主党に盗まれた」と言い続けている。

     米国民の分裂は、いよいよレトリック(言葉)から行動(暴力)に訴える対決の構図になってきた。その度合いは日増しに強まっている。

     何が起こるか、米国民は疑心暗鬼になっている。米民主主義に対する信頼感を失い始めているのだ。

     2021年の1年間で連邦議会議員やそのその家族に対する脅迫電話・メール、物理的な脅しは9600件もあった。

     連邦議会には議会警察(キャピタル・ポリス、人員2300人)がおり、下院議長らの警護に当たっているが、500人余の各議員が地元入りする際に警護するには人員不足。

     地元警察が警護したり、民間の警備保障会社に委託する議員もいるという。

     いずれにせよ、ペロシ氏が私邸にいたとしたら大統領継承順位第3位の政治家に危害(暗殺もあり得た)が及ぶところだった。

     米議会襲撃事件の真相究明を続けている下院特別委員会のベニー・トンプソン委員長(民主、ミシシッピー州選出)は連邦議員に対する連邦政府の警護強化を要求する声明を出した。

    https://www.simpsoncounty.ms/paul-pelosi-attack-highlights-rising-threats-lawmakers-0

    トランプ追及の急先鋒、ペロシ氏を標的に

     ペロシ邸を襲ったのは、サンフランシスコ近郊の大学町バークレー在住のデービッド・デパピ容疑者(42)。

     カナダブリティッシュコロンビア州で生まれ、20歳の時にカリフォルニア州に移住、当初は女性用ブレスレットの販売をしていた。

     サンフランシスコといい、バークレーといい、リベラル派の牙城。

     容疑者はそうした生活環境の中でSNSを通じて極右団体、QAnon*1の主張に共鳴、2020年大統領選の結果を全面否定する「陰謀論者」になっていったという。

    *1=https://www.nytimes.com/article/what-is-qanon.html

     CNN取材班によれば、デパピ容疑者は黒人やユダヤ人を忌み嫌い、米議会襲撃事件特別委員会設置に真っ向から反対(同委員会設置や委員人選はペロシ氏のリーダーシップによるところ大)。

     2020年に黒人のジョージ・フロイドさんを射殺した警官を有罪にした裁判を「現代のリンチだ」と反駁する意見をフェイスブックに投稿していた。

     登録しているオンラインには、超保守の「Tim Pool」、「Glenn Beck」、「Daily Wire」のほか、中国で活動禁止されている新興宗教法輪功系の「Epoch Times(大紀元時報)」も含まれている。

    https://www.latimes.com/california/story/2022-10-28/pelosi-attack-suspect-david-depape-shared-conspiracy-theories

     また新型コロナウイルス感染症薬が開発された際には「より多くの人間を殺す毒薬だ」と主張。

     服用をやめさせようとしたり、「ロシアウクライナ侵攻の背後にはユダヤ人がおり、ウクライナ戦争はユダヤ人が仕掛けた戦争だ」と言い張る投稿を繰り返していた。

     知人によると、薬物依存に苦しんでいたともいわれる。

    不気味なトランプ氏、連鎖反応に危機感

     すでに触れたが、今回の事件、言ってみればペロシ襲撃未遂事件の背景には、トランプ氏の影がちらつく。

     トランプご本人はその意図はないだろうが、容疑者はサイバー空間の中ですっかり「トランプカルト」の一員になってしまっているからだ。

     事件発生の10月28日トランプ氏は自前のソーシャルメディア・プラットフォーム「Truth Social」で、襲い掛かる法的難題(特別委員会の召喚)を取り上げ、連邦裁の判事を罵り、30日に決選投票で決まるブラジル大統領選では保守派のジャイール・メシアス・ボルソナロ候補(現職)にエールを送ったものの、ペロシ邸侵入・傷害事件には一切触れなかった。

     その点についてコメントを求めたメディアにも何ら回答していない。

    https://news.yahoo.com/trump-spent-day-complaining-social-203536925.html

     ところが、10月29日午後に長男のドナルドジュニアが「Truth Social」に次のようなコメントを書き込んだ。

    「万一、民主党の面々がすべての暴力犯罪について、今回のポール・ペロシ(暴行、殺人未遂)事件に対するように強い関心を持っていたならば、この国はどれだけ安全か。民主党はあなたたちのことなど少しも考えてはいない」

    (Imagine how safe the country would be if Democrats took all violent crime as seriously as they’re taking the Paul Pelosi situation. They simply don’t care about you.)

     同じ内容のコメントツイッターにも投稿された。父親の意向が反映されていることはまず間違いなさそうだ。

    https://www.foxnews.com/politics/trump-jr-comments-paul-pelosi-attack-says-dems-should-take-all-violent-crime-seriously

     識者の間には、あと10日の間にペロシ邸侵入事件の連鎖反応が起こるのではないか、といった懸念が広がっている。

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    襲撃されたナンシー・ペロシ下院議長の自宅(サンフランシスコ、10月28日撮影、写真:AP/アフロ)


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【国際】ペロシ下院議長宅が襲撃される。】の続きを読む

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