韓国で少子化が進む中、中国中央テレビ(CCTV)は生徒不足を理由にソウル市の普通高校が閉鎖を決めたと報じた。
報道によると、市北東部に位置する道峰区は市内で特に住宅が密集している地域で、2024年の閉鎖を計画する道峰高校は立地条件に恵まれながらも今年の新入生はわずか45人にとどまった。学校は保護者との協議を経て、1年生を他校に転校させることを決定。2、3年生は卒業まで同校で学ぶという。
CCTVは「韓国では学齢人口の減少でますます多くの学校が継続難に直面している」と述べ、ソウル市内の公立の普通高校が生徒不足を理由に閉鎖を決めたのは同校が初となることを説明。また、「人口が密集しているソウルだが、出生率は韓国の平均水準に届いていない」とし、他にも廃止や合併を検討している学校が複数あることを伝えた。
韓国の昨年の合計特殊出生率は0.81人で、CCTVは「今年の物価上昇によって育児をめぐる経済的負担も重くなり、人々の出産意欲はさらに弱まった」とも指摘している。(翻訳・編集/野谷)
(出典 news.nicovideo.jp)
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