令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    2022年01月



    裏はあるのかな?

    中国民政部は、2022年第1四半期(1-3月)の定例記者会見で、「2021年末の時点で、中国全土で所得額では生活保護の対象にはなっていないものの、実際には支援などが受けられないため、生活保護対象者よりも生活が苦しい『低保辺縁層』が431万人、住宅や子育て、看病などの支出のため生活が苦しい『支出型困難層』が433万人で、生活保護対象者や特別困窮者、再貧困化・貧困化の可能性が高い層などの低所得者と共に、低所得者データバンクに組み込まれた。その人口は計5800万人以上だ」と明らかにした。人民日報が伝えた。

    民政部・社会救助司の張偉(ジャンウェイ)副司長によると、2021年以来、民政部は中国全土で低所得者アクティブモニタリング情報プラットフォームの開発と構築に取り組み、生活が困難になるリスクを抱える人々をできるだけ早く発見し、救済条件を満たしている場合は、関係当局と共同で、直ちに救済の手を差し伸べている。同プラットフォームは、データを比較対照するなどの手段を通して、低所得者をアクティブモニタリングして、救済が必要なグループを随時発見することができる。その後、末端組織の職員が実際にリスニングして状況を確認し、条件を満たしている場合は、的を絞った救済が行うことになる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

    中国が低所得者データバンクを構築する。写真は広州の労働者。


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    フィンランドやルーマニア(第二次世界大戦でも領土を巡ってソ連と戦争していた)にヒントがあるかも、しれない。

    (数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)

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     ロシアは2月中旬までにウクライナに侵攻するとの分析が出てきました。以前から言われているように泥濘地が凍結している時期は侵攻しやすいことに加え、連日ウクライナ上空を飛行しているNATO偵察機や衛星画像から、ロシア軍の物資集積状況を分析した結果でしょう。

     ここまでの状況になり、やっとメディアも危機を報じるようになってきましたが、日本からは関心の薄い地域であるため、基本的なことが理解されているとは言えません。

     そこで以下では、ウクライナを取り巻く軍事的な状況を解説し、ロシアが侵攻を開始した場合の理解を助ける基礎的な情報を提供したいと思います。

    ウクライナ侵攻の地政学

    地政学」と小見出しを付けましたが、ウクライナの置かれた地理的な状況を見てみましょうということです。下の地図のように、ウクライナは「ロシアおよび親ロシア勢力」(赤く塗った部分)に取り囲まれています。

     ウクライナは、東、北東でロシアと直接接しています。また2014年からは、ウクライナ東部がロシアの支援を受ける親ロ派に、クリミアロシアに、それぞれ占領されているため、こちらからも侵攻を受ける可能性があります。

     また、北西部はベラルーシと接していますが、事実上の独裁を続けるルカシェンコ政権が2020年の反政府デモ鎮圧をロシアに頼ったことからロシアとの接近を強め、現在ベラルーシ領内にもウクライナ侵攻用と見られるロシア軍が展開しています。

     南西の一部は、モルドバと接していますが、その国境の大半は「沿ドニエストル共和国」を名乗るロシアの傀儡勢力が事実上の施政権を持っており、以前よりロシア軍が駐留しています。

     沿ドニエストルは、ウクライナモルドバに挟まれた形であるため、今回のロシア軍の展開でも多数の兵力が入っている可能性はなさそうですが、空路およびドニエストル川経由で増強されている可能性はあります。

     元々、沿ドニエストルに展開していたロシア軍の規模が小さいことから、こちらからウクライナ領内に地上戦力が侵攻する可能性は低いと思われます。ただし、砲撃が行われたり、秘密裏に運び込まれたミサイルによって、首都キエフなどを背後から攻撃する可能性は考えられます。

     ウクライナの南側は黒海およびアゾフ海です。クリミアロシアに奪われている影響もあり、ウクライナにとっては海も脅威です。

     結果として、ウクライナにとって安全と言えるのは、西から南西側に接するNATO諸国(ポーランドスロバキアハンガリールーマニア)だけであり、ほぼ全方位(地図の赤い部分)からロシアの攻撃を受ける可能性があるという状態です。

    ウクライナとロシアの海空戦力比較

     報道されているロシア軍集結情報の多くは、戦車などの地上戦力です。上に書いたとおり、ロシアウクライナは陸続きであり、地上戦力が重要なことは当たり前なのですが、ここではまず海空戦力を見ておきます。ウクライナロシア間の海空戦力差はきわめて大きく、戦闘が発生した場合の状況が簡単に読めるからです。

    ウクライナの海上戦力

     まず、海上戦力ですが、ウクライナ海軍は存在していないに等しい状況です。理由は簡単です。2014年クリミア危機の際、ウクライナ海軍最大の基地だったセヴァストポリが陸上から制圧され、司令部もロシア側兵力に包囲されたため、総司令官だったデニス・ベレゾフスキーをはじめ多くの将兵が戦わずに投降し、艦艇が軒並みロシア側に接収されてしまったからです。

     現在、戦力と呼べる艦艇は、クリミア危機の際に地中海に出ていたため接収を逃れたフリゲート「ヘーチマン・サハイダーチヌイ」ただ1隻であり、他は哨戒艇や小規模なミサイル艇、上陸用艦艇です。

     クリミア危機後、ウクライナ海軍は再建に努めていましたが、どうしても陸上戦力が優先されるため、上記のような状態に留まっています。また、フリゲートクラスを就役させていたとしても、その戦力差は埋めがたく、焼け石に水となった可能性が大です。

     多数の巡洋艦駆逐艦、それに通常動力型潜水艦を要するロシア黒海艦隊と戦闘になれば、ろくに被害を与えることなく沈められることは間違いありません。むしろ港に係留したまま、攻撃されたとしても戦闘は行わず、陸戦のために乗員を上陸させておく方が得策なくらいです。ロシアジョージアに侵攻した南オセチア紛争時には、小規模な水上戦闘としてアブハジア沖海戦が生起した他、ポティにおいて哨戒艇が港で破壊されています。ロシアによる侵攻が発生すれば、同様の経過をたどるものと予想されます。

     このような戦力差でも、潜水艦が存在していれば、ロシア海軍に警戒を強いることで行動を抑制することができたはずですが、唯一の潜水艦であった「ザポリージャ」も、クリミア危機の際にロシアに接収されています。

     黒海は潜水艦が活動しやすい海であるため、圧倒的なロシア黒海艦隊に抵抗するためには、潜水艦が有効です。そのため黒海沿岸のルーマニアブルガリア、それにトルコ潜水艦に力を入れています。今回の危機に際し、ウクライナドイツに艦艇の供与を打診したようです(ドイツが高い技術を持つ通常動力型潜水艦を要望していた模様です。ただし、ドイツが供与を決めたのはヘルメット5000個のみ)。筆者は、退役した自衛隊潜水艦ウクライナに供与する小説を書いていましたが、それが現実となっていれば、たとえ1隻でもロシアの侵攻に際してかなりの影響を与えたでしょう。

    ウクライナの航空戦力

     続いては空を見て行きましょう。航空戦力はウクライナ空軍が相応の戦力を保持しています。

     戦闘機は、F-15と同じ第4世代戦闘機であるSu-27Mig-29地対空ミサイルも、パトリオット並のS-300に加え、旧東側各国で使用されている9K37ブークを装備しています。人員規模は4万5000程で、装備・規模ともに航空自衛隊と同等レベルと言ってよいでしょう。

     しかしながら、航空戦力でもロシア軍とはやはり圧倒的な戦力差があります。

     ロシアの航空戦力の集結情報は少ないのですが、日本周辺にも飛来した実績のある極東域の飛行隊が既に展開しているようです。加えて、航空戦力を見る上で重要なことは、現代の航空戦力は航続距離が伸び、モスクワ近郊の戦闘機部隊でも、前線に展開することなく、ウクライナに対して作戦行動が可能だということです。これらの航空戦力は、即応力を高めるための急速練成訓練を行っている模様です。

     そして、航空戦力に関しては、規模の差以上に“戦力の特質”が大きく影響してきます。一般的な陸海空の各戦力の特徴を、ゲームキャラクター的に表現すると次のようなイメージになります。

     陸:攻撃力50、防御力90、機動力20
     海:攻撃力60、防御力40、機動力60
     空:攻撃力70、防御力10、機動力80

     機動力と攻撃力は高いものの防御力が低く、攻撃に対しては脆弱なのが航空戦力だということです。そのため航空戦力での戦闘では、先に攻撃し、相手の戦力発揮基盤である航空基地を叩いてしまうことで優勢となります。

     ここで問題になるのは、ロシアによるウクライナ侵攻では、偽旗(にせはた)作戦(紛争や軍事行動のきっかけを相手や第三者になすりつけること)が警戒されているように、ウクライナが先に攻撃すれば、ロシアに侵攻の口実を与えてしまうことです。つまり、ウクライナからは先に攻撃できず、結果的に先制攻撃を受けざるを得ないということになります。

     ロシアが侵攻を始める場合、湾岸戦争の開戦当初のように、レーダーサイトや航空基地が第1目標となります。ウクライナ側は航空機による攻撃を受けるだけでなく、イスカンデルなどの弾道ミサイルで攻撃を受けることで、戦力差が拡大することになるでしょう。ウクライナ空軍は“目”であるレーダーを失うことで、上空に侵入する敵の存在を把握できなくなります。また滑走路を損傷することで、戦闘機が離陸できなくなる可能性が高いものと思われます。

     また、前項で述べたように、ウクライナがほぼ包囲されているという事実も影響します。全方位を警戒しなければならないため、侵入してきたロシア機を要撃することが非常に困難なのです。弾道ミサイルの迎撃でも同じことが言えます。

     結果として、ウクライナ上空では、侵攻の初期段階にロシアがほぼ絶対的な航空優勢を獲得するでしょう。その後にウクライナが行えることは、攻撃を逃れた地対空ミサイルロシア機の行動を妨害するだけになります。

     以上のことから言えるのは、ロシア軍によるウクライナ侵攻では、ウクライナ側の抵抗手段は地上戦しかないということです。

    地上戦の行方を左右する鍵は?

     では、その地上戦での鍵はどこにあるでしょうか?

     集結中のロシア軍地上戦力は、10万人規模と見られています。対するウクライナの兵力は、正規兵だけで17万程のようですが、自主的に抵抗する構えの民間人が多く、また、一般の手にも相当量の小火器があるため、都市でのゲリラ戦が実施される場合の兵力数は、かなりの数に及ぶ可能性もあります。しかしながら、装備に関してはロシアが圧倒的です。その上、上で述べたようにほぼ全方位から包囲されていますし、海上からも攻撃を受けるでしょう。さらに上空はロシアに支配されます。

     欧米の専門家は、親ロシア勢力支配地域の一部拡大から、海岸線のある南部を押さえ沿ドニエストルまでの連絡線を確保するプラン、ドニエプル川東岸までを支配するプラン、キエフを含む全土を占領するプランなど、ロシアは意思さえ固めればいずれの作戦も実行可能だと分析しています。

     プーチンの意思次第とも言われていますが、忘れてはいけない要素があります。それは、プーチンでもあらゆる攻撃手段を取りうるわけではないということです。

     プーチンは、「ロシア人とウクライナ人は一つの民族だ」と述べ、ウクライナ侵攻が他国の侵略ではなく、「共通の国籍」を保持するための行動だと位置づけています。ロシアは、シリアで毒ガスを自ら使用したり、あるいはシリア政府が使用することを認めていた可能性がありますが、同じ民族であるウクライナに対しては毒ガスは使用できないと思われます。太平洋戦争での東京大空襲のように、無辜の市民を大量虐殺するようなことも困難でしょう。侵攻の大義が失われてしまうからです。

     同様に、発電所などのインフラ破壊によって市民を困窮させるような作戦も制限される可能性があります。現在が冬であることもあり、電気や暖房用の燃料や水などの供給が途絶えれば、それだけでも死者がでる可能性はあります。また、そこに至るまでの困窮の状況が、イラクアフガン以上に情報として世界を駆け巡るでしょう。現在でも、制裁に消極的なドイツに対して非難が集まっているくらいです。インフラ破壊は、ロシアに対する制裁を強化する可能性が高くなります。

     ロシアが侵攻を開始すれば、都市以外の野戦では、装備などあらゆる点で優勢なロシアが、ウクライナ軍を圧倒することは間違いありません。しかし、無差別殺傷やインフラ破壊による現代の兵糧攻めを行わないまま都市の制圧を目指せば、ロシア軍は、血みどろのゲリラ戦を戦わなければならなくなる可能性があります。ウクライナには4000万もの人口があるのです。アフガニスタンの人口はウクライナを若干下回るくらいでした。ロシア軍は、アフガニスタン紛争に臨んだソ連軍よりも悲惨な戦闘を体験する可能性があります。心理的に恐怖させ、抵抗を止めさせない限り、10万の兵力では抑えられません。そのため筆者は、ウクライナが地上戦を互角に戦う、もしくはロシアを撃退するための鍵は、ウクライナ人の抵抗の意思にあると思っています。

     逆にプーチンとしては、恫喝によってウクライナが心理的に疲弊し、抵抗の意思を弱めることを期待していると思われます。ウクライナ大統領が、国内向けに安心するよう訴えているのは、この心理戦に対する抵抗です。

     ロシアは、ウクライナ軍を組織的に壊滅させることはできるでしょう。その段階で、あるいはもっと早い段階で、ウクライナが抵抗の意思を放棄すれば、プーチンロシアは勝利できます。しかし、その段階になってもウクライナが抵抗の意思を示し続ければ、プーチンは歴史に悪名を残すことになります。西側の制裁でロシア経済が傾き、ロシア兵死傷者がアフガニスタン紛争を上回る事態にでもなれば、プーチンは政権を追われることになるでしょう。

     ロシアが侵攻の構えを強め、2月中旬頃までに侵攻を開始する恐れがあると報じられていますが、現在までの動きは、戦争の可能性をあおり、心理的に恐怖させることで、ウクライナ人に抵抗を止めさせる、ロシアによる心理作戦だと見ることができます。

     現時点で戦端が開かれた場合の展開を占うことは困難ですが、どのような展開になるかも含め、鍵はウクライナ人の抵抗の意思にあります。

    新型コロナに起因する不確定要素

     最後に、不確定要素に触れておきます。

     新型コロナの感染が続いていますが、これは厳冬期であることを含め、前線に展開するロシアウクライナ双方にとって戦闘力を低下させる不確定要素です。

     双方とも、軍はワクチン接種を強制していると思いますが、基本的に、両国ともワクチン摂取率は高くありません。未接種の者もいるでしょう。また、ウクライナファイザーモデルナ製のmRNAワクチンの接種を行っていますが、ロシアが使っているワクチンは効果が低いと言われるスプートニクVです。

     この点を考えても、前線でコロナが流行してしまう可能性があります。ただし、読むことはできないため、あくまでも不確定要素です。

    [もっと知りたい!続けてお読みください →]  ウクライナ侵攻はあるのか? そのとき中国はどう動くのか?

    [関連記事]

    ウクライナ危機にNATOは集団的自衛権を発動できるか

    ロシアのウクライナ侵攻はあり得ない、これだけの理由

    ウクライナ軍の軍事演習の様子(資料写真、2018年11月21日、写真:ロイター/アフロ)


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【地上戦は必至、“弱小”ウクライナにロシア撃退は可能か?】の続きを読む



    旅をしている気分

    ―[貧困東大生・布施川天馬]―


     現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

    ◆本を読むだけでも“旅”はできる

     皆さんは、最近旅をしましたか? 新型コロナの感染拡大がぶり返してきた情勢では難しいかもしれませんが、コロナ禍に世界が覆われる前には旅によく出かけていたという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

     僕自身は旅行どころか、特にここ1か月ほどはずっと家に引きこもっており、ほぼ一歩も家から出ないという日も珍しくありません。

     それでも旅をテーマした本を読んだり、旅番組を見たりすると、ついつい外に出てしまいたくなってしまいます。

    ◆冒険心、探求心がくすぐられる名著

     コロナ禍がいつ収束するかまったくの未知数ということもあり、部屋にひきこもる生活を続けていると気が滅入ってしまいます。

     こんな調子では、毎日憂鬱な気分で過ごさなくてはいけません。

     というわけで、今回は旅行できない状況下であっても、少しでも外を駆け巡る爽快感を得られるように、冒険心や探求心がくすぐられるような本を3冊ご紹介します!

    ◆○『はてしない物語

    ミヒャエル・エンデ 著(岩波書店)

     皆さん、空想小説は好きですか? あまりファンタジックな物語は好かないという人もいらっしゃるかもしれませんね。とはいえ、心に残る一冊を見つけると一気に印象が変わるのがこのジャンル

     今回、ご紹介する本は「現実の自分にモヤモヤを抱えたまま日々を過ごしている」なんて人に特におすすめしています。

    はてしない物語』は、『モモ』を手掛けたドイツの児童文学作家であるミヒャエル・エンデがつくり出した冒険小説です。

    ◆現代の感覚でも斬新なストーリー

     主人公のバスチアン少年は肥満体系で運動音痴、臆病な上に落第生でもある男の子クラスメートからはいじめを受けており、さらに母が他界してからは家庭でも疎外感を抱くようになってしまいました。

     そんな彼の心の逃げ場所は本。

     ある日、バスチアンは学校の物置で一人、本を読み始めます。いじめから逃げた先の本屋で、操られるように手に取った赤い装丁の不思議な本。その本のタイトルは『はてしない物語』でした。

     この本の魅力は物語中盤以降の急展開にあります。詳しくはネタバレになりますから言えませんが、2022年の感覚でもビックリするような仕掛けがあり、「1979年に執筆されていたとは……」と驚かざるを得ない神がかった構成の物語です。

     児童文学ではありますが、同じ作者による『モモ』同様、大人が読んでも楽しめる一冊。幼い頃、冒険小説が好きだったという人にはたまらない読書体験となるでしょう。

    ◆○『空を巡る旅』

    HABU 著(パイインターナショナル)

     僕は、特に落ち込むようなことがあったときや、何かスッキリしたいときなどは必ず空を見上げながら散歩をしています。浪人時代などは勉強が行き詰まると、気分転換がてら散歩に繰り出したものでした。

     その日の空模様によっては、空の観察に夢中になってしまい、15分で終わらせるはずだった散歩を2時間も続けてしまうなんてこともありました。

    空を巡る旅』は、空を専門として作品を残す写真家HABU氏による写真集。彼は世界中を巡りながら、美しい空の風景をフレームに収めているプロフェッショナルです。

    ◆まるで絶景体験の福袋

     手がけた写真集は20冊以上にものぼっていますが、『空を巡る旅』は僕にとって思い出の一冊ですので、あえてこの本を取り上げました。

     高校生の頃、中古書店を巡っていたときのこと、普段は立ち寄らない写真集コーナーを何とはなしに覗いた際に偶然、目に入ったのがこの本だったのです。当時から空が好きだった僕は、なけなしの財布の中身を振り絞って購入してしまいました。

     この写真集の魅力は、自分がその場にいないのに、その場所の「最高の一瞬」を体験できることにあると思います。いうなれば、絶景体験の福袋のようなもので、特にHABU氏の写真からは現地の空気の質感や息遣いも伝わってくるような迫力があります。

    「空なんてどこでもいっしょだろ!」と思われた方ほど、手に取っていただきたい一冊です。

    ◆○『深夜特急』

    沢木耕太郎 著(新潮社)

     いまでこそ遠い存在となってしまいましたが、旅行はやはりいいものです。大学生になるまで、まともに旅をしたことのなかった僕ですが、大学入学後、新幹線デビューしてからは日本のあちらこちらに飛び回るのが夢となりました。

     僕は、2泊3日程度のちょっとした用事でもスーツケースをパンパンにしてしまうほどの旅行初心者なので、旅慣れている人には本当にあこがれてしまいます。特に「なんてすごいのだ!」といつも思わされるのが、ヒッチハイクや弾丸旅行ができる人です。

    深夜特急』は作家の沢木耕太郎氏による紀行小説。主人公の「私」は、「インドのデリーからイギリスロンドンまで乗り合いバスで行く」という無謀極まりない計画を立て、仕事をすべて投げ出し、旅に出ます。

     もともと無計画から始まった旅、そうはうまくいきません。まず、この小説の書き出しからして「私」が「次はデリーから南下してゴアに行くべきか、それとも北上してカシミールに行くべきか」と迷うシーンから始まります。日本を出てから半年、スタート地点のデリーから一向に動きません。

    ◆訪れたことがなくても鮮明に浮かぶ光景

     この本の魅力は筆者の実体験に基づく、各国の描写です。僕はこの本に出会った小学生当時、外国どころか隣町の様子すら知りませんでした。

     しかし、父親の本棚にあるこの本を手に取ったとき、作中で描写されているインドの安宿の退廃的で、官能的で、人を縛り付けるような暗く重たい空気をたしかに感じ、強い衝撃を受けたことを覚えています。

     そのような宿に泊まったことはありませんし、見たことすらありませんが、あの日の僕の脳裏に浮かんだ「バックパッカーたちが沈んでいく宿」の光景は、いまだに思い出すことがあります。

    「旅をしている気分になりたい!」というのであれば、僕の知る限りでは最高の一冊です。

    ◆「近場に目を向ける」という旅もある

     旅行がしにくい今だからこそ、逆に「外に出たい」「旅をしたい」と思う場面も増えてくるはずです。しかし、思い切った遠出はなかなかできない。ストレスが溜まりますよね。

     僕はそういった時だからこそ、あえて近場に目を向けるべきなのかと思っています。

     例えば、近所の散歩をするときに普段はスマホを凝視しながら、もしくは音楽を聴きながら通る道でも、スマホをしまってイヤホンもつけず、少しだけ目線の角度を上げて歩いてみるのです。すると、意外な発見があるかもしれません。

    ◆旅に出なくても新しい世界を見せてくれる

     たとえば、「この電灯って、意識していなかったけど、こういうデザインをしているのか」「信号機の配線って意外と複雑そうなんだなぁ」「あんなところに看板がある!」……どれも普段は身近にありながらも、自分が気付いていなかった、そんな要素ばかりです。

    「灯台下暗し」ではありませんが、本も同様で、旅に出なくても新しい世界を見せてくれます。

     遠くに憧れる今だからこそ、改めて触れてみるのもいいかと思います。これまでは気づかなかった面白さに出会えるかもしれませんよ。

    【布施川天馬】
    1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa

    ―[貧困東大生・布施川天馬]―




    (出典 news.nicovideo.jp)

    【東大生が感動した「読むだけで、“旅”を体験できる名著」ベスト3】の続きを読む



    見守るしかない。

    NO.10158921 2022/01/30 13:08
    秋篠宮家を待ち受ける「2月の二つの難問」
    秋篠宮家を待ち受ける「2月の二つの難問」
    「2月が近づき、宮内庁の中でも緊張感が高まりつつあります。秋篠宮家を巡って、進学と試験に絡む問題が横たわっているからです」(皇室ジャーナリスト)

    いま、悠仁さまの選択に、注目が集まっている。まず、「進学」とは悠仁さまの高校に関するものだ。悠仁さまが通われるお茶の水女子大学附属中は高校から女子校となるため、外部に進学することになる。目下、全国屈指の進学校である筑波大学附属高(筑附)への「提携校進学制度」を通じての進学が取り沙汰され、それが世間から注目を集めつつある。

    「この制度は筑波大とお茶の水女子大が2017年から導入し、5年間の時限的な措置とされています。学力テストはなく、面接や書類審査などをパスすれば両大学の附属校への転入が可能となります」(同前)

    制度の中身はともかく、どの点が注目されているのか?

    「導入された2017年は、悠仁さまが中学への進学を本格的に検討される頃合いでした。さらにそこから5年というと、まさに今年で高校進学の年ということになり、悠仁さまのための制度ではないか…という声が上がったのです」(同前)

    実はこういった指摘を受けたことは以前にもあった。それは、悠仁さまのお茶の水女子大附属幼稚園への入園が発表された2009年にさかのぼる。当時、悠仁さまは倍率10倍以上という一般入試を経ることなく、同幼稚園に入園されているのだ。その経緯について、宮内庁関係者が解説する。

    「紀子さまはあの頃、お茶の水女子大に設けられた専用の研究室で健康問題に関する調査・研究に携わっておられました。女性の教員や研究者のために、その子供を附..

    【日時】2022年01月30日 12:02
    【ソース】FRIDAY
    【関連掲示板】

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    (出典 www.travel-zentech.jp)


    昔は国王がいて、日本とも交流があった。

    1 凜 ★ :2022/01/30(日) 14:07:24.81


    ■NHK(2022年1月30日 11時30分)

    国連のWFP=世界食糧計画は、政府軍と少数民族の戦闘が続くアフリカ・エチオピアの北部で、200万人が極度の食糧不足に陥っているとする報告書を発表しました。

    エチオピアでは、北部の州政府を担ってきた少数民族の勢力と政府軍との戦闘がおととしから続いていて、今月に入ってからも政府軍の空爆が複数回行われ、多数の人が死亡したと伝えられるなど収束の兆しは見えていません。

    戦闘により多くの人が家を追われるなど深刻な人道危機が指摘される中、WFPの発表によりますと、紛争地となっている北部のティグレ州では、人口のおよそ4割に当たる200万人が極度の食糧不足に陥っているということです。

    ※全文は元記事でお願いします
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220130/k10013456801000.html


    【【国際】エチオピアで極度の食糧不足と世界食糧計画が発表 政府軍と少数民族の戦闘が続く】の続きを読む

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