2021年9月29日、韓国・ニューシスは、自民党の新総裁に選ばれた岸田文雄前政調会長について「ボンボンの対韓強硬派」だと伝えた。
記事は岸田氏について「菅義偉首相が農家に生まれた成金型とするなら、岸田氏は政治名門家一族に生まれた親の七光り型」と説明。性格については「優柔不断、決断力がない、自分の考えを表に出さないなどと言われているが、爪を隠しているだけで首相になれば本来の性格が出てくる可能性もある」としている。
また、歴史観については「一言で言うと対韓強硬派で、日韓関係の劇的な改善は見込めない」と分析。2015年の日韓慰安婦合意時に外相を務めていたことを挙げ、「文在寅(ムン・ジェイン)政権で合意は事実上破棄されたため、今後この問題をめぐり韓国と対立する可能性が高い」と説明している。
その他、岸田氏が24日の討論会で竹島問題について「国際司法裁判所(ICJ)に提訴する必要がある」と述べたことや、2015年に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」をめぐる「forced to work」の表現について「強制労働を意味しない」と述べたことを紹介し、「日韓間の外交戦が予想される」と伝えている。
これを見た韓国のネットユーザーからは「日韓関係は終わった」「今後も日韓関係は険しい道を進むだろう」など、日韓関係改善に悲観的な声が上がっている。
また、「日本には希望が見えない」「国民投票のない日本は北朝鮮と同じ。子孫代々受け継がれていく」「日本は本当に民主主義国家なの?」など日本に対する厳しい声も。
一方で、「当選おめでとうございます。今後は韓国も日本との関係改善に努め、日米韓同盟の軸を固めてほしい。そして日韓が互いに利益を与えられる存在になるべきだ」と前向きな声も寄せられている。
その他、「岸田氏は理性的な人。文大統領大統領や北朝鮮とは話が通じ合わないだろう」「文大統領はどんな反応をするだろうか。慰安婦合意主導者に『おめでとう』なんて言ったら大変なことになる」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
(出典 news.nicovideo.jp)
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