油断大敵
- NO.9701660 2021/07/28 22:26
コロナ後遺症「3割が半年後も症状が持続」、軽症例や若年層でも油断は禁物 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症の実態が明らかになってきた。
日本国内では、2020年1月~21年2月にCOVID-19で入院した522人を調査した結果、退院時に倦怠感などの自覚症状を認めた人の3割で診断から半年がたった時点でも、症状が持続していたことが判明。
主な症状は、疲労感・倦怠感が21%、味覚障害、頭痛が9%、思考力・集中力の低下が11%など。脱毛も10%に認められた。一方、症状の有無にかかわらず、およそ8割は「感染以前の健康状態に戻った」としている。ただ、長引く症状が一つでもあると不安や抑うつ気分、睡眠障害を自覚する傾向が強まるため、仕事や学業など社会生活への影響が懸念される。
軽症例でも油断はできない。
ノルウェーの報告では、20年2月28日~4月4日にCOVID-19と診断された「自宅待機患者(軽症~中等症例)」と「入院患者(重症例)」について、6カ月後に再診と聞き取り調査を実施。最終的な解析対象は自宅待機組247人、入院組65人だった。
その結果、自宅待機組の55%で半年後も自覚症状が続いていることが判明。主な症状は疲労感30%、味覚・臭覚障害27%、集中力の低下19%、記憶障害18%で、呼吸困難も15%で続いていた。
16歳未満の自覚的な後遺症は16人中の2人(13%)にすぎなかったが、16~30歳では61人中の32人と半数が6カ月後も後遺症に悩んでいた。
【日時】2021年07月28日 6:00
【ソース】ダイヤモンドオンライン
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