令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    2019年12月


    c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年 かつぬま栄明オフィシャルサイト 勝沼栄明オフィシャルブログ(ameblo) 勝沼栄明 - Facebook かつぬま栄明 (@katsunuma05) - Twitter 勝沼 栄明 (katsunuma_shigeaki) - Instagram
    8キロバイト (859 語) - 2019年12月25日 (水) 11:41



    (出典 www.jimin-miyagi.or.jp)


    広がっています。他にもいると思います。

    1 首都圏の虎 ★ :2019/12/25(水) 20:11:51.52

    衆院議員秋元司容疑者が収賄容疑で逮捕された事件に絡み、東京地検特捜部は25日、宮城県石巻市にある自民党の勝沼栄明前衆院議員の事務所を家宅捜索した。

    12/25 19:31 共同通信
    https://this.kiji.is/582515730081334369?c=39550187727945729

    ★1 2019/12/25(水) 19:39:45.66
    前スレ
    http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577270385/


    【【政治】勝沼栄明前衆院議員も関与か、事務所捜索 ★2】の続きを読む



    (出典 www.visitcalifornia.com)


    世界でも嫌われる韓国。

    1 ニライカナイφ ★ :2019/12/24(火) 19:19:10.62

    ☆ 梨の腐ったのは娘にやり、栗の腐ったのは嫁にやる(朝鮮のことわざ)

    ◆ 米国で韓国人嫌いが加速中

    ■在米韓国人の言動

    米国人の韓国人観を形成する極めて重要な要因は、170万人という在米韓国人(韓国系米国市民を含む)の動向だ。
    一般の米国人は近くのコリアン・レストランで食事をし、そこで韓国人と接触するか、子供の学校で知り合った韓国人生徒や父兄を通じて「韓国」を知るケースが少なくない。
    もっとも韓国人相手のビジネスをしている人や軍属で家族・親族の誰かが米軍として韓国に駐留している人や韓国に観光旅行している人は、一般米国人に比べれば、「韓国」について知識も思い入れも異なる。

    6年前にロサンゼルス近郊のグレンディールの市営公園内に設置された「従軍慰安婦像」は当時は大きな話題になった。
    だが今、同市に住む人でも韓国人以外ではまず話題にならない。

    ところが、今年、地元紙が「従軍慰安婦像」をめぐる事件を報道した。
    7月と9月に2度にわたり、何者かによって黒いペンキで塗られるという事件が起こった。

    在米韓国団体は直ちに「日本人の仕業だ」と勘繰ったようだが、犯人は韓国人とのうわさが一時流れた。
    監視カメラに犯人が映っているとの報道もあったが、見つからずじまい。警察もそれ以上捜査はしていない。
    記念碑や銅像だらけの米国では、特定の像が故意の破壊行為を受けても事件にはならない、日常茶飯事のことだかららしい。

    ■「朴槿恵を釈放せよ」のビルボード

    南カリフォルニアで韓国人と商売をしている日系人ビジネスマンの一人は筆者にこう語っている。

    「会う韓国人はみな不機嫌そうだ。コリアン・レストランが次々と潰れている。コリアン経営の日本レストランも廃業になるケースが多い」
    「日本人のふりをしてもすぐばれてしまうか、サービスが悪いのか。最近の白人は日本食の良い悪いをよく知っているからかもしれない」

    そうした折、ロスアンゼルス市のコリアタウン(韓国人の密集地区)に「Free Park Guen Hye From Prison」(朴槿恵を刑務所から出せ)と書かれたビルボードが出現した。
    広告主は「Save Korea Foundation」とある。

    2018年3月に「教育団体」として州に登録しており、住所はカリフォルニア州ビバリーヒルズとなっている。
    米保守系の「ディフェンス・フォーラム財団」とも関係している団体のようだ。

    前述の日系人ビジネスマンによれば、ロサンゼルスにはベトナム戦争に参戦して米国市民権や永住権を取得した韓国人在郷軍人がかなりいるという。
    彼らは当然親米派だし、親北朝鮮・左派の文在寅大統領には批判的。親米だった朴槿恵前大統領支持派が少なくない。

    件のビルボードもこれら朴槿恵支持派の在郷軍人グループのデモンストレーションと見ていいのかもしれない。
    反日では一枚岩だった在米韓国人コミュニティにも分裂が生じているようだ。

    ■国際法も国際儀礼も守らぬ先進国

    巷の話から米国と韓国という同盟関係、国家関係に話を戻そう。
    文在寅大統領が朝鮮民族主義を標榜し、南北朝鮮の平和的統一を目指した今年1年。文在寅大統領は、この目標のために何をしたか。

    一度は解決済みだった日本との戦後処理問題を蒸し返した。
    北朝鮮政策では、北朝鮮の顔色ばかりうかがい、米韓軍事合同演習の縮小、米国の対北朝鮮制裁の緩和を働きかけた。

    その結果、北朝鮮との歴史的な和解にしか頭の回らないトランプ大統領はともかくとして、米国の外交安保関係者や専門家の顰蹙を買った。
    身近なことでは、左翼勢力や一般大衆に迎合する姿勢は、一部跳ね上がり学生による米大使館乱入やハリー・ハリス駐韓大使(日系の前太平洋軍司令官)への非礼と招いてしまった。

    しかも逮捕者は一人も出ていない。
    無罪放免だ。

    外交公館への侵入事件などというのは、よほどのことがない限り、韓国以外どの先進民主主義国(共産国家・中国でも)でも起きていない。
    国際的な規則や常識は韓国では通用しないのかもしれない。

    ☆記事内容を一部引用しました。全文はソースでご覧下さい
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191223-00058698-jbpressz-int&p=3

    ■ 関連スレ
    米国で韓国人嫌いが加速中倒産相次ぐ韓国料理店、足マッサージ店では売春行為も
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577102856/


    【【米国】韓国人経営の日本料理店が次々と廃業 「最近の白人は日本食の良し悪しをよく知っている。日本人のふりをしてもすぐバレる」】の続きを読む


    (Photo by Patrizia Cortellessa/Pacific Press/LightRocket via Getty Images)

    ◆全ての人を平等に遇する政治のため、若者4人が立ち上がった
     イタリアの次期政権に就く可能性のある極右政党「同盟」の党首マテオ・サルビニに強敵が現れた。「イワシ運動」である。
     これはサルビニの移民排斥、人種差別、嫌悪感に満ちた傲慢で挑発的な政治姿勢に対して「もうたくさんだ。将来に期待ができ全ての人を平等に遇する政治を望んでいる」という考えを表明することから生まれた草の根運動である。

     この運動にイワシという名前が付けられたのは次のような経緯があった。来年1月26日に予定されている人口450万人のエミリア・ロマーニャ州の選挙で同盟が初めて勝利する可能性が生まれている。同州はこれまで左派政党の地盤であるが、その牙城が同盟の躍進の前に崩れる可能性が生まれている。誰もがこの地方選挙は同盟が近い将来政権を獲得するか否かのひとつの目安になる選挙だと見ている。

     サルビニもそれを知っており、11月14日に同首府ボローニャの5700人を収容するスポーツセンターで彼は立会演説を予定していた。そこで、これまでサルビニの傲慢で挑発的な政治姿勢にうんざりしている若者4人(マティアサントリ、アンドラ、ジウリア、ロベルトが、サルビニの集会に集まる人たちの数を上回る反サルビニ派の人たちをマヨール広場に集めようと企画したのである。
     それも「缶詰のイワシオイルサーディン)がぎゅうぎゅうに詰められているように広場がぎゅうぎゅうに埋まるだけの人たちに集まってもらおう」と願ってネットで招集したのである。当初、スポーツセンターの収容人員が5700人だから、それを僅かでも上回る6000人が集まってくれれば上出来だと若者4人は考えていた。ところが、いざ蓋を開けてみると1万6000人が集まったのである。如何に多くの人がサルビニの嫌悪感を誘う政治姿勢にうんざりしているかということを示すものであった。

     若者4人のリーダー格のティアサント(32)は集会には「政党の旗や攻撃的な表現などをしたプラカードは持参しないように」と要求した。この草の根運動は独立した活動でどの政党も一切絡んでいないということを表明するためであった。
     また、サントリは「この活動を支持してくれている人たちの99%はイワシが政党に変身することを望んでいない」と語っている。(参照:「ABC」、「El Periodico」)

    ◆五つ星運動との違い
     五つ星運動も、喜劇俳優のグリッロが、政治特権に甘んじている政治家が支配する政治に反対して起こした運動を発端とするものだ。しかし、「イワシ運動」とは、逆に政党化した。それが前回の2018年総選挙で32.7%の票を獲得して第一党に躍進して同盟と連立政権を誕生させた。政権発足後、同盟から民主党に連携相手を変えて政権を維持しているが、支持率は徐々に下がっている。今では10%近くまで後退している。一つの政治的運動が政界に入ると五つ星運動のような末路を辿る可能性が高いと見られているのだ。しかも、現在、同党は3つに分裂する可能性が大で今後二度と政権を取ることはないと見られている。

     さらに、五つ星運動の執行部はエミリア・ロマーニャ州での選挙で敗退する可能性が高いことから候補者を擁立しないという方針を打ち出した。それに多くの党員が猛反対して執行部は仕方なく選挙に参加せねばならなくなっている。

     イワシ運動は最初の集会が全く予想外の好成績となって、4日後の18日には同州のモデナ市でも7000人が集まった。そして「ベラ・チャオ」の曲がイワシ運動の活動歌になっている。この曲はナチスに対抗するレジスタンスとしてイタリアのパルチザンが好んで歌った曲であった。
     サントリは「6000 Sardinas」というタイトルフェイスブックを開設したが僅か3日間でフォロワーは7万人を達成したそうだ。(参照:「ABC」)

    イタリア全土に広まる「イワシ・ムーブメント〉
     モデナを皮切りにイワシ運動の集会はフィレンツェ、ミラノ、レッジョ・エミリア、トリノ、カリアリ、ナポリ、パレルモと広がって行った。同様に外国でもマドリードを始め、パリ、ダブリン、エジンブルグ、アムステルダム、ヘルシンキ、ボルドー、サンフランシスコへと集会は広がった。

     12月14日ローマでは4万人が集まった。参加者の一人ロドルフォは「ファシストが拒絶しようとしている価値や忍耐、平等を守りたい」と語った。クラウディオは「今まで黙っていた人は多くいる。しかし、最近政治で良く聞くばかげたことに耐えるのはもう御免だ」といって集会に参加したという。

     欧州議会民主党議員で医者のピエトロバルトロは「イタリアは嫌悪、人種差別、不平等の国ではない。愛の価値、人権尊重といった面で良い未来づくりにイワシ運動を信じている。我々は抵抗すべきだ。民主主義における冒涜を許すことはできない」と述べた。

     イワシ運動の協力者でケニア出身の記者オゴンゴ・ステフェンは「嫌悪に満ちた雰囲気にはもうたくさんだ。新しい空気を吸いたい。平和に暮らしたい。我々は政党のない政治家で、ファシスト、反人種差別主義者、反同性愛拒絶者だ。全ての人たちに敬意を払いたい」と述べた。(参照:「El Pais」、「El Periodico」)

    ◆サルビニも無視できなくなってきた
     イワシ運動での集会に人が多く集まっていることにサルビニもついに意識するようになっている。サルビニと一緒にいる子猫が写真になってツイッターイワシを食べる猫として掲載されるようになった。 獣とでも評されるような強力は宣伝マシンを持っているサルビニも今回のイワシ運動の群れに対抗するには良いアイディアは浮かばないようで単に魚を好む猫を持ってきただけである。

     また、民主党も同盟に対抗する意味でイワシ運動を味方につけて彼らの支持を得たいと望んでいるようであるがどこまで支持を集められるか疑問視されている。

     また民主党から離党して政党ビバ・イタリアを創設したポリティカル・アニマルいつものマテオ・レンツィーであればこの動きを政治的にうまく利用したであろう。しかし、現在の彼は、自らの政治団体の脱税問題と、ある企業家から70万ユーロ(8300万円)の資金を借りたことに利権が絡んでいるのではないかという疑いから防戦を迫られている。この二つのスキャンダルの影響で新たな動きは当面控えざるを得なくなっている。

     イワシ運動の今後の政治との関係がどのような展開になるか注目されている。

    <文/白石和幸>

    【白石和幸】
    しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント1973年スペインバレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身

    (Photo by Patrizia Cortellessa/Pacific Press/LightRocket via Getty Images)


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 amd.c.yimg.jp)


    世界でもヘイトはあります。

    <このニュースへのネットの反応>

    【「ヘイトやファシズムはもうゴメンだ」イタリアで若者4人が声を挙げた!広がる「反極右」草の根運動・イワシ運動】の続きを読む


    秋元 (あきもと つかさ、1971年10月23日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(3期)。内閣府副大臣兼環境副大臣(第4次安倍改造内閣)。 国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣(第3次安倍第3次改造内閣・第4次安倍内閣)、防衛大臣政務官(第1次安倍改造内閣・福田康夫内閣)
    27キロバイト (3,250 語) - 2019年12月25日 (水) 02:58



    (出典 vivisoku.com)


    さすがに自民党も助けないでしょうね。

    1 ばーど ★ :2019/12/25(水) 11:56:28.26

    自民党の秋元司衆院議員を逮捕 IRをめぐる収賄の疑い

    カジノを含むIR・統合型リゾート施設などを担当する国土交通省や内閣府の副大臣を務めていた自民党の秋元司衆議院議員が、IRへの参入を目指していた中国企業から現金数百万円の賄賂を受け取っていた疑いがあるとして東京地検特捜部はさきほど収賄の疑いで秋元議員を逮捕しました。秋元議員は24日夜、NHKの取材に対し、「企業側から陳情を受けたり便宜を図ったりしたことは一切ない」などと不正への関与を強く否定していました。

    逮捕されたのは国土交通省や内閣府などの元副大臣で自民党の衆議院議員、秋元司容疑者(48)です。

    関係者によりますと秋元議員はIR・統合型リゾート施設などを担当する国土交通省や内閣府の副大臣を務めていましたが、おととしIRへの参入を目指していた中国企業から現金数百万円の賄賂を受け取った収賄の疑いがあるということです。

    東京地検特捜部は中国企業の日本人の顧問が海外から数百万円の現金を国内に不正に持ち込んだ疑いがあるとして外国為替法違反の疑いで捜査を進め、今月19日には関係先として秋元議員の事務所などを捜索していました。

    特捜部は25日、秋元議員に出頭を要請し取り調べを進めていましたが、さきほど収賄の疑いで秋元議員を逮捕しました。

    秋元議員は副大臣就任後のおととし12月、中国・深センにあるこの企業の本社を訪問し経営トップと面会したほか、去年2月には、この中国企業がIRの誘致計画に投資する意向を示していた北海道留寿都村を訪れ、村長や北海道庁の幹部らと面会していました。

    特捜部はIRへの参入をめぐる癒着の実態解明を進めるものとみられます。

    秋元議員は24日夜、NHKの取材に応じ「企業側から陳情を受けたり便宜を図ったりしたことは一切なくカネを受け取ったこともない」などと説明し不正への関与を強く否定していました。

    2019年12月25日 11時31分
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191225/k10012227621000.html?utm_int=all_contents_just-in_001

    (出典 www3.nhk.or.jp)


    関連スレ
    【カジノ汚職】秋元衆院議員、委員長時に「IR法」採決強行
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577239432/
    【カジノ汚職】秋元司衆院議員「私は、不正には一切関与してません」 潔白をツイート
    http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577239620/

    ★1が立った時間 2019/12/25(水) 11:29:50.91
    前スレ
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577240990/


    【【速報】自民・秋元司衆院議員、逮捕 IRをめぐる収賄の疑い ★2】の続きを読む


    (出典 pbs.twimg.com)


    えん罪はよくないですけど、被害にあった女性のことも考えるべきです。

    「気をつけなあかんのは、痴漢の冤罪や」。12月8日に放送された『THE MANZAI 2019 マスターズ』(フジテレビ系)で、お笑いコンビNON STYLEが披露した電車内トラブルについての漫才が批判を浴びている。

    ツイッターでは、「痴漢された人が言い出しにくくなっていく」、「面白いって笑える人も多いぐらいに日本の性被害への認識が薄い」といった反発の声も見られた。

    同じ性犯罪でも「レイプ」であったら、漫才のネタにされるだろうか。こんな風にして、2019年においても、痴漢に関する話は「娯楽」として消費されている。性犯罪なのにこのように軽く扱われる現状をどう捉えたらいいのだろうか。

    「痴漢について共有された知識がない」

    「痴漢がなければ、冤罪もない。痴漢を娯楽にする文化がなければ、性暴力である痴漢被害について、もっと社会は考えてきたはずだ」

    こう話すのは、このほど『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(エトセトラブックス)を出版した、龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員の牧野雅子さんだ。


    戦後から現在に至るまで、痴漢などに関する約1万3000件の新聞記事と約2150件の雑誌記事を分析し、3年かけて「痴漢はどう語られてきたのか」を読み解いた。痴漢についてのまとまった先行研究はなかったという。

    「痴漢と思えば冤罪を連想するかもしれないが、今の若い人たちは、かつて社会で痴漢がどう語られていたのかを知らない。痴漢について共有された知識がなく、建設的な議論ができていないように感じた。今ある問題は、かつての男性が作ってきた『文化』なんです」

    痴漢冤罪は「警察や検察のずさんな捜査が問題」

    痴漢は明治時代の新聞でもすでに社会問題として取り上げられていた。1970年代以降になると、男性誌では「痴漢のテクニック」が公然と共有される一方で、女性誌では、痴漢被害や対処法を共有する記事が並ぶようになる。

    たとえば、1975年6月26日の『週刊現代』には、「これから増えるチカンの手口」として電車の中の「お尻撫で」「オッパイさわり」くらいなら「さわぐほうがおかしいといってもよいのではなかろうか」という記述がある。

    なぜ、当時問題にならなかったのだろうか。牧野さんは「社会全体が、性暴力に寛容だったわけではない。女性はずっと嫌だと言っていたけど、その声を打ち消すほどの記事量と社会的圧力があった」とよむ。


    2000年にあいついで痴漢事件で無罪判決が報道されたことで、男性誌には一転して痴漢冤罪に関する記事が増えていく。週刊誌では「一度痴漢に間違われたら、終わり」など、男性が痴漢に間違われることを「被害者」と捉える記事が出てきた。

    しかし、痴漢冤罪について牧野さんは「痴漢事件の無罪判決の多くは、別人を犯人と誤認したもの」と指摘する。女性が痴漢被害を受けたこと自体は、事実だ。

    「痴漢冤罪の問題は、警察や検察のずさんな捜査が問題であり、女性のせいにすることは捜査機関の問題を正当化することに繋がっています」

    無罪判決を受け、警察庁2009年に通達を出し、痴漢事件については捜査員が現認して検挙するかたちを推奨している。しかし、複数の警察官が犯行を確認したとされるケースでも、冤罪は起きているという。

    「捜査が悪いのに、『女性が悪い』としか扱われない。女性叩きのために痴漢冤罪が利用されている。女性は被害そのものを疑われて、主張する立場を奪われているんです」

    痴漢事件の統計、被害届出数は不明のまま

    著書では、痴漢統計の不備や捜査の問題にもきりこむ。

    痴漢事件の多くは迷惑防止条例が適用されるが、特別法犯のため、犯罪統計には検挙件数しかあらわれず、被害届出数は明らかにされていない。牧野さんは「きちんとした統計がなされていないこと自体が、痴漢を軽視している」と憤る。

    さらに、痴漢を取り締まる迷惑防止条例の要件には、「著しく羞恥させ」といった「羞恥要件」がある。そのため、捜査では被害者の「羞恥心」が作り出される。牧野さんはいう。

    「条文そのものも警察の思い込みから立案されているのに、取り調べもそれに沿って行われている。加害者だけでなく被害者も、痴漢捜査の物語に沿うように供述させられていることに多くの人が思い至らない。性被害についての条例がこれでいいのか、議論されたこともないのが現状なんです」

    同書では、先ほどの『週刊現代』の事例のほか、「’’刺激待ち’’の女性側にも責任」、「スレスレ痴漢法」など当時の「痴漢特集」がたくさん引用されている。

    若い読者からは「地獄」、「しんどかった」という声が寄せられる一方、50代以上の女性からは「痛快」という感想をもらうそうだ。牧野さんはこの世代間ギャップに、社会の変化も感じている。

    「痴漢をはじめとして、性被害とか、性差別の問題でおかしいと思っていながら、なぜおかしいかをうまく説明できなくて、悔しい思いをしている女性にまず読んでほしい。あなたの違和感が正しいというのを伝えられたらと思っています」

    プロフィール】牧野雅子(まきの・まさこ)。1967年富山県生まれ。龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員。警察官として勤めたのち、 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。 専門は、社会学、ジェンダー研究。 著書に、『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)などがある。

    痴漢冤罪の責任は、女性にあるのか? まず目を向けるべきは「ずさんな捜査」の問題だ


    (出典 news.nicovideo.jp)

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