今年の夏、スペインは連日森林火災に見舞われ、甚大な被害が生じている。つい最近も南部のバレンシア州で再び大規模な山火事が発生した。
そこでスペインのマクドナルドでは、商品の材料を仕入れている農場や牧場への支援として、期間限定で「存在しないハンバーガー」のキャンペーンを実施中だ。
墨で焼けこげたかのようなパッケージには「存在しないハンバーガー」と書かれており、中には何も入っていない。値段は1ユーロ(140円)で、この架空ハンバーガーを購入した代金はすべて森林被災者に寄付される仕組みだ。
La hamburguesa que no pudo ser - McDonald's
スペインのマクドナルドは、バレンシア州の農場や牧場が山火事で大規模な被害に遭ったことを受け、3週間限定で特別な商品を用意した。
普段の赤や黄色のカラフルな箱とは異なり、完全に焼けこげたかのような、真っ黒な箱に入っている。
しかも箱には、「The Hamburger That Could Not Be(存在しないハンバーガー)」と印字されてある。いったい、どういうことなのか?
値段はたった1ユーロ(約140円)で、箱を開けると予想通り空っぽだ。
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全額火事被害に遭った農場・牧場の募金活動
つまり、これを購入した代金はすべて、山火事で被害を受けた農場や牧場に寄付されるのだ。
マクドナルド・スペインは全店舗でこの募金活動を実施している。
マクドナルドは既に独自で、山火事で被害に遭った国内の飼料工場 「Cobadu」 に、50,000 ユーロ (約680万円) の寄付を行っている。
マクドナルド・スペインの社長ルイス・クィンティリアーノ氏は、
企業として私たちがすべきことは、サービスを提供する地域社会に寄り添うことです。我々は既に独自で支援活動をおこなっていますが、全てのお客様、社会全体で団結して支え合うことができれば、乗り越えていけると信じています
と話している。
References:McDonald’s Launches ‘Burger That Could Not Be’ To Help Farms Devastated By Fires - DesignTAXI.com/ written by Scarlet / edited by / parumo
(出典 news.nicovideo.jp)
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