3度目の厚労相となる加藤勝信氏も旧統一教会と闇の接点を持つ。
「萩生田氏同様に『世界平和女性連合』へ会費を支払っている。しかし、18年の岡山でのイベントには秘書を代理出席させているのでギリギリセーフと判断したのかもしれない。また、加藤氏は萩生田氏のように旧統一教会一本かぶりではなく、霊友会とも親しい。宗教団体とは幅広くお付き合いしているというスタンスを貫くようだ。党内では幹事長職を務める茂木派に属し、派閥のパワーバランスで入閣したに過ぎない」(デスク)
茂木敏充幹事長(66)は旧統一教会との関係について「自民党として組織的関係がないことをしっかりと確認している」とぬけぬけと言い放っていた。
岸田総理も改造前夜、「旧統一教会との関係を点検し厳正に見直すよう指示した」と発言したが、虚飾にまみれた新内閣と言えよう。
「政府は15日、閣僚・政務三役と旧統一教会との関係は『個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要がない』という答弁書を閣議決定している。知らなかった、今後は関係しないというスタンスで乗り切るつもりです」(デスク)
こうした政府の無反省ぶりに有田氏が憤る。
「岸田内閣は改造して余計に旧統一教会との関係が底なしであることが判明してしまった。一番問題なのは、深い関係にあった人こそ『知らなかった』と言い訳していること。教団との関係には濃淡があり、中にはほとんど知らずに祝電を送った議員もいる。その場合は釈明すればいいが、すべてを一緒くたにしてはいけないと思う。萩生田氏、下村氏、山谷えり子氏(71)など深い関係にあった人ほど一様に、知らなかったと簡単に言い訳をしているが、こうした特濃議員こそ批判されなければならない」
13日、共同通信のアンケートによれば、統一教会と関係を認めた国会議員は712人中106人。そのうち82人が自民党議員と、実に8割を占めていたことが明らかになっているのだ。
「岸田首相は8月初旬に内閣改造を打ち出したが、実際には組閣の際に旧統一教会を身体検査の基準にしていた形跡がないんです。そのため、前倒しで内閣改造を行ったのは別の目的があったと言われている。実は同時期、お盆明けに五輪の汚職がらみで現職国会議員が地検特捜部に逮捕されるという情報が永田町を駆け巡っていた。逮捕後に慌てて内閣改造を行っても支持率の浮上は望めないと判断し、異例の前倒しで組閣に踏み切ったとも言われている」(デスク)
今となっては、総理のかじ取りが大失敗だったことは明らかである。
今後、秋の臨時国会で政治家と旧統一教会の癒着が猛追されるのは必至の状勢だ。
有田氏が舌鋒を強めて締めくくる。
「政府が調査の必要はないという方針を取るのは、その中枢に深い関係を持つ人物がいるからではないか。かつて、80~90年代に統一教会が起こした霊感商法の問題でも自民党は同様に、時間が経過するまで緊急避難して逃げ切った。今度こそ、野党もマスコミも含めて、統一教会と政治家の闇にメスを入れなければならないのです」
山上徹也容疑者の凶弾がこじ開けた永田町のパンドラの箱。その全容が明かされることは戦後保守政治を検証する上でも絶対に必要だろう。
(出典 news.nicovideo.jp)
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