NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレンドリサーチと中小企業向けクラウドERP「キャムマックス」を提供するキャム(福岡市)は、テレワーク導入企業に勤務する男女に対して、「テレワーク」に関する調査を実施した。その結果、74.1%がテレワーク勤務にもかかわらず、出社しなければできない業務を抱えていることが分かった。
【調査】74.1%「出社しないとできない業務がある」どんな業務?
テレワークの実施率については、81%の人が「テレワークをしている」と回答。一方、テレワーク導入企業にもかかわらず「テレワークをしていない」と回答した人も19%に上った。
「出社しなければできない業務がある」と回答した74.1%に対し、どのような業務があるのか尋ねた。「郵便物の受け取り」(20代男性)、「お客さんとの取引、信頼を得るため」(30代女性)、「調印や稟議決済のための押印」(50代男性)や「自分のPCから印刷をしたい時、会社のプリンターでしか印刷ができない」(50代女性)などが挙げられた。
自由回答には、「印鑑を押しに行くため」という意見も多く、社外秘の資料や重要な書類への押印などからの出社が発生していることが分かる。そのほか、「お客さんとの取引」など、コロナ禍でオンライン商談などが加速した一方、まだまだ重要な取引は”信頼”の観点から対面を重視している企業があることがうかがえた。
●普段出社している人は、なぜテレワークできない?
また、普段テレワークをしていない人に普段の業務がテレワークでもできるか尋ねた。過半数の54.4%が「できるとは思わない」と回答。24.6%は「システムが整えばできると思う」、21.1%は「システムがすでに整っているのでできると思う」と答えた。
必要なシステムに関する自由回答では「社内ネットワークに接続できるシステム」(30代男性)や「オンラインで会議や朝礼が受けられるシステム」(40代女性)、「伝票類を電子化する」(40代女性)などの意見が挙げられた。
調査は、テレワークを実施している職場に勤めていると回答した男女300人を対象に実施。同社が運営するアンケートサイト「ボイスノート」上で調査した。期間は10月19~21日。
(出典 news.nicovideo.jp)
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