令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    カテゴリ:国内 > 皇室


    日本赤十字社は災害時や緊急時に大きな役割を果たします。愛子内親王殿下のご支援により、ボランティアの力が強化され、被災地の支援がより効果的に行われることを期待しています。

    1 少考さん ★ :2024/03/28(木) 23:49:37.74 ID:aS2PDaMW9
    愛子さま 日本赤十字社でボランティア育成や研修などの業務に | NHK | 皇室
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240328/k10014405441000.html

    2024年3月28日 18時22分

    宮内庁は、天皇皇后両陛下の長女の愛子さまが、就職先の日本赤十字社でボランティアの育成や研修などの業務にあたられることになったと発表しました。

    日本赤十字社は、全国各地に病院や血液センター、それに看護師などの養成施設を持つ認可法人で、全国に6万人余りの職員がいて、皇后さまが名誉総裁を務められています。

    宮内庁によりますと、学習院大学を卒業した愛子さまは、来月1日から東京 港区にある日本赤十字社の本社で嘱託職員として勤務されます。

    勤務先の部署は、パートナーシップ推進部 ボランティア活動推進室 青少年・ボランティア課で、学校や地域などのグループや各地にある日本赤十字社の施設などで活動する個人のボランティアの育成や研修などにあたられるということです。

    宮中での行事への出席やその準備など皇族としての務めがある時はそのつど検討し、公務と両立しながら勤務されるということです。

    【【皇室】愛子内親王殿下 日本赤十字社でボランティア育成や研修などの業務に (NHK)】の続きを読む



    愛子天皇に関する議論が政治やメディアの対象となると、皇室に対する敬意を欠く可能性があることから、慎重な姿勢を取る傾向があるのかもしれません。そのため、扱いが難しいテーマとされているかもしれません。

    安定的な皇位継承をめぐり、与野党で議論が進められている。神戸学院大学の鈴木洋仁准教授は「将来の天皇として、国民からは天皇皇后両陛下の長女・愛子さまに期待する声がある。他方で、国会議員や大手マスコミは、『愛子天皇』について議論することをかたくなに『タブー視』しているのではないか」という――。

    ■「限られたメンバーで、静かな環境で議論を深めたい」

    自民党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」は、3月18日、政府の有識者会議がまとめた報告書について意見を交わし、会長を務める麻生太郎・副総裁が

    「皇室の在り方は国家の根幹をなす、極めて重要な課題だ。限られたメンバーで、静かな環境で議論を深めたい」と述べたという

    実の妹が皇室に嫁いだ麻生氏だけに、下々の声というか、余計な雑音が入らない「静かな」状況を望んだのかもしれない。

    同じ与党の公明党は、皇族数の確保に向けた意見書の案をまとめ、野党の立憲民主党は、論点整理を衆議院と参議院の議長に提出した。

    政府の有識者会議が報告書をまとめてから2年が過ぎ、いま開かれている通常国会のなかで与野党協議が行われると報じられている。

    どの政党も、そして、それを報じる新聞もテレビも、「女性宮家の創設」が論点かのように話を進めている。

    自民党や、その支持層とされる「保守派」にとっては、論点にするなどとんでもないのかもしれない。あるいは逆に、「天皇制」そのものの廃止を訴える人にとっては、ズレていると見えるのだろう。

    ただし、ここで考えたいのは、皇位継承や、女性宮家、あるいは、旧宮家の皇族復帰、といった点ではない。

    「愛子天皇」についてである。

    なぜ、どの政党も、そして、大手メディアも「愛子天皇」を考えようとしないのだろうか。

    ■「愛子天皇」というタブー

    ネット上や週刊誌には「愛子天皇」があふれている。

    私が公式コメンテーターをしているYahoo!ニュースのコメント欄(ヤフコメ)では、愛子さまの話題が取り上げられるたびに、「愛子天皇」が飛び交うし、X(旧ツイッター)上でのレスバには間断がない。いつも「愛子天皇」をめぐって、誰かが議論をしている。

    メディア論を研究する者として興味深いのは、このギャップである。

    自民党立憲民主党、さらには、大手新聞やテレビには、ほぼ「愛子天皇」は見られない。一方で、ネットや雑誌には、常に「愛子天皇」が取り沙汰されている。前者にとっては存在しないかのようであり、反対に後者にとってはデフォルトのようになっている。

    マルチバース(いくつもの宇宙)のように、正反対の世界線を描いているのは、なぜなのだろうか。

    とはいえ、前者のなかでも皆無だったわけではない。

    毎日新聞は2年前(2022年)の年明けに、「年末年始の雑誌がこぞって『愛子天皇』待望キャンペーンを張っている」と署名記事で触れている。また、その2カ月後には日本経済新聞で、皇室を担当する編集委員が「秋篠宮家たたきの反作用なのか、悠仁さまを差しおいた『愛子天皇論』もさかんだ」と批判している。

    どちらも「愛子天皇」を否定する文脈で使っており、別の宇宙での出来事のごとく、実現しない、反実仮想として言及しているのである。

    ■「フィルターバブル」に陥っている

    後者にとっては、どうか。

    強く主張しているひとりは、『ゴーマニズム宣言SPECIAL愛子天皇論』(扶桑社)を出版した、漫画家の小林よしのり氏である。「皇太子は天皇の子供! 本来、愛子さましかなれないのだ!」との立場に明らかなように、「男系固執派」に対峙(たいじ)している。

    小林氏をはじめとする「愛子天皇論」者への反論や別の議論もある。

    評論家の八幡和郎氏は、「愛子天皇」誕生への期待を理解しつつも、「より広く、現実的な視点で皇位継承を議論していくことが必要だ」とプレジデントオンラインに寄稿しているし、先に述べたように「女性宮家の創設」を認めない声も見られる。

    あたかも、いろいろな考え方が自由に交わされているかのように映るかもしれないが、そうではない。

    逆に、「愛子天皇」に関して、無視する立場(政党と大手マスコミ)と、前提とする立場(ネットや週刊誌)が、お互いのスタンスを視野に入れていない。昨今の情報社会の危うさとして指摘される「フィルターバブル」(みずからの考え方や価値観の泡の中に孤立する)に、どちらも陥っているのではないか。

    ■なぜ「NGワード」になっているのか

    いや、正確に言わねばなるまい。

    「愛子天皇」をめぐって侃侃諤諤な人たち(ネットや週刊誌)にとっては、それをタブー視する人たちもまた議論の対象と言えよう。賛成であれ反対であれ、精緻であれ稚拙であれ、「愛子天皇」について考え、言葉を交わしている以上、その世界には確かに存在しているからである。

    他方で、「愛子天皇」を口にしてはならないかのように、もしくは、せいぜい非難の的でしかない人たち(政党や大手マスコミ)にとっては、触ってはいけない「NGワード」になっているのではないか。

    理由は、反発を恐れているからである。たとえば読売新聞は、3月24日朝刊の社説で、次のように指摘している。

    自民党は、女性宮家の創設に慎重だ。女性宮家に子供が生まれた場合、皇位継承権を与えるのかどうかといった議論が生じ、皇位継承は父方が天皇の血を引く「男系男子」に限る、という制度が揺らぎかねない、との懸念からだ。

    ■閉じこもり続ける政党と大新聞

    こうした反応を恐れているために「愛子天皇」など、めっそうもない、という態度になっているとみられる。

    読売新聞は、「女性宮家を認めずに皇族女子に皇室に残ってもらう、とはどのような仕組みになるのか、イメージが定まらない。自民党は具体的な案を示す責任がある」と主張している。

    自民党に責任があるのは言うまでもない。と同時に読売新聞は、日本一の発行部数を誇り、「役員クラス」や「世帯年収2000万円以上」にも「世帯での金融資産額5000万円以上」にも、最も高い新聞到達率だと自社サイトで示している以上、自民党と同じぐらいの責任があるのではないか。

    ネット上では、もはや「女性宮家の創設に慎重」かどうかよりも、「愛子天皇」をめぐって、さんざん言葉が交わされている。寝た子を起こすな、式の議論にとどまっているのは、政党や大新聞(とテレビ)ぐらいではないか。

    ■「本人の気持ちに思いをはせる」こと

    朝日新聞の喜園尚史記者は、2020年に同社のサイト「論座」(現在は閉鎖)に寄せた「『愛子天皇』を語ることへのためらい」と題した文章を、「愛子天皇」の文字は、「本人の気持ちに思いをはせると、口にするのをためらう言葉です」と結んでいる。

    もちろん、皇族のお一人おひとりも人間であり、「本人の気持ち」を、ないがしろにしてはならない。それどころか、生身の感情を持っている以上、「気持ち」を最優先にすべきだとさえ言えるかもしれない。

    けれども、問われているのは、「安定的な皇位継承の確保」であり、仕組みをどうするのか、ではないのか。制度をどうやって続けるのか。もしくは、続けられないのならシステムを変えたり、やめたりするのか。

    なるほど「本人の気持ちに思いをはせる」態度は美しい。人間であれば当然であり、かくありたい。記者の文章に血が通うのは大切である。

    だからといって、「気持ち」に流されるあまりに、「口にするのをためらう」ばかりで、良くも悪くも「愛子天皇」がネットや週刊誌で使われている現実に目を逸らし続けるのは、あまりに無理ではないか。

    そんなタブー視をやめ、「天皇制」そのものをどうするのか。あくまでも制度の問題としてとらえ、冷静かつ忌憚(きたん)のない議論を進める。それこそが、「本人の気持ちに思いをはせる」ことではないのか。

    ----------

    鈴木 洋仁(すずき・ひろひと)
    神戸学院大学現代社会学部 准教授
    1980年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。京都大学総合人間学部卒業後、関西テレビ放送ドワンゴ、国際交流基金、東京大学等を経て現職。専門は、歴史社会学。著書に『「元号」と戦後日本』(青土社)、『「平成」論』(青弓社)、『「三代目」スタディーズ 世代と系図から読む近代日本』(青弓社)など。共著(分担執筆)として、『運動としての大衆文化:協働・ファン・文化工作』(大塚英志編、水声社)、『「明治日本と革命中国」の思想史 近代東アジアにおける「知」とナショナリズムの相互還流』(楊際開、伊東貴之編著、ミネルヴァ書房)などがある。

    ----------

    伊勢神宮外宮の参拝に向かわれる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2024年3月26日午後、三重県伊勢市[代表撮影] - 写真=時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【皇室】なぜ自民党と新聞は「愛子天皇」をタブー視するのか…「国民の声」がスルーされ続ける本当の理由】の続きを読む



    いままでの慣例や慣習を超えて、新たな展開を望む声も多いようですね。議論が進んでいくことで、より多くの人々の意見が反映されることを期待したい

    愛子さまが4月より日本赤十字社の嘱託職員として勤務することが内定し、公務でお姿を拝見する機会も増えることになりそうです。しかし現在、皇位継承順位は1位が秋篠宮さま、2位が悠仁さま、3位が常陸宮さまとなり、若い世代での男性皇族は悠仁さましかいません。皇位継承の安定性には不安が残されています。

    2021年12月には、皇位の安定的継承に関する有識者会議が報告書をまとめ、皇族数を確保するため(1)女性皇族(内親王・女王)が婚姻後も皇族の身分を保持する、(2)皇族として認められていない養子縁組を可能にし、旧11宮家の男系男子を皇族とする、の2案を提示しました。

    安定的に皇室制度を維持していくために、皇位継承のあり方、議論はどうあるべきなのでしょうか。弁護士ドットコムでは、会員弁護士にアンケートを実施し、258人から回答が寄せられました(実施期間:2月14日2月20日)。

    女性天皇については「賛成」が53.1%、「どちらかといえば賛成」が21.7%。続いて「どちらともいえない」が12.4%。「どちらかといえば反対」(6.6%)「反対」(6.2%)となりました。

    一方で、「男系男子による継承」ではなくなる「女系天皇」については「賛成」が43%、「どちらかといえば賛成」が16.3%となる一方で、「反対」とした人は15.9%にのぼります。

    「皇室のあり方をめぐる議論のタイミングについて、どう考えますか?」との質問については「もはや手遅れ」(20.2%)、「いま結論を出すべき」(56.6%)となり、「悠仁さまが即位するまで先送りすべき」の11.6%を大きく離しました。

    以下、詳しくみていきます。

    ●天皇制に「賛成」「どちらかといえば賛成」が60.8%

    「そもそも現行憲法下での天皇制に賛成ですか、反対ですか」と質問したところ、「賛成」が36.0%、「どちらかといえば賛成」が24.8%で、60.8%が賛成であることがわかりました。

    「どちらともいえない」は20.5%。「どちらかといえば反対」(9.3%)「反対」(9.3%)で、18.6%が反対の立場でした。


    なぜ天皇制度に賛成・反対なのか。次のような声があがりました。

    「象徴として、国民に親しまれている。外交上も重要な役目を担っている」(賛成)

    「天皇の存在は憲法が制定される前よりも我が国に定着したものであり、天皇制云々を憲法の下で論ずるべきではない。天皇の存在を前提とした憲法づくりをすべき」(賛成)

    「日本の文化であり、歴史であって、世界に誇るべき存在であるから」(賛成)

    「皇室の方々のニュースを見るのが楽しいから」(賛成)

    「法の下の平等に関する例外として意味があるのかは不明だが、諸外国の要人を国賓としてもてなすことに一定の外交メリットはあると思われる」(どちらともいえない)

    「あまり考えたことはない」(どちらともいえない)

    「皇族に自由がなくて気の毒」(どちらともいえない)

    第二次世界大戦で天皇が果たした役割につき、責任を取っていない。また、皇室の維持に費用が掛かりすぎる」(どちらかといえば反対)

    「法の下の平等、個人の尊厳の理念に反する。天皇崇拝の非合理的な思想や行動をはびこらせる」(反対)

    「天皇制は直ちに廃止すべき。その起源からして嘘で塗り固めた天皇制は民主主義制とは相容れない」(反対)

    日本国憲法が依拠する近代人権思想の理念に反する。天皇制こそ民営化すべき」(反対)

    女性天皇に「賛成」「どちらかといえば賛成」が74.8%

    女性天皇については「賛成」が53.1%、「どちらかといえば賛成」が21.7%。「どちらともいえない」が12.4%。「どちらかといえば反対」が6.6%、「反対」が6.2%でした。


    理由としては、次のような声が並びました。

    「ジェンダーで分けることは現代社会の倫理からかけ離れている。天皇が象徴ならなおのこと恥ずかしい」(賛成)

    「歴史上、女性天皇もいた」(賛成)

    「憲法上禁止されていないし、男性・男系に限る合理的理由もない」(賛成)

    「別に男性でも女性でも資質に差はないし、年長の者がいるのに、男子だからといって幼少の者に天皇を継がせることに合理性がない」(賛成)

    「世界の趨勢。男系などと力んでも神話の時代からの話のこじつけ」(賛成)

    「なぜダメなのか皆目わからない。当然良い。性別でわける意味は全く見出せず、むしろ不自然不可解」(賛成)

    「象徴としての機能や各種行事を遂行できれば足りる。健康かつ一定の品位を備えていれば男女間に特段の優劣はなく、女性であっても問題が生じるとは思われないから」(賛成)

    「やむを得ない」(どちらかといえば賛成)

    「男性天皇以上に結婚相手探しに苦労することが目に見えているので、安定的な皇位継承にさほど有益ではないし、ご本人も気の毒だから。眞子様の結婚であれだけ世間から色々いわれて可哀想だったのに、女性天皇となるとあれ以上に色々言われるのは間違いない」(どちらかといえば反対)

    「皇位継承の継続性に繋がらない」(どちらかといえば反対)

    「男系男子の次期天皇への中継ぎとしてなら認めてもよいと思うが、それ以外は反対」(どちらかといえば反対)

    「血統が途切れるから」(反対)

    女系天皇に「反対」は15.9%、「女性天皇反対」の2倍以上に

    女系天皇については「賛成」が43.0%、「どちらかといえば賛成」が16.3%。「どちらともいえない」が17.4%。「どちらかといえば反対」が7.4%、「反対」が15.9%でした。反対の声は女性天皇に反対とする人(6.2%)の数を倍以上上回りました。


    理由は様々です。

    「男系、女系を理解している国民はほとんどいない」(賛成)

    男女平等の要請から女系天皇を排除する合理的根拠もないように思うから」(賛成)

    「憲法上禁止されていないし、男性・男系に限る合理的理由もない」(賛成)

    「男系でも女系でも遺伝子的には変わらない。不合理な制度である」(賛成)

    「逆に、女系天皇を反対する理由がないのでは」(賛成)

    「天皇という存在に血筋を厳格にする必要はない」(どちらかといえば賛成)

    「何をもって女系天皇と定義するかについての知見を持ち合わせていないから」(どちらともいえない)

    「1代限りの女系天皇では意味がないし、恒久的な女系承継を想定するには議論が不足している」(どちらかといえば反対)

    万世一系の血筋は守るべき」(反対)

    「我が国の血統として家制度と男児血統が伝統的に認められ、女系は傍流の認識であるから」(反対)

    「天皇制は廃止すべきであり、天皇制の存続につながる制度改革には反対」(反対)

    「今まで男系だったから」(反対)

    「神武以来というつもりはないが、ある程度長期間にわたって男系の系譜を維持していたのであるから、一時代の価値観で変更するべきではない」(反対)

    ●女性宮家の設立、「賛成」「どちらかといえば賛成」が過半数

    女性宮家の設立については「賛成」が34.1%、「どちらかといえば賛成」が16.7%。「どちらともいえない」が26.7%。「どちらかといえば反対」が10.5%、「反対」が12%でした。


    その理由について、次のような声が並びました。

    男女平等の原則から女性宮家を排除する合理的根拠もないと思うから」(賛成)

    「反対する理由がないし、女系天皇制度であれば、女性宮家は自然な流れなのではないか。ただし男性・女性関係なく宮家が増えすぎないようにする方策は必要」(賛成)

    「皇族の絶対数が増えなければ、安定的な皇位継承などできるはずがないから」(賛成)

    「皇室外交の必要性」(どちらかといえば賛成)

    「皇統男子と婚姻した場合のみ女性宮家賛成」(どちらともいえない)

    「天皇制の継続には必要だが、対象となる個人の負担は重いと思うから」(どちらともいえない)

    「皇位継承権を持たない以上、必要性に乏しい。旧皇族の方々を養子あるいは婿に迎えるなら別」(どちらかといえば反対)

    「歴史上女性宮家はほとんど存在していないから」(どちらかといえば反対)

    「皇族の公務の担い手が少ないという理由であれば、公務を減らせばよい」(反対)

    「そこまでして天皇制を維持する理由がない」(反対)

    「配偶者問題で皇室の権威が損なわれる」(反対)

    「皇室の維持に費用が掛かりすぎるので、これ以上宮家を設けるべきでない」(反対)

    ●「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する」案、賛成が26.4%

    「女性皇族(内親王・女王)が婚姻後も皇族の身分を保持する」との案については「賛成」が26.4%、「どちらかといえば賛成」が17.8%。「どちらともいえない」が27.9%。「どちらかといえば反対」が11.2%、「反対」が16.7%でした。


    理由について質問しました。

    女性天皇を認めるのであれば認めざるを得ないから」(賛成)

    「女性のみ皇室を出ることに違和感があるから」(賛成)

    「男女分けない結果の必然」(賛成)

    「女性のみ婚姻によって身分が大きく変わる合理的理由がないから」(どちらかといえば賛成)

    「婚姻後も皇族から自由意思で離脱できるようにするのであれば良いと思います」(どちらともいえない)

    「本人に選択肢が与えられるようにする方が良いと思う」(どちらともいえない)

    「当該女性皇族に皇位継承権を認めないのであれば賛成」(どちらともいえない)

    「皇位継承権を持たない子供が生まれることになり、不安定な地位におくことになる」(どちらかといえば反対)

    「皇室の血を持たない皇配に一定の権威を認めうる可能性があるから」(どちらかといえば反対)

    ●「旧宮家の男系男子を皇族に」→「どちらかといえば反対」「反対」が43%

    「皇族として認められていない養子縁組を可能にし、旧11宮家の男系男子を皇族とする」との案については「賛成」が14.3%、「どちらかといえば賛成」が17.1%。「どちらともいえない」が25.6%。「どちらかといえば反対」(14.3%)「反対」(28.7%)でした。


    その理由を詳しくみていきます。

    「最も現実的な皇室を維持する方法」(賛成)

    「男系男子を軸とする皇位の安定的継承に資するから。旧11宮家の廃止がGHQによる占領下での特殊な経緯によるものであることも考慮すべき」(賛成)

    「実現可能であればよいが、当事者の意向を無視した議論が多すぎる」(賛成)

    「男系を維持するためには必要だと思う」(どちらかといえば賛成)

    「状況としてやむを得ない場合にはそれも選択肢。それでも、養子選定には血統の重みを最優先の判断基準にすべき」(どちらかといえば賛成)

    旧宮家の男系男子を皇族にして、男系男子の維持することが重要と考えるから」(どちらかといえば賛成)

    「どうしようもない場合に皇室廃止となるよりはマシ」(どちらかといえば賛成)

    「過去にはあったかもしれないが、養子縁組までくると天皇制そのものを一度リセットしたほうがよい」(どちらともいえない)

    「議論の内容を知らない」(どちらともいえない)

    「養子縁組を可能とする制度には賛成だが、皇族を男系男子に限定することへの合理的理由がない」(どちらかといえば反対)

    「そこまでしてやる必要がない」(どちらかといえば反対)

    「愛子内親王の配偶者としてとかならともかく、いきなり養子で天皇と言われても象徴としての機能は果たせないのでは」(どちらかといえば反対)

    旧宮家も既に皇籍離れて久しく、皇別摂家と区別する理由が乏しい。悠仁さまの次代と考えると、皇籍離脱から平気で1世紀経つことになる。むしろ男系にこだわるならば、旧宮家よりもよっぽど一部の皇別摂家の方が近い」(反対)

    「遺伝学的な経緯から女系天皇を排除するなら、男系旧宮家の方が血が薄いと思う」(反対)

    旧宮家は遠すぎる。国民意識に合致しない。国民意識に合致する女性天皇を認めればよいだけ」(反対)

    女性天皇女系天皇で十分と思われる。旧宮家の方は既に一般人として長く生活しており、今さら皇室に戻してどうにかなると思われない」(反対)

    ●議論のタイミング「いま結論を出すべき」が56.6%

    「皇室のあり方をめぐる議論のタイミングについて、どう考えますか?」との質問については「もはや手遅れ」(20.2%)、となり、「悠仁さまが即位するまで先送りすべき」の11.6%を大きく離しました。

    また「そのほか」の意見としては、「引き続き議論を続ければよい」「手遅れだが、それでも結論を直ちに出すべき」と議論を続けるべきだとする声も目立ちました。


    ●「早急に法改正を」「波風立てずに見守るのがよい」など様々な声

    最後に「現在の皇室について考えることをできる限り具体的にお答えください」と質問したところ、次のような声が並びました。

    イギリス王室のような広報活動をすべきと考える」

    「愛子さまが天皇となれるように早急に法改正を行うべき」

    「国民としては波風立てずに見守るのがよいと思っている」

    「できるだけ現状を変えないまま制度を維持して欲しい」

    「皇族が減る前に減ることを想定した議論をしておく必要があるとは思う」

    「なぜ、ここまで皇位継承の結論を先送りにして、問題解決を先延ばしにしたのか」

    「その立場からいろいろな義務や制約があると思う。それでも国民を想い国民の精神的支柱となる活動をされていることには感謝です」

    「現天皇家の長女愛子様に次の天皇になってほしいという意見はかなり強いのではないか。長子優先女性も可とする制度に変更されることを期待」

    「学生時代に皇室について論文を書いた私としては、その時から皇位継承の議論が進展していないことに強い危機感を覚えます。左派には基礎的理解のレベルを上げていただきたいですし、右派には理想論だけではなく現実的に実現可能な形を模索するようにしていただきたいです」

    「承継者を嫡子のみを想定した皇室制度は配偶者の精神的負担が大き過ぎる(これは女系天皇を認めても同様である)。現状を前提とした弥縫策だけでなく側室制度の復活など大胆な見直しも検討すべき。諸外国に目を向ければ、イスラム諸国のように、当然のように側室を維持している国は多数あるのであって、キリスト教国でないのにいきなり側室制度を廃止した我が国がむしろ異例であり、復活を議論することは本来何らおかしくない」

    「天皇制は維持すべきだと思いますが、女系天皇の容認を含め、少しずつ時代に合わせた変化は受け入れても良いと思いますし、活動の範囲や内容についてはもっと皇室や天皇家に裁量を与え、宮内庁を通さずとも皇室の生の声が聞こえるような「開かれた皇室」を目指しても良いのではないかと思います」

    「愛子さまを天皇に」「波風立てずに見守れ」皇位継承議論、弁護士たちの声 「女性天皇」賛成が75%、「いま結論を」57%


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【皇室】「愛子さまを天皇に」「波風立てずに見守れ」皇位継承議論、弁護士たちの声 「女性天皇」賛成が75%、「いま結論を」57%】の続きを読む


    変わるのかな?

    安定的な皇位継承のための議論にいつ、どのように着手するのか。2021年12月、皇位の安定的継承に関する有識者会議が報告書をまとめ、自民党2022年1月、今年(2023年11月にも懇談会を開いたが、その後の進展はみられない。

    同報告書では、皇族数を確保するため(1)女性皇族(内親王・女王)が婚姻後も皇族の身分を保持する、(2)皇族として認められていない養子縁組を可能にし、旧11宮家の男系男子を皇族とする案が提示された。皇位継承を男系男子に限定する方向性だが、現在の皇位継承順位は1位が秋篠宮さま、2位が悠仁さま、3位が常陸宮さまとなり、若い世代での男性皇族は悠仁さまお一人という状況だ。

    安定的な皇位継承のためには「女性天皇女系天皇を容認するべきだ」と指摘する名古屋大学大学院の河西秀哉准教授に、望ましい議論のあり方、議論が進まない現状の問題について話を聞いた。(弁護士ドットコムニュース編集部・山口紗貴子)

    女性天皇女系天皇、女性宮家について

    ——安定的皇位継承のため、どのような議論の方向性が望ましいと考えますか

    私は女性天皇女系天皇を容認するべきだと考えています。安定的な皇位継承、いわゆる「帝王学」の観点、また皇族の方々の人生が大きく左右されることですので、早急に実現するべきです。

    悠仁さまはまだ10代ですが、それ以外の皇族方は20代、30代です。ご本人たちの教育や「帝王学」、将来のご結婚などを考える上で、現在の宙ぶらりんという状況が一番つらいのではないでしょうか。ご本人の人生の決断がしづらい状態にあるわけですから。

    また皇室典範を改正しない場合、悠仁さんの将来の妻となる方に、男児の出産について非常に強いプレッシャーがかかることも問題です。全てを一人の男系男子に委ねようとしているのが現状であり、象徴天皇制という制度自体が崩壊する可能性さえある状況だと考えています。

    ——女性天皇は認めても、女系天皇に反対する声は根強くあります

    仮に女性天皇だけを認めた場合、女性天皇がご結婚され、男性でも女性でも子どもが生まれたとしても、そのお子さんには皇位継承は認められません。しかしその20年後、「他に男系の皇族がいないから、天皇になって欲しい」となる可能性も出てきます。「帝王学」や教育の問題も残りますし、現在と同じような問題に直面することになるわけです。

    私が女性天皇女系天皇を容認するべきと考えるのは、まさにこの不安定さをなくすことにもあります。女性天皇を認めることは女系天皇を認めるということに最終的には帰結すると考えています。

    ——女性宮家の創設については、どう考えていますか

    女性天皇女系天皇を認めれば、女性宮家の創設も進めることになると考えています。ただ、今いる方々は離れることを前提にお育ちになっているわけですから、仮に改正する場合には、ご本人たちのご意志を確認する必要はあるでしょう。

    ●「宙ぶらりんの状態」のデメリットに帝王学

    ——宙ぶらりんの状態になることのデメリットの一つに皇族への教育の問題もあるのでしょうか

    皇族としての教育は難しい課題ですね。

    現代の感覚で言えば、学習院にこだわらず、自分の行きたい学校に通い、自分の意思に基づいて専攻を決めることが望ましいことではあると思います。ただ一方で、皇族に必要な教育をどう学んでいくのかというバランスが難しくなるのも事実です。

    今の天皇陛下は、天皇になることを宿命づけられていましたので、高校生ぐらいから過去の天皇のご事蹟など歴史を学んで来られました。東京大学学習院の先生など大学教授が家庭教師のような立場で、昔の資料を一緒に読んでいたといいます。こうした教育の中で、過去の天皇の振るまいが身体に染み付いていく側面もあるはずです。

    ——悠仁さまは学習院ではなく、お茶の水大学附属小中学校筑波大学附属高校という進学校で学ばれてきました。

    おそらく大学に進学されると思われます。一般受験するのか、推薦入学となるかはわかりませんが、一般の高校生と同じく大学進学に向けた受験勉強をされているはずです。進学校大学受験を見据えた勉強はしつつも、「帝王学」を学ぶとなると、かけられる時間も限られてきます。この点は大学受験のない学習院で学ばれていた上皇、天皇とは状況が異なります。

    また「帝王学」は座学だけではなく、人格的、公務、そのお立場について実際に天皇などの側で目で見て学ぶことも大事です。上皇や天皇は家庭の中である種の口伝、空気感を学ぶことができたわけですが、悠仁さまはそれができないわけです。直系で継承できないことのデメリットの一つかと思います。

    旧皇族の復帰論「国民的理解を得ることができるのか」

    ——2021年の有識者会議では、「皇族として認められていない養子縁組を可能にし、旧11宮家の男系男子を皇族とする」との案が提示されています。旧皇族の皇籍復帰は現実的に可能なのでしょうか

    旧皇族の復帰については、私は疑問です。最後の最後まで何もやらなかった結果として、皇室が先細りする現状になって、「もう旧皇族の復帰しかありません」と、出てきた選択肢です。

    どの宮家が、どの旧皇族を養子に迎えるのか。ご本人たちの意志はどう確認するのか。それを誰が決めるのか、国民の理解をどう得るのかなど、疑問を出したらキリがありません。各論から考えていくべきとは思いませんが、解決しなければいけない各論の数を考えたら、私は難しいと思えてなりません。

    旧皇族と言っても、対象となる男性たちは民間人として生まれ、これまで長く、民間人として生きて来られた方々です。突然、皇族としての身分をお持ちになる当事者やご家族のご意向はもちろん、昨日までは民間人として生きてこられた方々が皇族となることへの国民的理解を得ることができるのかどうか、非常に疑問です。

    ——小泉純一郎首相時代の「皇室典範に関する有識者会議」(2005年)など、過去に何度も改正への動きはありましたが、いずれも進展しませんでした

    過去にもこの状況を変えようとする動きは何度もありましたが、先送りを続けてきたわけです。このような状況になってしまったのは、政治家の不作為です。小泉元首相ですら実現ができないほどに皇室問題は政治家も触りたくないのでしょうね。自分が生きてる間は、何とかやり過ごせばいいという感覚が大きいように見えます。

    ●「数は多いが声の小さい容認派、数は少ないが声の大きい保守派」

    ——なぜ政治家は進められないのでしょうか

    国民の世論は女性天皇女系天皇を容認する声が多いですが、非常に強く「賛成する」というよりは、「やや賛成する」という認識の人が多い印象です。一方で、保守派は数こそ多くないものの「やや反対する」よりも強い「反対する」となる。この層が自民党の強い支持勢力でもあります。

    数は多いけれども声の小さい容認派、数は少ないけれども声の大きい保守派とが議論をすれば、国論を二分するように見えてしまうでしょう。国民の象徴的な存在としての天皇制を考える上で、それは良くない。そこの難しさだと思うんですよね。

    過去に一度だけ、2005年の有識者会議の時点では次世代の皇族に男性がお一人もいらっしゃらないという状態でしたので、女性天皇女系天皇に賛成する人たち以外の間にも「仕方ない」という認識が広まっていたと思います。ただ、報告書提出後間もなく、紀子さまの懐妊がわかり、話は立ち消えになってしまいました。

    ただ政治家だけを責めるわけではないです。国民も、悠仁さまが生まれたら議論をやめてしまった。象徴天皇はお1人だけで担う制度ではありませんので、男の子が1人生まれただけで安定した皇室、皇位継承が実現するわけはないのですが。

    ●「宮内庁の広報力が足りていない」

    ——国民の認識を含めて、危機意識が足りなかったということでしょうか

    そもそも象徴天皇とはどのような存在で、皇族とは何をなさっているのか。宮内庁の広報力が足りていない問題もあって、皇室の全体像を国民も把握できていないように思っています。

    上皇ご夫妻は祭祀だけでなく、戦没者の慰霊、被災者に寄り添うなど公務の幅を広げてこられました。皇位継承の議論だけを進めようとするのではなく、もう一度その象徴天皇とは何かという議論も必要だと思います。

    だからこそ、過去の有識者会議の議論でも、もちろん皇位継承問題が第一義ではありましたが、そもそも皇族はどのような宮中祭祀、公務を担っているのか。それを担う皇族はどのくらい必要なのかなどについて深く議論をしなければいけなかったのです。

    その結果として、「祈りだけでいい」ということであれば、皇族が先細りしてもいいという考え方はあり得ると思う。私自身はそう考えてないのですが、議論の結果によっては、皇室典範を改正せず、一人しかいない男系男子に見合った公務の数に減らしていけばいいという考え方もあり得るわけです。

    ですが国民の声としては、平成時代ほどかどうかは別として、ある程度の公務をやってもらった方がいいと考えてる方が多いのではないでしょうか。そうなると、皇室が先細りすることは望ましくありません。

    これを踏まえると、繰り返しになりますが現在の皇室は次世代の男性皇族がお一人という危機的な状況であり、今後の安定した皇位継承のために、女性天皇女系天皇を早急に実現するべきなのです。

    プロフィール
    河西秀哉・名古屋大学大学院人文学研究科准教授
    1977年名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(歴史学)。京都大学大学文書館助教、神戸女学院大学文学部准教授などを経る。主な著書に、『近代天皇制から象徴天皇制へ』(吉田書店)、『天皇制と民主主義の昭和史』、『平成の天皇と戦後日本』(いずれも人文書院)など。

    女性・女系天皇を認めず「全てを一人の男系男子に委ねる」現状の危機 河西秀哉・名古屋大大学院准教授


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【皇室】女性・女系天皇を認めず「全てを一人の男系男子に委ねる」現状の危機 河西秀哉・名古屋大大学院准教授】の続きを読む


    女系天皇を認めることで、愛子天皇誕生に期待する声が高まっていますが、皇室の継承問題は単純な問題ではありません。憲法や伝統に基づく厳しい枠組みが存在し、改革には時間と議論が必要でしょう。国民が望む形に近づけるためには、議論の場を広げて慎重に対応すべきです。

    岸田文雄首相が、安定的な皇位継承策の本格的な議論に向けて動き出した。期待する声もある「愛子天皇」は可能性があるのか。評論家の八幡和郎さんは「皇室の永続性のためには、旧宮家の男系男子と女系の両方の可能性を残しておくことが必要だ。ただし、現行法制では愛子さまが天皇になることはまず無理だし、制度改正してもチャンスがあるのは愛子さまの子孫だ」という――。

    ■自民党内に「皇位継承を考える会議体」が誕生

    岸田文雄首相が10月30日の衆院予算委員会で、安定的な皇位継承について「喫緊の重要な課題」と述べ、自民党内に総裁直属の会議体を設置すると表明した。

    現在、日本の皇位継承資格は父方に天皇の血を引く「男系男子」に限定されており、資格を持つのは秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまの3人のみ。しかも、天皇陛下の次世代は悠仁さましかいないので、悠仁さまに男子が生まれなかった場合にどうするかが懸念されているわけである。

    その場合、戦後に皇族でなくなった旧宮家の男子とともに、女系天皇女性天皇も視野に入れるべきという議論も出ている。

    また、具体的な制度論は横に置いて、愛子さまを天皇にという漠然とした国民の期待もある。

    ■「愛子天皇」実現への道はなかなか険しい

    しかし、女性天皇は現行法制で認められないし、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案」の国会附帯決議に基づき設置された有識者会議(座長・清家篤元慶應義塾長)は、2021年報告で、「次世代の皇位継承者がいらっしゃる中でその仕組みに大きな変更を加えることには、十分慎重でなければなりません」として、「愛子天皇」の可能性を否定している。

    また、これまでの教育方針を見るに、両陛下は愛子さまに将来、天皇になる準備はさせておられなさそうだということも大事な視点だ。

    ちなみに、私は男系男子派だと言われているが、保守系論者と違って、女性天皇女系天皇に全面的に否定的なわけではない。本稿では、国民が待望している「愛子天皇」やその子孫が天皇になられる可能性について解説したい。

    まず、一部の人たちが主張する「皇太子が空席」というのはデマである。天皇の継承順位第1位の皇族を「皇嗣」というが、それが天皇の子であれば皇太子と呼ぶ、と皇室典範にある。天皇の弟である秋篠宮さまをどう呼ぶかについては規定がなく、「弟でも皇太子としたら」という意見もあったが、皇嗣と呼ぶと法改正で決まった。

    こうして秋篠宮さまは皇太子と同じ扱いとなり、2020年11月8日に、「立皇嗣礼」が国事行為として行われた。平安時代の醍醐天皇の時代から皇太子シンボルである「壺切御剣」が天皇陛下から親授され、秋篠宮さまが次期天皇であることが確定した。

    つまり、イギリスの故エリザベス女王の時代のようにクイーンが君主のときには、キングを名乗る者がいないのと同じで、呼び方の問題であり、皇太子は空位ではないのだ。

    ■公務の担い手不足を補う2つの案

    現行の皇位継承制度においてもっとも問題となるのは、悠仁さまに男子がいなかった場合だ。皇室典範は、短期間に事故などが重なって皇位継承者が誰もいなくなったらどうするかについて規定していないから、その場合は超法規的解釈で女性天皇女系天皇の誕生もありうるが、そういう異常事態はここでは論じない。

    有識者会議は、「悠仁親王殿下の次代以降の皇位の継承については、将来において悠仁親王殿下の御年齢や御結婚等をめぐる状況を踏まえた上で議論を深めていくべきではないかと考えます」として、悠仁さまのお子さまがどんな構成になるかのめどがつく20年後くらいまで議論を凍結すべきとする。

    悠仁さまに何人も男子ができれば安泰だし、もし女子だけであれば、旧宮家男子の子孫か悠仁さまの娘かの選択になる。また、秋篠宮さまの即位後は、次女の佳子さまの子孫のほうが、姪の愛子さまの子孫よりも優先されると見るべきだ。

    ただし約20年間は議論を凍結といっても、何もしないわけでない。有識者会議は、公務の担い手不足を避けるためにも、①女性皇族が結婚後も本人だけ皇室に残る、②皇族が旧宮家の男子を養子にする(それが成立しないなら旧宮家の男子を皇族とする)ことを提案している。

    ■旧宮家の男子は「天皇に不適」?

    この2案は皇族数の確保策であり、直接には皇位継承と結びつかないが、20年後の検討の際に、優先的に皇位継承候補となる可能性が高い。

    このうち①は、佳子さまと愛子さまが念頭にあるが、三笠宮家の彬子さまと瑶子さま、高円宮家の承子さまも対象になりうる。いわゆる女性宮家は、配偶者や子も皇族になるので、これとは違う。眞子さんの夫になった小室圭氏を「殿下」と呼びたくない、という声が多かったために議論が下火になったのだ。

    女系論者は、旧宮家の男子には候補者がいないとか、生まれながらの皇族でない人は天皇に不適というが、事実に反する。たしかに小泉内閣のころは、「いきなり言われても……」という雰囲気もあったが、いまでは皇族になる可能性があるという自覚が生まれ、自分たちから手を挙げることはないが、望まれたらお受けするのが自分たちの義務だと考えている方が多い。

    旧宮家子どもたちの教育においても高い意識をもっているし、旧華族の集まりである霞会館でも、会員資格の見直しなどをして、旧宮家の分家などに受け皿を広げた。

    さらに、②の皇族の男子を養子にすることを想定しているのは、悠仁さま世代であり、皇位継承候補になるのは、悠仁さまの次世代以降なのだから、彼らは生まれながらの皇族になる。現皇族との話し合いで、資質が高く、本人も納得した人物を選ぶのだから安心だ。

    北白川、朝香、竹田、東久邇の4家出身者が、明治天皇昭和天皇の女系子孫であるとか、久邇家が香淳皇后の実家であるのも好ましい条件になる。

    ■将来の皇位継承候補は将来の国民が決める

    今上陛下が、上皇さまが退位されたのと同じ85歳余になられるのが2045年。そのときには、悠仁さまは38歳である。

    旧宮家の何人かが皇族となり、愛子さまや佳子さまも、本人が希望されればだが、皇族の身分を保持されたまま結婚され、お子さまも大きくなっているだろう。

    そして、悠仁さまに男子がおられなければ、そのころから次世代の皇位継承の議論が始まり、悠仁さまが60代になられる2070年ごろまでに「その次の天皇」の立皇嗣礼を行う必要がある。なぜかというと、悠仁さまが上皇陛下退位の年齢になるのが2092年だから、それまでの20年くらいは皇嗣としての準備期間が必要だからだ。

    私は、もし、佳子さまや愛子さま本人が皇族に留まっておられ、男子がいたら、皇族の養子になるのもありだと考える。それならば、小室圭氏のような一般男性を皇族にしなくてすむし、外孫を養子にすることは徳川家や近衛家などでも事例があり、抵抗感が小さいからだ。

    いずれにしても、悠仁さまのあとの皇位継承候補になるのは、いまはまだ生まれていない方たちだし、皇嗣を決める206070年代の国民からどう評価されているかの問題なのだから、現在の皇族への人気投票的な感覚で議論することは無意味だ。

    ■すでに生まれた王族の継承順位は保持される

    もちろん、皇室典範は形式的には他の法律と同じだから、改正することは可能だ。ただ、秋篠宮殿下が立皇嗣礼までされ、その跡継ぎとして悠仁さまがおられるのに、廃嫡するような制度改正をするのは国際的にみても非常識だ。

    欧州各国では、20世紀末から女性王族の継承権を強化する動きがあるが、ほとんどの場合、すでに生まれた王族の順位には変更を加えていない。

    たとえば、ノルウェー皇太子には姉がいるが、長子優先に制度が改正されても、継承順位が1位になることはなかった。英国では、ウィリアム王子の三人の子どものうち、姉のシャーロット王女の王位継承順位は弟のルイ王子より上位だが、エリザベス女王の長男チャールズ国王の兄弟姉妹では、次男アンドルー王子とその子孫が姉のアン王女とその子孫より優先されたままだ。

    男子優先だったスウェーデンは、現国王の第一子と第二子が女子で、第三子が男子だったので、本来は第三子が皇太子になるはずだったが、2年間の議論ののち、国王の反対を押し切って長女のビクトリア王女を皇太子にすることに決まった。これは、生後に王位継承順位が逆転しためずらしい例だが、王子がまだ物心がつく前ならいいだろうという判断だった。

    ■自由に伸び伸びと育てられた愛子さま

    それに、どうやら天皇皇后両陛下は、将来において天皇になるという前提で愛子さまを育てられてなさそうだ。愛子さまは成年時の記者会見で、「短所といたしましては」「自由に伸び伸びと育ったようで、少しマイペースな部分があるところだと自覚しております」「小さい頃から人見知りのところがございますので」と仰っているが、両陛下はあえて、愛子さまを伸び伸びと育てられてきた。

    小学校のときから、学校を遅刻されたり、休まれたりすることが多くても無理を強いることは避けられたし、国民に向けて会釈をするとか、お手振りも無理強いされなかった。大学1~3年の3年間は、新型コロナ禍でほとんど登校されずにリモート学習のみだったし、現在もゼミなどには参加されているが、大人数の講義とか、サークル活動など学生生活は、ほぼ皆無だという。

    また、成年記者会見は好評だったが、成年の前月の2021年11月にされるべきところ、準備不足で22年3月に延期された。成年行事の一環である武蔵陵墓地(昭和天皇の御陵などがある)や伊勢神宮への報告はまだ行われていないし、眞子さま16歳、佳子さまが19歳で始められた単独公務も、まだ開始されていない。

    ■天皇は決められたときに決められたことをする存在

    愛子さまは、文科系の勉学や、何事も時間にしばられずに、納得するまでマイペースで高いレベルのものを仕上げることが得意で、家族などとの密度の濃い人間関係を大事にされる方である。

    ただ、天皇という存在は、決められたときに決められたことをし、どんな人にも好き嫌い関係なく接するべきだから、もし、愛子さまが天皇になる可能性があると両陛下が考えられたとしたら、別の教育方針があったはずだ。そのように考えると、両陛下や愛子さまご本人にとって「愛子天皇論」はむしろ迷惑なのではないか。

    もちろん、雅子さまのご実家の小和田家やその周辺の人々が、愛子さま誕生ののち、孫が天皇になることを望んでいたのは事実だ。

    小泉内閣のときの有識者会議には、小和田氏に近い人が多く参加するなど、公正さを疑われることが多く、内容も愛子さま以外の可能性を緻密に検討もせずに排除し、男系派の猛反発を受ける原因になった。

    ■「愛子天皇」を夢見たとしても、過去の話

    また、『女性自身』2020年3月24・31日合併号の「独占証言:雅子さま 15年秘める祖父の夢 愛子を天皇に」では、雅子さまの外祖父でチッソ元社長の江頭豊氏について取り上げている。

    この記事は、当時の安倍内閣が女性天皇問題を封殺していると批判し、「『愛子さまを天皇に』は、雅子さま最愛のご家族の願いでもあったはず」で、江頭氏をとくに尊敬し慕う雅子さまはその夢をかなえたいと思っているだろうとしている。

    「あるとき豊さんが『愛子さまが天皇になる夢を見たんだよ』と、とてもうれしそうに話していたことがありました」「雅子さまも、お祖父さまの夢のことはご存じだと思います」と、江頭夫妻をよく知る知人が言っていたというのだ。

    奇しくも、江頭氏が亡くなったのは2006年9月24日で、悠仁さまが9月6日にお生まれになった直後であるから、江頭夫妻や場合によっては小和田夫妻が、愛子さまが天皇になることを夢見られていたとしても、それは悠仁さま誕生前のことだろう。そもそも皇后の実家の願いをかなえるために皇位継承は論じられるべきでない。

    ■「男系男子vs女系」で対立しても仕方がない

    私は正統性を維持するためには、男系男子が好ましいと思うものの、女性天皇も女系も絶対否定ではない中間派だ。皇位継承を確実に担保するためには、男系男子だけでは心許なく、一方、女系論も問題の根本的な解決にならないため、両方の可能性を残したいからだ。

    いわゆる女系論者が論議の対象にするのは、眞子さん、佳子さま、愛子さまとその子孫だけで、眞子さんが結婚された今となっては、佳子さまと愛子さまだけだ。だが、二人とか三人の女性の子孫だけでは女系も含めても永続性は保証されないどころか、数世代もたたないうちに断絶しかねない。

    男系男子の宮家男子も候補から排除すべきではないし、女系でも明治天皇の子孫くらいまでは視野にいれるべきだ。それから、男系男子でかつ女系で現皇室と近ければ、なお結構だ。しかも、旧宮家には明治天皇昭和天皇の女系子孫も多くいる。

    佳子さまや愛子さまに決め打ちで、旧宮家の誰かと結婚させるという安直な考えには反対だが、江戸時代に公家の養子に出た人や、明治になってから宮家の次男坊以下で臣籍降下した人の男系男子子孫は結構いるから、佳子さまや愛子さまでなくとも、女性子孫と彼らとの縁組みもありうる。

    英国の王位継承権者は5000人ほどだが、日本でも100人くらいは確保しておきたいし、男系男子と女系の二陣営に分かれるのでなく、両方の可能性を残すほうが賢明だろう。一般に、女性君主は華やかで人気があるから「愛子天皇」誕生に期待する気持ちも理解できるが、より広く、現実的な視点で皇位継承を議論していくことが必要だ。

    ----------

    八幡 和郎(やわた・かずお)
    徳島文理大学教授、評論家
    1951年滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。北西アジア課長(中国・韓国・インド担当)、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学教授、国士舘大学大学院客員教授を務め、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中。著著に『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス、八幡衣代と共著)、『日本史が面白くなる47都道府県県庁所在地誕生の謎』(光文社知恵の森文庫)、『日本の総理大臣大全』(プレジデント社)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』(小学館新書)など。

    ----------

    上皇后さまの誕生日のお祝いのため、赤坂御用地に入られる愛子さま=2023年10月20日午前、東京都港区[代表撮影] - 写真=時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【皇室】国民は「愛子天皇」誕生に期待しているが…たとえ女系天皇を認めても「皇室の継承問題」が解決しないワケ】の続きを読む

    このページのトップヘ