令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    カテゴリ:国内 > 宗教


    どうなのかな?

    1 ぐれ ★ :2023/02/27(月) 07:52:46.83ID:0JrKwltI9
    ※2023/02/27 06:40
    読売新聞

     宗教団体「エホバの証人」が、児童虐待防止に関する厚生労働省の指針に反し、子どもに輸血を受けさせないよう信者への指導を続けているとして、弁護士らが27日、厚労省に通報する。弁護士らは取材に「子どもの命に関わる重大な問題だ」としている。

     エホバの証人はキリスト教系で米国に世界本部があり、信仰上の理由で輸血を拒否することで知られる。

     厚労省の指針は昨年12月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けて自治体向けに策定された。信者の親を持つ「宗教2世」への児童虐待を防止するのが狙いで、輸血を含め必要な医療を受けさせないことも虐待に当たると明記している

    続きは↓
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20230226-OYT1T50254/

    【【宗教】「エホバの証人」の輸血拒否、児童虐待として弁護士らが厚労省に通報へ】の続きを読む


    教育で変えていくしかないのかな?

    戦後驚異的な発展をとげた新宗教はその後、なぜ信者数を大幅に減らしたのか。宗教学者の島田裕巳さんは「スマホ社会となり、多くの人たちが自分を支えてくれる集団を失い、孤立化してきたことが影響している」という――。

    ※本稿は、島田裕巳『新宗教 戦後政争史』(朝日新書)の一部を再編集したものです。

    ■新宗教が必要とする政治力

    戦後の日本社会において、新宗教は驚異的な発展をとげた。多くの信者を集め、なかには世間をあっと驚かせるような巨大な建築物を建てたり、莫大(ばくだい)な数の信者を集めてイベントを開くようなところもあった。街角に出て積極的な勧誘活動を展開する教団も少なくなかった。

    そして、創価学会生長の家のように積極的に政治の世界に進出していく教団も現れた。新宗教の連合体である新宗連も、創価学会公明党を結成し、国政にまで議員を送り込むようになると、それに対抗する形で、その関係者が自民党から立候補するようになった。

    宗教は、人々のこころの平安に資するべきものだという見方はある。だが、新宗教となると、現世利益の実現をうたい、生活を豊かにすることを信者に説いてきた。豊かさは、根本的には信者個々人の努力によってもたらされるものではあるが、生活苦にあえいでいるような人々には政治の力も必要である。

    ■政治の恩恵を受けられなかった人々の救いとなった新宗教

    戦後、新宗教が伸びたのは、高度経済成長の産物である。その時代、多くの人たちが地方から都市へと出てきた。都市の大学への進学を目的にした人たちは、やがて大学を卒業し、エリートとして活躍できた。そうしたエリートは政治を動かすことができたし、その恩恵を被ることもできた。

    しかし、新宗教に吸収されていった小卒や中卒の人間は、直接に政治を動かすことはできず、生活の安定を実現することさえできなかった。そのとき、新宗教は膨大な数の信者を背景に政治の世界に進出し、政治の恩恵を受けられなかった人々を救おうと試みたのである。

    急激な経済の成長で、日本の社会は大きく変わり、さまざまな問題が生じ、矛盾が露呈することになった。労働組合ストライキが頻出したのも、そのためだが、労働組合に結集できない人間たちには、新宗教が唯一の頼りだった。もし新宗教が彼らを救わなかったとしたら、あるいは、彼らを組織しなかったとしたら、社会問題はさらに拡大していたかもしれない。

    ■信者を教育する創価学会

    創価学会に入会していった人間たちの代表となるのが、「金の卵」と称された集団就職の人間たちだった。彼らは十分な教育を受けていなかったわけだが、創価学会は彼らに教育を与える役割を果たした面がある。

    創価学会には組織のなかに教学部が設けられていて、それが各種の試験を実施してきた。出題されるのは、創価学会の教えについてで、それは日蓮の著作がもとになっている。日蓮が書いたものは膨大にあり、それは『御書全集』にまとめられている。

    創価学会では、それを「御書」と呼ぶことが多いが、御書は厚く、しかも、日蓮が生きた鎌倉時代のことばで書かれている。試験を受けるには、この御書を学ばなければならない。

    そのため、創価学会が拡大を続けていた時代には、電車のなかで御書に読みふけっている人の姿をよく見かけたわけだ。最近では、機関誌の『大白蓮華』さえ読んでいれば、試験には合格できるようになったので、そうした会員を見かけなくなったが、御書を読むことで、創価学会の会員の識字能力は高まった。

    試験に合格すると、最終的には教授といった称号を与えられた。それは、創価学会の教団のなかだけで通用するもので、幻想の政治学ならぬ、「幻想の教育学」とも言えるが、高等教育を受けられなかった会員には、重要な機会だった。座談会にしても、それは人前で発表する訓練の場でもあった。

    ■創価学会が政界へ進出する理由

    戸田城聖は、創価学会が政界へ進出する理由として、組織の引き締めに役立つことをあげたが、選挙活動に従事することは、社会活動にかかわることであり、それも会員には貴重な経験になった。政治を志す人間がいたら、公明党から出馬できる道が開かれていく。国会議員ではなくても、地方議会の議員になることは多くの人間にできる。現在の公明党3000人程度の地方議員を抱えている。創価学会の政界進出には、会員たちに政治力を身につけさせるという効果を生んだ面がある。

    ■創価学会の誤算となった創価大学

    ただ、創価学会に誤算があったとしたら、それは創価大学のことではないだろうか。

    創価大学が開学したのは1971年のことである。創立のための資金としては、池田大作の著作の印税などが使われたようだが、それは大石寺に正本堂が建つ前年のことだった。その点では、創価学会の運動が大きく盛り上がっていた時代に開学したことになるが、同時にそれは創価学会公明党が言論出版妨害事件で世間の批判を浴びた直後の時期でもあった。つまり、創価大学創価学会の曲がり角の時期に誕生したことになる。

    当時の創価大学では、教員の多くは創価学会の会員ではなかった。そのため、創立者である池田は、開学したときの入学式に参列できなかった。言論出版妨害事件をめぐって教員の批判が強かったからである。

    それでも、初期に創価大学に進んだ会員のなかには、東京大学にも合格していたのに、それを蹴って創価大学に進学した者もいた。「池田先生」の創設した大学で是非とも学びたい。そういう信仰の篤い若い会員がいたのである。

    創価大学の大きな特徴は、仏教系の宗教団体が作った大学であるにもかかわらず、宗教、あるいは仏教を学ぶ学部や学科が存在しないことにある。それは一つには、創価学会が在家信者の組織で、大学に僧侶を養成する課程を設ける必要がなかったからだが、学生のほとんどが創価学会の信仰を持っていて、ことさら宗教教育を施す必要がなかったこともその原因になっていた。開学当初、開設された学部は法学部経済学部文学部だけだった。

    創価学会の会員のなかでは、創価大学の卒業生はエリートである。ところが、大学の世界全体で考えれば、創価大学は一流大学としての評価を今のところは得ていない。つまり、創価大学を出ても、社会のなかでエリートと見なされることは難しいのである。

    ■高度経済成長期の終焉が信者数の減少に

    1960年代なかばに、池田をはじめ創価学会の会員が夢見たように、会員の数が膨大になれば、事情は異なるものになっていたであろう。だが、創価学会の伸びは、高度経済成長が終焉(しゅうえん)を迎え、低成長、安定成長の時代に入ると止まった。折伏によって会員が増えることはなくなり、子どもや孫に信仰を受け継がせていく方向に転じた。だが、子どもや孫がすべて信仰を受け継ぐわけではないし、受け継いだとしても熱意ではどうしても親に劣る。

    それは、創価学会だけに言えることではなく、新宗教全般に言える。特に平成の時代に入ってから、新宗教の各教団は、軒並み信者数を大幅に減らしている。そのことは、文化庁が刊行している『宗教年鑑』に目を通しただけでも明らかだ。そこには、各教団から報告された信者数が掲載されているものの、どの教団も相当数を減らしている(詳しくは拙著『宗教消滅』『捨てられる宗教』〈共にSB新書〉を見ていただきたい)。

    ■弱体化した旧統一教会

    統一教会は、高度経済成長の時代に信者を増やしたわけではない。そもそも日本で旧統一教会の信者が増えたのは1960年代後半からで、最初は、教義である統一原理に関心を持ち、なおかつ反共運動に関心を寄せる学生が多かった。それが、80年代になると、合同結婚式による結婚を望む女性の信者が増えていった。

    しかし、冷戦構造が崩壊したことで、反共運動の意義は薄れ、反共という政治的な動機から旧統一教会に入信する人間はほとんどいなくなった。さらに、合同結婚式を含め、教団のあり方はさまざまな形で批判されており、多くの信者を獲得できる状況ではなくなっている。1990年代はじめに旧統一教会のことが大きな話題になった時期に比べれば、かなり教団は弱体化しているはずだ。

    ■合理主義によって失われた新宗教の武器

    そもそも平成から令和へと時代が移ってくるなかで、合理主義の傾向が強まっている。日本の宗教の核心には先祖崇拝があるが、生活のあり方が変わることで、先祖の重要性は低下し、先祖崇拝自体が衰退の傾向を見せている。農家なら先祖は重要だが、仕事を受け継がないサラリーマン家庭では、先祖は重要性を失っている。

    先祖崇拝が盛んだった時代には、先祖を供養しなければ、その霊が祟るという感覚が広まっていた。新宗教のなかには、こうした祟りの信仰を背景に勢力を伸ばしていったところが少なくない。創価学会にはその面は希薄だが、同じ法華、日蓮系の立正佼成会、霊友会だと独自の先祖崇拝の形態を作り上げることで信者を増やしていった。旧統一教会霊感商法を実践できたのも、先祖が祟るという感覚が社会にあったからである。

    また、病気治しということも新宗教の大きな武器だった。それは、民衆宗教の時代から変わらない新宗教の特徴でもある。

    だが、医療技術の発達、衛生環境の向上によって、新宗教に病気治しを期待することが少なくなった。病に陥れば、新宗教に頼るのではなく、病院に行く。かつて天理教が説いたように、「ビシヤツと医者止めて、神さん一条や」などという教えは成り立たない。天理教でも、1966年に天理よろづ相談所病院を開設している。名称からは、いかにも宗教団体が運営している医療施設のイメージがあるが、現在では地域で有数な近代病院になっている。立正佼成会でもPL教団でも、同様に病院を設置している。

    ■人々が信奉する陰謀論

    こうした社会の変化が、新宗教の存在意義を失わせることに結びついている。これから、新宗教が再び信者を増やしていく可能性はほとんどない。実際、新宗教のなかには、消滅の危機にさらされているところも出てきている。あるいは、巨大な教団の施設を維持することに困難をきたしているようなところもある。

    主に創価学会の会員の寄進によって建立された日蓮正宗の総本山、大石寺の正本堂は、1990年代はじめに両者が決別した後、98年には解体されている。創価学会の会員が登山しなくなることで、巨大な施設が不要になったこともあるが、維持費が年間10億円かかることも大きかった。施設の規模が大きければ、それだけ巨額の維持費がかかるのである。

    以前、熊本県波野村(現・阿蘇市)にあったオウム真理教の施設を取材に訪れた折、近くにあったネズミ講の組織、「天下一家の会」の本部が朽ち果てたまま放置されている光景に接した。あるいは、これから新宗教の巨大施設が同じような状況におかれるかもしれない。

    ただ、新宗教が衰退したからといって、幻想の政治学が一掃されたわけではない。むしろ、かえってそれは一般の社会に広がっている。それが「陰謀論」の流行である。世界は、隠れた組織によって実は操られている。そうした陰謀論を信奉する人々が増えている。

    そこには、多くの人たちが自分を支えてくれる集団を失い、孤立化してきたことが影響している。高度経済成長の時代には、新宗教だけではなく、さまざまな組織が圧力団体として機能していた。農協や医師会、遺族会、労働組合などである。そうした組織にかかわっている人の数は多く、人々は組織を通して政治と結びついていた。

    ■力を失う圧力団体

    現在では、こうした圧力団体は、どこも力を失い、そこに組織される人の数も減っている。また、都市では地域共同体はそれほど発達していない。企業は、一時、相互扶助組織としての性格を持っていたが、非正規雇用が増えることで、その性格を失ってきた。

    多くの人たちが、自分を支えてくれる集団を失い、孤立化している。そうした人間の目からすれば、新宗教不気味で、その組織力によって政治の世界を動かしているように思えてくる。旧統一教会への批判が盛り上がりを見せた背景には、そうした心情がある。それは、創価学会に対する警戒感、あるいは嫌悪に結びついていく。

    ■新宗教の弱体化に拍車をかけるスマホ社会

    スマホの普及は、それに拍車をかけている。皆が日常的にスマホの画面とむきあっているのは、そのなかの世界の方が、外側の実際の社会より広く感じられるからである。人とのつながり、情報とのつながりも、すべてスマホを通してである。スマホがなくなったり、壊れてしまうと、そのすべてが一気に失われてしまう。

    スマホのなかには、大量の情報があふれている。そのなかには、本物もあれば、フェイクもある。多くはその真偽を確かめようもないものである。本物だからといって信憑性を感じさせてくれるわけではなく、フェイクニュースの方がはるかに現実を説明してくれるように思えることもある。だからこそ、スマホを通して陰謀論が広がっていく。

    対面なら、誰かにその誤りや矛盾を指摘されることもあるが、ただスマホの画面を見つめているだけであれば、その情報を信じ込んでしまいやすい。しかも、情報は自分で拡散することができ、「いいね!」がつけば、拡散という行為が楽しくなってくる。

    ■スマホにマインドコントロールされる私たち

    スマホは、宗教とは違い、何かの勧誘を行ってくるわけではない。だが、それを通して伝えられる膨大な情報は、私たちの感覚を麻痺させてしまう。心地よい情報だけを選択できるところが鍵で、そこに危険性もある。自分が自分にマインドコントロールされていくのだ。

    スマホは社会を大きく変えた。私たちのあり方を根本から変えた。しかも、私たちはそれを手放すことができない。社会が、スマホの存在を前提に成り立つようになってきたからだ。スマホなしに、あるいはパソコンなしに大学生活を送ることなど不可能である。

    新宗教スマホを使って効率的な勧誘活動を行うことができるのではないか。そのようなことが言われたりする。しかし、現実には、そうした新宗教は現れていない。それも、スマホの世界には膨大な情報があふれ、新宗教が信者として引き入れようと意図的に情報を流したとしても、そのなかに埋もれてしまうからだ。ある意味、まともな教えを説いても、かえってそれで排除されてしまう。「お説教はたくさんだ」。その感覚も強まっているからだ。

    ■新宗教の今後

    スマホ社会において新宗教が再生されていく可能性はほとんどない。フランスの社会学者、エミール・デュルケムが指摘したように、宗教と集団的な熱狂とは深く結びついている。以前の新宗教にはその熱狂があった。スマホの映像で熱狂することはあるかもしれないが、それは個人の熱狂で、集団的なものではない。新宗教のなかで、唯一信者の数を増やしているのは真如苑だが、ここは組織活動を奨励しておらず、本部には毎日多くの人が集まってくるが、熱狂の面は欠けている。熱狂がないからこそ、この教団は信者を増やしてきたのだ。

    新宗教の幻想の政治学は、スマホにそれを提供する役割を奪われた。陰謀論は、これからも人々を魅了していくのかどうか。鍵はそこにある。

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    島田 裕巳(しまだ・ひろみ)
    宗教学者、作家
    放送教育開発センター助教授日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)、『教養としての世界宗教史』(宝島社)、『宗教別おもてなしマニュアル』(中公新書ラクレ)など著書多数。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/imacoconut


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    その団体は、細かくチェックをしているのかな?

    「父親は『結婚したら入信する』と口約束して…」漫画家・菊池真理子が語る“宗教に救われなかった母”のおもかげ から続く

     自分自身の体験をベースに、毒親や依存症など、さまざまな家庭の問題をマンガで発信してきた菊池真理子さん。

     最新刊である『「神様」のいる家で育ちました~ 宗教2世な私たち~』はもともと、集英社Webメディア「よみタイ」で連載していた作品です。なぜ、突然の公開終了に追い込まれたのでしょうか。「宗教2世」の苦しみについてもお話しいただきました。(全2回の2回目/最初から読む

    ◆◆◆

    ──『「神様」のいる家で育ちました』では、菊池さんをふくむ7人の「宗教2世」のエピソードが描かれています。宗教2世の苦しみの元凶はどこにあるとお考えですか?

    菊池真理子さん(以下、菊池) 何が苦しいかは個人によって違うので、一概には言えません。でも、全般的に言えるのは、自分で選んだわけではないのに一般の常識が通用しない生き方を強いられること。そして、親から条件付きの愛しかもらえないことだと思います。

     本作の取材でお会いした人たちのなかには、家族や地域も捨てないと宗教から離れられない苦しさを抱えた方や、社会に出た時に誰からも理解されずに苦しむ方がいました。それぞれ苦しみは違いますが、「助けて」と言えないことが、苦しみを増している大きな要因のひとつだと感じます。

    信仰の強要が子どもに与える影響

    ──宗教2世子どものなかには、親から愛されたくて宗教活動を行い、親を悲しませたくなくて脱会できない子も多くいるという話も聞きます。

    菊池 宗教を信じる、信じないは個人の自由ですが、信仰を強要したり、信仰しない人を悪し様に言ったりする環境のなかで育つことは、子どもにとってどうなんだろうとは考えます。

     子ども時代に最善の利益が配慮されない状況で育っているのに、それをおかしいと思わず大人になってしまうことで、心身のバランスを崩してしまう人もいますから……。

    ──安倍元首相の銃撃事件によって、「宗教2世」が急に注目されるようになりました。

    菊池 こんな形で注目されることを願った宗教2世はいないと思います。もっと早くからその苦しみが少しでも知られていれば、あのような事件は起きずにすんだのかもしれません。

     だからせめて私たちはこれからも声をあげ続け、そしてその声が少しでも広がっていくよう、活動していけたらいいなと思っています。

    ある宗教団体からクレームが…連載終了の真相

    ──本作は2021年9月に集英社Webメディア「よみタイ」で連載が始まりましたが、2022年2月10日に第5話が突然公開終了となり、そこから全作公開終了となりました。あらためてどういう経緯だったのか、教えていただけますか?

    菊池 連載中に、ある宗教団体から「事実と違う」とクレームが入ったんです。担当さんとは、連載前から「どこかから何か言われるだろう」くらいの覚悟はしていたのですが、いざ抗議が来ると担当さんレベルの話では収まらなくなり、出版社から、抗議された部分だけでなく、すべてにわたって表現を見直すように求められました。

     でも、言われる通りにあそこも、ここも、と直していくと、「宗教2世が苦しんでいることを伝えたい」という当初の目的からは大きくずれてしまいます。なので、私からお願いして、連載を終了させていただきました

    ──横槍を入れられたようで、悔しく感じませんでしたか?

    菊池 悔しいというよりは、「やっぱりこうなるのか」「またダメなのか」という落胆のほうが大きかったですね。

     もし、この作品が私一人だけの体験であれば、また違った対応ができたかもしれません。でも『「神様」のいる家で育ちました』で取材させていただいた方々が伝えたいと願っているのは、毒親の話でも、差別された話でもありません。できるだけ聞いたことを正しく伝えなければ、この連載の意義も半減してしまいます。

     ですから、文藝春秋さんから「個人が本当に苦しんだことをなかったことにしてはいけません。うちで描きませんか?」とお声をかけていただいた時は、本当にうれしかったですね。まさに「捨てる神あれば拾う神あり」だなと思いました。

    「ほかの宗教2世」を取材した理由

    ──ご自身の体験のみならず、ほかの宗教2世の方々の話も聞いてオムニバスストーリーにしたのはなぜでしょうか。

    菊池 私と同じように「ほかの宗教2世ってどうなんだろう」と気になっている人がいるのではないかと思って。

     友人にその話をしたら、たまたま別の宗教2世の方がいて、お会いして話をすることになり、そこからまた別の知り合いからもご紹介いただき……と、つながりが増えていったんです。人によって苦しみ方も悩み方も違うけれど、それを誰にも打ち明けられず苦しんでいる人が、実はたくさんいるんだと気がつきました。

     そこで、宗教2世の問題を知ってもらうためのトークイベントを開催していたところで集英社さんから連載のお話をいただき、ウェブ連載がスタートしました。そして公開終了を経て、文藝春秋さんで書籍化、と進んでいます。

    ──ほかの宗教2世の方々の話を聞いてどのように感じましたか?

    菊池 まずは率直に、自分が選んだわけではない世界で生きることを強いられて、これまで苦しい思いをして生きてきた人がこんなにいるんだということに驚きました。

     ただ、宗教によっても、個人によってもまったく違った体験をみなさんされてきているので、どの宗教が特別つらいとか悪いとかではないんですよね。ここだけは間違えないように描こうと意識しました。

    「もちろん『宗教=悪』ではありませんが…」

    ──書籍化の反響はいかがですか?

    菊池 ウェブで連載していた時は、宗教2世の方が多く読んでくださっていた印象だったのですが、今回書籍化されたことで、それ以外の方にも広く興味を持っていただけているように感じます。

     出版イベントなどもさせてもらったのですが、アンケートTwitterのリプライなどをみても、一般の方が多いように感じますね。

    ──宗教2世をとりまく問題を広く知ってもらうことで、どのような期待をされていますか?

    菊池 もちろん「宗教=悪」ではありませんが、自分で自分の意志を選べない、切り開けないことに苦しみを抱えている宗教2世と言う存在がいることを知ってもらいたいです。

     ムーブメントが起こせるとは思いません。でも、もし「苦しいのに苦しいと言えない」と思っている宗教2世がいたら、「苦しいって言っていいんだよ」と教えてあげたいですし、そう言っている人たちが大勢いることも知ってほしいですね。

     あと欲を言えば、ちょっとだけ社会も変わればいいなと思います。

    宗教2世が差別されない社会へ

    ──宗教2世が差別されない社会の構築も必要ですね。

    菊池 そう思います。「宗教をやらない」という選択肢すら与えられなかった宗教2世が、自分の意志で生き直そうと決めた時に、みんなが普通に受け入れてくれる社会であってほしいと思います。私もそうでしたが、子どもはいいも悪いもなく、親が決めたから入信するというケースがほとんどなんですよ。

     少しずつ、でも息長く私たちも発信していくことで、1ミリずつでも何かが変わっていったらいいなと思います。

    15歳少年が「宗教をやめる」と告げると…壮絶すぎる“母との関係”「神の求めに到達できなくてウツじゃねーか」 へ続く

    (相澤 洋美)

    菊池真理子さん ©文藝春秋


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【宗教2世】「ある宗教団体からクレームが…」漫画家・菊池真理子が明かす「宗教2世」連載が公開終了に追い込まれた“真相”】の続きを読む


    自民党の右派は聞いて、どう思うのかな?

    1 みの ★ :2022/07/31(日) 18:37:48.56ID:rZPGzTqT9
     全国霊感商法対策弁護士連絡会は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合/註)による霊感商法の被害者救済と被害根絶を目指している。結成は1987年と古く、安倍晋三元首相(享年67)が射*れた事件の影響で、再び大きな注目を集めている。(註:以下、「統一教会」と表記)。

     7月11日、統一協会の田中富広会長が会見を開いた。ところが、その内容が「あまりにも事実と反する」として、連絡会も翌12日に会見を開いた。

     テレビや新聞の報道で目にした方も多いだろう。会見には“二世信者”も出席し、苦難に満ちた半生を振り返った。担当記者が言う。

    「この二世信者は女性で、衝立で顔などを隠し、プライバシーを保護して出席しました。女性は信者だった母親から信仰を強要され、“親孝行のため”に受け入れたそうです。そして1995年、21歳の時に合同結婚式に参加し、韓国人男性と結婚させられます」

     ニュースサイト「TBS NEWS DIG」は19日、「【記者会見の全容】『全国霊感商法対策弁護士連絡会』の会見 『夫からの暴力』『自己破産』旧統一教会の二世信者も出席し“苦悩”語る」の記事を配信した。

     女性は統一教会から、どんな国籍の男性であっても、どんなに相手の学歴が低くても、そして、たとえ経済的に難しい事情を持っていたとしても、《全てを神に預けて断っては決していけません》と事前に誓わされたという。

     結婚を強制された男性は韓国人。女性よりも2歳年下で、相手は当時19歳だった。

    …続きはソースで。
    https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07311129/
    2022年7月31日

    前スレ:https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1659255285/
    ★1が立った日時:2022/07/31(日) 16:14:41.03

    【【新潮】統一教会「慰安婦の過去があるから、どんな韓国人と結婚させられても、日本人女性は感謝せよ」】の続きを読む


    かなり入り込んでいる。力がもの凄く強すぎる。

    1 Stargazer ★ :2022/07/30(土) 22:57:12.24ID:CEBROR5j9
    アメリカ統一教会の元幹部が報道特集の取材に応じ、教団が政界に近づいた理由、そして政治家に多額の報酬を出していた実態などを証言した。

    ■『私は文(鮮明)氏の犬だ』

    日本での献金はアメリカでの信者獲得にも使われたという。

    1960年代から70年代にかけてアメリカ統一教会の政治部門の幹部だったアレン・ウッド氏。報道特集の取材に応じ、教団の実態を証言した。

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「文鮮明氏らは権力者たちを支配しようとしていました。信者に“組織が世界を牛耳っている”と信じ込ませるためです。そのために権力者たちのビデオを作成し、若者に見せるのです」

    ウッド氏自身、脱会するまではこうした講演を通して洗脳されていったという。

    1970年に日本武道館でおこなわれた統一教会と関連する政治団体「国際勝共連合」のイベント。ここでウッド氏は司会を務めた。日本からは右翼の大物・笹川良一氏も出席。ウッド氏は笹川氏の発言が忘れられないと話す。

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「彼(笹川)は胸をたたきながら『私は文(鮮明)氏の犬だ』と言いました。驚くべき発言でした。日本で最強の人物が自分を文氏の下に位置づけたのです。あの時、『我々は世界を支配できる』と思いました」

    (略)

    ■1回のスピーチで約1億3千万円

     
    また大物政治家がイベントに出席したり、メッセージを送ったりする際には、多額の報酬が支払われていたことも証言した。

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「ブッシュが大統領の任期を終えて、韓国に講演に行ったときは1回のスピーチにつき100万ドル(約1億3千万円)を支払いました。レーガンにも1回100万ドル支払いました。これは凄いことです。なぜならこの金は洗脳されて奴隷となった若者たちから巻き上げたものだったからです」

    去年9月には、関連団体のイベントにトランプ前大統領もビデオメッセージを送るなど、共和党とのつながりは現在も続いているという。

    選挙協力や多額の報酬によって日本やアメリカの政界とつながりを深めた旧統一教会。ウッド氏は…

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「(文氏は)イデオロギーで心を掴めなければ金で買収するんだと言っていました」

    金平茂紀キャスター
    「普通の教会ではない?」

    アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
    「教会ではありません。(統一教会は)政治団体であり、そのゴールは権力を握ることなのです。文氏は言いました。『今は自分にあらがう人も多いが、将来は自分の言葉がほとんど法律のようになるだろうと』」
    https://news.yahoo.co.jp/articles/ca1a233a3552197fb64d57be30cbbfdd7ee72e28

    【【旧統一教会】「笹川良一氏が『私は文鮮明氏の犬だ』と…我々は世界を支配できると思った」米・統一教会元幹部が語った選挙協力と高額報酬】の続きを読む

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