令和の社会・ニュース通信所

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    カテゴリ:政治 > 政党



    どうしようもない。選挙で協力がないと当選できないから

     文藝春秋10月号より、全25ページにおよぶ座談会統一教会創価学会」の一部を掲載します(司会・宮崎哲弥評論家〕、島田裕巳〔宗教学者〕、仲正昌樹〔金沢大学法学類教授〕、小川寛大〔『宗教問題』編集長〕)。

    ◆◆◆

    「政治と宗教は原理的に分離されるべき」

    宮崎 安倍晋三元首相暗殺事件を機に、政治と旧統一教会世界平和統一家庭連合。以下、統一教会)の関係が改めて注目されています。そこで今日は近代日本における政治と宗教の関係について議論したいと思います。

     議論を始める前に前提として私自身の基本的なスタンス明らかにしておきます。それは「政治と宗教は原理的に分離されるべきだ」というもの。宗教がカヴァーする領域というのは、政治の扱う領域よりも深く、広いのです。宗教はそれを信じる者のアイデンティティの根幹を規定し、世界観総体を形成する。従って宗教には妥協とか譲歩というのはあり得ません。原理的には。

     ただ共存はできる(笑)。近代社会においては政治権力が共存を強制しているからです。宗教勢力が宗派間闘争をはじめたり異端審問を行ったりすることは、世俗(政治権力)優位のこの社会では、許されないことです。

     政教分離原則というのは、この政治権力の作用がすべての宗教に対し平等であるように、特定の宗教宗派の立場に偏らないようにするために設けられたものなのです。

     まあこれが原理的なスタンスですが、リアルリティックスはずっと複雑怪奇であり、「政」と「教」の関係も一筋縄ではいきません。統一教会創価学会に限らず、多くの宗教が政治と関わってきた。問題はその関わり方だと思います。今日はその論点を追及したいと思います。

     さて、まずは安倍元首相暗殺事件について一言。

    「宗教の皮をかぶった集金マシーン

    小川 山上徹也容疑者の「特定の宗教団体に恨みを持っていた」との供述の第一報に触れ、おそらく統一教会だろうと予想がつきました。なぜなら日本の数ある宗教のなかでも、統一教会の高額献金や霊感商法の悪質さは群を抜いているからです。もはや宗教ではなく、宗教の皮をかぶった集金マシーンと言ったほうがよい。今回のような事件が起きうる土壌は以前からありました。

     一方、安倍元首相は祖父の岸信介から3代にわたって、統一教会と親しい間柄にありました。被害者団体や弁護士が「付き合いを考え直してくれ」と申し入れても耳を貸さなかった。もちろん、だからといって殺人が正当化されるわけではなく、事件そのものは本当に痛ましい悲劇です。ただ正直、脇が甘かったのは否めません。

    島田 容疑者の母親が「多額の献金をしていた」としか報じられていなかった段階では、私は他の新宗教も頭に浮かびました。奈良という土地からまず連想したのは、地元の天理教です。作家の芹沢光治良は自伝的小説『人間の運命』の中で、親が熱心な天理教の信者であり、全財産をなげうって布教にのめり込んだために塗炭の苦しみを味わったことを描いています。また、容疑者が元自衛官という情報から、かつて自衛隊内に信者組織を持っていた顕正会の可能性も考えました。顕正会日蓮正宗系の新宗教ですが、日蓮正宗の国教化を目指すなど、過激な活動で知られています。

    仲正 私は大学に入学した1981年から約11年半、統一教会の信者でした。元信者としての感覚からすると、なぜ安倍元首相が標的になったのか、いまひとつ腑に落ちないんですよ。怨念の対象は政治家ではなく統一教会の人間に向かうのが筋だろう、と。テレビインタビューで「安倍元首相は身内のようなものだった」と言う2世信者の方もいますが、これはメディアに誘導された発言のように感じられます。統一教会の教義に照らせば、安倍元首相も「堕落した人間」のひとりに過ぎず、決して教会の身内とは言えません。

     このように考えると、まだ解明されていない謎は多くあると思っています。

    創価学会公明党は嵐が通り過ぎるのを待っている」

    宮崎 自民党を中心に、国会議員統一教会の関係が次々と明らかになっています。岸信夫・前防衛大臣や二之湯智・前国家公安委員長が内閣改造で外された後も、例えば山際大志郎・経済再生担当大臣や萩生田光一・政調会長の、教団との「濃厚な」つきあいが指摘されている。統一教会問題の処理の不首尾は、政権を揺るがす大問題に発展しています。

     一方、創価学会公明党はこの事態を前に、首をすくめて嵐が通り過ぎるのを待っているような状態です。

     なぜ政治と宗教は癒着するのか? 統一教会は何故政治に接近したのですか?

    仲正 政治家たちが最も期待しているのは、やはり選挙の際の支援だと思います。統一教会創価学会などと比べると規模は小さいですが、信者たちはみな従順でよく働きます。派遣される信者たちは、選挙応援ぐらい軽くこなしますよ。普段から従事している布教活動や徹夜祈祷、「万物復帰」と呼ばれる物品販売の方が、よっぽどきつい(笑)。私も信者時代、万物復帰がうまくいかずに「売れるまで帰ってくるな!」とよく叱られていました。信者たちにとっては選挙支援なんて、むしろ休みをもらったぐらいの感覚なんです。

    「実際の信者数は公称数とは相当な開きが」

    宮崎 現在の日本国内の統一教会の信者数は?

    島田 公称では56万人とされていますが……仲正さんの実感としてはどうですか?

    仲正 実態よりはかなり多い印象です。私が信者だった1980年代でさえ、アクティブメンバーは2万人もいないだろうと言われていました。その後、霊感商法が問題化した後、信者数は相当減ったはずです。

     統一教会の中では、信仰歴が長く、ホームと呼ばれる拠点に専従する信者のことを献身者と呼んでいました。献身者は、イベントや選挙に呼ばれたら必ず参加します。また、それに準ずる信者を合わせて、2万人ほどだと。それ以外にも、自分の仕事を持ちながら礼拝などに定期的に通う一般信者がいます。そうした信者を合わせても、せいぜい6万~10万人の間が妥当なところでしょう。

    宮崎 公称とは相当な開きがありますね。ただ、政治家を取材してみると、数としてはそれほどではなくても、宗教団体からの票の支援は非常に固く確実であるため、「とても安心感がある」と口を揃えていいますね。

    小川 宗教票に限らず、組織票というものは、全体の投票率がどれだけ下がっても必ず投票してくれる有難い存在ですからね。

    自民党ベテラン議員が洩らしたホンネ

    島田 集票マシーンとして最も強力な力を誇るのは、やはり創価学会でしょう。公称827万世帯が会員ということになっており、新宗教としては日本最大の勢力を誇ります。ただ、のちほど詳しく述べますが、これはかなり誇張された数字です。

    小川 教勢としては、池田大作名誉会長が前面に出ていた頃に比べると落ちていることは明らかですね。ただ、自民党にとって創価学会の力は依然として大きい。

     先日、自民党ベテラン議員が興味深いことを教えてくれました。その議員の選挙区では有権者の5%程度の創価学会員がいるそうです。5%というと少なく見えるかもしれませんが、投票率が五割程度の中、彼らは必ず投票に行くので、実際の選挙では学会票の比重は2倍の10%になる。さらに、野党が統一候補を立てて1対1の与野党対決型になる最近の小選挙区では、ほとんどの学会員は自民党に投票します。その結果、蓋を開けると自民党候補者の得票数の2割前後を学会票が占めることになる。「これで創価学会ケンカを売れると思うか?」と、そのベテラン議員は言っていました。

    宮崎 教勢は落ちていても、小選挙区制と低投票率によって、政治的影響力がかえって高まった可能性がある。そういう構造は公明党もかなりはっきりと意識していて、今回の参院選では、例えば京都の選挙区では公明支持層の一部の票が自民の候補者ではなく、日本維新の会の候補者に流れました。こういう選挙区が他にも幾つかあった。この背景には個々の選挙区の事情もあって、一概にはなかなかいいにくいのですが、自民圧勝が予測されるなかで、与党内で公明党存在感アピールしたともいえるわけです。

    小川 昔は労働組合や農協、郵便局なども手堅く票が見込めましたが、そうした団体はどんどん瓦解していった。創価学会はそれらに比べて縮小のスピードが緩やかでした。その結果、他団体よりも相対的に政治的影響力を強めた面はあると思います。

    北朝鮮には統一教会、中国には創価学会

    宮崎 統一教会はかつての「勝共」「反北(朝鮮)」という政治姿勢ばかりが強調されていて、冷戦構造崩壊後、この教団が大きく変質したという点は軽視されがちです。かつての看板だった「反共」を降ろしまではせずとも控え目にし、代わりに「統一」や「平和」の看板を強く押し出すようになった。

     はっきりいえば、この30年間、統一教会北朝鮮の政権と極めて友好的な関係を保ってきた。単にトップが懇意だというだけでなく、「平和(ピヨンフア)自動車」など合弁事業を行ったり、国際社会の場で北朝鮮を支援してきた。

     教団の持つ、こうした北朝鮮とのあいだのパイプは、拉致問題の解決を掲げる日本にとって魅力だったと思います。とくに2014年ストックホルム合意を北朝鮮が事実上破棄してしまった後は、拉致問題はまったくスタックしてしまった。何とかこのルートに突破口を見出そうとしたのではないか。そういう観点から取材してみると、幾つかのこれに関連する動きがみえてきます。

     もちろん一般の議員と教団との関わりは、あくまで組織票や選挙ボランティアが目当てだったのでしょうが、政権のトップに関わる人々と教団の関係にはそれとは違った要素、思惑もあったのではないか、と思われます。

    座談会統一教会創価学会」全文は、月刊「文藝春秋2022年10月号と「文藝春秋digital」にてお読みいただけます。

    (宮崎 哲弥,島田 裕巳,仲正 昌樹,小川 寛大/文藝春秋 2022年10月号)

    宮崎哲弥氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【自民党】「これで創価学会にケンカを売れると思うか?」自民党が宗教団体に逆らえない理由《権力と宗教 大座談会》】の続きを読む



    (出典 cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com)


    本当に出来るのかな?

    1 どどん ★ :2022/08/31(水) 16:50:44.51ID:Uxw/tAv99
     自民党の茂木敏充幹事長は31日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係について、「今後、旧統一教会および関連団体とは一切関係を持たない。社会的に問題が指摘される他の団体とも関係を持たない。これを党の基本方針とする」と表明した。「仮に守ることができない議員がいた場合には、同じ党では活動できないと考える」とし、従わない党所属議員に離党を求める考えも示した。

     自民党は茂木氏の会見に先立つ同日の役員会で、党所属国会議員に対し、旧統一教会などとの関係を絶った上で、議員が出席する会合などが適切かどうかを自らチェックするよう求める基本方針を決定した。【花澤葵】

    毎日新聞

    https://news.yahoo.co.jp/articles/2629f739ec89592621de621d3913bc1b4d1c07dc

    前スレ
    旧統一教会と関係断絶「守れなければ離党も」 自民・茂木幹事長 [どどん★]
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1661921108/

    【【自民党】旧統一教会と関係断絶「守れなければ離党も」 自民・茂木幹事長】の続きを読む



    選挙で勝つためには手段を選らばない。


    『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリストモーリー・ロバートソンが、「統一教会自民党」問題の本質について語る。

    * * *

    統一教会自民党の関係をめぐる報道が、安倍晋三元首相銃撃事件から1ヵ月たっても活発に行なわれています。一部には本質的な議論に踏み込もうとする動きも見られますが、多くは統一教会というメディアにとっての"最高のネタ"を、盛りつけを変えながら客が飽きるまで食卓に運び続けているという印象です。

    今後は国葬の是非についてもうひと盛り上がりした後、なんとなく幕引きとなるのかもしれません。

    今回の問題を「統一教会自民党の結託」という狭い範囲のみに限定し、あたかも彼らが日本を牛耳っているかのように解釈すると、事の本質を見誤ります。私が思うに、最も重要な問題は「自民党の節操のなさ」でしょう。

    統一教会であれ、日本会議であれ、創価学会であれ、選挙で「使える」組織なら個々の問題には目をつぶり、食い合わせも深く考えずに呑(の)み込み続けてきた――この事実をどう総括するか。今後の日本政治、日本社会を考える上で重大な論点だと思います。

    例えばアメリカ共和党は、黒人やヒスパニックの貧困層が多いエリアでの投票手続きを複雑化することで非白人の投票率を下げようとするなど、選挙の仕組みそのものに露骨に手を加えてきた歴史があります。

    一方、自民党の手法は水面下でもっと粛々と行なわれてきたもので、デモクラシー(民主主義)に対する一種の"ハッキング"と表現してもいいかもしれません。

    では、そのハッキングの成功条件は何か? それは有権者が現状維持を望み、政治に対しても変化を求めず、ひたすら無関心でいることです。

    統一教会の組織力など、有権者の総数から見ればたかが知れています。動員できたのはたった数万人程度との説もあり、少なくとも創価学会の「F(フレンド)票」とは比較にもなりません。

    それでも統一教会の組織票が当落ラインぎりぎりの自民党議員にとって命綱となりえる最大の理由は、投票率が低いことです。全体の投票数が少なければ少ないほど、組織票の重要性は相対的に上がる。

    もちろん選挙の制度や慣習に関わる諸問題も重要ですが、それよりもハッキングに対して直接的な"ファイアウォール"となりえるのは、組織票と無関係な一般有権者の投票行動なのです。逆に言えば、投票率が低下傾向にあった近年は、組織票の威力がより高まっていたのでしょう。

    国民の無関心を是とするハッキングによって、日本の政治は長年"妖怪のような政治家"に牛耳られてきました。森喜朗さん(「有権者は寝てしまってくれればいい」)、二階俊博さん、もう少し前でいえば金丸信さん......。

    それに対して文句や皮肉を言いつつも、いざ選挙となると「自分が行動したところで何が変わるわけでもない」とばかりに"合理的無関心"を決め込む人が多かったのではないでしょうか。その選択こそが、政界の妖怪たちを生き永らえさせる栄養となっていたのに。

    自分は自民党なんて支持していない、しかしほかに入れる政党もない――そういって投票をしないのも自由です。ただし、その態度が組織票をのさばらせ、自民党を勝たせ、あるいは暴露系YouTuberのような"道化"を国会に送ることにもつながっている点は自覚すべきでしょう。

    モーリー・ロバートソン(Morley ROBERTSON)
    国際ジャーナリストミュージシャン1963年生まれ、米ニューヨーク出身。レギュラー出演中の『スッキリ』(日テレ系)、『報道ランナー』(カンテレ)ほかメディア出演多数。昨年はNHK大河ドラマ青天を衝け』、TBS系日曜劇場日本沈没―希望のひと―』への出演でも話題に!

    「統一教会の組織票が当落ラインぎりぎりの自民党議員にとって命綱となりえる最大の理由は、投票率が低いこと」と指摘するモーリー氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【統一教会】「統一教会と自民党」問題の本質は民主主義のハッキング】の続きを読む


    広がっている。

    1 パンナ・コッタ ★ :2022/08/25(木) 17:23:42.88ID:bvoa4jCX9
    西村智奈美幹事長は23日の記者会見で「全ての人が旧統一教会との関係(がある団体)だと認識していなかった」と発言。今後はしっかりと注意すると続けた。

    また、23日に西村氏は「自民党は党として調査を行っていない」と自民党を批判したが、一連の発表についてインターネット上では落胆の声が上がっている。

    《認識してなかったってそんなわけあるかい。しかも14人全員が》
    《叩かれそうだったから急いで調査しました感がぬぐえない》
    《自民党と統一教会の癒着にあまり追及してるように見えなかったのは、身内も統一教会とつながってるからだったのか。納得》

    https://news.yahoo.co.jp/articles/dbb37787eb5ced81f43abf917a74b341d4b02464

    【「そんなわけあるか」立民14名が旧統一教会と関係…“全員認識なし”弁明のガッカリ感】の続きを読む



    (出典 www.nippon.com)


    やるのは当然ですけど、本当に出来るのかな?

    1 どどん ★ :2022/08/24(水) 22:14:04.12ID:tu+8Svw+9
     自民党の萩生田光一政調会長は24日のBSフジ番組で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係について「今後、関係は持たずに政治活動をやっていきたい。教団との関係を絶つことを明確にする」と述べた。

     関連団体「世界平和女性連合」に関し、「活動は学生支援など一般的で、趣旨に賛同して応援してきた。宗教色は感じなかった」と釈明。「関係を隠す意図はなく、会費(の支出)は政治資金収支報告書で公表している」と強調した。

     旧統一教会については「最近は穏やかな活動をしているのではないかという思い込みをしていた」と説明。一部で報じられた礼拝への参加などは否定した。 

    時事通信

    https://news.yahoo.co.jp/articles/8ff7f69b526491506f98ac763452000b112eb355

    【【政治】旧統一教会と「関係絶つ」 自民・萩生田氏】の続きを読む

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