令和の社会・ニュース通信所

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    カテゴリ:科学 > 科学


    皮肉なのかな?

     「送電線の下はチョウの楽園」――東京農工大学東京大学、クィーンズランド大学(オーストラリア)による研究チーム9月3日、送電線の下には、周囲のエリアより多くの種類のチョウがいることが、調査によって分かったと発表した。

    【その他の画像】

     日本の人工林を通る送電線の下は、樹木が送電線に触れないよう定期的に伐採が行われ、草地になっている。このため、草原を主な生息エリアにするチョウが、周りの樹林などより多くいるという。チームは「送電線下がチョウ全体の保全に寄与する可能性も示された」としている。

     戦前の日本では、野焼きや薪の採取などで人工的に草地が維持され、草地を主な生活場所とするさまざまな生物が生活してきたが、戦後以降はそういった活動が激減し、草地が減少した。さらに、林業の低迷や、人工林の生育期間の長期化(植栽後40~50年→80~100年)により、若齢の人工林も減少傾向にあるという。

     一方で、送電線の下では定期的に樹木が伐採されるため、草地や幼齢の人工林といった、異なる植物群落が連続的に存在している。

     調査では、送電線下の草地、周辺の幼齢の人工林、壮齢の人工林、人工林内の道路(林道)で、チョウの種数や個体数を観察・比較した。各調査地では季節によって出現するチョウの種や植生の状態が異なることを考慮して5月、7月、9月に調査を行い、平均値を出した。

     個体数は、草原を主な生息場所にするチョウ、人里周辺を主な生息場所とするチョウ、森林を主な生息場所とするチョウ、それぞれで、送電線の真下の草地が最も多いという結果に。種の数でも、草原性・荒地性のチョウは、送電線の下の草地が最多だった。

     チョウがエサにする植物(食餌植物)も調べたところ、荒地性種と森林性種の食餌植物は、送電線下に最も多く存在すること判明。成虫の食物となる、花を咲かせた植物も送電線の下に多くあり、「豊富な餌資源の存在が送電線下のチョウ類相を支える要因と考えられる」としている。

     研究結果について、「送電線下がチョウ全体の保全に寄与する可能性も示された」とし、「今後、送電線下の植生を適切に管理し、生物の生活場所としての価値を高めることによって、世界的に進行している生物多様性の喪失を防ぐことに貢献できる」とみている。

     研究成果は、オランダの昆虫学誌「Journal of Insect Conservation」オンライン版(9月3日付)に掲載された。

    調査地の各環境。a.送電線の下、b.植栽直後の人工林(幼齢の人工林)、c.人工林内の道路(林道)、d.植栽から時間が経過した人工林(壮齢の人工林)


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【「送電線の下はチョウの楽園」 農工大などの調査で明らかに】の続きを読む


    そうなんだ。単純作業は効果あるけど、頭を使う作業には効果がない。

    仕事中に眠気を感じたとき、コーヒーを「眠気覚まし」として飲んでもいいのだろうか。医療ジャーナリストの市川衛さんは「確かに眠気は減り、単純な作業であれば効率が上がることを示すデータがある。ただし、一方で、頭を使うような複雑な作業の効率は下がり、ミスが多くなるという結果もある」という――。

    ■カフェインと作業効率の関係についての研究が発表された

    こんなとき、あなたならどうしますか?

    仕事の締め切りが明日に迫っている。作業を続けているうち、いつのまにか深夜2時。眠気はピークに達し、ふとした瞬間に意識を失いそうになる。PCモニターの文字を目で追っても、頭の中で上滑りするばかり。頭をしゃっきりさせるために、何かしなければ!
    A.濃いめのコーヒーエナジードリンクなどで眠気を覚ます
    B.取りあえず寝て朝から働く

    いかがでしょう? 働き方改革が叫ばれる中、最近では「ムリせず寝る」という答えが主流かもしれません。とはいえ正直なところ、急ぎの仕事ではそう言ってもいられないこともありますよね。

    それより、コーヒーエナジードリンクに含まれるカフェインの助けで眠気を覚まし、少し無理をしてでも最後まで終わらせたほうがよさそうな気もします。

    いったい、どちらが良いのか? 意外と悩ましいこの問いを調べた研究の結果がこの5月、発表されました。

    研究を行ったのは、米ミシガン州立大学心理学部の研究グループ。実験の参加者は累計276人にのぼる大規模な実験です。

    参加者はまず、ある日の夕方に研究室を訪ねるように指示され、2つのテストを受けました。ひとつは「画面に数字が表示されたら、できるだけ早くボタンを押す」というような単純なテスト。もう一つは、画面に次々と数字や文字が表示され、「アルファベットに下線が引かれていたらそれを報告する」「赤い色の数字が右に表示されていたら色を、左に表示されたら数字を報告する」というような複雑な判断を必要とするテストです。

    ■4つのグループに分けて実験

    テストを受けた後、参加者は2つのグループに分けられました。1つのグループは、そのまま研究室に残り、徹夜します。もう1つのグループは、家に戻っていつも通り睡眠をとります。

    その翌朝、参加者たちはまた研究室に集められ、実験用のカプセルを渡され、飲むように言われました。半分のカプセルにはレギュラーコーヒー2杯分ほどのカフェインが入っており、もう半分には入っていません。つまり参加者は、自分がカフェイン入りのものを飲んだのか、そうでないかは分からないことになります。「自分はカフェインを飲んだのだから、作業ができるはずだ」という思い込みによる影響(プラセボ効果)が起きないようにするためです。

    つまり276人は下記の4グループに分けられたことになります。

    ①徹夜してカフェインをとらなかった人
    ②徹夜してカフェインをとった人
    ③睡眠をとってカフェインをとらなかった人
    ④睡眠をとってカフェインをとった人

    飲料を飲んだのち、参加者は全員、改めて先ほど紹介した2つのテストを受けました。こうしてグループそれぞれの成績を比較することで、睡眠不足カフェインの影響を調べたわけです。

    結果はどうだったか。

    ■単純な作業は成績向上、複雑な作業は成績低下

    まず①の「徹夜してカフェインをとらなかった」グループです。当然と言えば当然ですが、単純なテストも複雑なテストも徹夜後は正答率が下がりました。もちろん睡眠を十分にとった③や④と比較した場合でも、悪い成績でした。

    気になる②の「徹夜してカフェインをとった」グループはどうだったか? 実は面白いことに、単純なテストと複雑なテストで違う傾向が見られました。

    単純なテストについては、前日と比べても成績は落ちず、③・④並みのスコアを叩きだしました。カフェインをとったことで、睡眠不足の影響をカバーすることができたわけです。しかし一方、複雑なテストのほうは前日と比べ成績ダウン。①の「徹夜してカフェインをとらなかった」グループとそれほど変わらないところまで悪くなってしまったのです。

    カフェインは、単純な仕事においては睡眠不足の影響を補える。しかし頭を使わなければできない複雑な仕事の影響をカバーすることはできない」ということがわかりました。

    ■カフェインの効果と使うべきタイミングは

    なぜ、このようなことが起きたのでしょうか。それを理解するために、まず「なぜ眠い時にコーヒーを飲むと、眠気が覚めるのか」について考えてみます。

    起きている時、脳の神経細胞は活発に働きます。すると活動の副産物として「アデノシン」という物質ができます。脳には、このアデノシンの量を調べるセンサー(アデノシン受容体)があり、アデノシンが増えてくると活動にブレーキをかけます。このときに感じるのが、いわゆる「眠気」という感覚です。脳の働きすぎを監視し、休息をとれるように促すシステムが、私たちの体には備わっているわけです。

    コーヒーなどに含まれるカフェインは、アデノシンと似た形をしています。そのため、アデノシンの量を調べるセンサーにくっつくことができます。カフェインがくっつくと、センサーはアデノシンの量を量れなくなります。その結果、脳にかかっていたブレーキが緩み活動が活性化。そのうえ眠気もとれる、というわけです。

    「おお、素晴らしいじゃないか!」と思ってしまいそうですが、ちょっと考えればわかる通り、脳は「自分が働きすぎているかどうか」を認識できなくなっているだけで、働きすぎている状態は変わりません。脳のパフォーマンスは、休息十分な時と比べれば落ちているので、単純な作業はできるようになっても、複雑な作業ではミスを犯しやすくなります。ミシガン大学の研究結果は、このような状態のあらわれであったと考えられます。

    ■効果があるからこそ怖い「過信」のリスク

    「でも単純な作業であれば、カフェインをとれば良いってことよね?」と思われた方がいるかもしれません。でも、この研究を行ったミシガン州立大学心理学部のキンバリー・フェン准教授によれば、その考えこそが危ないのだそうです。

    カフェインは、眠気を減らして気分を改善させてくれます。しかし睡眠不足が解消されたように感じても、より複雑な仕事のパフォーマンスは低下してしまうのです。これが、睡眠不足が非常に危険である理由の1つです」

    先ほどお伝えしたように、カフェインは脳が自分の働きすぎを監視するシステムを狂わせます。眠気がおさまり、自覚的には、通常と比べて変わらぬ仕事ができるように感じさせてくれます。でも、もしかすると脳のパフォーマンスが思った以上に落ちていて、自分では「単純作業」と思っているような内容でさえミスを犯しやすくなっているのに、気が付けなくなっているかもしれないのです。長距離バスの運転手や、緊急手術を担当する医師などの職業の人がこのような状況にあったら、命に関わる事故の原因にもなりかねません。

    また最近の研究では、別の問題も見えてきています。従来、睡眠は「脳の休息」という意味しかないと思われていましたが、もっとさまざまな役目を持っていることが分かってきました。例えば、脳の神経細胞に蓄積したゴミを掃除したり、複雑になりすぎてしまった神経細胞のネットワークを刈り込んで、より効率よく活動ができるようにしたりすることです。睡眠は単なる休息ではなく、よりよく活動ができるよう脳をメンテナンスする役割があることが分かってきたのです。それゆえ、睡眠不足カフェインで紛らわせることは、1~2日なら良いかもしれませんが、それが長く続くと悪い影響がより強く出てきてしまうかもしれません。

    ■複雑な作業なら取りあえず寝るのが正解

    この研究結果を踏まえて冒頭の問いに答えるとすれば、次のような内容になります。

    「もし、ごく単純な作業をするのであれば、カフェインをとって眠気をさまして終わらせてしまうという選択肢もあるかもしれません。ただミスが許されないような複雑な作業であれば、取りあえず寝て、明日の朝からすることをオススメします。なお単純な作業だとしても、数日にわたって睡眠不足が続くようだと、カフェインの助けを借りても十分にできなくなるかもしれません」

    睡眠不足カフェインの関係について、見えてきた新しい知見。良かったら日々の生活に、生かしてみてくださいね

    1)睡眠不足の際に、コーヒーなどカフェインを含むものをとると、眠気は減り、単純な作業であれば効率が上がる。
    2)一方で、頭を使うような複雑な作業の効率は下がり、ミスが多くなる。
    3)睡眠不足の状態が続くと、その影響は蓄積し、脳のパフォーマンスは下がり続ける。

    参考資料
    Caffeine selectively mitigates cognitive deficits caused by sleep deprivation
    Michelle E Stepan et al. J Exp Psychol Learn Mem Cogn. 2021 May 20
    Study:Don’tcountoncaffeinetofightsleepdeprivation
    MSU TODAY May 26, 2021

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    市川 衛いちかわ・まもる)
    医療ジャーナリスト
    広島大学医学部客員准教授、メディカルジャーナリズム勉強会代表。2000年東京大学医学部卒業後、医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年、スタンフォード大学客員研究員。NHKスペシャルで「腰痛 治療革命」「医療ビッグデータ」を手がける。著書に『脳がよみがえる・脳卒中リハビリ革命』(主婦と生活社)、『誤解だらけの認知症』(技術評論社)がある。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/s-cphoto


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【「コーヒーを飲めば眠気が減って仕事がはかどる」と感じる人がハマっている落とし穴】の続きを読む



    (出典 www.waseda.jp)


    レム睡眠?

    1 みなみ ★ :2021/08/10(火) 21:06:10.55

    https://news.yahoo.co.jp/byline/nishidamasaki/20210810-00251896
    8/10(火) 8:00

    「金縛り」体験とは
     夏は、怪談や幽霊といった恐怖体験が風物詩でもある。先祖の霊が戻ってくるとされるお盆の影響が強いようで、心霊現象の話が身近になる季節でもある。睡眠にまつわる恐怖体験といえば、「金縛り」体験があげられる。

     夜中にふっと目が覚める。トイレにでも行こうと思い起き上がろうと思っても、体が動かない。それどころか、寝返りすら打てない。天井を見つめているしかないが、おなかの上に、なにか猫のようなものが乗っている気がして息苦しい。まわりに人の気配もするような気がする。怖くなりリビングに逃げ出したいが、なにせ体が動かない。冷汗がじっとりと出てくるが、どうにもしようがない。

     このように、「金縛り」体験とは、自覚的には覚醒しているにもかかわらず、話すことはおろか、手足や体も自力では動*ことができない状態である。ホラーのような幻覚様の体験を伴うこともある。当たり前のことだが、金縛りを経験したときには、ほとんどの人は恐怖や不安を感じる。

    以下ソースで


    【【社会】約4割が経験する「金縛り」 動けなくなって幻覚を見るには理由があった!?】の続きを読む


    島国などが残っている。

    カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

    世界の文明が崩壊した後、最も生き延びる可能性が高い国は?
     複雑かつ緊密につながりあった世界では、どこかで歯車が噛み合わなくなってしまえば、全体が崩壊してしまう危険性がある。

     万が一、本当に文明が崩壊してしまったとしたら、どこの国に行けば、生き残れる可能性が最も高いだろうか?

     英アングリア・ラスキン大学の研究者によれば、それはニュージーランドであるようだ。

    【文明崩壊とは脱複雑化】

     ここでいう「文明崩壊」とは、複雑化した社会システムの崩壊のことだ。

     現代社会は国境を超えたサプライチェーン(供給網)や金融ネットワークなどによって複雑に結びつき、それらは条約のような国際的なルールによって運用されている。

     しかしそれらは環境破壊、資源の枯渇、人口増加といった要因と気候変動(地球温暖化)による災害が相まることによって、いともたやすく解体されてしまうリスクを孕んでいる。

     東南アジア新型コロナが拡大したことで、そこに生産拠点をおく他国企業のサプライチェーンが機能不全を起こすという状況は、私たちが今目の当たりにしている現実だ。
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    photo by Pixabay

    崩壊した世界で国家が生き延びるために必要な3つのもの

     『Sustainability』(7月21日付)に掲載された研究によれば、そんな崩壊した世界で国家が生き延びるために必要なものは3つある。

     1つは経済の自給力。自前のエネルギーインフラと生産インフラがあり、自力でやっていく力だ。

     2つ目は人口扶養力。他国に頼ることなく、国内で食料を生産する力だ。

     3つ目は隔離レベル。周辺に人口密集地域があると、有事の際は難民などがやってきて人口扶養力に悪影響を与えるために、そうした地域から離れていることも大切となる。
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    photo by Pixabay

    最も生き延びる可能性が高い国はニュージーランド

     それら3つの観点から分析したところ、崩壊した世界を生き延びるうえでもっとも有利な条件を備えているのはニュージーランドという結果だったという。

     同国は、社会的・技術的・組織的な複雑性が国内レベルでよく発達している。また人口が少ないため、1人あたりが利用できる農地が多い。さらにエネルギー地熱発電水力発電によって賄うことができる。
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    photo by Pixabay

    ニュージーランド以外に生き延びる可能性の高い国は?

     ニュージーランドには一歩及ばないものの、アイスランド、タスマニアオーストラリア)、アイルランドイギリスも似たような条件に恵まれ、生き延びるには有利と評価されている。

     だが、イギリスの場合、人国密度が高く、1人あたりが利用できる農地面積が小さいことが若干不安であるようだ。

     これら5つの国はいずれも島国なので、もちろん隔離レベルは高い。

     また海洋性気候であることもポイントだ。現時点で気温が低く、年間を通じて降水量も変わる。そのために温暖化が進行したとしても、比較的安定した状態が保たれる可能性が濃厚であるという。

     では同じ島国である日本はどうか?

     研究では、再生可能エネルギーとして利用できるリソースが豊富で、生産能力も高いため、経済の自給力という点では高評価となっている。しかし人口が多く、1人あたりの農地が非常に狭い点がネックであるようだ。
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    photo by iStock

    今後数年から数十年で大きな変化が訪れる可能性

     研究グループのアレッド・ジョーンズ教授は次のように述べている。
    大きな変化が今後数年か数十年でやってくる可能性はあります。旱魃や洪水の増加・大規模化、極端な気温、人口の移動など、温暖化の影響がそれをいっそう大きなものにするかもしれません
     備えあれば憂いなし。あるはずがないと高を括るのではなく、できるときに準備しておくのがいいだろう。いくつかの災害を経て、そうしたことを私たちは学んでいるはずだ。

    References:New Zealand is best placed to survive collapse / written by hiroching / edited by parumo

     
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    世界の文明が崩壊した後、最も生き延びる可能性が高い国は?


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    発見

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    チベットの氷河から古代ウイルス28種が発見される
     氷河は少しずつ時をかけて形成される。だからその中には形成当時の塵やガス、あるいはウイルスや細菌といったものが閉じ込められている。

     今回、中国北西部に広がるチベット高原の山頂、海抜6700メートルをおおう氷から1万5000年前のウイルスが33種発見された。そのうちの28種は未知のウイルスだという。『Microbiome』(7月20日付)で報告されている。

    【海抜6700メートルにある氷河に閉じ込められた古代ウイルス】

     未知のウイルスが発見されたのは、オハイオ州立大学(米)などのグループ2015年チベット高原のグリーヤ(Guliya)の氷河の塊から採取した1万5000年前のサンプルからだ。

     海抜6700メートルのその山頂では、毎年氷の層が形成されており、そのときに大気に含まれる物質が取り込まれている。

     そうした氷の層は時系列に積み重なっているために、これを調べることで気候・細菌・ウイルス・大気の組成といったものの歴史的な変化をうかがい知ることができる。

     中国西部の氷河に閉じ込められているウイルスについては、まだあまり研究が進んでいない。しかし温暖化によって世界中の氷河が加速的に解けつつある現在、氷の中にどのようなものが閉じ込められているのか知ることは、今後ますます重要な課題となる。
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    image by:Lonnie Thompson, The Ohio State University.

    発見された33種のウイルスのうち28種は未知のウイルス

     氷の中からは、33種のウイルスの遺伝子が発見されている。4種はすでに知られている細菌に感染するタイプのものだが、少なくとも28種は未知の種であるという。

     そのうち半分は、凍てついた極限環境でありながら、氷に閉じ込められた時点ではどうやらまだ生きていたようだ。

     研究チームは、これらの遺伝子配列を既知のウイルスデータベースと比較した結果、最も多く含まれていたウイルスは、氷の中のメタンサイクルに重要な細菌であるメチロバクテリウム属に感染する天敵ウイルスバクテリオファージ」であることがわかった。

     また既知のウイルスと比較した結果や周辺の環境から考えると、発見されたウイルスは人間や動物から発生したものではなく、土壌や植物が由来である可能性が濃厚であるとのことだ。
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    バクテリオファージ / image credit:Graham Beards/Wikimedia Commons

    新たな技術が極限環境にある生命体の分析を可能に

     メタゲノミクス(環境サンプルから直接回収されたゲノムDNAを扱う微生物学・ウイルス学の研究分野)による新しい技術と、採取された氷のサンプルの汚染を取り除くため、外層を削り、エタノールと水で洗浄するという新しい手法のおかげで、氷の中に長年閉じ込められていたものが何であるかを理解しやすくなった。

     こうした技術は、地球上でもっとも降水量が少ない過酷なアタカマ砂漠、あるいは火星や月といった極限環境で発見される遺伝子の研究にも役立つかもしれないとのことだ。

     火星の北極では膨大な量の氷が発見されているが、ここにはかつて火星に生命が存在したのかどうかを知るヒントが残されているのではと期待されている。

    References:15,000-year-old viruses discovered in Tibetan glacier ice / written by hiroching / edited by parumo

     
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    チベット高原の氷河の中から1万5000年前の未知のウイルス28種が発見される


    (出典 news.nicovideo.jp)

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