令和の社会・ニュース通信所

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    道のりは長いです。

     3月8日は「国際女性デー」だ。国連は今年の国際女性デーのテーマを「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」としている。しかし、日本社会の置かれた状況を見ると、「ジェンダー平等」「男女共同参画」は、遅々として進んでいないという現実がある。

    「平成の停滞した日本経済を指す『失われた30年』という言葉がありますが、この期間は女性の社会進出という面でも『失われた30年』です」

     そう語るのは、国際人権法やジェンダー論を専門とする法学者の谷口真由美氏だ。谷口氏は、昨年まで日本ラグビー協会の理事を務めた経験から、日本社会の「男性中心主義」「序列主義」の問題点を問う新刊『おっさんの掟』を上梓したばかり。谷口氏は、日本社会で女性登用が進まない本質的な理由を同書でこう語っている。

    ◆ ◆ ◆

    社会のあり方は「おっさん中心主義」のまま

     日本は1985年に世界の女性の憲法と言われる女性差別撤廃条約を批准、同年「男女雇用機会均等法」も成立しました。それから平成30年間を経て、働く女性こそ増えたものの、「おっさん中心主義」の社会のあり方は根本的には変わっていません。

     セクハラ、マタハラ(マタニティハラスメント)など女性へのハラスメントは減少したと言えませんし、「最近になってようやくそのような概念の存在を知った」という男性も残念ながら少なくないでしょう。

     数字の上でもその停滞ぶりは明らかです。日本政府は約20年前から「202030」という政策を進めていました。これは2020年までにすべての公職における女性リーダーを30%にするというものです。また、民間企業の女性管理職の割合も増やすよう求めていました。

     しかし、この目標は達成できず、政府は2030年代に指導的地位にある男女の比率が同水準になることを目指すという方針に変更しました。経団連も「2030年30%のチャレンジ」として「2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にする」としていますが、2021年7月の内閣府調査によると、東証1部上場企業の3分の1は、いまなお女性役員がゼロとなっています。

     また、2021年10月の解散総選挙は、男女の候補者数をできる限り均等にするよう政党に求めた「政治分野における男女共同参画推進法」が成立して初めて行われた衆議院選挙でした。ところが、当選者に占める女性議員の割合は9.7%に過ぎず、前回衆院選を下回る結果となっています。

     これでは、女性の意見が通るはずがありません。

    女性は社会のさまざまな場面でマイノリティになっている

     ちょっと想像していただきたいのですが、あなたを含めたお友達10人が「焼き肉お寿司、どっちを食べに行こうか」となったとします。ひとりが焼き肉、9人がお寿司と希望を言えば、当然「お寿司」ということになるでしょう。ふたりが焼き肉、8人がお寿司でもそれは変わらない。

     では、3人が焼き肉で、7人がお寿司だったとします。そしたら「焼き肉派」の意見もようやく考慮されるようになる。つまり多数決が原則の社会において、「マイノリティの意見」が認識されるのは3割を超えてからがやっとで、それまでは見向きもされないわけです。

     私がよく耳にするのは「大事なのは優秀な人材が登用されることだ。30%と割合を決めると『女性なら誰でもいい』となり、優秀な男性を排除する“逆差別”になりかねない」という意見です。しかし、それは人口比で言えば男性とほぼ同数であり、マジョリティであるはずの女性が、社会のさまざまな場面でマイノリティになってしまっているという構造的矛盾から目をそらしています。

     マジョリティの側が意識して、政治的、政策的なルールを作って手立てを打たなければ、女性に限らず、マイノリティはずっとマイノリティのままなのです。

     また、「30%」を実現するための「高い壁」の正体がなんであるかという議論が進んでいないことも、大きな問題です。

    「谷口さんはオンナやし、どうせわからへんやろ」

     先ほど申し上げたハラスメントの問題に加え、相変わらずの性別役割分担観念、女性の経済的な問題など、その要因は数多くありますが、やはりもっとも大きく立ちはだかっているのは「自らがマジョリティであることに、いまだ無自覚なおっさんが多すぎる」という問題でしょう。

     私のラグビー協会での2年間で、「マジョリティによるマイノリティ排除の空気」を嫌というほど感じました。

     もちろん法人準備室長、審査委員長という重責を任されたこともあり、私のことを尊重してくださった協会の皆さんも多かった。とくに若手スタッフにはラグビー界の改革を真剣に考えている人も多く、彼らからの期待は強く感じていました。

     しかし一方で、「つねに蚊帳の外」という雰囲気もありました。

    「あぁ、谷口さんはオンナやし、どうせわからへんやろ、しゃーない、しゃーない、ええよ、ええよ」みたいな。これは一種の気遣いとも言えますが、そこには「俺たちのやり方がわからんヤツは、口を出さんでいい」みたいな“排除”の空気も感じられたのです。

    「女性だからわからないだろう」「選手の経験がないから」「ヨソから来た人間だからしゃーないわ」みたいな三重のマイノリティであるために、組織のルールや内輪の論理がわからず、なかなか議論に踏み込んでいけない。私みたいなズケズケ言う性格ですらそうなのですから、ほかの女性理事はもっと大変だったと思います。

    男性中心、年功序列など「従来のルール」の改革を

    「話が長い」と揶揄されるくらい、女性理事はみなさん頑張って言うべきことを言ってきましたが、圧倒的に協会側との情報量が違うため、どうしても最終的な意思決定は、協会幹部に一任せざるを得ないことも多かったのです。

     社会における女性比率の底上げをルール化することはもちろん重要ですが、こういった「マジョリティとマイノリティの情報格差」を改善すべく真剣に取り組まない限り、いくら数字だけの女性登用を推し進めても、決して本質的な問題解決にはならないでしょう。

     何度かお話ししたように、スポーツ庁は競技団体の女性理事の割合を40%以上とするガバナンスコードをつくり、男女のギャップ解消に取り組もうとしています。ラグビー協会もその方針に沿って女性理事を増やし、私が理事を外れた2021年6月の役員改選で女性理事を25人中10人にし、女性比率を40%まで引き上げました。

     しかし、そこで選ばれた女性理事が、協会を引っ張っていけるかと言えば、それほど簡単ではありません。男女の「数」だけではなく、「機会」そして「情報量」を均等にすること、「サポート体制」と「心理的安全性」が確保されることがなにより大事だと思います。

    「心理的安全性」とは、「組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態」のことを指します。近年、「生産性が高いチームは心理的安全性が高い」という研究結果が発表されたことから注目されている概念で、この概念を掘り下げた書籍『恐れのない組織』(エイミー・C・エドモンドソン著・英治出版)はベストセラーになっています。

     権力をもった男性が中心となってルールをつくり、招き入れた女性たちに「俺たちのルールに従え」と強要するだけでは、未来は拓けません。それは私のラグビー協会での2年間を見ても明らかです。

     アリバイ的に女性を多く登用しても、男性中心、年功序列など「従来のルール」に手をつけなければ結果的になにも変わらなくなってしまう。組織の意思決定者が考えるべきは、これまで当たり前のように固定化されてきた「おっさんの掟」を意識的に改革していくことなのです。

    (谷口 真由美)

    谷口真由美氏


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【「女性の割合を決めると、優秀な男性を排除する逆差別になる」という意見は正しい? 日本社会が「女性管理職30%」を実現できない本当のワケ】の続きを読む


    いろんな問題があります。そんな中でも女性差別は起きているようだ。

    自衛隊の幹部候補生を養成する防衛大学校には1割ほどの女子学生がいる。防衛大学校を卒業したライターの松田小牧さんは「女子学生は、生理中でも遠泳や行軍などの訓練に参加しなければいけないため負担が大きい。男子学生から『女子のくせに』と言われることも多く、努力することを諦めてしまう女子学生もいる」という——。(第3回)

    ※本稿は、松田小牧『防大女子 究極の男性組織に飛び込んだ女性たち』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。

    ■「女子は生理が止まって普通だから」と語る指導教官

    防衛大学校の生活を紹介するうえで、女子特有の悩みにも触れておかねばならない。生理についてだ。

    生理痛は個人差がひどいため、「イライラしてしまうサイクルがあるのが嫌」「生理中の訓練が本当に苦しかった」と挙げる者がいる。ある者は、生理痛が重いため、過酷な行軍時に被らないようにとピルを服用し、副作用に耐えていたのに行軍時に生理が来てしまって泣いたという。

    1学年時の夏の訓練では、東京湾8キロ遠泳がメインとなり、毎日海やプールでの練習が実施される。高校時代までは、「今日あの日だから見学で」が通用するが、私の知る限り、防大では「生理だから」と言って練習を休んだ女子学生はいない。

    訓練期間は約1カ月あるため、大体一度は生理期間が重なる。みんな慣れないタンポンを装着して訓練に挑むことになるが、そもそもタンポンを使ったこともない者がほとんどのため、トイレで悪戦苦闘し、時間にも追われて軽いパニックになることもある。

    ある者は「遠泳本番と生理2日目が重なった。なんとか乗り越えたけど、『こんなキツいことがほかにあるのか』と思った」と振り返る。話を聞く限り、女子学生の生理への扱いは、昔の方がキツかったようだ。

    40期(女子1期)代は、「あまり問題視、重要視されなかった」と振り返る。防大には医務室があり、風邪などの治療はそこで受けられるが、婦人科はないため、外部の病院に通院するには指導教官の許可が必要となる。

    そんな中でピルを処方してもらうため、「男の指導教官に言いたくもないのに申請に行ったら、『女子は生理が止まって普通だから。そういうケースはよく聞くよ』と言われた同期がいた」と話す者がいた。

    また、なんとか横須賀にある民間病院にかかったところで、「『オリンピックに行った女性は血を垂れ流しながら走ってた』って言われたから、あそこ行かない方がいいよ」などという話をしたこともあったという。

    ■医師から「子宮が未熟な状態です」と告げられる

    生理をめぐっては、普段は少ない女子同士の確執があったという意見もあった。

    訓練前になると、ピルの処方の希望の有無を聞かれる。訓練の強度で言えば4学年の陸上要員が最も高いため、下級生がピルを処方してもらおうとすれば「『今のうちからピルを飲むとか信じられない。今からそんなこと言ってたらこれからやっていけないよ』と言われて諦めた」「3学年のときに野営があるから処方してもらおうと思ったら『3年なのにピル使うの』と4学年の女子に言われた」という者もいた。

    私自身、1学年の途中から約2年間、生理が止まった。本来であればすぐに病院に行くべきだということは頭では分かっていたが、ただ「楽だから」という理由で放置していた。

    3学年時、武装走というフル装備で行う障害物競走のような訓練の本番当日に生理がやってきて、「久しぶりに来た」という安堵と「なんで今……」という悲しみの気持ちが入り交じった。その後もかなり周期が不規則で、一度病院で診てもらった際には「子宮が未熟な状態です」と言われ、「将来妊娠できるのだろうか」と不安になったことがある。

    ところが自衛隊を辞した途端周期が安定し、今では二児の母だ。防大在学中は「大体のことは気力でカバーできる」と思っていたが、身体は思ったより正直なんだと妙に感心した。取材の中でもやはり、「生理が止まった」と話す者が複数いた。聞く限り私と同様、「まずいなぁとは思ってたけど、病院には行かなかった」という。

    ■いまだに生理不順が続く卒業生も

    訓練期間中、陸上だと山に入ればトイレがないこともある。つまりナプキンを取り替えることもできない。となれば、「生理がない方が楽」と思ってしまうことはやむを得ない。

    「防大、自衛隊はやっぱり女子のリズムには合っていない」と指摘する者もいた。今回の取材ではテーマとして「生理」を問うたわけではないが、複数の女子から生理についての言及があった。おそらく、私が聞いていないだけで不調を抱えていた女子はまだいるだろう。

    部隊に行ってからピルを飲み始めたというある者は、「生理を自分で管理できるし、生理痛も減ったし、なんなら肌も綺麗になった。なんで防大時代飲んでなかったんだろう」と話す。私は運良く女性としてのリズムを取り戻せたが、卒業して自衛隊を退職し、それなりの月日が経過しても「まだ不順のまま」という者もいる。

    生理が来ない、というのは楽なことではあるが、女性の身体にとっては不自然な状態だ。その割を食うのは、子どもを欲したときの将来の自分かもしれないことを、よく認識する必要がある。

    ■「幹部が100キロ歩いて敵陣地に乗り込む時点で戦争に負けてる」

    次に「体力」に関連する事柄だ。これは陸上要員で圧倒的に多かった。

    シンプルに「1学年の時はずっと走らないといけなかったから足が痛くなった」「訓練、学生舎生活は体力的にキツかった」「体力勝負でどろんこになって、という訓練がどうしても好きになれなかった」などという意見はもちろんある。

    腕立て、匍匐(ほふく)前進、銃を持って走る「ハイポート」……どれもしんどい。海上・航空とは少し異なり、体力至上主義のきらいがある陸上要員での退職者の中には、「航空だったらやめてなかったと思う」と話す者もいるくらいだ。

    行軍では「元々靴擦れをしやすかったので1学年のころから半長靴が足に合わなくて本当に嫌だった。眠い中、痛みと共に強制的に歩かされる、黙々と歩いていて何やってんだろうって毎回思ってたし、なんとかこなしてた空しい感じがあった」

    「幹部がこんな100キロとか歩いて敵陣地に乗り込もうとしてる時点で戦争には負けてる。結局精神を鍛えるためだけのもので、それでこんなに心身をすり減らすのって意味あるのかなと思ってた」などの意見が寄せられた。

    余談だが、卒業後、出産を経験した同期たちと「行軍と出産、どっちが楽だったか」という話を何度かした。結果は半々くらいだった。私自身はかなりの安産だったこともあり、断然「出産の方が楽だった」派だ。女子にとっての行軍はそれくらいキツい。

    ■「お前がお荷物なんだから」「これだから女は」

    また、何人かから挙がった「怪我」については、男女問わず防大生は怪我が多いのは確かだが、個人的には比率としては女子の方が多いように思う。

    単に「怪我をして痛かった」からつらかったという意見もあったが、「怪我をすると普通の防大生活が送れなくなる。なんとかついていくのに必死だった」「周りに負担をかけて『何してんだ自分』と落ち込んだ」ことを苦しい思い出として挙げる者もいた。

    ただでさえ、男子に後れを取っていると感じているところ、さらに怪我をすればその心理的負担は増すことになる。「体力がないことで男子についていけないことに起因するつらさ」を挙げる声も多かった。いくつか紹介しよう。

    「自分は足が痛くなったときに受診して走らなくなったけど、周りには足が痛いのに走ってる人がいて、自分が甘えてる感じがしてつらかった」
    「競技会の練習中、『お前がお荷物なんだから』と言われた」
    「行軍中靴擦れを起こし、足の皮はベロベロ。必死に歩いてたが、後ろから荷物を持ってくれた男子にお礼を言ったら『これだから女は』と言われた」
    「どの学年になっても結局体力勝負の競技が多い。どんなに頑張っても自分が足を引っ張っているのが耐え難い。自分の分の荷物を男子に渡して、男子が荷物を二つ持って走っているのに、ビリになってチームの足を引っ張る。それが屈辱だった」

    「男子から『体力ないんだから、もっと自分ができることを積極的にした方がいいよ。じゃないと男子とうまくやれない』と言われた」
    「学力ではトップだったのに、戦闘機搭乗訓練の順番決めの際に女だからって理由だけで最後にさせられた」
    「いざ作戦を考えるというとき、当たり前のように『じゃ、お前は見張りな』と言われた。作戦なら私にだって立てられる。でもそこですら戦力外とみなされる。何も来るわけがない山の中で突っ立って涙を流した」
    「『行軍中、女子はLAM(個人携帯対戦車弾、約13キログラム)とか持てないんだからさ、もっと下手に出ろよ』と言われた」など、枚挙にいとまがない。

    体力の部分は、どう頑張っても補えないところがある。それに直面して苦しみ、男子学生からの「何気ない」一言にまた傷付く。おそらく、上記の発言をした男子学生は、自分がそのような発言をしたことを覚えていないだろう。ましてや言われた側の心に傷を付けたことなど想像すらしないだろう。

    ■つらい訓練に追い打ちをかける「アンチ女子学生」の存在

    「つらかったこと」として、「アンチ女子学生の目に留まること」と回答した者もいた。防大には、一定数「女子だから」という理由だけで存在を一段下に見る男子学生が存在する。

    自分に自信を持てない状況下では、自分に否定的な者の存在がより大きくクローズアップされる。個人的な経験としては、女子学生を一段下に見る発言をしがちなのは、普段は「お前は頑張ってるよ!」などと声をかけがちな男子学生で、自身にも余裕がないときには急に「女子サゲ」になる傾向があった。行軍はその最たる例だ。

    行軍では6人ずつ程度の分隊に一つずつ、機関銃(9キログラム)とLAM(13キログラム)が渡され、目的地まで持ち運ばなくてはならない。分隊員で持ち回りをするが、そもそも背のうと呼ばれるリュックも十数キログラムあり、4キログラムの小銃も携行しているので、女子はそれ以上の荷物をなかなか持つことができない。

    男子学生自身も決して楽とは言えない状況の中、「女子学生がいる分こちらに負担が増えている」とイライラし出すと、上記のような発言が飛び出しがちだった。

    取材の中では、「『これだから女学は〜』と言ってた奴に限って、卒業後に会ったら『俺普通の女と結婚したんだけど、めっちゃ弱いしすぐ文句言うし。防大の女子って頑張ってたんだな』とか言う。女関係で痛い目見たのかな(笑)」などという声もあった。

    ■対等に扱われず自己肯定感を失っていく女子学生

    さて、体力差、またこのような発言を許す風潮は、女子学生の意識も変化させる。

    「女子を下に見てる感じ、女子はいらねぇとか、邪魔なんだよとか言われてるような感じがずっとあって嫌だった」
    「陸上の初歩的な戦闘戦技訓練が始まり、肉体的な男女の相違をいやおうなしに実感させられるようになってからが特につらかった。総合的な体力は平均的に男性の72%しかない、関節や骨格、筋肉の構造が異なるという前提を認識していないまま、同期の中で対等に扱われたい、同じ基準を満たしたい、または満たさなければならない、でもできない、という葛藤があった」
    「同期に助けてもらってばかりの自分が情けなく、そんな人間が指揮官になって何ができるのかと卑屈になった」
    「訓練はついていくのがやっと。かといって勉強面で優れているわけでもなく、自分は価値のない人間だと思い込んだ」

    男子学生についていけないことで、自分が「劣った存在」であると捉えてしまう女子学生が多いことが見て取れる。「十分頑張っている、そこまで思い悩む必要はないのに」という女子であってもだ。

    ちなみに、訓練の悩みとしては、陸上は上記のように圧倒的に体力だが、海上の訓練では「船にはワッチ(見張り勤務)があり、夜寝られないことがある。しかも夜寝ていないからといって昼寝られるわけではないので眠かった」「シャワーや洗濯が制限されるのがキツかった」という声があった。

    航空からは、「つらかった」経験として訓練の話は一切挙がらなかった(「訓練でつらかったことは何ですか」と聞けば出てきたのかもしれないが、今回は誰に対してもそのような聞き方をしていない)。

    ■「女子のくせに」と言われつづけ頑張ることを諦めてしまう

    そんな環境下では「頑張る前に頑張ることを諦める」女子も出てくる。

    「本当は意見を出したりまとめたりするのが好きなのに、自分が女子だからという理由でそれができなかった。女子がリーダーになったらみんな嫌がるから」
    「同期の女子が学生隊本部で役職に就いた。すると『女子のくせに』とか、『どうせ女子は内恋(内部恋愛)してるからダメだ』という批判が飛んだ」
    「目立つ女子の上級生がいろいろ言われているのを聞いていた。頑張って目立てばこんな風に言われるのかと思って前に出るのをやめた」

    このように、入校ほどなく、「女が目立つのは大変。そして目立ったら目立ったで悪評が立つ」ことを学ぶ。結果、「女性は一歩引く、我慢するものというのが植え付けられた」と話す者もいる。このような状態で「私は頑張って上に立とう」と思うには、相当の気力がいる。

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    松田 小牧(まつだ・こまき)
    ライター
    1987年生まれ。大阪府出身。2007年防衛大学校に入校。人間文化学科で心理学を専攻。 陸上自衛隊幹部候補生学校を中途退校し、2012年時事通信社に入社、社会部、神戸総局を経て政治部に配属。2018年、第一子出産を機に退職。その後はITベンチャーの人事を経て、現在はフリーランスとして執筆活動などを行う。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/AH86


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【「女子は邪魔なんだよ」防衛大で学力トップの女子学生が"自分は劣った存在"と思い込むまで】の続きを読む


    日本は低いです。

    1 haru ★ :2021/09/20(月) 15:39:32.88

    OECDは加盟国を対象に大学などの高等教育機関に2019年に入学した学生のうち自然科学や工学など理系分野における女性の割合をまとめました。

    それによりますと、自然科学分野では女性の割合が加盟国の平均で52%だったのに対し、日本は27%と最も低くなりました。
    65%でトップだったスロバキアの半分以下の水準です。

    また、工学分野では加盟国平均が26%だった一方、日本は最低の16%で、トップのアイスランドより23ポイント少なくなりました。

    OECDは日本の女性の知識や能力は高いと強調したうえで
    「日本では女性の進路に関するイメージの押しつけが強いことに加え、身近に理系分野で具体的な目標となる女性が少ないことが影響している」と指摘しています。

    日本が人口減少の中で技術革新を進め持続的に成長していくためには女性の理系人材を増やすことが急務になっていて、
    政府などが進める女性の活躍推進の対策で具体的な成果が問われています。


    2021年9月20日 6時37分
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210920/amp/k10013268041000.html


    【【リケジョ】理系分野の女性の割合、OECDで最下位 「日本では女性の進路に関するイメージの押しつけが強い」】の続きを読む


    政府の後押しが必要です。

    1 ボラえもん ★ :2021/09/11(土) 21:37:17.25

    日本政府が推進する女性活躍「ウーマノミクス」は、当初の「2020年までに指導的地位に占める女性割合を30%に引き上げる」という目標の半分にも届かず期限を過ぎた。

    昨年12月、政府は目標達成時期を「2030年までの可能な限り早期」に先送りした。

    日本の女性の大学進学率は男性と同じく半数を超える。

    しかし、指導的地位を占める女性の割合はわずか15%以下にとどまり、女性の平均収入も男性より40%ほど低い。

    その主な原因として、多くの女性が家庭のために仕事を離れた場合、離職時よりも低い役職からしか仕事に復帰できない現状があるという。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf6e59d3cd663e228330cc0c178758549c5445b

    ★1が立った時間:2021/09/11(土) 17:56:07.19
    ※前スレ
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1631350567/


    【【ジェンダー】専業主婦からの正社員復帰は「ほぼ無理」 女性活躍が進まない日本の労働環境】の続きを読む


    夫が変わらないといけないかも。

    多くの先進国で女性の大学卒業率が男性のそれを上回っています。それを受け、日本でも「夫より学歴が高い妻」が増加し、2割を超えました。拓殖大学准教授の佐藤一磨さんは「夫より学歴が高い妻の幸福度を調べたところ、他の学歴の組み合わせの中で最も幸福度が低かった」と指摘。その理由とは――。

    ■男女逆転劇

    みなさんは『大奥』という漫画をご存じでしょうか。

    よしながふみ先生の作品で、江戸時代の大奥を舞台としています。物語のポイントは、多くの男性が謎の疫病によって死んでしまったため、「男女の立場が逆転」している点です。

    徳川家の将軍をはじめ、多くの男性の地位が女性によって担われています。男女の立場が逆転する中、大奥という特殊な環境を舞台に、政治や跡継ぎなどやや大人向けの話題が描かれていきます。ストーリーはどれも秀逸で、つい読みふけってしまいます。

    さて、この物語は「男女の立場が逆転すると、どうなるのか」という疑問に対して、新たな視点を与えてくれます。ただ、これはあくまでも「漫画の中のお話」です。

    現実の日本では、依然として男性の優位性が残っています。

    年収や社会における指導的地位につく割合等、さまざまな面において男性の方が高く、男女間の平等が達成できているとは言い難い状況です。このような状況下では、男女の立場が逆転している例を頻繁に見かけることはありません。

    しかし、世界に目を向ければ、『大奥』までとはいかないまでも、男女の立場が逆転した例が存在しています。

    ■世界で進む高学歴者比率の男女逆転

    図表1はOECD諸国における30歳以下の男女の大学卒業率を示しています。

    図表1が示す事実は、「OECD諸国のほとんどの国において、女性の大学卒業率が男性よりも高い」というものです。

    従来、大学へ進学し、卒業する割合は男性の方が高かったのですが、1990年代以降、女性の大学進学率が伸び、現在では多くの国で女性の大学卒業率の方が高くなっています。このような男女間の大学卒業率の逆転は歴史上初めてであり、多くの国で注目を集めています。

    ■夫婦の「学歴組み合わせ」にも異変あり

    男女間の大学卒業率の逆転は、家族の在り方にも影響を及ぼします。

    中でも興味を集めるトピックの1つが「夫婦の学歴組み合わせ」の変化です。夫婦の学歴組み合わせとは、その名のとおり、「どのような学歴の男女が夫婦になっているのか」を見たものです。

    実は現在、女性の高学歴者比率の増加を受け、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」がOECD諸国で増加しています。そのかわりに「夫の方が妻よりも学歴の高い夫婦」が減少傾向にあるのです(※1)

    このような変化はこれまで見られなかった傾向であり、夫婦の在り方の歴史的な転換点にさしかかっていると言えるでしょう。

    では、日本の現状はどうなっているのでしょうか。

    結論から言えば、日本でも「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」がじわりと増えています。

    国立社会保障・人口問題研究所の福田節也氏らの分析によれば、日本における「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の割合は1980年で全体の12%程度でしたが、1990年には16.1%、2000年には16.2%、そして2010年には21%にまで至っています(※2)

    この日本の動きは、世界のトレンドと一致したものだと言えるでしょう。

    [1] Esteve, A., Schwartz, C., Van Bavel, J., Permanyer, I., Klesment, M., & Garcia, J. (2016). Theendofhypergamy:Globaltrendsandimplications. Population and Development Review, 42, 615–625.
    [2]福田節也・余田翔平・茂木良平(2017)日本における学歴同類婚の趨勢:1980年から2010年国勢調査個票データを用いた分析, IPSS Working Paper Series (J) No.14.

    ■専門学校・短大妻と高卒夫の組み合わせが最多

    「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の増加は、新しい動きであり、その実態は興味深いものです。ここで気になるのは、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」はどのような夫婦なのかという点です。

    先ほどの福田節也氏らの研究では、夫婦の学歴組み合わせの詳細な内容も示しています。その結果を見ると、2000年2010年において妻:専門・短大卒&夫:高卒が50%以上の割合を占めていました。

    これに対して、大卒の妻と高卒、専門・短大卒の夫の組み合わせは徐々に増えているものの、その比率はまだ少ないと言えます。要は「夫よりちょっとだけ学歴の高い妻」と「妻よりちょっとだけ学歴の低い夫」がマッチングしているというわけです。

    ■「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の世帯所得は低い

    次に見ていきたいのは夫婦の学歴組み合わせと「お金」の関係です。図表2は夫婦の学歴組み合わせ別の平均年収を示しています。

    「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」では、ほかの組み合わせの中で最も妻の年収が高くなっています。しかし、その差はあまり大きいと言えません。

    これに対して、夫の年収を見ると、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の値が最も低くなっています。夫の年収がこのように低くなる背景には、夫の学歴構成比の違いがあります。

    「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」では妻よりも相対的に学歴の低い夫の比率が高まります。この結果、どうしても大卒割合が低くなります。学歴と平均年収は連動するため、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」では夫の年収が低めになるというわけです。

    次に、世帯年収を見ると、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の値が最も低くなっています。これは一家の大黒柱である夫の年収の違いをダイレクトに反映しています。

    ちなみに、夫婦の学歴組み合わせと妻の1日の家事・育児時間の関係を見ると、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の世帯と他の場合でほとんど差はありませんでした。いずれの夫婦の組み合わせでも、妻は1日の家事・育児の7割以上を実施しており、その負担は重いと言えるでしょう。

    ■「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の妻の幸福度は低い

    「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」は世帯所得が相対的に低くなっています。そして、妻の家事・育児負担も他の場合と変わらず重いものです。これらの状況は、決して良いものではありません。

    この影響は幸福度の指標にも顕著に表れています。

    図表3は妻の幸福度、日常生活全般に対する満足度(生活満足度)、夫婦関係に対する満足度を5段階で評価したものを夫婦の学歴組み合わせ別に示しています。

    この図では値が大きいほど各満足度が高いことを意味しますが、いずれの指標でも「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の値が一番低くなっていました。この結果は、学歴組み合わせの中でも、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の妻の幸福度、生活満足度、夫婦関係満足度が最も低いことを意味しています。

    背景には、妻が直面する相対的に低い世帯所得や重い家事・育児負担が大きく影響を及ぼしていると考えられます。

    ■2つの格差の解消がカギとなる

    女性の大学進学率上昇による「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の増加は、グローバルなトレンドであり、日本も例外ではありません。しかし、日本の現状を見ると、必ずしも色よいものではありません。

    相対的に低い世帯所得と、他の場合と変わらない家事・育児負担を背景に、妻の幸福度が低くなっています。これは夫婦の在り方に関する1つの課題だと言えるでしょう。

    この課題への解決策は、男女間賃金格差と夫婦間における家事・育児負担格差の解消です。

    もしこれら2つの格差が解決できた場合、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の妻の幸福度が向上すると予想されます。これは、結婚している夫婦全体の幸福度の底上げにつながっていくことになるでしょう。

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    佐藤 一磨さとう・かずま)
    拓殖大学政経学部准教授
    1982年生まれ。慶応義塾大学商学部、同大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。専門は労働経済学・家族の経済学。近年の主な研究成果として、(1)Relationship between marital status and body mass index in Japan. Rev Econ Household (2020). (2)Unhappy and Happy Obesity: A Comparative Study on the United States and China. J Happiness Stud 22, 1259–1285 (2021)、(3)Does marriage improve subjective health in Japan?. JER 71, 247286 (2020)がある。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kyonntra


    (出典 news.nicovideo.jp)

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