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    絆。

     連載「実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から」の第26回。毎日数万人の新規感染者が発生し、2度目のロックダウンを余儀なくされたフランス。なぜこれほどまで感染が拡大してしまったのか──讃井將満医師(自治医科大学附属さいたま医療センターセンター長)が、フランス駐在のビジネスマン、瀧川功氏に現地の生の声を聞く。

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     11月に入り、日本では新型コロナウイルス感染症が再び急速に拡大しています。しかし、より深刻な状況にあるのがヨーロッパです。フランスでは、10月30日から2度目となるロックダウンに踏み切ったものの、11月8日に1日の新規感染者数が過去最高となる8万6000人を記録しました(データWHOによる)。いったいフランスではなぜ感染が拡大したのでしょうか。日本との比較も含め、在仏のビジネスマン・瀧川功さんに実情を伺いました。

    ◎瀧川 功(たきがわ・こう)氏
    東京銀行入行後、主に大企業取引に従事。海外拠点勤務が長く、フランス7年、アメリカ西海岸9年と31年間の銀行員人生の半分以上を海外で過ごす。2012年から2016年まで、三菱東京UFJ銀行パリ支店長。現在、化学品メーカーフランス現地法人駐在。他に日本カトリック学校連合会役員、パリ日本館館長選考委員など。

    讃井 フランスでは約1か月間のロックダウンが実施されています。まず、2度目のロックダウンにいたった経緯を教えていただけますでしょうか。

    瀧川 数日前、ICUの病床占有率が85%まで上昇したというニュースがありました。ロックダウン後もまだ状況が好転していないというのが現状です。

     新型コロナ感染症の新規感染者数が増え始めたのは、夏季休暇期間(バカンスシーズン)が終わる8月下旬頃からです。私が渡仏した10月11日には、新規感染者数は2万6000人に上りました。政府は10月17日から約4週間の夜間外出禁止令(Couvre-feu:クーヴルフ=門限)を決め、夜21時から朝6時の間の外出を制限することにしました。ところが、門限21時ぎりぎりまでカフェレストランに多くの人が集中し、20時台のメトロや電車、市バスなどが大ラッシュとなってしまいました。満員のカフェの中で人びとがマスクを外して喋り続けている様子を見て、「これはやばいんじゃないのか」と思いました。

     実際、新規感染者数はその後も増え続け、病院のベッドも逼迫してきたことから、10月30日についにロックダウン(Confinement:コンフィヌモン=自宅待機)となったのです。その1週間前には、マクロ大統領自らが「2度目のロックダウンを判断するには時期尚早」と言っていたにもかかわらずです。

    讃井 ロックダウンでは具体的にどのような制限がされているのですか?

    瀧川 少なくとも12月1日まで全土で外出を制限し、レストランの営業などが禁止されますテイクアウトは可能)。通勤テレワークを推奨するが、在宅勤務ができない場合は通勤も可能)、通学、通院、生活必需品の買い物、自宅周辺での1時間以内の運動やペットの散歩などは認められていますが、外出する際は必要事項を記入した「特例外出証明書」を携行しなければなりません。春のロックダウンと違うのは、政府が「仕事と教育の継続」をさかんに言っている点です。ある程度経済を回さなければならないと考えているのでしょう。学校(大学を除く)についても閉鎖しない方針です。

     このロックダウンを始めたにもかかわらず感染拡大が止まらなかったため、11月6日からパリを中心に22時からの制限がさらに厳しくなりました。ロックダウンといってもスーパーやピザ屋など食べ物や酒を扱う店は開いていたので、そこに大勢の人が集まっていたのです。それを止めようと、22時から6時まで飲食の小売店の営業が禁じられました。経済を回さなければならないけれど、新規感染者数が全然減らないため、どんどん制限が厳しくなってきているわけです。それでも春のロックダウンより制限が緩いので、12月1日までに収束せず、ロックダウン状態のままクリスマスに突入するのは必至との見方が多いようです。

    感染予防策は守られているのか

    瀧川 とはいえ、緊迫感はもちろんあるのですが、皆おとなしく暮らしているかというと、そうでもないと感じます。日本からフランスを見るとカオス(混沌)に思えるかもしれませんが、現地に来て肌で感じるのは、「フランス人は意外にあっけらかんとしているぞ」ということです。

     フランス人をひと言で表すなら「going my way」。子どもの頃からの教育が大きいと思いますが、日本人と比べて個が確立していて、「自分は自分、他人は他人」というところがあります。じゃあフランス人は群れないかというとそんなことはなくて、ひとりひとりは意見・意思を持っている一方で、皆で集まって何かするのが好きなんです。日本のように感染対策で集まりをやめるとはなかなかならず、いつも通りに生きている――それが感染を広げている一因かもしれません。

    讃井 日本では、マスクをする、3密を避けるといった感染予防策がかなりよく守られています。日本人には公共心・道徳心があるからとも言えるし、同調圧力が強いからという見方もできます。いずれにせよ、事実として日本人は頑張っていると思います。フランスでは感染予防策は守られているのでしょうか?

    瀧川 コロナ以前から日本ではマスクの着用率は高かったと思います。逆に欧米ではマスクで口元を隠すことに抵抗感を持つ人が多いです。マスクをしていると犯罪者を連想するとまでいわれています。実際、春先にフランスの現地法人のメンバーZOOM会議をすると、向こうは同じ部屋の中に何人もいるのに誰もマスクをしていませんでした。「マスクしないの?」と聞くと、「マスクをしたって感染には関係ない」と返されました。

     ところが、8月・9月ぐらいから彼らがだんだんマスクをするようになっていきました。コロナが怖いからか罰金135ユーロが怖いからかはわかりませんが、私が着任した10月には、街中でもほぼ全員マスクをしていました。これは驚くべき変化だと思います。

     よく言われることですが、日本では子どもの頃からうがい手洗いを習慣づけるなど、衛生観念のレベルは世界的に見て非常に高いと思います。海外に住むとそれを本当に実感します。フランス人は足元にも及びません。しかし、コロナ禍フランス人の衛生観念も変わってきたようで、家に入る時に靴を脱ぐ人が増えたといいます。マスクについても意識が変わったのかもしれません。

    讃井 3密回避についてはいかがですか?

    瀧川 3密回避という考え方自体があまり知られていなかったのではないかと思います。ロックダウン前は、カフェにたくさんの人が集まって飲んでいました。また、レストランではテーブルごとに仕切りを作って、ひとつのテーブルに客はひとりとされていましたが、パリのレストランは店が狭いので十分な間隔が取れていませんでした。3密回避を気にしているという印象はありませんでしたし、実際できていなかった。この点でも、日本のほうが対策はかなり進んでいると思います。

    「ジタバタしても始まらない」?

    讃井 PCR検査体制についてはどうでしょう?

    瀧川 症状がある、あるいはちょっと気になるという人はすぐPCR検査を受けられます。1日30万人が検査可能で、しかも無料なので気軽に受けられます。実際、私が着任する前のことですが、会社で感染者が出た際に全員すぐに受けられたそうです。

    讃井 必要な人が必要な時に検査を受けられる体制が整っているのですね。一方で、PCR検査の偽陰性や偽陽性についてはどのような議論がされていますか?

    瀧川 議論を耳にしたことはないですね。日本ではかなり専門的なところまで報道されていましたが、フランスではそこまで突っ込んでいない印象です。テレビではコロナに関してかなり緊迫感をもって伝えていますが、その内容は、夜間外出禁止に意味があるのか無いのかとか、もっと早くからやるべきだったのではないかといった話が中心です。偽陰性・偽陽性については問題にはなっておらず、検査については、「感染の傾向がわかればそれで良いのでは」といったアバウトな考え方のようです。

    讃井 身近で感染された方はいらっしゃいますか?

    瀧川 うちの会社でも、オフィスからも感染者が出ました。かなり近くにコロナウイルスの存在を感じますし、私自身いつ感染するかわからないという危機感を持って注意しています。

     興味深いのは、それに比べて、フランス人はさほど危機感を感じているようには見えないことです。たしかに報道では緊迫感をもってコロナを伝えていますが、私がじかに接するフランス人はわれわれ日本人のように新規感染者数の増減に一喜一憂しません。彼らからは、「ジタバタしても始まらない」といった印象を受けます。一種の諦念なのかもしれませんが・・・。

    讃井 良くも悪くもピリピリしていないんですかね。

    瀧川 そうなんです。良くも悪くも、フランス人は「C’est la vie(セラヴィ:しょうがないさ・これが人生さ)」なんです。そのいい加減さは感染拡大の一因になっているかもしれません。半面、こんな時でも彼らはいつも通りに「生きて」います。

    差別・バッシングを受ける日本の感染者

    讃井 逆に日本人はピリピリし過ぎたと感じますか?

    瀧川 日本でマスクや3密回避が守られているのは、日本人が真面目で責任感が強いからでしょう。ただ、それが行き過ぎてしまっているところがあって、マスク警察自粛警察感染者バッシングが起こっていると思うんです。

    讃井 フランスでは感染者が差別されるようなことはありませんか? 日本のように、感染したら「すみません」と謝らないといけないような空気はないのですか?

    瀧川 私の知る範囲ではないですね。「風邪をひいて休みました」ぐらいの感じで、「申し訳ありませんでした」と謝る発想はまったくありません。

    讃井 それは日本人も見習いたいところですね。日本では、ただでさえ感染して苦しみ、場合によっては後遺症に苦しんでいる人が、さらに差別・バッシングを受けて一層つらい思いをしており、大きな問題になっています。

    瀧川 一見いい加減に思える「セラヴィ」ですが、日本人も真似すべき面があると私は思っています。そこに、「何事にも動じない強い心」が感じ取れるからです。

     ただ、そのように強いフランス人の心さえも、新型コロナ感染症はかなり追い詰めています。日本でも報じられているアジア人差別です。私自身は今回渡仏してから一度も遭遇していませんが、実際に「コロナ!」と指をさされたという友人がいます。一部でストレスのはけ口がアジア人差別に向かっている――フランス人でさえも、相当なストレスを抱えているのだと思います。

    *   *   *

     瀧川さんのフランスでの実体験を伺うと、感染拡大を防ぐのはやはり“社会の標準予防策”(マスク手洗い、3密回避。第12回参照)の徹底なのだとあらためて認識しました。その点、日本人は自信を持っていいと思いますし、感染が拡大している現在も、たんたんと“社会の標準予防策”を行くことが大事だと考えます。

     一方で、フランス人の確立した強い個、その上に立脚する家族や友人との強い繋がり、「セラヴィ」という鷹揚さをわれわれは学ばなければならないとも感じました。新型コロナ感染症の拡大を防ぐ一方で、孤立してしまう人や、運悪く感染してしまった人を優しく包む社会、ウィズコロナ時代にいきいきと生きていける社会を目指すべきだと思うからです。

     メディアの報道からは、なかなかここまで伝わってきません。瀧川さんのように、現地のコミュニティに入り込んで足に地をつけ生活をしている人だからこその説得力がある。素晴らしいインタビューの機会をいただきました。

    11月7日対談 構成・文/鍋田吉郎)

    ※ここに記す内容は所属組織・学会と離れ、瀧川氏と讃井教授個人の見解であることをご承知おきください(ヒューモニー編集部)。

    ◎讃井 將満(さぬい・まさみつ)
    自治医科大学附属さいたま医療センターセンター長・ 麻酔科科長・集中治療部部長
    集中治療専門医、麻酔科指導医。1993年旭川医科大学卒業。麻生飯塚病院で初期研修の後、マイアミ大学麻酔科レジデント・フェローを経て、2013年自治医科大学附属さいたま医療センター集中治療部教授。2017年より現職。臨床専門分野はARDS(急性呼吸促迫症候群)、人工呼吸。研究テーマはtele-ICU(遠隔ICU)、せん妄、急性期における睡眠など。関連学会で数多くの要職を務め、海外にも様々なチャンネルを持つ。

    ◎鍋田 吉郎(なべた・よしお
    ライター・漫画原作者。1987年東京大学法学部卒。日本債券信用銀行入行。退行後、フリーランスライターとして雑誌への寄稿、単行本の執筆・構成編集、漫画原作に携わる。取材・執筆分野は、政治、経済、ビジネス、法律、社会問題からアウトドア、芸能、スポーツ、文化まで広範囲にわたる。地方創生のアドバイザー、奨学金財団の選考委員も務める。主な著書・漫画原作は『稲盛和夫「仕事は楽しく」』(小学館)、『コンデ・コマ』(小学館ヤングサンデー全17巻)、『現在官僚系もふ』(小学館ビックコミックスリッツ全8巻)、『学習まんが 日本の歴史』(集英社)など。

    ◎本稿は、「ヒューモニー」ウェブサイトに掲載された記事を転載したものです。

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    戦争の無人化が進んでいる。

     空対地ミサイルを2発搭載できるトルコ製の大型無人機TB-2。アゼルバイジャン軍による無人機戦術の「真打ち」として登場した
    空対地ミサイルを2発搭載できるトルコ製の大型無人機TB-2。アゼルバイジャン軍による無人機戦術の「真打ち」として登場した

    強力な対空防御網を携えた重厚な戦車がドンと陣取り、作戦を進めていく――。そんな従来型の戦場は今後、姿を消していくのかもしれない。

    ゲームチェンジャーは「無人機」。中央アジアの紛争ではっきり見えた、新たな戦術の脅威を徹底分析する!

    (この記事は、10月12日発売の『週刊プレイボーイ43号』に掲載されたものです)

    ■大型の無人機をおとりにした特攻作戦

    9月27日アゼルバイジャン(以下、アゼル)国内のナゴルノ・カラバフ自治州で始まったアゼル軍とアルメニア軍の軍事衝突。その背景はかなり入り組んでいる。

    ナゴルノ・カラバフ自治州はアゼル国内に位置するものの、アルメニア人による未承認の政府が実効支配している。そして、今回の衝突の引き金アゼルアルメニアのどちらが引いたかは明らかではないが、周辺諸国はさまざまな思惑から両国を後押ししているのだ。

    国際政治アナリストの菅原出(いずる)氏が解説する。

    【写真】アルメニア軍の対空ミサイルS-300

    アゼルを主に後押ししているのはトルコです。トルコは、停戦合意したリビア内戦に参戦していた傭兵(ようへい)をナゴルノ・カラバフの戦闘に送り込んでおり、アルメニア側はその規模を約4000人と見積もっています(実際の数字は不明)。

    一方、アルメニアのほうはトルコと関係の悪いUAEが後押ししていて、今回の戦闘にUAEが支援するシリアイラクのクルド民兵が加わっているようです。

    この紛争の背後には中東をめぐる『トルコvsUAEイスラエルサウジアラビアエジプト連合』の対立構図が見られます。トルコ弱体化を狙って反トルコ勢力がアルメニアを支援し、逆にトルコはこの機会に勢力拡大をもくろみ、紛争が激化しているのです」

    前述のとおり、ナゴルノ・カラバフ自治州はアルメニア人が実効支配している。そのため、「待ち構える自治州軍・アルメニア軍vs攻め込むアゼル軍」というのが衝突の基本構図だ。


    フォトジャーナリストの柿谷哲也氏が、アルメニア側の体制を解説する。

    「自治州は陸軍の兵力2万5000人、空軍のSu(スホーイ)-25攻撃機2機、Mi(ミル)-24戦闘ヘリ4機を有し、さらにアルメニア陸軍のT-90戦車、T-72戦車、ロケットランチャーも駐留しています。

    そして空軍戦力は脆弱(ぜいじゃく)であるものの防空体制は整っており、ロシア製のS-300長距離対空ミサイル、9K33オサー短距離対空ミサイルを配備しています」

    これに対して、アゼル軍が差し向けた"刺客"は―大小さまざまな無人機ドローン)だった。

    まず、アゼル領内から次々と離陸したのは旧式のAn(アントノフ)-2輸送機北朝鮮では特殊部隊を敵地に潜入させるために使われているこのAn-2を、アルメニア防空部隊は次々と撃墜した。

    しかし、これは罠だった。アゼル軍のAn-2は簡易なラジコンのように改造された無人機で、単なる"おとり"だったのだ。

    続いて、アゼル軍の移動車両から空に放たれたのは、イスラエル製の全長2.5m、翼幅3mの無人機「ハロップ」。高いステルス性と最大1000㎞の飛行能力を備え、標的が発する電波を感知すると自律飛行で"特攻"し、自爆攻撃を行なう。

    "カミカゼドローン"の異名を持つこのハロップは、An-2が撃墜される際、アルメニア軍のS-300対空ミサイル発射システムレーダー電波を感知し、23㎏の爆薬を抱えて特攻。アルメニア軍の"対空防御の要"を次々と破壊した。同様の手法で、計14基の短距離対空ミサイルシステム9K33オサーもハロップの餌食となった。

    こうして航空優勢が確保された自治州上空に向けて、今度はアゼル領内からトルコ製の大型無人機バイラクタルTB-2(全長12m、翼幅6.5m)が離陸した。

    「TB-2は2019年からイラクリビアシリアで実戦投入されています。24時間滞空でき、行動半径は150㎞。トルコ国産のMAM-L空対地ミサイルを2発搭載しています」(前出・柿谷氏)

    TB-2は自治州上空に侵攻すると、戦車を中心とするアルメニア機甲軍に襲いかかった。さらに、無人機による弾薬庫の破壊も相まってアルメニア軍の劣勢はますます強まり、自治州ではアルメニア軍の敗走が始まったとの報道もある。

    アゼル軍が投入した輸送機An-2の無人機型を、アルメニア軍の対空ミサイルS-300(写真)が撃墜する際の電波を別の無人機が感知し、特攻を仕掛けた
    アゼル軍が投入した輸送機An-2の無人機型を、アルメニア軍の対空ミサイルS-300(写真)が撃墜する際の電波を別の無人機が感知し、特攻を仕掛けた

    ■無人機戦術の利点は「無人であること」

    アゼル国防省は、この紛争で自国軍の無人機から撮影された映像を次々と公開している。とりわけ衝撃的なのは、アルメニア軍の戦車や装甲車が無残にやられていく映像だ。空対地ミサイルの餌食となり炎上する戦車、あるいは戦車や装甲車に特攻していくカミカゼドローンからの映像......。

    前出の柿谷氏は、戦車を中心とする陸上部隊に対する無人機攻撃の特性についてこう説明する。

    無人機は対戦車ヘリコプターと比べ小型で探知がしづらい。そのため、一般的にハッチがあり装甲が薄く戦車の弱点とされる直上から攻撃できる点が特に有利です。

    例えばシリア内戦でも、シリア政府軍の戦車は無人機による通常爆弾攻撃で被害を受けています。また、特攻タイプカミカゼドローンは、いわばステルス性の高い"対戦車巡航ミサイル"の役割だといえるでしょう」

    そしてもちろん、無人機戦術の最大の特徴は「無人である」という点だ。無人機に詳しい元航空自衛隊空将補の杉山政樹氏はこう語る。

    味方の兵士が死ぬリスクを冒さずに攻撃できるわけですから、安価で安全な軍事作戦であることは間違いありません。まともな空軍戦力がなくても、安上がりな無人機で航空優勢をつくれるとなると、その敵側からすれば従来のような戦車の戦い方がもうできなくなるというケースも大いに出てきます。

    無人機の攻撃にいいようにやられてしまうような状況なら、戦車はいわば"走る棺桶(かんおけ)"です。火を噴く戦車の映像は、それを象徴していると思います。現在、米海兵隊が戦車部隊の撤廃を検討しているという話も、そういった点を考えてのことでしょう」

    ■自衛隊には防御策がない?

    人的被害がなく、コスト面でも優秀な無人機戦術。大型・高性能・高価な無人機となればやはり今も最強なのは米軍だが、近年、この分野において"物量作戦"を準備しているのが中国だ。

    「このアゼル軍の無人機戦を見て、頭に浮かんだのが中国です。中国は近年、台湾の対岸地域に無人機専用基地を造っていると聞きます。もし台湾有事となった場合、今の中国と台湾の空軍戦力の差に加え、無人機によるスウォーム攻撃(集団攻撃)が加わったら、圧倒的に中国側が優位になるでしょう。

    また、日本にとっても対岸の火事ではありません。中国空軍が戦闘機などの大型有人機をどれだけ保有しているかはある程度判明していますが、無人機の機数はまったくの不明です。こちら側がせいぜい100機、200機だと考えているところに、500機、1000機と投入されたら、守り切ることは極めて難しくなります」(杉山氏)

    もちろん、こうした事態に軍事大国がただ手をこまねいているわけではない。9月3日には、米空軍ネバダ基地で、移動式レーザー兵器による無人偵察機の撃墜テストに成功したとの報道もある。

    元米陸軍大尉で、第82空挺師団時代には対戦車戦闘班に所属していた飯柴智亮(いいしば・ともあき)氏が言う。

    無人機用の電子兵器開発は現在最もホットな分野で、妨害電波で無人機を無力化するシステムが各種開発されています。また、"戦車の敵は戦車"とよく言いますが、それと同じように"Anti-UAV UAV"、つまり無人機UAV)を無力化するための無人機の開発もすでに始まっており、今後加速していくと自分は予測しています」

    しかし一方で、世界最大の無人機開発・生産・運用国である中国の脅威に対し、日本の態勢は極めて不十分だと前出の柿谷氏は指摘する。

    「世界各地の武器展示会で無人機の展示を見てきましたが、最近は電子戦型の進化が目覚ましい。ミサイルや爆弾を搭載するのではなく、部隊系の通信網を麻痺(まひ)させるための無人機が今後はどんどん登場してくるでしょう。

    こうした動きがあるにもかかわらず、日本は対無人機戦の研究・対策に関して世界から著しく遅れていると感じます。その理由のひとつは、国内メーカーによる開発に固執し、外国製の新しい無人機とその防御装置をどんどん試しながら技術を更新していくという考え方がないからでしょう。現状では無人機に対する防御策もほとんどないといっていいと思います」

    激変するトレンドから日本はすっかり取り残されてしまっているようだ......。

    取材・文/小峯隆生 写真/時事通信社

    空対地ミサイルを2発搭載できるトルコ製の大型無人機TB-2。アゼルバイジャン軍による無人機戦術の“真打ち”として登場した


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    ガソリン車の時代が終わろうとしている。

    1 ばーど ★ :2020/11/18(水) 10:50:18.51

     【ロンドン共同】英政府は17日、ガソリン車とディーゼル車の新規販売を2030年までに禁止すると発表した。これまでの方針である35年から5年早めた。ハイブリッド車(HV)に関しては従来の計画を維持し、35年に禁じる。温室効果ガスの排出量を50年までに実質ゼロにする目標の達成に向け、電気自動車(EV)の普及を推進する。

     米カリフォルニア州がガソリン車などの新規販売を35年までに禁じる方針のほか、中国でも同年までに一般的なガソリン車の販売ができなくなる方向。気候変動問題への対応が急務となる中、各国で同様の動きが加速しそうで、自動車メーカー各社は対応を迫られる。

    2020年11月18日 08時11分 (共同通信)
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/69075?rct=national


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    (出典 dol.ismcdn.jp)


    コロナが広がっている。

    1 影のたけし軍団 ★ :2020/11/17(火) 08:38:57.89

    スウェーデン政府は16日、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、9人以上の集会を禁止すると発表した。
    地元メディアなどが伝えた。

    全土のロックダウン(都市封鎖)を避け、他の欧州諸国と比べ緩やかな規制にとどめてきたが、10月末ごろから感染者数は急増。
    厳しい行動規制を課さない独自路線から一転、規制強化に踏み切らざるを得ない事態となっている。

    ロベーン首相は記者会見で、都市封鎖導入は不要だとの考えを改めて表明。

    一方、政府が打ち出してきた「要請」や「勧告」に従わない人が増えており、
    これまでより厳しい「禁止措置」を導入せざるを得ないと説明し、
    ジムや図書館通い、外食、パーティーなどを全て「中止」するよう国民に求めた。

    政府はこれまで最大50人の集会を認めていた。
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66303670X11C20A1EAF000/

    8人超えるイベント禁止 コロナ寛容対応のスウェーデン
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111700161&g=int
    スウェーデンでは13日、1日当たりの新規感染者数が過去最多の5990人を記録。
    累計感染者数は17万7355人、死者は6164人となった。


    【【スウェーデン】 一転規制強化、外食、パーティーなどを全て「中止」するよう国民に求める】の続きを読む



    (出典 www.newsweekjapan.jp)


    本当に恐いです。

     欧州では再び新型コロナウイルスの流行が広がり、各国がロックダウンに踏み切っているが、流行に伴い深刻な問題と化しているのが「アジア人差別」だ。特にフランスは差別が顕著で、ロックダウンとなったことで人々のフラストレーションアジア人に向き、新型コロナウイルスの流行はアジア人のせいだとして危害を加えようという運動がSNSを中心に展開されている。SNSでは1週間ほど前から「アジア人を見かけたら殴れ」「アジア人に制裁を加えよ」といった言葉が多く投稿されてきたが、ここにきて、実際に被害を受けたアジア人が出てきたようだ。

     ​>>「アジアの女には性的虐待をしたって構わない」コロナ感染再拡大で欧州に広がるアジア人差別、手を出された被害者も<<​​​

     パリに住む20代中国人女性はマスクをきちんと着用して電車を待っていると、警察官に止められ、「マスクをしろ、もっと顔全体を覆え」と因縁をつけられたそうだ。女性はきちんとマスクをしていたと説明してその場を去ったが、警察官はわざと女性に聞こえる声で周囲の人と悪口を言い始めたという。

     「私がその場を少し離れると、警察官は近くにいたフランス人と『アジア人は電車に乗るべきではない』『アジア人はコロナを運んだ。アジア人がしたことは許されない』と話していました。悲しいというより、そんなふうに言われることが怖かったです」(20代中国人女性)

     また20代ベトナム人女性はマスクをして礼儀正しくバスに乗っていたにもかかわらず、近くにいた老人男性と中年男性の乗客に「アジア人はさっさとバスから降りろ」「フランスから出て行け」と罵られたそうだ。聞こえないふりをしていると、中年男性につばを吐くような仕草をされ、身の危険を感じたと振り返る。

     さらに在仏アジア人家族も被害に遭っている。フランス在住歴が10年近くになる中国人家族は、幼稚園に通う息子が周りの子どもたちから「コロナ」というあだ名で呼ばれていたことにショックを受けたそうだ。しかしもっとショックだったのは、子どもたちの親の態度だという。

     「子どもの差別発言を聞き、親は注意するものだと思っていましたが、むしろ『〇〇君(息子の名前)には近付かないように、〇〇君たちのせいでフランスは大変なことになっているのよ』といったことを言っていて悲しくなりました。今は、息子を幼稚園に行かせるのもためらっています」(中国人家族の父親)

     日本人アジア人として差別の対象になってはいるものの、あまり外出をしないなどの対策を取っているからか、目立った実害は出ていないと在仏日本人は話す。しかし日常生活で差別を感じる場面に遭遇することはあるそうだ。

     「2回目のロックダウン後、仕事で会った人に、『コロナじゃないよね?』と言われることは数回ありました。相手は冗談のつもりでしょうが、そういった冗談を言っていい雰囲気があることに憤りを感じます。フランス社会が差別を許していると言わざるを得ません。私の周りの日本人に話を聞くと、どうしても外出しなければならない時は、帽子を目深にかぶったり下を向いて歩くという人は多いです」(フランス在住日本人)

     こういった差別に対しては在仏アジア人たちが「#JeNeSuisPasUnVirus(私はウイルスではない)」というハッシュタグをつけてSNS上で差別反対を訴え対抗している。すべてのフランス人がアジア人差別に関与しているわけではないものの、つらい思いをしている在仏アジア人は少なくはないようだ。

    画像はイメージです


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【フランス、警察がアジア人に「顔全体を覆え」 差別横行で外出時は恐怖「下を向いて歩く」の声も】の続きを読む

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