石川 達紘(いしかわ たつひろ 1939年4月4日 - )は、日本の検察官。退官後は弁護士(第一東京弁護士会)。 検察官としては、東京地方検察庁特別捜査部長(東京地検特捜部長)を経験。名古屋高等検察庁検事長を最後に退官した。 山口県出身。1958年下松工業高校工業化学科卒業。1962年中央大学法学 8キロバイト (1,023 語) - 2020年10月12日 (月) 00:59 |
今回の池袋事案とよく似たケースがある。元東京地検特捜部長で弁護士の石川達紘被告(81)の公判だ。
元特捜部長も「天地神明に誓ってアクセルを踏んでいない」
石川被告は、2018年2月18日、車を路上に止めて降りようとした際に誤って急発進させ、時速100キロ超で約320メートル暴走させ、東京都港区の歩道上で堀内貴之さん(当時37歳)をはねて死亡させたとして起訴されている。問われているのは、自動車運転処罰法違反の過失致死罪で、過失犯だ。被害者は死者のみだった(けが人がいなかった)ため、致死傷ではなく致死になっている点が飯塚被告と違う。
石川被告の初公判は20年2月。事故から2年を要している。しかも、飯塚被告と同様、逮捕されることなく、書類送検、在宅起訴の手順を踏んでいる。キャリアをいうと、石川被告は1989年に特捜部長に就任し、99年~2001年に福岡と名古屋の高検トップの検事長を歴任している。検事長はいわゆる「認証官」で、天皇陛下からの認証を受けるという、まさに「上級国民」だ。
さらに、石川被告も初公判で「天地神明に誓ってアクセルを踏んでいない」と、無罪主張した。事故原因については「車体の不具合で加速した」と、飯塚被告と同様に「車のせい」にしたのだ。石川被告の公判では、事故で死亡した男性の妻が「(石川被告が)裁判で『私も被害者だ』と話しており、胸をえぐられるようだった」と証言しており、被害者遺族の心の傷に追い打ちをかける形になっている。
折しも2日に開かれた論告公判で、検察側は石川被告に禁錮3年を求刑した。この後、最終弁論公判、判決公判までのスケジュールを考えると、公判は1年近くに渡る可能性が高い。さらに、有罪判決が出て石川被告がさらに争った場合、審理は2審(控訴審)に移って長期化するだろう。飯塚被告の公判も、被告の無罪主張によって長期化が予想される。その間、被害者遺族は闘い続けなければならない。そして、石川被告の「禁錮3年」という求刑は、多くの場合、執行猶予判決の相場だ。飯塚被告の求刑は今後どうなるのか、気になるところだ。
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=40837
石川は2018年2月18日午前7時10分すぎ、東京都渋谷区内の道路にレクサスLS500hを停車。シートを後ろにずらして休憩しゴルフ仲間が来るのを待った。石川は約7分、その場で停車していたとされる。
シフトポジションはD(ドライブ)レンジだったが、レクサスLS500hは、フットブレーキを踏んで車が停止した場合、Dレンジに入れたままでフットブレーキから足を離してもフットブレーキが作動したまま停車状態を保持できる「ブレーキホールド機能」を採用しており、石川はこのブレーキホールド機能を作動させていたとしている。
ブレーキホールド機能を作動させておくと、車を停止した状態が3分続くと自動的にブレーキホールド機能が解除されて電動パーキングブレーキに移行する。いずれにしろ、ドライバーが運転席を離れても車は動かない。
まもなく仲間がゴルフバッグを持って現れたため、石川は車の後部トランクへの荷物の搬入を手助けしようと、トランクを開け、シートベルトを外してドアを開けて右足から外に出ようとしたところ、車が動き出した。
https://bunshun.jp/articles/-/38850
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