中国の崩壊

NO.9283171 2021/02/26 11:58
習近平、ついに“自滅”か…アメリカの論文が予想した中国「大崩壊」の末路
習近平、ついに“自滅”か…アメリカの論文が予想した中国「大崩壊」の末路
■以前から指摘されていた中国の弱点
米国の対中戦略に関する匿名論文を紹介した先週のコラムは幸い、多くの反響をいただいた(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80395)。

そこで、今週も続編を書く。

私が注目したのは、中国の強さではなく、弱さについてだ。中国の弱さはどこにあるのか。

先週は主にポリティカ版を基に紹介したが、要約でも、かなりの長文である。

今週は本体の大西洋評議会版を基に紹介するが、日本語に訳せば、1冊の本になるほどの分量なので、それでもごく一部にすぎない。

まずは「中国の本質的な矛盾について」である。

論文は次のように指摘する。

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〈中国のシステムは、解決できない構造的な亀裂を内部に抱えている。

もっとも壮観なのは、レーニン主義の政党が「イデオロギーの構造」である一方で、民間部門は果てしない成長を求める「市場の絶対命題」を抱えている点である〉
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この矛盾は従来から、あちこちで指摘されてきた。

政治がイデオロギーに支配され、人々の自由に制限を加えているので、自由取引によって成立する市場経済はフルに機能しない。

それでは、長期的な成長が望めないのだ。



【日時】2021年02月26日 06:01
【ソース】現代ビジネス