(出典 i.ytimg.com)


海外では違いますね。

 俳優の伊勢谷友介氏が大麻取締法違反の疑いで逮捕され、またも薬物汚染がお茶の間を騒がせている。近年、大麻については海外と比較して合法化を呼びかける声も少なくないが、果たして薬物事情の現実はいかなるものなのか?

◆欧州では「合法」の誤解

 当サイトでは過去にも欧州の薬物事情を取り上げてきたが、たしかに日本よりは“リベラル”で大麻などに緩いイメージも強いものの、いまだに「合法」という国は見当たらない

 例えば、日本で「合法」だと言われがちなチェコオランダも、一定量の所持などは認められているが、「非犯罪化」されていると言ったほうが正しいだろう。同じく、ドイツなども州によってルールは異なる。決して「シロ」ではなく、あくまで「グレーなのだ。

 ただ、一般的に大麻に対しての取り締まりや世間の目が寛容なことは間違いない。筆者が滞在しているポーランドでも、週末に街を歩いていると明らかタバコではない香りが漂っていたり、レストランやバーの喫煙席(屋内は基本的に禁煙)で堂々と大麻を吸っている人を見かけることは珍しくない。

 「欧州各国で出回っている大麻は、暖かいスペインポルトガル産のものが多い」と語るのは、“副業”で大麻を販売しているGさん(32歳)だ。日本よりも“先進国”とされているヨーロッパの薬物事情はどうなっているのだろう。

◆「副業」で平均月収を稼ぐ売人
 ポーランドの平均月給は約13万円。そんななか、薬物の値段は概ね次のとおりだ。

「地方都市では大麻で1グラム1100円〜1400円コカインで8500円ぐらいですね。首都のワルシャワなど大きな街では物価も高いので、ドラッグの値段ももう少し上がります。大麻に関しては、数年前までは1000円を切っていたので、これでも『高い』と文句を言われることが多いです」

 Gさんは週5日、しっかり本業で働きつつ、月に8万4000円〜14万円ほどの収入を大麻で得ているという。つまり、好調な月であれば平均月収よりも稼ぐことができるわけだ。

「売っているのは大麻だけで、それも客は知り合いがほとんどです。悪いことをしているという意識は全くないですね。コカインMDMAなどはトラブルに巻き込まれる可能性もあるし、体にも悪い。それに目立つと警察にも犯罪組織にも目をつけられます。たまに自分で楽しんだり、友達にわけるぐらいで、『売り』には出していません。ポーランドは欧州一覚せい剤が安くて多いとも言われますが、もちろんそういったものにも絶対手出しはしませんね」

 今年は猛暑が続いたことやコロナウイルスの影響で大麻は品薄が続いているが、あくまでもドラッグ・ディールは副業。Gさんは大麻の入荷量が減り続けるようであれば、そのままフェードアウトしていくことも考えているという。

◆突然、ハサミを手に取り……
 Gさんの話を聞いていると、たしかに欧米では大麻に対しての向き合い方が違うと感じさせられる。しかし当たり前だが、そこには負の面も当然ある

「中には質が悪くMDMAなどが混じっているものもありますし、やはり乱用する人もいます。ほとんどの人は仕事のあとや、週末飲みに行ったときに一服するカジュアルユーザーですが、家に引きこもって吸い続けるような常習者になってしまう人も。そうすると社会生活を送るのも、ままならなくなってきます」

 また、筆者が取材でGさんの家を訪れたときも、ただならぬ光景を目にすることがあった。

 例えば、大麻を購入しにくるやいなや、ソワソワした様子でハサミを手に取り、冷蔵庫にあったペットボトルを刻み始め、手製の「ボング」(喫煙するためのろ過装置)を作り始める客。記憶が混同しているのか、Gさんに10分おきに電話をかけてくる客……。たとえ大麻といえども中毒になれば、「リラックス」するはずが常に落ち着かない状態になってしまうのだ。


 当のGさんも、「入荷待ち」の状態が長く続いたせいか、「どこかに残ってなかったかな……」と、取材中にキッチンの戸棚などを開け閉めするなど、やはり様子がおかしい

 そして、他の薬物にハマってしまう「ゲートウェイドラッグ」であることも否めない。

「大麻はリラックスして落ち着きますが、眠くなってしまう効果も強い。そこで遊びに行ったときはハイな状態をキープするため、コカインを併用する人も多いです。ただ、コカイン中毒性も値段も高いので、いったんハマってしまうと経済的にも使用量的にも、自己コントロールが効かなくなってしまうのも早いです」

 コカインは「手元にあれば、あるだけ吸いたくなってしまう」とGさんは語る。「割り勘」で購入したはずが量を誤魔化し始めたり、入っていた袋に残った粉を舐めたりと、中毒になると手がつけられなくなってくるのだという。

「何事もほどほどが一番ですが、特にドラッグはそのほどほどを見極めるのが難しい。日本は特に厳しいと聞きますけど、万が一合法化することがあるなら、付き合い方や自分への効き方など、まずはよく『学ぶ』べきでしょうね」

 芸能人の薬物汚染などが報じられるたびに賛否両論溢れる大麻だが、光と闇、どちらにもスポットライトを当てていく必要がありそうだ。

<取材・文/林 泰人>

【林泰人】
ライター編集者日本人の父、ポーランド人の母を持つ。日本語、英語、ポーランド語のトライリンガルで西武ライオンズファン



(出典 news.nicovideo.jp)

kinven05

kinven05

伊勢谷友介逮捕で高まる大麻合法化の声> 極々少数の意見をさも世論であるかのように言うの止めてくれませんかねぇ・・・ 政治家への誹謗中傷よりも性質が悪いぞ

ccc

ccc

逮捕されたので合法化しましょう。どんな理論?

名無しさん

名無しさん

合法化って言ってる奴らに、合法化した後に危惧される問題を解決出来るやつ、もしくはその脳みそがある奴がいないんだよな笑

どー

どー

どこで高まってるんですかね?薬中同士のコミュニティ内でですか?

ALTAIR

ALTAIR

児ポの所持で逮捕されたら解禁される...わけねぇーだろ。阿呆か

ゲーム巡り人

ゲーム巡り人

医療用大麻は末期がん患者への鎮痛剤として痛みにしか効かないモルヒネと違ってうつ状態になりがちな患者の精神面もフォローできるから患者のQOLのためにも解禁すべき 娯楽用は議論するべきだが覚醒剤とかのアッパー系で犯罪を誘発する薬物とダウナー系の大麻を一緒に考えない方が良い 日本人の多くががんで死ぬんだから病床で落ち込みながら死ぬのは禁止を叫んだ人間の自己責任だぞ

ゲスト

ゲスト

なるほど、こいつら的には大麻がリベラリズムの象徴的な認識なのか。そこがズレてるんだね。

kosuke

kosuke

えらく売人と親しげですね

geso

geso

大麻の薬効成分だけ取り出して薬剤化した薬品は既に認可済なのでわざわざ医療用大麻として解禁する必要はない

ゲスト

ゲスト

頭ホリエモンかよ…。高まってなんかないから座ってろ。

fullbocco

fullbocco

スピード違反で捕まって何故か違反者への擁護論が起こって法律がおかしいから速度制限を上方修正しろとか、言ってることが何もかもおかしくて理解不能。

ゲスト

ゲスト

そもそも、売人とのコミュニティが発生した時点で、危険人物だから公安マークしろ

ゲスト

ゲスト

大麻で誰かが捕まるたびに合法化合法化!って狂ったようにニュースが乱立されるよな。

kinven05

kinven05

逮捕されたので合法化しましょう。どんな理論?> 記者自身もラリってるのかも

ただいま絶望中

ただいま絶望中

取材中に「どこかに残ってないかな…」とキッチンの戸棚を開け閉めしたりしていたって完全に中毒患者じゃねーかwよく合法化とか言えるもんだわ

タマサブロウ

タマサブロウ

芸能人が逮捕されたから合法化って発想がわからんわ。普通ならもっと厳しく取り締まれ、でなるもんだが

塵塚怪翁

塵塚怪翁

「麻薬を合法化してグローバル化しましょう」、頭に何か湧いているのだろうか?

志士丸@

志士丸@

なんかわかる。知ってる猫もちゅーるの袋をもうないってのに舐め続けてた。中毒は怖い。で、その売人捕まえたの?犯人隠匿?

pache357

pache357

ハーバーの社員も全員検査してもらった方がいいんじゃない?見えないものが見えてるような記事ばっかり書いてるし。

目玉の親父.

目玉の親父.

伊勢谷友介逮捕で高まる大麻合法化って、ようするに犯罪を犯しても大麻を吸いたくて仕方ない奴が、声を大にして叫んでるということでしょ。大麻に依存症がないのなら、そもそも吸う必要もないよな?