(出典 wedge.ismedia.jp)


大きく変える必要性があります。

 アメリカにおける黒人男性の暴行死に抗議するデモは、史上最大規模に膨れ上がっている。先週末も、抗議デモが各地で行われた、首都ワシントンでは数万人が参加し、過去最大規模になった。

▶【動画】差別を招くのは集団心理?

 警察官による暴行事件も問題になっている。ニューヨーク州では4日、抗議デモの最中に警察官2人が75歳の白人男性を突き飛ばすと、男性は頭を強く打って重傷を負った。 2人は直ちに停職処分となり、6日に暴行の疑いで訴追されたが、この2人を擁護する動きも出ており、出廷した裁判所の前には、訴追に抗議する警察官や市民が集まった。

 また、新型コロナウイルス感染拡大の不安もある。ワシントンポストによれば全米23州とワシントンで、過去7日間に新型コロナウイルスに感染している人が増加していることもわかった。ニューヨークの州政府は、デモの参加者にPCR検査を受けるよう、呼びかけている。抗議デモはイギリスロンドンでも拡大。イギリスでは現在、6人を超える集会は禁止されており、保健相が不参加を呼びかけたものの、数万人と見られる参加者が集まった。

 そんな中、謎の路上芸術家と言われるバンクシーも、自身のインスタグラムに黒人への人種差別をテーマに、新たな作品を投稿。黒人以外の人々に、差別を自分の問題として受け止めるように警鐘を鳴らした。

 今や白人、黒人だけでなく、世界中の関心事となっている今回の抗議デモだが、臨床心理士で心理カウンセラーも務める明星大学准教授の藤井靖氏は、まず欧米諸国に行った際、アジア人であることで受けた身近な差別の実体験から語りだした。

 藤井氏「アジア人の序列がすごく低いと感じる。例えばアメリカに行っても、細かいことだがレストランで注文を取りに来る順番が違うとか、ステーキの厚みがちょっと違う気がするとか。ヨーロッパ行った時に、通りで店に入っても、物を見てる時にちょっと触っただけで警備員の人が寄って来たりとかっていうこと何回かあるので、思い込みや勘違いとして説明するのは難しいといわざるを得ない」

 暴行されたり、罵声を浴びせられたり、ということではないが、暮らしの中にある小さな差別は容易に体感できるという。「私は仕事で一時的に渡航しているだけなので耐えられる。しかし、そういうことが日常的にあるとすれば、例えば黒人の人々も日頃の積み重ねとか鬱積みたいなものが、今このタイミングで出てきてしまってる感じもする」と、暴行死をきっかけに爆発したのではという見解を示した。

 心理学の専門家としては、個人の中で固定化された「差別意識」については、現在のところ「ない」という結論があることを紹介した。自分自身が認識できていないような意識を計測するテスト(潜在連合テスト)においても、個人レベルでは、試行のたびに結果が変わることから、一貫した強固な差別感情は存在していないと判断できるのだそう。ただし、結果が流動的であるということは、体調やその時に置かれている環境や役割によって、差別意識を反映した行動が出たり出なかったりするということ。今回問題になっている白人警官についても、普段から黒人に対して差別的な態度を取っていたかというと、そうとも言い切れず、あくまでも事件の時には被害者である黒人に対する逸脱した言動が出たということ、とみることもできる。

 個人ではいつも差別をするとは限らないし、本質的な差別主義者は多くないが、これが集団心理となれば話は変わるというのが、藤井氏の説だ。黒人、白人の問題は、ここ最近の話ではなく、人類の歴史とも言えるほど長いもの。「集団心理の賜物。それを無くそうという趣旨であっても、人種差別というワードが繰り返し出て、集団レベルで人種というものを意識すればするほど、実は差別という概念や意識がなくならないジレンマを抱えてるかなと思う」と推測した。普段はそれほど気にも止めない事柄も、人と人との相互作用によって気になり出したら収まらない。そんな状況なのだという。加えて藤井氏は「その意味では、個人のレベルで、人種うんぬんに関わらず、人との接し方の在り方を考えるべきというのが本質論だと思う」とした。

 集団心理を形勢するという意味では、日本の会社のシステムにも似たところがある。長く男性社会・学歴社会とされてきた日本において、少しずつ意識も変わってきた。だが、実際にそのシステムが大きく変わったかといえば、そうでもない。「古くからの蓄積で、誰かが決めたことがただ単に惰性で続いてきているだけで、そこに明確な論理的・合理的裏付けがあるとはいえない。今や『すでにあるシステムであって、みんなもそうしているから自分もそうする』という類の、やはり集団心理の産物だと思う」と、特に大きな疑問を持つことなく、流れのままに過ごしてきた結果だと指摘した。その上で、「例え一時的に不具合が生じたとしても、どこかのタイミングでは、誰かがドラスティックな改革をしないと、システムから喚起される差別意識や被害感情はなくならない」と、集団心理・意識ごとひっくり返すような改革が必要だとしていた。
ABEMA/『けやきヒルズ』より)
本質的な差別主義者は実はいない? 繰り返される黒人差別に臨床心理士「システム改革ないと差別なくならない」


(出典 news.nicovideo.jp)

langley

langley

アメリカの場合、黒人用警察、白人用警察、こう区別すれば問題ないだろう。犯罪者の人種によって、同じ人種で対応すればいい。不正とかの監視も同じ人種と全て人種別けすればいいよ

ゲスト

ゲスト

うーん、極東で差別扱いされてはや何千年。明け透けに差別問題が声高に叫ばれるけど日本と違うなと思うのが、殺されたらしい兄弟の家族が「もう辞めてくれ、暴動は違う!」と言っている、日本ならまず、この家族の意思を尊重すると思う。だけど、米は日本と違うのも分かる。何にせよ、暴動を期に意思も無いのに参加する人は論外とだけ極東の人間からは言える。あとは、分からない……

jin

jin

バンクシーの作品が表現しているのは過剰な反差別運動が国家を崩壊させるという皮肉だと思った

NGA

NGA

本質的な潔癖症が存在しないのと同じ理屈ですな

イントレ

イントレ

パリの一流カフェテラスでは指定しない限り、アジア人は無条件に店内の奥に案内される。テラス側には白人が座った方が見栄えがいいわけだ。今でも変わらないね

ゲスト

ゲスト

アメリカ国籍を持っていない、アメリカ国籍ではない。 つまり「外国籍者」による破壊活動を、「人種」に摩り替えてはいけません。 韓国に住んでる「在韓日本人」だって、韓国国民と差別化されてますよ。

ゲスト

ゲスト

「システム改革ないと差別なくならない」 ←← 例えば、「アメリカ国籍の黒人」と、「外国籍者の黒人」を、こういうテレビカメラで撮影した時、瞬時に分類されるシステムとかね。 香山リカ、津田大介、安田浩一、安田純平をこのカメラで撮ってみたい

ゲスト

ゲスト

争点は、「アメリカ国籍か、外国籍の在米外国人か」だよ。 帰化してないなら、アメリカの選挙に参加できない。アメリカの民主主義と関係ないからね。帰国しろ。

Pzkw555

Pzkw555

確かに、だからこそ焚きつける記事も暴動を扇動する工作も成り立ちますし、炎上を意図していないのであればもっと慎重に言動を選んで正確に伝える努力が必要になる訳ですね。ただし、差別感情については何をもって強固とするか、仮に衝動的感情でも致命的行動であれば許容しかねます。また、ドラスティックな手法は歴史を見ると有効ではありますがあまり良い思い出でもない気がします。

ゲスト

ゲスト

AbemaTVって、テレビ朝日と、ネット工作会社のサイバーエージェントが、放送法を無視して世論誘導する為に作った、偽装メディア、世論誘導メディアだからな? テレ朝や朝日新聞の、本気の工作機関だぞ。

nicowrite

nicowrite

そもそも今回アメリカで起きているあれは黒人が怒っているのではなく、黒人をダシにしたChina共産党によるテロだからな。

風の谷のトトロ

風の谷のトトロ

人間だって動物なんだから他の群れに対して攻撃的なのは普通。人間が進化するしかない。群れは合体して大きくなることもあるが分離して小さくなることもあるから。