海上自衛隊の幹部・森田哲哉一等海佐(55)が、女性向けデリヘルを15年にわたって実質的に経営し、自ら施術していたと、「週刊文春」が報じたのは今年2月のこと。さらに親密になった複数の女性客に、訓練日程など職務内容を漏洩していたのだ。
防衛省内には衝撃が走り、3月10日、森田氏は自衛隊法で禁じられている兼業と情報漏洩をしたとして、懲戒免職になった。
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その森田氏が長年経営していたのは、「フレオナ」なる女性向けの無店舗型風俗店だ。「女性向け中イキ性感マッサージ」をコンセプトとした性的サービスを提供していた。
「海自の取り調べを受けて森田氏は以前から風俗店を経営していたことを認めました。年間100万円から150万円の売上があったようです。懲戒免職後も、顧客と性交渉をしていた売春防止法違反などの容疑で、海自の警務隊が捜査を続けています」(防衛省関係者)
実は、森田氏は、この「フレオナ」以外にも性ビジネスに携わっていた。
「元AV男優と組んで、広島、大阪、東京で『熟年出張ホスト LOVEkit』も営業していました。こちらはレンタル彼氏や性感マッサージの店で、森田氏自身が接客していたのです」(海自関係者)
自ら“性師”を名乗り性愛ハウツー本も販売風俗店を経営する他に、こんな副業も。
「自ら“性師”を名乗り、性愛ハウツーをまとめた情報商材をネット通販サイトで販売していました。04年から10年間で150万円ほどの利益を得ていたようです」(同前)
その性愛教本のタイトルは、「性師勇のセックステクニックと1000人の女性とやる出会いマジック」と「性師勇のセックステクニックと出会いマジック」。2冊で通常定価は2万6000円のところ、セットで買うと割引となり2万2000円に。両方買うと〈出会い、ホテル連れ込み、性感テク、ヴァギナテクの4つが揃い、完全無敵になります〉とネットの商品紹介で謳っていたのである。また「セックス相談師のセックステクニック」なる本は9800円で販売していた。
「妻名義なら兼業に当たらないと思った」森田氏が経営する風俗店の営業届などは、彼の妻の名義となっていた。
「奥さんは、過去にもブランドのバッグなどを販売するネットビジネスをしていました。性愛教本の販売元の連絡先が、防衛省の官舎である埼玉県の和光宿舎になっていたのです」(社会部記者)
さらに、こんな目撃情報も。
「森田氏は懲戒免職になった後、和光宿舎でジャージのようなラフな格好をして、軽自動車に段ボール箱を積んでいました。退去するかと思ったら、その後も宿舎に居座っているようです」(別の防衛省関係者)
海自が調査した際、森田氏は「妻名義なら兼業に当たらないと思った」と話したという。
事実関係を確かめるため、森田氏に電話をかけたが応答はなかった。
また、海上幕僚監部広報室はこう答えた。
「懲戒調査で自衛隊法違反として認定した事実はございます。認定した事実は、自衛隊法の中の品位を保つ義務、秘密を守る義務、職務に専念する義務、私企業からの隔離です。その他については捜査中ですのでお答えは差し控えます。(森田氏がまだ官舎に住んでいるかについては)調べておりますが、期日までに回答はできません」
森田氏は今年8月に定年を迎えて退官する予定だったという。
(出典 news.nicovideo.jp)
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