令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    2022年10月


    香港でも対策をとっている。

    1 昆虫図鑑 ★ :2022/10/31(月) 08:09:03.56ID:Rvyzl9mT
     ソウルの真ん中でハロウィンを楽しむために集まった154人が圧死した事件をきっかけに、安全事故予防対策を強化すべきだという声が高まっている。

     韓国でも2006年から公演・行事会場での安全マニュアルなどを作り、体系的な安全管理と予防に乗り出しているが、このような安全規定も「主催側」が明確でなければ今回の梨泰院ハロウィン事件のようにいくら多くの人が集まっても適用されない。しかし、日本や香港など隣国の場合、韓国とは違ってすでにハロウィン期間中の事故予防対策を用意し、施行している。

     東京の繁華街である渋谷区は、ハロウィン期間中の事故を予防するため、28~31日の期間は毎日午後6時から翌日午後5時まで路上での飲酒を禁止している。これは2019年に制定した条例に基づくものだ。渋谷駅周辺では毎年ハロウィン時期に多くの若者などが押し寄せて事故が絶えなかったため、これを予防するために条例が作られた。渋谷区は記者会見と街頭キャンペーンを通じて規則を守るよう訴えた。

     香港もハロウィン期間中、特別安全対策に乗り出している。香港警察は28日から1日まで中心街の蘭桂坊地域で群衆安全管理措置と特別交通対策を施行している。警察は状況によって警告なしに違法駐車された車を牽引することができ、一部の道路の閉鎖や必要な場合は群衆統制の施行もできる。運転者やレジャー目的で蘭桂坊を訪問する人々は、現場の警察官の指示に従わなければならない。

     蘭桂坊は香港の繁華街で、1993年の新年前夜祭を迎え、多くの人波が押し寄せて圧死事故が発生し、21人が死亡、63人が負傷した。当時、飲食店やナイトクラブなどが密集している約200メートルの狭い路地に一気に多くの人が詰めかけたことで事故が発生した。

    東京・北京/キム・ソヨン、チェ・ヒョンジュン特派員

    http://japan.hani.co.kr/arti/international/44968.html

    【【ハンギョレ新聞】「ハロウィンの安全」に遅れを取ったソウル…東京と香港は違った】の続きを読む


    そうなるのか

    最近、性教育が変化してきており、男性が生理を学んだり、女性もあらためてよく知ろうという動きが出てきている。前回も「女性の性欲」について書いた漫画家の田房永子さんは「相変わらず『生理が訪れる体を持つ女性』と『生理について知らない男性』の溝は深いが、その背景には、性教育で『男性には性欲があるが、女性にはほとんどない』かのように教えられてきたことがあるのではないか」という――。

    ■生理用品と成人向け雑誌を同列に語るツイートに「1.5万いいね」

    2016年、「被災地の避難所へ生理用品を運んだら高齢男性に『こんな非常事態に不謹慎だ』と受け取りを拒否された」という話がSNS上で出回りました。

    この話に登場する「生理を性欲的な何かだと思ってるおじいさん」は実在するのかしないのかに注目が集まり、ニュースサイトが検証した結果、「この話自体が事実ではない」という結論になっていました。

    かしこの架空の「生理を性欲的な何かだと思ってるおじいさん」を通して、多くの女性の中にある「生理の話が男性に通じなかった時のエピソード」が呼び覚まされ、SNSにたくさん書き込まれました。

    「そういう男性がいてもおかしくはない。むしろありえる」と思えるからこそ、「ありえない」で終わらず「本当にいるかどうか」の検証がされたのではないでしょうか。

    2019年に大手コンビニ3社が成人向け雑誌の販売を中止すると発表した時も、Twitterでは「(エロ本コンビニで売ることが女性の人権の軽視と言うなら)ドラッグストアで堂々と生理用品を売っていることは男性軽視なのでは?」という、男性向け成人雑誌と生理用品を同列に語るツイートに1万5000「いいね」が集まりました。

    そのツイートに賛同する方のコメントを読んでみると「男は精子が溜まると放出しなければいけないんだ、男にとってエロ本は生理用品と同じくらい必需品なんだ」と書いてありました。

    それを言うならエロ本ではなくティッシュでは? いや、ティッシュはその時のためだけのものじゃないし……。

    ツッコミどころが満載すぎる上にいろいろ間違っている。だけどイチから説明しても理解してもらえなさそう。1.5万も「いいね」されてるし。

    ■「生理について知らない男性」との深い溝

    閉口してしまうほど「生理が訪れる体を持つ女性」と「生理について知らない男性」の溝は複雑に深い。

    でもその原因を追究すれば、「学校での生理についての指導の時、男子を別にしていたからだ」という答えに1秒足らずでたどり着きます。

    男たちが生理について詳しく知らないことによって、女たちが苦労し面倒なことになる。

    2010年代後半のネット上のこうした話題は、その事実がハッキリと可視化した瞬間でもあったのではないでしょうか。

    この頃から「男性も生理について知ろう、女性も改めて学ぼう」という動きが表立つようになってきたように思います。テレビラジオで生理特集が組まれるようになりました。

    最近は小学校で男女一緒に生理についての授業を受けたり、生理用品の会社からサンプルが配られたりもします。小学生向けの漫画雑誌には「生理について」の冊子が付録で付いていて、子ども向けの生理に関する書籍もたくさん出ています。

    生理の授業がある男子校ニュースが流れるようにもなって、現在の性教育は目まぐるしい変化が起こっていると感じます。

    ■生理と射精を“対”にして教えることの弊害

    生理をタブーにしない、という部分は進化した一方、「『生理』と『射精』を男女の“対”にして教える」というのは、いまだに性教育の定番であるように思います。

    学校や教員、地域によって違いはあると思いますが、私が去年見た東京の公立小学校性教育で配られた一枚のプリントは、表に「生理」、裏には「射精」の解説が印刷されていました。

    この「生理と射精を対にして」教えることは「男子には生理について教えない」と同じくらい、男女の溝をむやみに複雑化させているのではないかと個人的に思っています。

    まず、女性の生理は『生殖』にまつわるもの。男性の射精は『生殖』にまつわることと『性欲』にまつわることがセットになっているもの。

    これを男女の“対”として学校で教わることで、「女性には『性欲』にまつわる機能がない」「あっても男性に比べ、教科書に特筆するほどでもないレベルで微弱である」かのように錯覚してしまうように思います。

    ■男子は「性欲」、女性は「ときめき」

    現在発売されている、性教育の書籍を保護者向けと子ども向けを含めランダムに15冊ほど読んでみたら、内2冊に「男性にも女性にも性欲はあってマスターベーションをすることはおかしくない」という記載がありました。『「性」のはなしはタブーじゃない!小学生だから知ってほしいSEX・避妊・ジェンダー・性暴力』と『イラスト版10歳からの性教育子どもマスターする51の性のしくみと命のだいじ』という本です。

    けれど、いまだ多くのテキストでは「男子は性的なことを考えたりするようになり、マスターベーションをします」とある一方「女子は憧れの男子にときめいたりするようになります」とか「男子は性欲担当、女子はときめき担当」みたいに書いてあったりします。

    ■「女性には性欲がないかのようになっている」

    生理用品の会社が子どもと保護者向けに現在配っている性教育のパンフレットでは、女子の性欲については一切触れないまま、男子の性欲についてはどういうタイミングで起きるか、の解説も書いてありました。

    「男子はエッチな刺激を脳が受けると、それに反応して、ペニスがかたく大きくなります」

    しかし女子も、エッチな刺激を脳が受けて反応する感覚ってあると思うんですよね。男性の「勃起」のような分かりやすい身体的変化がないから名前が付いてないだけで。

    おそらく小中高生向けの性教育は、「生殖」の部分だけを最低限に教える、というのが前提になってるように思います。だから生理と射精は教えなきゃいけなくて、射精には性欲がどうしてもくっついてるので説明せざるを得ない、みたいな。だからそこでわざわざ女性の性欲のほうに触れるのはなんか逆にヘン、みたいな感覚が長らくあったとか、何かいろいろ理由があると思います。

    別に男女ともに性欲についての話を大っぴらにしたほうがいいなんて思わないけど、この「生理と射精を対に教えることで、暗に女性には性欲がないかのようになっている」ことで起きる影響って結構あると思う。

    ■「女性の生理は大変」と「男性の性欲は大変」

    「生理は大変」という話になると、男性が対抗するように「男も性欲のコントロールが大変」という話を始めることがあるけど、これは「女性は性欲のことで困ることがない、性欲のことでの苦労は分からない」という前提になっているんじゃないかと思います。

    先の「エロ本が必要なんだ」という意見の根っこにもその発想があることを感じます。

    確かに男性は最後にビャッと出てくるものを処理するのはめんどくさいだろうから、できる場所や状況が限られる苦労はあるだろうな、と想像します。

    でも「今すぐ処理できない状況なのにムラムラしちゃって大変」とか、「毎日のように訪れるムラムラにウンザリ」とか、1人でしたあとの罪悪感と眠気とか、誰かと性行為したいのに相手が見つからなくてずっと悶々としてしまうとか、そういう「性欲に関する大変なこと」って生理とは別のところで、女も同じようにあるんですよね。

    だから本来、「生理大変」に対して「男は性欲大変」は対抗として成立しないわけです。

    女性の性欲は教科書みたいな“公式”の場で触れられることがなく、男性が性欲を発揮することは「健全」と言われ、女性が性欲をほのめかすと「エロい」と称されてしまう。そのアンバランスさって、一体なんのために必要なのでしょうか?

    だからもう、最初からハッキリ「男女ともに、生殖にまつわることと性欲にまつわることがある」と教えてしまったほうがいいと思うのだけど、きっとそれは難しいことなんだろうなとも思います。

    ■男性と女性の性欲は違うのか

    あとこれも性教育の文章でよく見るんですが、男女ともに性欲はある、とした上で「男の子の性欲は直接的」で「女の子は段階的」というものです。

    男子は「すぐキスやセックスをしたくなる」性欲を持っていて、女子の性欲は「手をつないだりデートしたり一緒にいたいと思うもの」ってやつです。

    確かに男女が好むエロって傾向があると思います。男性向けのエロ漫画はとにかく汗とか汁とか何かしらの液体まみれになっている。体の部位が巨大化していたり、とにかく射精シーンの爆発っぷりの非日常感が大事。でも女性向けの漫画は前戯を始め挿入したところで最終ページになって射精シーンはなしでENDとかあります。このあたりは私が読んだ作品に偏りがあった可能性も否めませんが、やっぱり両者の好みは全く同じ、ではないのはたしかにそうだと思います。

    でも、自分の経験からして、男性ならばいつでもどこでも誰とでもセックスできればヒャッホーというわけじゃないと思うんですよね。

    ■本当は人によって違うのではないか

    セックス未経験の男性と付き合い始めた時、セックスをしようとしないので「どうしてなのか?」と聞くと「わざわざする理由が分からない」と言われてビックリしました。

    「性欲はあるし1人でしているけど、別にセックスはしなくてもいい。好きな子と2人でゴロゴロしているだけで楽しい」と男性が言うのです。それは未経験の頃の私と全く同じ感覚でした。この感覚がある男性もいるんだ、ということを大人になってから知ったのでした。

    エッチなものを見たり思い浮かべたり、敏感な部分に自分で触れたりした時に自分の中から湧き上がる性的欲求は、女性にもある。それを「性欲」と呼ぶとしたら、相手と性行為をしたいという欲求は「性行為欲」みたいな感じで、またちょっと別のものなんじゃないでしょうか。必ずしも連携しているわけじゃないのは、男性も女性も同じなのでは。

    そして「性行為欲」は、経験したことがある、どんなものか知っているということも大きくかかわっていると思います。心地よさや興奮を知っているからやりたくなることもあるだろうし、「周りがもう童貞捨ててるから俺もやんないとヤベエ」みたいな焦りだったり、「セックスすると相手が喜んでくれるから」とか、性欲にも性行為欲にも、中身はいろいろ種類があるんじゃないかと思うんですよね。

    ■自分の性的欲求を認識する前に教わってしまう

    私たちは、「自分はどんな性的欲求を持っているのか」と考えたり感知したり認識する前に、男はこうだ、女はこうだ、と教わってきてしまいました。

    自分の性的欲求がどんなものか分からないまま「性的同意はちゃんとしなさい」と言われても、何を基準にしていいのか、実は難しすぎる気がします。

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    田房 永子(たぶさ・えいこ)
    漫画家
    1978年東京都生まれ。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞(青林工藝舎)。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA中経出版)を2012年に刊行、ベストセラーとなる。ほかの主な著書に『キレる私をやめたい』(竹書房)、『お母さんみたいな母親にはなりたくないのに』(河出書房新社)、『しんどい母から逃げる!!』(小学館)などがある。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/101cats


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【【社会】「男のアダルト雑誌は、女の生理用品と同じくらい必需品」こんな比較がまかり通るほど貧弱な日本の性教育】の続きを読む


    いつものこと

    1 お断り ★ :2022/10/30(日) 07:41:33.63ID:8sCps0Ti9
    ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は29日、(中略)海底パイプライン「ノルドストリーム」と「ノルドストリーム2」で9月末に起きた爆発(中略)英軍関係者が計画と実行に関与したテロ行為だと発表した。
    詳細はソース 2022/10/29
    https://www.sankei.com/article/20221029-PVPV6PKJ5NMH5BBLSSMW23C6Z4/

    【【国際】ロシア声明発表「ノルドストリーム爆破は英軍関係者が計画実行した」】の続きを読む


    社会も変化するから。

    のべ20年という歳月を刑務所で過ごした五十嵐弘志さん(57)は2012年1月、東京・渋谷のハチ公口の交番前で、身元引受人の佐々木満男弁護士と再会して、抱き合って泣いた

    寒空の下、大の男がむせび泣く姿に周囲は唖然としたかもしれない。だが、五十嵐さんは必ず社会復帰するという固い決意を抱いていた。出所から12日後のことだった。

    ●「こんな人間は死んだほうがいい」と思っていた

    性犯罪を繰り返す性依存症の男性、刑務所出所後すぐにインターネットカフェで女性店員を人質にとって個室に立てこもった男性――。

    世間が「関わりたくない」と避けがちな元受刑者たちの声に耳を傾ける。現在、NPO法人マザーハウスの理事長をつとめる五十嵐さんの仕事だ。

    自らも詐欺や窃盗などで、3度の服役経験がある。1、2回目の出所後、社会で待っていたのは、刑務所でできた「悪い仲間」たち。再び犯罪の道に進んだ。

    新たな人生を歩み直すための転機が訪れたのは、3回目の犯罪で逮捕されたときのことだ。

    それまで疎遠にしていた母親が留置場に面会に訪れた。「隣近所を歩けない」と言われた。妹が離婚の危機に陥っていることも知った。自分の犯罪によって、被害者や家族に迷惑をかけていた事実があった。

    拘置所で聖書を読んで、初めて自分の罪と向き合った。被害者に苦しみを与えていたと気づき、号泣すると刑務官が駆けつけた。

    「こんな人間は死んだほうがいい」。そう口にすると、刑務官は「ここで死んでもらっては困る。落ち着け。まだ間に合うから」と言った。

    聖書との出会いから、キリスト教の神父やシスターに手紙を出して、交流を持った。手紙を受け取った一人、プロテスタント信者の佐々木弁護士は、たびたび面会に訪れて、最終的に身元引受人となった。


    ●「つながり」と「帰る場所」があった

    2011年12月30日、9年の刑期を終えて、岐阜刑務所を満期で出所した。社会に戻ってきた日のことは、今でも忘れない。

    年月の経過とともに何もかもが変わっていた。「浦島太郎状態」ではあったが、1、2回目の出所時と違った。「つながり」と「帰る場所」があった。

    向かったのは、受刑中に手紙で交流していたキリスト教信者が待つ名古屋の教会だ。初めて目にする建物やミサの様子、シスターたちの姿に思わず涙があふれ、周囲に「あなた、どうしたの?」と心配された。

    夜は、教会が運営するシェルターに泊まった。元受刑者であることを話すと「そんなの関係ないよ」という言葉が返ってきた。

    翌年の2012年1月11日名古屋から東京・渋谷駅ハチ公口に向かい、佐々木弁護士と再会した。交番の前で抱き合って泣いた。そのまま佐々木弁護士に同行してもらい、生活保護を申請した。


    自立しようにも、パソコンも思うように使えない。ハローワークの出所者サポートを利用しようと出向いたところ、担当者に「生保を受けることを『申し訳ない』と思わないの?」と言われた。思いがけない言葉に衝撃を受けて、支援を拒否した。

    日中は教会に足繁く通い続ける中で、自分にできることを考えた。

    「帰る場所がない」「行く場所がない」

    刑務所の中で、受刑者たちが語っていた言葉が頭をよぎった。「誰も関わりたくなくて、孤独な人」が多い受刑者や出所者のために、できることをしたい。その思いから、彼らを支援するNPOを立ち上げることを決意した。

    ●「犯罪性のある」人間といわれて

    ところが、社会は甘くはなかった。NPOを設立するための手順や紙の印刷方法もわからずにさまざまな人に教えてもらった。8時間かけて、A4用紙1枚の書面を完成させた。

    しかし、提出後に担当者からかかってきたのは「刑務所に行ったことはあるか?」との電話だった。

    正直に受刑経験を伝えると、禁錮以上の刑に処せられた場合、刑期を終えてから2年を経過しないと、NPO法人の役員になれないことが法律で定められていると説明された。

    やむを得ず、当初は民間非営利団体として活動し、2014年NPO法人となった。活動内容は多岐にわたり、受刑者とボランティアの文通活動、出所者の居場所となるカフェの運営などのほか、助けを求める受刑者がいれば全国各地の刑務所にも出向く。

    複数の受刑者や出所者がマザーハウスにつながった。しかし、事件の内容も生い立ちも人それぞれ。再犯をしたり、トラブルを起こしたりする人たちの対応に頭を抱えた。研究者や実務家とともに研究会を立ち上げ、彼らとともに、何ができるかを考えた。


    悔しい思いをしたことは、何度もある。ある裁判のことは、今でも覚えている。

    それは、ある受刑者がマザーハウスとの手紙のやりとりを禁止され、国を相手に起こした裁判でのことだった。

    千葉地裁は2015年4月、手紙のやりとりを禁止する処分を取り消し、被告である国側に5000円の損害賠償を命じる判決を出したが、国側は、五十嵐さんが、法律で手紙のやりとりを禁止できる「犯罪性のある者」にあたると主張していた。

    「今」ではなく、「過去」をみていることに深く傷ついた。「生まれつきの犯罪者はいない。絶対に負けない。見返してやる」。その気持ちで己を奮い立たせ、闘ってきた。

    ●「しあわせになってよいのか」葛藤の日々

    非難の言葉も幾度も浴びた。犯罪をおかした人が、再び社会で生きていくことの厳しさを痛感する日々が続く。それでも、10年間、もがき苦しみながらも、社会の中で生き抜いた。


    その中で「しあわせ」を感じる出来事もある。社会に戻ってきてからは、パートナー恵まれ、4児の父親となった。家族と過ごす何気ない日常に「オレってしあわせなんだな」と感じた。同時に、脳裏をよぎったのは、被害者のことだった。

    被害者は日々生き地獄を歩んでいると思うと、しあわせになってよいのかという葛藤がありました。粉々に割れたガラスを完全に修復することができないように、被害者の心は元に戻せない。謝罪したり、お金を払ったりすれば、解決する問題ではありません」

    そんな五十嵐さんの心の霧を取り除いたのは、ある被害者遺族だった。小学2年(当時)の息子を交通事故で亡くした片山徒有さんだ。

    「片山さんは『自分のおかした罪は忘れないでください。絶対にしあわせになって』と言ってくれたんです。彼は、私の事件とは別の事件の被害者遺族ですが、その言葉に救われました。2度と犯罪をしない。新たな被害者を生まないために、再犯を防ぐ。そのために、できることをしようとあらためて思いました」

    「元犯罪者」であっても、彼らは同じ社会に生きる一人の人間だ。五十嵐さんは「犯罪をした人が最も悪い」と前置きしたうえで、再犯を繰り返す人たちの中には、虐待やいじめ被害者もいれば、孤独感や苦悩を抱えている人も少なくないと指摘する。

    これからの10年は「対話の10年」にしたいと考えている。「当事者の声にも耳を傾けてみてほしい。社会の人たちと対話し、ともに考えたい。お互いを知ることで、見えてくるものがあると思う」と語る。

    NPO法人マザーハウス
    https://motherhouse-jp.org/

    刑務所を出所したら「浦島太郎状態」だった…社会復帰して10年、受刑者や出所者を支援するマザーハウス・五十嵐弘志さん


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    低いまま

    1 ぐれ ★ :2022/10/30(日) 08:41:43.22ID:i0s6WD539
    ※10/20(木) 9:30配信
    Forbes JAPAN

    高齢化の課題解決において、日本は世界をリードするチャンスを手にしています。労働人口の減少に伴い、日本の社会構造は変革期を迎えています。豊かさと幸福を実感できる社会作りに動き出す時がきています。

    その一方で、国連が発表した「世界幸福度ランキング2022」で日本は54位と、先進諸国の中で最低でした。

    課題解決への鍵はあるのでしょうか。世界経済フォーラム(WEF)のアジェンダからご紹介します。

    少子高齢化は世界が直面する喫緊の課題です。そして、その「最前線」を走る日本の人口急減、超高齢化に歯止めがかかりません。目下進む少子化の最大の原因は、若い世代の未婚化・晩婚化で、その背景には若者世代の将来への社会的、経済的不安があります。安定した生活を維持するためには、結婚や子育てなど家庭を作っていく将来設計よりも、仕事、キャリア形成を優先せざるを得ない意識が形成されてしまっていることが考えられます。

    同時に進んでいる高齢化もまた、諸外国に類を見ない速度で進行しています。内閣府が発表した2022年版高齢社会白書によると、日本における65歳以上の人口は現在3621万人余りで、総人口の28.9%を占めています。この数は、2042年には3935人でピークに達することが見込まれています。

    続きは↓
    https://news.yahoo.co.jp/articles/4e5b231619e16f9af8ada2a9466271868e19376d

    【【社会】日本はなぜ幸福度が低いのか? キーワードは「寛容さ」 国連発表「世界幸福度ランキング2022」日本は54位 先進諸国の中で最低】の続きを読む

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