令和の社会・ニュース通信所

社会の出来事やニュースなどをブログに書いて発信していきます。あと、海外のニュースなども書いていきます。

    2020年10月



    (出典 junko-mitsuhashi.c.blog.ss-blog.jp)


    少子化に歯止めがきかないです。

    1 首都圏の虎 ★ :2020/09/30(水) 00:18:38.49

    1980年代から、若い男女の結婚願望の意識に変化がないにもかかわらず、未婚男女の6~7割が「交際相手」がいない現代。日本には、「結婚したいのにできない」という人が増えつつあります。日本人の結婚を妨げている要因とは、一体何なのでしょうか。本連載では、株式会社ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャーの天野馨南子の著書『データで読み解く「生涯独身」社会』より一部を抜粋し、「未婚化」が進む現代日本の実像を読み解きます。

    「おひとりさま」率が高いのは、圧倒的に男性

    「未婚化」といったキーワードを目にすると、漠然と「(男女雇用機会均等法が制定・施行された)1980年代以降、高学歴化した女性が社会進出するようになって、結婚しなくなったからだろう」と漠然とイメージする方も少なくないようです。

    世間では未婚化と言えば「女性の未婚化」を意味する傾向、イメージづけする傾向が強く、未婚化を題材にしたテレビドラマなどでも、独身中年キャリア女性と既婚の中年キャリア男性、といった役の組み合わせなど、女性の「おひとりさま」のイメージを強めるかのように描写されていたりします。

    しかし、日本の未婚化は、実は女性よりも男性に顕著に起こっている現象なのです。

    まずはこのことをデータでしっかりと確認したいと思います。

    [図表1]からわかるように、1985年の国勢調査までは、男女ともに生涯未婚率が非常に低く、強いて言えば女性の生涯未婚率のほうがやや高い状況が続いていました。それが1990年の国勢調査になると、男性の生涯未婚率が急上昇を開始し、それ以降は男性の生涯未婚率が女性のそれを大きく上回り続けています。女性の生涯未婚率も2000年から上昇傾向にありますが、男性の上昇カーブには追いついていません。

    直近の2015年国勢調査では、男性の生涯未婚率は24.2%、女性は14.9%となっています。表現を変えるならば、「日本の50歳男性の約4人に1人は一度も結婚経験がない」という状況です。これに対して女性は約7人に1人ですので、両者の生涯未婚率には大きな開きがあることがわかります。

    2015年時点の50歳人口は男女ともに86万人です。ですので、この人口に生涯未婚率を掛けて単純計算してみると、女性約13万人に対して、男性は約21万人程度の生涯未婚者がいることがわかります。女性に比べて圧倒的に男性の生涯未婚者が多い、というのが日本の現状なのです。

    34歳までの男性の7割は、交際相手がいない
    このように、日本においては急速な未婚化がとくに男性を中心に進んでいます。しかしこの未婚化を世界のレベルで見ると、必ずしもすぐに「大問題」とはなりません。なぜなら、一概に「法的な未婚化が進んでいる=パートナーがいない」というわけではないからです。

    全文はソース元で
    https://news.yahoo.co.jp/articles/463d3ccf6ede0087534ff8ab8d1543224b42f905

    (出典 amd.c.yimg.jp)


    (出典 amd.c.yimg.jp)


    ★1 2020/09/29(火) 16:31:05.17
    前スレ
    http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1601389272/


    【【結婚】日本人男性、4人に1人が「50歳で結婚経験なし」の深い事情】の続きを読む



    (出典 biglizards.net)


    変わりつつあるのかな?

    1 樽悶 ★ :2020/09/29(火) 22:52:04.84

     ニューヨーク・タイムズ(9月24日付)などによると、米統合特殊作戦軍はこのほど、国際テロ組織アルカイダのシリア分派「フラス・アルディン」の幹部をドローン搭載の通称“忍者ミサイル”で暗*た。このミサイルは爆弾の代わりに長い回転刃で標的を切り刻むという特殊兵器。米軍はテロリストとの「影の戦争」に新兵器を本格投入し始めた。

    6枚の回転刃を放出

     同紙の報道について、国防総省スポークスマンは攻撃が9月14日にシリア北西部イドリブ近くで実施されたことを確認した。米国の対テロ当局者や現地の人権監視団体などによると、殺害されたのは「フラス・アルディン」幹部のサイヤフ・チュンシというチュニジア出身のテロリストで、西側への攻撃計画の首謀者とされる。

     米軍のドローン「リーパー(死神)」が「R9X」と命名されたヘルファイア・ミサイルを発射し、殺害した。通常のヘルファイア・ミサイルには弾頭に約9キロの爆薬が装着されているが、「R9X」は弾頭を爆発させる代わりに、6枚の回転刃が付いた金属物体を放出、これによって標的はズタズタに切り刻まれる仕組みだ。

     この兵器はほぼ10年前に開発され、今回は最近の3カ月間で2度目の使用。1度目は6月に同組織の事実上の指導者だったハリド・アルアルリをシリアで殺害した。この他、これまでに統合特殊作戦軍と中央情報局(CIA)がイエメンやシリアで過激派の暗殺に使ったが、実戦に投入された回数は6度ほどにとどまっている。

     残虐とも思われるこの兵器は米軍の過激派攻撃で民間人の死傷者が増えたため、オバマ前大統領が民間人の巻き添えを最小限に食い止める兵器の開発を指示して生まれた。一般的に多数の過激派を一挙に掃討する場合は通常のヘルファイア・ミサイルが使われ、少数を標的にするケースに通称“忍者ミサイル”の「R9X」が使用されるという。

     統合特殊作戦軍は今後も、シリア、アフガニスタン、イエメン、イラクなどの過激派殺害に「R9X」を使用すると見られているが、最近アフリカ軍がケニアでのドローン攻撃を容認するよう、国防長官とトランプ大統領に要求していると伝えられており、同ミサイルの使用頻度が増える可能性がある。ケニアには隣国のアルカイダ系過激派「アルシャバーブ」が越境テロを繰り返し、1月には米国人3人が殺害された。

    西側テロを画策する最凶組織

     殺害された幹部が属している「フラス・アルディン」は米国が最凶のテロ組織として狙い続けてきたグループだ。同組織は元々、アフガニスタンに潜伏していると見られるアルカイダの指導者アイマン・ザワヒリが西側権益を攻撃させるためシリアに設置させたもので、当初は「ホラサン・グループ」と呼ばれた。

     シリアのアルカイダ分派だった旧ヌスラ戦線(現シリア解放委員会)がアルカイダと決別宣言した後、過激な思想を持つ面々が集まって2018年、「ホラサン・グループ」の後継組織として「フラス・アルディン」を立ち上げた。その後、米国の空爆によって大きな打撃を受けたものの、現在はイドリブ県に約2000人の戦闘員が残っているといわれる。シリア北西部はロシアが制空権を握っているため、米国の空爆に抑制が掛かったおかげで生き延びたようだ。

     同組織の存在が知られるところとなったのは昨年10月、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者だったバグダディが米軍の急襲によりイドリブ県で殺害された時だ。バグダディに隠れ家を提供していたのが「フラス・アルディン」の司令官だったからだ。ISとは犬猿の仲だっただけに、バグダディから用心棒代を受け取って匿っていたことに、世界中のテロ専門家らが仰天した。

     イドリブ県はシリア内戦で残った反体制派の最後の拠点だ。現在は全土制圧を目指すアサド・シリア政権軍がロシア軍機の支援で、同県への攻勢の機会をうかがっているが、トルコ軍がシリアに侵攻し、にらみを利かせているためアサド政権、ロシア、トルコが三すくみのような膠着状態が続いている。

     県内に立てこもる最大勢力はアルカイダとの関係を切ったと主張する「シリア解放委員会」で、その勢力は約3万人。またトルコが支援する反体制派「国家解放戦線」も同程度の勢力規模だといわれる。「シリア解放委員会」は自分たちの占領地域をISと同様に「国家」と呼び、同県の支配体制の強化を図っている。最近では、外国人の過激派追放に乗り出し、「フラス・アルディン」との間で交戦に発展、緊張が高まっている。(続きはソース)

    9/28(月) 12:22配信
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200928-00010003-wedge-n_ame

    (出典 amd.c.yimg.jp)


    【【国際】6枚の回転刃を放出、“忍者ミサイル”で過激派幹部を暗殺 米特殊作戦軍、アルカイダを標的】の続きを読む



    (出典 amd.c.yimg.jp)


    恐ろしい。

    新型コロナウイルス感染拡大により、イタリアでは医療崩壊が起き、ロックダウンを余儀なくされた。こうした事態に至っても、イタリア人の多くは落ち着いていた。それはなぜなのか。1年の半分をイタリアで過ごしている文筆家のヤマザキマリ氏が解説する――。

    ※本稿は、ヤマザキマリたちどまって考える』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。

    ■かつてイタリアの医療は「世界第2位」の高水準だった

    今回のパンデミックによって、イタリア医療崩壊を起こしました。高齢化社会であることや感染者の増加を遅らせる対策を優先しなかったことなど、その理由については様々な角度からの分析がされていますが、イタリア人にとっては予測できたことでもあったようです。

    かつてイタリアの医療は、そのものの質や国民の健康度、システムの平等性といった指標から世界第2位(2000年WHO調べ)と評価されるほどの高い水準を誇っていました。

    ところが失政や世界的な金融危機などを受けて政府は深刻な財政難に陥り、医療費の削減を積極的に行いました。病院の統廃合などを通じて病床数を減らし、早期退職を募っては医療従事者の数も減らした。そこであぶれたイタリアの医師たちは、海外の病院などへ流出していきました。

    イタリアコロナ対策として、引退していた医者や医療関係者2万人の再雇用や、ある程度履修した医大生や看護学校生たちの早期卒業による就業、といった対応をとったと報道されています。しかし医療スタッフ不足は、そもそも政治が招いた結果だったわけです。

    ■医療崩壊を予想していたイタリア人

    ただし、フィレンツェ留学時代から、事故による怪我などで3回イタリアの病院に入院した私の経験からすれば、当時から医療の現場には余裕がなかったように思います。

    3回のうち2回は病床が満員という理由で、病院の廊下に設らえたベッドで寝て、点滴や診察もその状態で受けました。

    27歳で出産したときは、産んで早々「病室が足りないので、できれば早く退院してくれ」と急き立てられたことが忘れられません。医療水準は高かったにもかかわらず、すでに医療費削減が行われていて、医療事業がうまく回っていなかったのです。

    そんな経験もあって、今回、初期段階にイタリアPCR検査を大々的に始めたときから、医療崩壊が起きるであろうことは、私も予測していました。そしてイタリア人同士でも、医療崩壊に対して「大変だ!」と騒ごうものなら、「今更何を言っているんだ。こんなことになるのはわかっていたことだろう」と言い返されるほど、既知の問題でした。

    ■赤の他人と議論するイタリア人、友達に限定する日本人

    夫とも医療崩壊について話したのですが、「医療費削減を政府が推し進めたとき、俺は『イタリアは本当にバカだ』と思った。でも、考えておくべきだった。医療については『イタリアのあれが悪い、これが悪い』だけで改善することではなかったんだ」と言っていました。そして自分たちの非を一旦責め、認めることで解決の糸口を見た、というようなことを話していました。

    こうした自問自答の末に反省し、前へ進める答えへ向かうという思考パターンは、イタリア人たちとの会話でよく感じていることです。

    もちろん、日本人にも同じような思考パターンをもつ人は大勢います。しかしイタリア人ほど、会話といったコミュニケーションのなかでそうした思考の流れをたどり、それを生かす機会は多くないのではないでしょうか。問いを気の置けない友だちに限定しがちなのが日本人なら、赤の他人とでも議論を交わしたいイタリア人。そんな感覚が私にはあります。

    ■「昨日と同じ明日」が来るとは思っていない

    パンデミックをきっかけにあらたに気づかされたことは多々ありますが、イタリア人たちにとって厳格なロックダウンの経験は、さほど動揺させられるようなものではなかったように見えています。コロナ以前の10年ほどの間だけでも、イタリアを含むヨーロッパシリアアフリカの国々から押し寄せた難民の受け入れやEU離脱問題など、絶えず大きな課題と向き合ってきた地域ですから。

    イタリアの人たちも、昨日と同じ明日が平穏にやってくることを当然と考えている人は少ないんじゃないかと思います。

    新型コロナウイルス対策のロックダウンによって、イタリアでは2カ月近くにおよぶ自宅隔離が強いられました。外出できるのは食料の買い出しなど最低限のみ。しかも最初の頃は外出理由を記した許可申請書を持ち歩かなければなりませんでした。夫はその間、窓ガラスを割られていた車を見かけたと言っていましたが、少なくとも彼が暮らすヴェネト州では、外出禁止を起因とした大きな犯罪や暴動はなく、人々は厳しい行動制限を守っていました。

    ■一般人による「家庭内演技動画」が流行

    それでもロックダウン中、メンタル面の問題はあったようです。毎日あらゆる人々とコミュニケーションをとるのが大好きな国民ですから、直に話せるのは身近な家族だけ、という限定的な人間関係に耐えられず、鬱症状や精神的なパニックを起こした人が増えたらしい。一方で動画サイトやSNSなどでは、彼らが自宅隔離をどんなふうに過ごしているか垣間見られるものも、多数投稿されていました。

    たとえば「もう我慢できない! カフェを飲みにバールに行く!」とジャケットを着込んで出ていく熟年男性の動画。玄関を出て本当にバールに向かったのかと思えば、そのままキッチンの窓の外に立ち、そこから「マスターエスプレッソを1杯」と注文を投げた相手は自分の妻。

    妻もそれを受けて「いらっしゃい。はい、どうぞ」と出窓の床板をバールカウンターに見立て、バリスタになり切って淹れたてのコーヒーを出していました。「1ユーロだったかな?」「ええ。また来てね」と、男性がカップをぐいっと飲み干したあとも会話のやりとりが続きます。そして、背景には動画を撮っている娘さんらしき笑い声が……。

    一時期、こうした一般の人による家庭内演技動画がたくさんアップされていました(笑)。家族揃って、大の大人が小芝居を楽しんでいて、視聴者をも楽しませている。受け入れ難い日常の異変のなかでも、こんなふうに乗り切ることができるなんて、彼らのエネルギッシュな想像力と行動力には憧れすら覚えます。

    ■コロナ禍の人々に響いた「誰も寝てはならぬ」

    思わず心を動かされ、涙がにじんだ映像もありました。フィレンツェ5月音楽祭劇場が配信していた少年少女の合唱です。プッチーニオペラトゥーランドット』のアリア「誰も寝てはならぬ」を、ビデオ通話を利用してリモートで合唱していたのです。

    イタリア人なら誰でも知っているだろうこの曲は、最後に「夜明けとともに、私は勝つ!」という歌詞で盛り上がるのですが、清らかな声の癒やしとともに、コロナ禍にいる人々に響いたと思います。ほかの団体の企画にも、イタリアをはじめとするヨーロッパ子どもたち700人がこの曲をリモートで合唱している動画がありました。

    ■音楽はストンと人の内側に入ってくる

    自宅隔離中、音楽の力を感じさせる映像がSNSにはたくさん投稿されていましたよね。音楽は言語とは違って、脳を疲れさせることなく、ストンと人の内側に入ることができます。私もクラシックからブラジル音楽、日本のポップスまであらゆるジャンルの音楽を聴きますが、とにかく何かにむしゃくしゃしているようなときは音楽を聴くと、気持ちがすっと切り替わります。

    イタリアのお国柄を形容するときに「マンジャーレ(食べる)、カンターレ(歌う)、アモーレ(愛する)」というフレーズが付いて回りますが、彼らはこれを微妙な気持ちで受け止めています。日本人が「スシ、ゲイシャ、サムライ」と形容されるのと同じ気持ちになると言えば、わかってもらえるでしょうか。イタリア人だからといって国民全員がオペラサッカーファンというわけでもないように、短絡的なステレオタイプでまとめられたくはないはずです。それでも、子どもたちによる「誰も寝てはならぬ」の合唱をこの時期に聴いて、グッと心にくるものを共有できる素地は、多くのイタリア人がもっているのだと思います。

    個人主義で群れるのを嫌い、時には親族や家族ですら信用せず、社会のあり方に対して常に懐疑的なイタリア人たちですが、“表現”による感動や高揚感を分かち合うことで他者との繋がりを確かめる。ああいった彼らの動画を見ていると、心細い状況の中における“表現”の重要性と、人々が一体化することの本質的な意味を考えさせられました。

    ----------

    ヤマザキ マリ(やまざき・まり)
    漫画家・文筆家
    東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞 受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。著書に『プリニウス』(新潮社、とり・みきと共著)、『オリンピア・キュクロス』(集英社)、『国境のない生き方』(小学館新書)、『ヴィオラ母さん』(文藝春秋)など。

    ----------

    2020年3月23日、イタリア、クレモナ病院のICU。 - 写真=ABACA PRESS/時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【医療水準世界2位だったイタリアで「コロナ医療崩壊」が起きたワケ】の続きを読む



    (出典 www.sankei.com)


    社会の歪みが起きている。

    韓国では、20代男性10人のうち6人が「反フェミニズム的」という調査結果がある。韓国の若者に取材をしてきたライターの安宿緑さんは「若い男性を中心に女性嫌悪が拡大している。特に20代の男性たちは『女性のほうが自分たちよりも優遇されている』と感じている」という――。

    ※本稿は、安宿緑『韓国の若者』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。

    ■2016年、ソウルで起きた「女性嫌悪による殺人」

    『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒットなどに象徴的だが、韓国では、ここ数年、長い間抑圧されてきた女性の権利回復を求める動きが強かった。

    しかしその一方では、「女性家族部の存在自体が男性嫌悪である」と批判したり、非婚を含むフェミニズムの過激化に警鐘を鳴らす向きもある。

    著書『そのフェミニズムは間違っています』(未邦訳)が、韓国国内で脚光を浴びた作家のオ・セラピは「性差別は明らかに存在するが、現在の韓国のフェミニズムは男性排斥、ラディカリズムに偏り、男女の分断を招いている」と指摘している。

    実際に韓国国内では男女間で分断が進んでおり、特に若い男性を中心に女性嫌悪が拡大している。

    典型的な「フェミサイド(女性嫌悪に基づく男性による女性の殺人)」と言われているのが、2016年ソウル江南駅近くで起きた女性刺殺事件だ。

    犯人の34歳の男は「普段から女性に無視されていたことを恨んでいた」と供述。事件後には、現場付近に設けられた追悼スペースに「イルべ」(韓国の巨大掲示板サイト)ユーザーが被害者を貶める文言を貼り付けるなど、韓国国内に広がっていた女性嫌悪が可視化されるきっかけとなった。

    ■性的被害を受けた女性が「逆告訴」されるケースが増えている

    今、韓国では女性が性的被害を訴えた場合、それを受けて、男性側が名誉毀損、損害賠償請求といった逆告訴をすることが増えている。その結果、女性側が「誣告罪(ぶこくざい)(虚偽申告罪のこと)」に問われるケースまで起きている。

    最近だと、2017年に国会立法調査官のホ・ミンスク氏がまとめた「チャ・ジニョン事件」が韓国国内で話題になった。これは、レイプ被害者であるチャ・ジニョンさん(仮名)が検察から誣告罪で起訴され、2年8カ月にわたる法廷闘争の末、ようやく無罪を勝ち取った事件だ。

    加害者の男はチャ氏の知人で、性的暴行による怪我の治療費を出すことを第三者の仲介で合意。しかし男は請求された額が高すぎるとして支払いを拒否。揉めた結果、チャ氏は警察に被害届を出すに至った。

    しかし、検察官はチャ氏の堂々とした態度に「あなたのような被害者はいない」と言い放ち、被害後、すぐに告訴しなかった点などを挙げ、誣告罪でチャ氏を逆に起訴した。そして法廷では、加害者の関係者がグルになって虚偽の証言をしたり、会ったこともない人間が証言台に立ったりしてチャ氏を追い詰めたとされる。

    被害者のチャ氏が、逆に罪に問われかけた理由について、ホ氏がさまざまな角度から分析した結果、その最大の要因は「被害者らしくない態度」にあったと記している。「女性らしくない女性が善良であるはずがなく、そのような女性であれば性犯罪被害を受けても当然であるという偏見」「堂々と自己主張をする女性に対する不快感と敵愾(てきがい)心」が作用したというのだ。

    ■男性の被害さえも覆い隠してしまう「控訴合戦」

    2018年に韓国性暴力相談所が発表したレポートでは、逆告訴はもはや単なる怨恨を超え、一つのマーケットを形成したと指摘している。実際、韓国国内では「無罪を勝ち取ります」と掲げた“逆告訴専門弁護士”らが増えており、加害者に「まずは反省の色を見せる」などと説いたマニュアルを作っている。着手金として日本円にして15万~30万円の場合が多いが、実際には、そこからあらゆる理由をつけて、報酬を吊り上げていくことも多いようだ。

    こうした訴訟合戦は、男性の正当な被害さえも覆い隠してしまう。とある韓国人男性は、合意の上での性行為を後日「レイプされた」といって告訴されたと言う。その男性の友人は次のように語っていた。

    「女性から彼を誘い、二人で仲良くホテルに入るところまで僕は見ています。法廷でもそのように証言しました。友人一同も、彼のために地方まで出向いて裁判を傍聴しました。でも証拠不十分で敗訴し、女性に大金を支払うことに。思い出すと、自分のことのように悔しいです」

    ベッドルームで男性が豹変し、それで女性に怪我を負わせた、ということでもなかったという。友人は、「逆告訴の風潮が、結果として男性側の控訴や反論は『不適切なもの』として扱われることに繋がっているのだと思う」と述べる。

    ■女性嫌悪の核にある「恋愛と結婚」

    なお慶熙(キョンヒ)大学校がソウル市内の男性大学生270人を対象に行った調査研究では、女性嫌悪の核に恋愛と結婚があることが示唆されていた。

    現在の韓国社会では、階層がほぼ固定化し、経済的に同じレベルでしか結婚しにくい状況にある。そうして経済構造的に劣位におかれた若年層男性が無気力感、劣等感を募らせた結果、女性嫌悪が増大しているのでは、と分析している。

    そもそも韓国の20代の男性たちが「女性のほうが自分たちよりも優遇されている」と感じていることは否めない。

    たとえば韓国女性政策研究院が2018年、19歳以上60歳未満の男性3000人(うち20代男性1000人)を対象にしたオンライン調査では、20代男性の半数が敵対的性差別意識および反フェミニズム意識を持っているとされ、彼らが女性に対して「平等という言葉を盾に多くを要求し、男性嫌悪をしている」と認識していることが分かった。

    さらに彼らは徴兵に対する被害者意識を持ち、軍隊は時間の浪費で、損失と捉えており、結果として「男性だけ軍隊に行くのは男性差別で、女性も行くべきだ」という認識を強く持っていた。また他世代に比べて、性風俗などに興味を示さない傾向がみられ、逆にオンライン上での女性嫌悪的書き込みに接する機会が多かったとされる。

    ■「自分は差別されている」と感じている20代男性たち

    中道左派を代表するメディア「時事IN」が2019年3月、20代男性を対象に行った調査では、より核心に迫る結果が出ていた。

    同調査では、調査会社である韓国リサーチを通じ、45万人の中から抽出した19歳から29歳の男女500人と、30歳以上の男女500人の合計1000人を対象に208項目の質問を設け、「まったく同意しない」「別に同意しない」「分からない」「やや同意する」「まったく同意する」の5つの尺度で回答を求めている。

    結果、やはり20代男性の回答傾向に、ほかの年代とは著しく異なる特徴が見られた。以下、20代男性の「やや同意する」「まったく同意する」の回答率が高かった項目を挙げる。

    ・この社会では男性差別問題が深刻だ
    ・韓国で結婚は女性に有利だ
    ・韓国の法の執行は男性に不利だ
    ・政府の両性平等政策はよろしくない
    フェミニズム男女平等よりも女性優越主義を主張している
    ・競争で勝った人がより多くを持っているのは当然だ
    ・上の世代は若い世代の機会を奪っている

    「時事IN」の結果から見えてくるのは、強い被害者意識である。特に20代男性は、男性に対する不利益な事柄は「逆差別などの結果ではなく、単なる差別と感じている」点がほかの世代と異なるといえる。

    ■20代男性で突出する「反フェミニズム的」傾向

    さらにフェミニズムについては、より強硬な姿勢が見出せる。「時事IN」は、フェミニズムに関連し、以下の6つの質問を設けている。

    a 私は自らをフェミニストだと思う
    b フェミニズムは男女の同等の地位と機会付与を実現する運動だ
    c フェミニズムは韓国女性の地位向上に寄与してきた
    d フェミニズムは女性を被害者としてのみ考える
    e フェミニズム男女平等よりも女性優越主義を主張する
    f フェミニズムフェミニストに拒否感を覚えることがある

    「時事IN」はa、b、cの質問に対して「まったく同意しない」またはd、e、fに「まったく同意する」とした20代男性の集団を「反フェミニズム型」と定義しているが、その数は全体の25.9%、予備軍も合わせるとその集団は全体の58.6%に上った。

    つまり、あくまでこの調査結果に従うなら「20代男性10人のうち6人が反フェミニズム的」ということになるだろう。なお30代以上の男性の場合、同じ設問に対する回答結果はこれより低かった。

    「韓国で女性の所得が低い理由は性差別のためである」という質問に、「反フェミニズム型」の20代男性は78.3%が「まったく同意しない」。「別に同意しない」を合わせれば95.7%。そして「家族をつくるのは女性にとってより有利である」という設問には65.2%が同意。さらに「男女の所得が平等な社会が公正である」に「全く/別に同意しない」と答えたのが半数以上の58.3%に及び、これは他世代とほかの20代男性の数字に比べて倍以上となっている。

    ■「自分の権利を侵害されている」と感じると姿勢を硬直化させる

    なお「学生時代は女性のほうが優秀だが、就職して社会人となった後は男性のほうが有能である」とする割合もほかの集団より群を抜いて多く(60.9%)、「今韓国で子どもを作るなら娘であるほうがより生きやすいだろう」といった設問にも66.7%が同意している。

    また20代男性は、女性寄りの政策を打ち出す文在寅政権に対する不支持率も高い傾向がある。大統領府の政策企画委員会が2019年2月に発表した「20代男性の支持率下落の要因分析および対応方案」では、「文在寅政権の『親女性的』政策への不満の表れ」と分析していた。

    韓国の階層社会の最新事情を綴った『世襲中間層社会』(未邦訳)の著者、チョ・グィドン氏は「男女の教育格差がほとんどなくなった現在、エリート男性にとって女性は自身のポジションを脅かす存在であり、非正規雇用で低所得層の男性にとっては、女性は恋愛市場で自身が弱者である現実を突きつけてくる存在」と定義している。

    一方で、先に記した「時事IN」の「育児による女性のキャリア断絶に対する支援と補償政策に同意するか」という質問に対する回答は「若干同意」を含めて64%と高く、他世代と大きな差が見られなかった。

    こうしたデータから、若い世代の男性も「何がなんでも女性の権利拡大に反対」しているわけではなく、自身の権利を侵害する可能性を感じさせる場合において、極端に姿勢が硬直化するという傾向を見出すことができそうだ。

    ----------

    安宿 緑(やすやど・ろく)
    ライター編集者
    東京都生まれ。東京・小平市の朝鮮大学校を卒業後、米国系の大学院を修了。朝鮮青年同盟中央委員退任後に日本のメディアで活動を始める。2010年北朝鮮携帯電話画面を世界初報道、扶桑社『週刊SPA!』で担当した特集が金正男氏に読まれ「面白いね」とコメントされる。朝鮮半島と日本間の政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様と心の動きに主眼を置く。韓国心理学会正会員、米国心理学修士。著書に『実録・北の三叉路』(双葉社)。

    ----------

    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Mlenny


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【20代男性の6割が「女性が憎い」と答える韓国で起きたフェミサイド】の続きを読む



    (出典 livedoor.sp.blogimg.jp)


    中国は裏で動いているのかな?

    1 蚤の市 ★ :2020/09/30(水) 08:16:27.31

     親中派として知られるスリランカのラジャパクサ政権は28日、国際協力機構(JICA)の支援で最大都市コロンボに建設予定だった次世代型路面電車(LRT)の整備計画の中止を閣議決定した。政府高官が29日の記者会見で明らかにした。建設や運行に多額のコストがかかることが理由という。

     スリランカは、ラジャパクサ大統領の兄が大統領在任中、中国からの融資で港湾や空港を整備したものの、多額の債務の返済が困難となった。JICAは昨年3月、前政権との間でLRT事業に関し約300億円分の円借款貸し付け契約に調印していた。
     地元メディアによれば、政府は記者会見で「計画通りに建設すれば、多くの既存の建物を壊さなければならず、費用が膨大になる。運行コストも高い」と説明した。

    時事通信 2020年09月29日23時44分
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092901297&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit


    (出典 pbs.twimg.com)


    【日本支援事業中止を閣議決定 スリランカ親中政権】の続きを読む

    このページのトップヘ