しかし、アジアの発展と共に懸念されるのは、人権問題や民主主義の低下といった問題です。


中国紙・環球時報によると、マニラ・タイムズに26日、「アジアの世紀:中国のない世界を想像してみてほしい」とするコラムが掲載された。

コラムはまず、「世界は19世紀に欧州化、20世紀に米国化されたように、21世紀にはアジア化が進んでいる」と指摘。「世界のリーダーたちは、アジアの世紀が始まろうとしていること、後戻りはできないこと、そして楽観的になる理由があることを認めた」「世界の人口の半分以上が住むこの地域は、一世代のうちに低所得層から中所得層にまで上り詰めた」「2040年までに、世界のGDP50%以上を生み出し、世界の消費の40%近くを占める可能性がある」とした。

その上で、「アジアの世紀の中心は中国だ」と指摘。「40年間にわたる年平均10%近い経済成長により、この国はテクノロジーと製造業の世界的リーダーに変わった」「中国の経済規模は現在、米国に次ぐ2位だ」「中国の個人消費は年間約6兆ドル(約843兆円)で、世界のぜいたく品支出の35%以上が中国から来ている」「世界の観光産業にも大きく貢献し、年間約2500億ドル(約35兆円)を費やしている」「中国は再生可能エネルギーにおける世界的リーダーだ。400社を超える電気自動車メーカーの本拠地であり、太陽光発電産業の消費者および製造業者でもある」とした。

さらに、史上初めて月の裏側に着陸した「嫦娥4号」、阿里巴巴(アリババ)の決済およびライフスタイルサービス「支付宝(アリペイ)」、騰訊(テンセント)のインスタントメッセンジャーアプリ「微信(ウィーチャット)」、字節跳動(バイトダンス)の動画共有アプリTikTokティックトック)」などにも言及した。

また、中国人の平均IQは104.1で、世界で5番目にIQが高い国であること、中国のイノベーションスコアドイツ、米国、スイスには劣るものの世界最高レベルであること、競争が激しい教育制度が勤勉さや粘り強さ、学力の優秀さという文化につながっていることなどにも言及し、「中国のない世界を想像してみてほしい」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)

中国紙・環球時報によると、マニラ・タイムズに26日、「アジアの世紀:中国のない世界を想像してみてほしい」とするコラムが掲載された。


(出典 news.nicovideo.jp)