かなり大変かもしれない。

 自分のことは、自分自身がいちばんわかっているという人も多いのではないでしょうか? けれどたまには、「なぜあのとき、あのような行動をとったのだろう?」と、過去の自分に驚くようなことがあるかもしれません。

退職
※画像はイメージです(以下同じ)
 大学卒業後すぐに希望の会社へ入社し、やる気に満ち溢れていた道枝響也さん(仮名・27歳)。また、働き方改革などの影響もあって残業がほとんどなく、休日もしっかりと休める環境だったことにも満足していたと言います。

大学時代からの憧れの仕事に就いた

「商品開発の仕事は、大学に通っていた頃からの憧れでした。自分の好きな仕事をやりながら、仕事終わりの時間や休日も充実している最高の日々です。仕事帰りに本屋へ寄ったり友達と食事したり。休日には釣りやバーベキューも楽しみました

 道枝さんは、思いついたアイデアをどんどんと資料にまとめて発表。上司や先輩から「面白い!」と褒められることも多く、実際に商品化されたものもありました。そんな道枝さんはよく、「期待している」と言われるようになります。

上司の姿を見ると不安が大きく…

上司 交通

そのうち、プロジェクトリーダープロジェクトマネージャーなどの役職に就いている人たちのことが気になるようになりました。自分も歳を重ねれば、いくつものプロジェクトプロジェクトリーダーなどを任されるようになるからです」

 いざ冷静に、プロジェクトリーダープロジェクトマネージャーをしている上司たちを観察してみると、常に手いっぱいといった様子。残業時間を超えると会社から注意されるため、持ち帰れるような内容のものは自宅へ持ち帰っていました。

「しかも、休日も社内専用チャットなどで連絡を取り合っている現実が見えてきたのです。いまは帰宅後に時間のゆとりがあり、休日もゆっくり休める。でも、自分が上の立場になったら、いまのようには休めなくなってしまいます。将来のことを考えると不安は大きくなるばかりでした

田舎の古民家を購入して会社を退職

 大学を卒業後はずっと会社員として働き続けるものだと信じて疑わなかった道枝さんですが、いろいろと考えて退社することを決意。そんな道枝さんの両親は、ともに公務員。ある日突然、息子から仕事を辞めると宣言され、かなり驚いていたとか。

「何度も考え直すよう説得してきました。将来への不安や社畜になりたくないといったことも話しましたが、理解はしてもらえないまま退職。いまでもたまに連絡を取ったり実家へ帰ったりしますが、2人とも呆れています」

 会社を辞めた道枝さんは、田舎の古民家を格安で購入。ついてきた畑に野菜などを植え、ほぼ自給自足の生活を満喫中です。足りない生活費は、ワーキングホリデーや短期の住み込みバイトパソコンを使った簡単なデータ入力などで補っているのだとか。

質素な生活を楽しめるように

びっくりした退職トンデモ行動

「国民保険料は高いですし、厚生年金ではなく国民年金にしか加入できないなど将来的な不安は拭えません。でも当時は、毎日疲れた顔をして働く社畜になるよりは、質素でも楽しめる日々を送りたいと決意して退社しましたし、いまでもそう思っています

 ただ、自分で決めたこととはいえ、会社を退職した理由についてはいまだに驚いていると言う道枝さん。もし自分でも驚くような行動をとってしまったときは、後悔しないようしっかりと舵を取りつつ、人生という大きな船の行く先を調整したいものですね。

-特集・びっくりした退職トンデモ行動-

TEXT/夏川夏実 イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>

【夏川夏実】

ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター



(出典 news.nicovideo.jp)