いよいよ始まる。

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

2022年10月の注目イベント

■世界の経済・金融市場は、高インフレとその抑制に向けた金融引き締めによって不安定な動きとなっています。最も注目される米国では、10月12日に参加者による政策金利予想が大幅に引き上がった9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表される予定です。また、金融政策の重要な判断材料となっている雇用や物価関連統計等に引き続き注目です。

■米国以外でも、天然ガス価格の急騰等を受けた欧州をはじめ主要国の多くで大幅な利上げが続いており、10月欧州中央銀行(ECB)や豪州準備銀行(RBA)等の金融政策決定会合の行方にも注目です。

■日本では、10月3日日銀短観が発表されます。大企業製造業については、3四半期ぶりに改善すると見る向きが多数となっています。一方、歴史的なインフレと円安動向を受けて、企業が物価関連をどのように見ているのか等が注目されます。

■中国では国慶節休暇が明けると、5年に1度の中国共産党大会が開催されます。ゼロコロナ政策や不動産市場の冷え込みの影響が残る中、習近平国家主席の党トップとして異例の3期目入りが確実視されており、その新体制に注目です。

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【注目の経済イベント(22年10月)】中国共産党大会で習政権の異例の3期目入りが見込まれる』を参照)。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

(※写真はイメージです/PIXTA)


(出典 news.nicovideo.jp)