地方の貧困にも目を向けるべきです。

1 蚤の市 ★ :2022/06/27(月) 08:20:54.53
節約のため豆腐しか食べない学生 学費が足りず退学も 重い生理用品の出費 「ナプキンの日」を定めて支援

 経済的な理由などで生理用品が買えない「生理の貧困」の問題がコロナ禍で深刻化する中、沖縄県内で支援の動きが広がっている。県婦人連合会は7月2日を「ナプちゃんの日」と制定。他の支援団体と連携しながら生理に対する理解の促進を目指す。一方、金融機関が県教職員組合と共同で、小中学生を対象に生理用ショーツを無償配布する動きも出ている。(社会部・普久原茜)

 看護関係者らでつくる「看護学生支援の輪~つなぐ~」(島袋夏美代表)は経済的に困窮する看護学生に食料や生理用品、文具、生活用品などを支援している。島袋代表によると、コロナの影響で親からの仕送りが減るほか、実習先の病院などからコロナ感染防止のためにアルバイトを控えるよう指示されるなどで、生活が苦しくなる看護学生が増えているという。

 節約のため数日間豆腐しか食べていないという学生や、学費が足りずに退学した例もある。島袋代表は「食費もままならない学生にとって、生理用品はかなりの出費。学生アンケートでは、生理用品への支援を求める声が断トツで多い」と話す。

 小中学生にも影響は広がる。県内中部にある中学校の養護教員によると、親の経済状況を察して生理用品の購入を頼めないという生徒や、ティッシュペーパーを重ねてやり過ごしたという経験も聞くという。

 こうした現状を受け、官民で支援の動きが広がっている。県労働金庫は県教職員組合などと共同で、小中学生を対象に生理用ショーツの無償配布を始めた。養護教諭やスクールソーシャルワーカーが学校ごとに必要な分量を判断して申し込む仕組みで、子どもたちの実情に即した支援を進めている。豊見城市など一部の市町村では、各公立小中学校のトイレに生理用品を設置する施策を取っている。

 生理の貧困が喫緊の課題となる中、県婦人連合会(與那覇信子会長)は7月2日を生理用品のナプキンにかけて「ナプちゃんの日」と制定した。與那覇会長は「男女関係なく生理への理解を広め、生理の貧困など課題の解決につなげたい。支援の輪が広がってほしい」と期待する。

無料でナプキンを7月2日に配布
那覇のタイムスビルで 予約は不要
 県婦人連合会は「看護学生支援の輪」などと連携し、7月2日にナプキンの無料配布イベントを開く。那覇市久茂地のタイムスビルで午前10時に開始。予約などは必要なく、相談会も実施する。

 問い合わせは098(884)533X。

沖縄タイムス 2022年6月27日 06:58
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/981571