創設する。

TOKYO MX地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。5月23日(月)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、創設が検討される“子ども・若者サポーター”について取り上げました。

◆若い世代が同世代で悩みを打ち明けられる制度を構築

自民党の孤独・孤立対策担特命委員会が提言に盛り込んだ、孤独感を持つ若い世代が同じ世代同士で悩みを打ち明ける「子ども・若者サポーター」の創設野田聖子大臣が検討する意向を示しました。

政府が4月に公表した実態調査によると、「孤独と感じる」と答えた人の割合を年代別に見た場合、高齢者よりも20代と30代のほうが多いことがわかりました。また、委員会の提言ではコロナ禍子どもの自殺が増加傾向にあることも考慮し、若年世代に焦点を当てた支援制度を検討すべきだと訴えています。

一方、文部科学省では今年の大学入学共通テストで起きた問題流出を受け、大学入試で試験監督官による巡視を強化するなどの不正行為対策案をまとめました。

カンニングなどが発覚すれば、警察に被害届を提出する可能性があると受験生に周知することも盛り込み、厳格に対応する方針を示し、不正行為抑止につなげます。文科省は対策を盛り込んだ大学入試の実施要項を6月に公表し、大学や大学入試センターに対策の徹底を求める見通しです。

◆「子ども・若者サポーター」創設検討にZ世代は…

子ども・若者サポーター」創設について、さまざまな提言を行い創設の一助を担ったNPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんは、「やっとここまできた感じ」と実感を語ります。

日本には元来、民生委員制度がありますが、大空さんはそれを大変評価しつつ、「その民生委員・児童委員は今、果たして子どもたちの悩みを聞けているのか。子どもたちに寄り添える存在になっているのか」と疑問を呈します。というのも、民生委員・児童委員の88%が60歳以上で、なかには90代もおり「元気で素晴らしいと思うが、果たしてSNSネットいじめに悩んでいる中学生スマホさえ持っていないおばあさんに話せるかといえば話せない」と大空さん。

大空さん自身、チャットで相談を受けるなか、相手が高齢者であれば地域の民生委員を紹介できるものの、相手が子ども・若者の場合は紹介できる相談相手がいないと明かし、「家庭や学校のなかでそういう役割を果たしてくれる部分もあるが、それだけではダメ。第三の居場所をたくさん作っていかなくてはいけない。その主体として、これを今提案している」と「子ども・若者サポーター」創設への思いを吐露。

POTETO Media代表取締役の古井康介さんは、「ニュースカンニング対策もあったが、本気の出しどころがそこでいいのかと思った」、「いじめや犯罪に相当するようなことが学校現場で起こっているのに」と文科省の対応に異を唱えます。

古井さん自身は、いじめへの対応はより厳しく、強い対応をとるべきでありいじめ行為は暴力なので、警察を入れたほうがいい」と持論を述べます。

これに大空さんは、「子ども・若者サポーター」はあくまでこども家庭庁主導で、文科省こども家庭庁に属さない縦割り行政の不備を唱えつつ、「カンニング対策も遅すぎるし、もっとやることがあるというのはその通り」と古井さんの意見に賛同します。

一方、国立音楽大学3年生で環境活動などに取り組むFFFTオーガナイザーの黒部睦さんは、カンニングにしろ、いじめにしろ、その根本には成績で評価されることに対するプレッシャーネットの問題など複雑な環境があると示唆し、「そういったことの根本を解決していく対策に、もっと取り組んでほしい」と切望。

そして、この“根本”は何か問われると「私自身もそうだが、他人からの目線、評価がすごく気になるし、稼ぎや出身大学などたくさん評価されて生きてきたけど、そこが本当の幸せじゃないと思う」と言い、「そうした社会の流れ、文化を変えること。そして、教育にもっとお金をかけていくべき」と主張します。

大空さんも「確かに偏差値偏重主義のようなものはおかしい。日本は他国に比べて教育への投資が少ない。そこにお金を入れるのはその通り」と黒部さんに同調。その上で、お金と同時に考え方の変化が必要とも。「AO入試なども行って久しいが、結局、現場の考え方が変わらないうちに子どもたちの総合努力を見ようとしても何も意味がない。そもそも仕組みを変えるというのは、まさに教育を変えることにつながる」と言います。

ただ、こうした問題も多くの人が関係し、その年代も多層的になることで問題がより複雑化し、混沌とすることが多々。そこで古井さんは「今回は大空くんが提案して子ども・若者サポーターの創設が検討されたが、いっそのこと大空くんが孤独担当大臣をやればいい。大臣は年齢制限がないので」と提案。「僕らの世代が(国の)議論に参加することが大事であり、そうさせていただけるといいなと思う」と期待していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter@morning_flag

「子ども・若者サポーター」創設へ…今、本当に求められている若者への対策とは?


(出典 news.nicovideo.jp)

ゲスト

ゲスト

子供の自殺が増えたってニュースは、2020年の「夏休みに当たる時期の自殺」だぞ。学校どころかむしろ家庭だ

db

db

なんか「国会議員がただ仕事を増やしてるだけ」に見える。実際に「何か結果を出そう」という意思は感じないよな。上からの指示で何かしてれば仕事してることにはなるからな…。…実は他の国会での他の政策の演説もみんなそう感じるけどさ。

db

db

ま、「結果が出ようが出まいが選挙の結果には影響しない」ので「本当に仕事を増やしてるだけ」なのかもしれないけどな。…本来なら「結果が出なければ選挙で落選する」はずなんだが「そうはならないのが現実の難しさ」かな。現実は厳しい。

db

db

ま、それより経済対策じゃねえの?…給料が上がらないと子供も育てられないし、子供たちの生活もゆとりが無いままなので。

langley

langley

新たな上級国民となる役人を増やすだけで、まったく解決にはならない。新たな枠組みを作るから更なる税金が必要となるだけで、一部の国民以外にはまったくメリットが存在しない。