大東建託は47都道府県に住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。全国の大都市圏や政令指定都市、県庁所在地などの都市部を除いた街を対象に「街の住みここちランキング2021<ふるさと版>」として集計した結果、1位は「北海道の神楽町」、2位は「山梨県の昭和町」、3位は「北海道の東川町」となった。
●1位「北海道の東神楽町」
街の住みここちランキング<ふるさと版>の1位は、「北海道の東神楽町」だった。同町は北海道のほぼ中央に位置し、旭川市に隣接するベッドタウン。道内で5番目に面積の小さい町だが、平成元年より開始された大規模宅地開発により人口が増加しており、町内には旭川空港があるため道外へのアクセスも便利だ。なお同町は昨年の調査では回答者数が50人に満たずランキング対象外だったが、本年は1位を獲得した。
居住者からは「北海道第二の都市旭川に隣接していて、田舎すぎず、ほどよく自然があり、山が見える景観が美しい」(女性・46歳)。「書店やファストフードがあるショッピングモールがある事が誇りに思える」(男性・51歳)、「子どもの事や福祉関係が優遇されている」(男性・33歳)といったコメントが寄せられた。
●2位「山梨県の昭和町」
2位は、昨年は1位だった「山梨県の昭和町」がランクイン。甲府盆地の中央部に位置する同町には中央自動車道甲府昭和ICや180店舗以上入ったイオンモールがあり、交通利便性が良く、買い物施設も充実している。
居住者からは「大型デパートができたりしているので、人が集まる町になっている。高速のインターも近いので県外に行く、県外から来るのにもとても便利」(女性・48歳)、「子育てについて行政のバックアップが手厚い。保育園なども近く、公園や児童館、小児科が充実している。スーパーや直売所があり、食生活も充実している」(女性・30歳)といった意見があった。
●3位「北海道の東川町」
3位は1位と同様、昨年は回答者数が50人に満たずランキング対象外だった「北海道の東川町」だった。同町は北海道最高峰の旭岳を有し、全戸が地下水で生活する、全国でも珍しい上水道がない町として知られている。景観条例を制定して景観や環境を保護しているほか、子育て・起業化支援にも力を入れている。独自のふるさと納税(ひがしかわ株主制度)で同町を体験し、移住する人も少なくない。
居住者からは「自然が多い。道路が広く、除雪も早くしてくれる。商業施設が増え、買い物が便利になった。移住者も、代々住んでいる地元の人も軋轢(あつれき)なく生活できる」(女性・48歳)、「子育て支援が充実している。ゴミゴミしていない。地下水で水がおいしくて無料」(女性・47歳)といったコメントがあった。
当調査は全国(47都道府県)の大都市圏や政令指定都市、県庁所在地などの都市部を除いた街に居住する20歳以上14万6758人(2021年・5万4931人、2020年・5万4126人、2019年・3万7701人)の回答を集計し、各ランキングを作成した。
(出典 news.nicovideo.jp)
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