しくじりから学ぶこともあります。
乃木坂46の山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。9月16日(木)の放送は、石井竜也さん(米米CLUB)をゲストに迎え、お送りしました。
米米CLUBは昨年デビュー35周年を迎え、これまでを振り返り「そのときそのときで楽しんでいた」と石井さん。「明日がどうなるとか、未来はこういうふうになっていたいなどは、一切考えていなかった。明日消えてもしょうがない。米米CLUBってそういうバンドだったので、“未来を見据えて”みたいなことはみんなと話したことがない」と言います。
そもそも石井さんは、未来や将来に対して「自分で考えなくても自然とやってくるもの。過去はあるにしても未来はない。いくら考えてもしょうがない。未来は決められないんだから、いまの自分を大切にしたほうが利口」と自身の考えを明かします。
さらには、「歴史を学ぶと人間はダメだなって思う。いい歴史ばかり教わって、それで良しとしてしまうのは浅はか。歴史の裏側にある人の愚かさみたいなものを勉強したほうが、次につながるかもしれない」と持論を述べます。
一方、米米CLUBのメンバーに対しては「みんなに自由度をあげたい」と話します。そして、「こうしないといけないと思った瞬間に、物事はだいぶ小さくなる。これもある、あれもあるよねって言っているうちは、どんどん広がっていくし、そっちのほうが楽しい。やらなきゃいけないと思った時点で負け」と力説。
いまはコロナ禍でもあり、なにかと息苦しい世の中とあって、「いまの若い人たちはかわいそう。みんな頭が良くなったのは確かだけど、やっぱり若さというものがあるからこそ、若者はどこかで発散しないと」と危惧します。
また、石井さんは「いまは失敗できない時代になっている」とも。「ある程度の年齢になって失敗してしまうと、元通りにならない。若いうちに失敗したほうがいい」と若者にメッセージを送ります。
そんな石井さんは、9月17日(金)に著書「本日の日本」を刊行。それは普段メディアでは言えないような話や、個人的な悩みや悔やみ、失敗談など10年間にわたって配信してきた、石井さん自身の作り手としての心の揺らぎをまとめたもの。
ただ、そういった弱みも30歳ぐらいまでは一切表に出さず、「隠すのがプロだと思っていた。余裕で歌っているように見せようとばかり考えていた。でも、それはパフォーマンスの一部、作り物の一部でしかない。どこまでいっても作り物はたかがしれている」と言います。
そんな石井さんの深い話に、れなちは熱心に耳を傾け「今日のオンエアを聴き返して自分の信条にしたいと思いました」と感心していました。
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聴取期限 2021年9月24日(金) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈(乃木坂46)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
(出典 news.nicovideo.jp)
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